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i-smart検討ポイント

一条工務店の品質意識 耐震強度は家によって大きく違う!! 

地震が頻発する日本では、家の耐震強度も重要な項目です。

多くのハウスメーカーが耐震強度は最高等級であると謳っていますが、実質的な強度には大きく違いがあるので注意が必要です。

一条工務店のi-smartは、耐震強度は最高基準の3となっています。耐震強度は、多くのハウスメーカーが最高強度の3を謳っており、違いがないように見えます。

しかしこの耐震強度3も、各ハウスメーカーで大きく違いますし、もちろん同じハウスメーカーで建てた家も、間取りによって変わります。耐震強度3ぎりぎりの強度しかない家と、余裕で3以上の強度を持った家があるはずです。

一条工務店は耐震強度3と明言していますが、品質に対しての厳しい基準を知る機会がありましたので、紹介させていただきます。

耐震強度設計変更に伴う間取りの変更

私が一条工務店の強度に対する意識について感じたのは、突然間取り変更になったことを打ち合わせで告げられた時です。

私はオープンステアを採用しました。オープンステアを採用すると、吹き抜けができます。最初は一マス半(1365mm)の幅で吹き抜けができていました。

しかし突然、間取りについて会社から指示が出たそうです。吹き抜けの大きさを二マス(1820mm)まで広げなければならないとのことでした。

吹き抜けが大きくなるということは、二階の部屋のが小さくなるということです。吹き抜けの横の子供部屋が希望よりもかなり小さくなってしまいます。それでは使い勝手が悪いので、吹き抜けが大きくなる前の大きさをキープすることにしました。

吹き抜けの拡大で小さくなった部屋を広げるには吹き抜けになった分だけ南側に玄関を付け足さなければなりません。一階二階で1.1の坪数の増加。二階は吹き抜けの増加なので坪単価は半分になります。それも考え坪65万円で計算して52万円です。

オプションを付けて坪数も初期よりも増えているため、相当予算をオーバーして来ています。これ以上床面積を増やしたくありません。

そこで今ある間取りの中で、縮められる場所を探すことになりました。そしてリビングを詰めて、全体の床面積が増えないように調整することを余儀なくされました。

なぜ突然間取りを変更しなければならないのか

一条工務店では設計士さんが図面を作ると、その図面に対して本社で厳しいチェックが入るそうです。

壁の位置は当初よりまったく変わらないまま打ち合わせを続けてきました。つまり今まではOKだった間取りが、突然NGになったのです。理由は、新しい耐震基準ができたためのようです。

2016年4月14日に熊本で地震が起きました。一条工務店では関係者が熊本地震の現地にが向かい、家屋の倒壊状況を徹底的に調べたそうです。傾向を確認して計算したところ、さらに地震に対して強い家を作るための新しい基準ができたということです。その結果、ちょうど間取り打ち合わせ中だった私の家は、今までの基準では強度上問題なしと判断されていのですが、新しい基準ではNGになってしまったのです。

突然の間取り変更を余儀なくされることについて、営業担当さんは「今までよりもさらに強い家になるので、その点ではいい変更だという考えもできます」とフォローされました。私も同じ気持ちでした。

間取りの変更を聞かされた瞬間はがっかりしましたが、それが安全にかかわる強度的な問題でだと考えると、すぐに納得できました。

耐震強度に対する考え方

耐震強度3って、何を基準にしているのでしょうか。ハウスメーカーでは売っている商品を、地震のように振動させる装置の上に乗せ、作動させて破損状態により強度を確認します。

壁や梁などがその商品の基準を満たしていれば、特別地震に強い家を作って、テストしてもいいわけです。窓もほとんどなく内部には壁だらけの、実際には存在しないような、強度のみを追求した家を作ってテストすることも可能です。そのようなテストの結果、その商品の耐震強度が3となったら「うちの○○シリーズは、耐震強度3です」と言っているハウスメーカーだってあるかもしれません。

