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家の知識

シューズクローク(土間収納)を新築時に付ける注意点 一条工務店i-smart

玄関の収納、土間収納(シューズクローク)については知識を持って計画しないと、使いにくいものになってしまう可能性があります。

実際に使ってみたら多くの場合不具合を感じることになる、ウォークスルーシューズクロークを薦める情報も非常に多いです。そのような情報を信じると、入居後に不満を感じ、後悔することにもなりかねません。

使いやすい土間収納を間取りに組み込むため、シューズクロークについての大切なことをまとめました。使いやすさを徹底的に考えた、わが家のシューズクロークを紹介します。

   目次 (クリックで飛べます)

玄関に土間収納を付けるメリット

玄関に収納を作ることを考える人が増えていますね。

今は玄関に収納を付けることは、以下に挙げたような様々なメリットがあるため一度は検討する項目になっているようです。

  1. 玄関に靴や傘などを置かないためすっきりとした玄関になる
  2. 床の上に置きたくない三輪車やベビーカーなどを収納することができる
  3. レインウエアを濡れたままかけておくことができる

玄関をすっきりさせたい。新築ですから誰もがそう考えます。そのために玄関に収納を付ける人が多いようです。

靴や傘が玄関にあると、少し煩わしく感じます。これらをすべて玄関に付けた収納部に入れてしまえば、すっきりとした玄関になることは間違いありません。

また、床の上に持ち込みたくないものはたくさんあります。ベビーカーや三輪車、アウトドアグッズなども玄関に玄関収納として収納部を付ければ入れられます。

私にとって大切なのは、レインウエアを掛ける場所を作ることでした。夫婦ともに自転車に乗って通勤していますが、雨の日に帰宅した時、濡れたレインウエアを置く場所に困っています。玄関に収納があれば、その中にレインウエアを濡れたまま収納できるのです。

便利な土間収納にするためのポイント

玄関に収納を作るには、いくつかの注意点があります。

ドアは引き戸が便利

玄関収納に扉を付ける場合は、入口のスペースが扉二枚分ないと引き戸にできません。

土間収納の扉について

開き戸は内側に開かないように

開き戸だと開けた扉が邪魔になって、ベビーカーなどを入れる時は不便です。内側に開くようにすると扉の開くスペースは物が置けなくなって収納力が落ちます。

土間収納の扉は内側に開いてはいけない

手前に開く場合は靴が邪魔にならないように

手前に開ける場合、靴があると邪魔になります。扉の近くに靴を置くことにないように間取りを考えなければなりません。

土間収納の扉は外側に開くと靴が邪魔になる

入り口の位置を考える

幅の狭いシューズクローク限定の話ですが、このような場合は物を置いたら奥まで入れません。奥に置いたものは手前の荷物が邪魔で取り出せないのです。

狭い土間収納を快適に使う

幅の狭い土間収納では、できる限り中央に入り口を付けた方がいいでしょう。

コンセントは付け忘れないように

収納したパワーアシスト自転車を充電するなど、コンセントが必要なことはあります。コンセントは絶対に付けておいた方がいいでしょう。

ただし奥に付けると物が置かれた場合、物が邪魔をして使えなくなります。入り口近くにコンセントは付けることが基本です。

土間収納のコンセント位置

土間収納の広さは?

土間収納を付けるとして、広さはどのくらいあるといいのでしょうか。

土間収納を付けた実感として話をすると、「どんな広さでもすぐに一杯になってしまうので、広さに合わせて使うしかない」という感想を持っています。

土間収納のために家を広くすることはあまりしないため、余ったスペースを活用することが多いです。わずかのスペースでも土間収納があれば、絶対に活用できます。半畳しか土間収納のスペースが取れなくても、レインウェアを掛けるなら十分な広さです。バイクや自転車を使うことが多い家では、その土間収納はとても重宝されるはずです。

土間収納の広さは、広ければ広いほど便利に使えますが、無理して広くして、大切な玄関が狭くならないほうがいいでしょう。

土間収納の照明

土間収納の照明は、安い物で充分です。土間収納にもダウンライトを付けることが多くなっているようですが、基本的に土間収納内部をお客さんに見せることはありません。おしゃれでなくてもいいので、シーリングコンセントを取り付けておき、安価なシーリングライトを自分で購入して取り付けることがベストです。

小さな土間収納では、壁に掛けたものが照明の光を遮ってしまうこともあります。照明の光が遮られることがないよう、しっかり位置を確認してください。

土間収納の収納物

土間収納は当然土間にあります。家の中からそこに行くには、多くの場合靴を履かなければなりません。この煩わしさがあるため、土間収納に室内で使うものを収納することは止めたほうがいいでしょう。

ベビーカーや三輪車など、家の外で使うものを入れるだけにするべきです。

我が家で収納している物を挙げておきます。

  • ベビーカー
  • スタッドレスタイヤ
  • レインウェア
  • ロードバイク
  • キャンプ用品
  • 釣り道具
  • 三輪車(子供が成長したら購入予定)