国の家に対する基準は「震度6強から震度7程度の地震に対しては倒壊しない住宅」という1981年に決まった基準がまだ生きているようです。ちょっと曖昧な表現ですね。耐震等級がいくつでないといけないなどの基準はありません。

2010年頃の話です。鉄骨系のハウスメーカーですが、一階に大きな窓が連続で続いている家に入ったことがあります。実際に建てられた家を使っての見学会に参加したのですが、お客さんには窓が大きくて明るい間取りが大評判だったようです。

しかし私には、少しの地震で壊れてしまいそうな印象を受けました。私の「これで地震が来て大丈夫ですか?」との問いには、根拠を示すことなく笑顔で「大丈夫です」と言われました。

先ほど書いたように、ハウスメーカーがそのモデルは耐震強度3だと言っても、それは耐震強度測定用の特別な家でテストした結果です。実際に建てられた家では、間取りや窓の設置の関係で、耐震強度が3ないものだって存在しているはずです。国の基準がないに等しいので、やりたい放題にできるわけです。

間取りが自由なことを謳い文句にしているハウスメーカーもありますが、何でもできるということは、強度が落ちることはわかってもその間取りで家を作ってしまうことにもなるのです。そしてその事実は私たち消費者には伝えられません。

震度6強には完全に耐えられるのが耐震強度3です。しかし日本にいたら、震度7以上の地震に遭遇する可能性はあるのです。その時にぎりぎりで耐震強度3の住宅と、余裕を持って耐震強度3をクリアしている住宅では、安心感が違います。(今作られている大手ハウスメーカーで建てた住宅でも、耐震強度3をクリアしていないものもあると考えています)

耐震強度に対する一条工務店の姿勢

私は今回の間取り変更で、一条工務店の姿勢を感じることができました。立てている家は厳しい自社基準の強度は絶対にクリアさせることはもちろんのこと、地震が起きると現地に向かい、さらに厳しい新しい自社基準も作っていく。なかなかできることではありません。

ただでさえ「一条ルール」と呼ばれる客にとっては理不尽な、間取りが自由にならない決め事がたくさんあるのに、さらにそれがひどくなるわけですから。あまりエスカレートすると「間取りが自由にならないから一条工務店はやめたほうがいい」という評判が立ってしまうかもしれません。

そのリスクがあるのに、強度に対してさらに厳しくしようとしているのです。この姿勢を私は評価します。高気密高断熱だけではなく、安全についても厳しい基準で家づくりをしてくれることが感じられました。

インターネットで耐震強度のことを調べてみると、紹介するサイトによって地震に強い家のNo1は違っています。サイト管理者がしっかり本当の情報をつかんでいるのなら、どのサイトも同じハウスメーカーが一位になるはずですが、そうではありません。これではどのサイト管理者も正しい情報をつかんでいないと判断するしかありません。そんなランキングはまったく信用できません。一条工務店のi-smartを一位に上げるサイトはほとんどないようです。あまり信用できないランキングばかりだと感じていますから、私はまったく気にしていません。

変更された間取り

最後に変更された間取りを簡単に説明します。

幅4.5マスのリビングが4マスに減ってしまいました。これにつきます。ゆとりのあるリビングだったのですが、ちょっと残念です。また、ルーフガーデンが1畳分小さくなってしまいました。ここまで順調に来ましたが、残念ながらすんなりと間取りは決まらなかったです。

ちなみに打ち合わせ時には展示場のリビングで、ソファーをずらしてテレビとの位置を変更後の距離にして、実際テレビを見せてもらいました。60インチのものでしたが、近すぎる感じもありませんでした。今までが広すぎたのかもしれません。

一条工務店の営業担当さんも家を建て、つい先日新居に移られたようですが、「私の家はもっとリビングが狭いのですが、それでもまったく問題ないですよ」とおっしゃっいました。突然の間取り変更で最初は戸惑いましたが、これでよかったのではないかと思っています。

気密性も断熱性もばっちりで、さらに強度も確かな家。安心して暮らすことができます。

一条工務店に対する満足度の記事を書いています。是非ご覧ください。

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