室内で使うものはありません。すべて屋外で使うものばかりです。

シューズボックス

土間収納の中にシューズを収納するシューズボックスを入れようと考える方が増えています。

シューズは大量に保管すると、思いのほか臭いが気になることがあります。あまり空気の通りがよくない土間収納では、内部に臭いがこもって不快に感じることもありますので、悪臭対策が必要です。

シューズボックスを設置すると、その手前は物が置けません。奥にシューズボックスを設置した場合、そこに行くまでの通路も確保しなければなりません。もしシューズボックスを土間収納に入れるのでしたら、なるべく入り口近くに設置しましょう。

換気扇は必要か?

土間収納には靴の臭いがこもるため、換気扇が必要だという意見もあります。場合によっては換気扇が必要になりますが、換気扇は家の気密性や断熱性、遮音性を落とします。あると便利ですが、家の性能が落ちることとどちらを重視するかで判断してください。

我が家では家の性能を落としたくなかったため、換気扇を付けませんでした。代わりにナノイーを付けています。

付けたナノイーが稼働することはほとんどないですが、レインウェアや傘を入れていても、土間収納が臭うことはありません。私の感覚ではシューズボックスを中に入れた上で空気の通りが悪くなる場合以外は、換気扇は必要ないと思っています。

重ねて言いますが、換気扇を付けると家の性能が落ちます。むやみに付けることはお勧めしません。

土間収納をやめて室外に物置という選択肢

玄関に土間収納を付けるのではなく、室外に物置を置くという選択肢もあります。家の床面積を減らして物置にすれば、コストを抑えることができます。

例えば玄関に収納を付けた場合、1坪のものを付けると二階の床面積も広がる場合は、2坪計算となります。坪単価65万とすると、2坪床面積が広くなることで130万も金額がアップします。室外に物置を置いた方がはるかに低コストです。

室内に玄関収納を付けた場合、防犯上安全でありますし、熱に弱いものも収納できますし、収納した物の取り出しが簡単にできるメリットはあります。そのメリットが、物置を設置した時との差額ほどの価値があるでしょうか? 室外に物置を置くという選択を、一度は考えたほうがいいと思います。

我が家では間取り上の問題で、土間収納を小さくすると二階の子供部屋も小さくなり、部屋としての機能が保てなくなるという理由がありました。また、間違いなく家の中に土間収納があった方が利便性がいいですし、室外の物置よりも防犯上でも安心できます。そんな理由で、我が家は土間収納を大きくしています。

ウォークスルー機能のある土間収納

ウォークスルー機能のある土間収納とは、土間収納にウォークスルー機能、つまり入り口と出口の両方があるものです。

新築の間取りでウォークスルーの土間収納(シューズクローク)を考える人もいるようですね。しかしウォークスルーシューズクロークはデメリットもたくさんあり、安易に採用するべきではないものなので、理由を紹介しておきます。

ウォークスルーシューズクロークは、玄関にシューズを置くことがなくなり玄関がすっきりします。しかし数々のデメリットがあります。それをしっかり把握し、入居後に後悔しないように考えておくべきです。

ウォークスルーシューズクロークとは?

ウォークスルーシューズクロークとは、以下のようなものです。

上図を説明すると、玄関からフロアに上がるのは普通は①のコースになります。しかし②のように、シューズクロークを通ってフロアに上がることができます。玄関に付けたシューズクロークを通ってフロアに上がれるシューズクロークの造りのことを、ウォークスルーシューズクロークと呼びます。

一般的に家族はシューズクロークの中で靴を脱ぎ、そのままフロアに上がります。つまり②のコースを通るわけです。このことで玄関には家族の靴を置くことがなくなるので、すっきりした玄関になります。これが最大のメリットです。

家族は②のコースを通りますが、お客さんは玄関で靴を脱ぎ、①のコースを通ります。

ウォークスルーシューズクロークのデメリット

玄関がすっきりする半面、ウォークスルーシューズクロークのデメリットもたくさんあります。

デメリット1 スペースが少ないとシューズの収納も少なくなる

シューズクロークに大きなスペースが取れないと、シューズボックスが小さいものになります。玄関に付ければ大きなシューズボックスも付けられるのに、シューズクロークにこだわったために無理やりシューズクロークにシューズボックスを入れる場合、靴の収納が少なくなってしまいます。

デメリット2 通るのに遠回りになると、使わなくなる

間取り的にウォークスルーのシューズクロークを利用すると遠回りになることになると、シューズクロークは使いたくなくなります。

上図のようにシューズクロークを使うと遠回りするような間取りだと、結局シューズクロークを使わない可能性が高くなります。元気のいい子供は、わざわざ遠回りして靴を脱いでフロアに上がってくれません。大人でもシューズクロークを通ると大回りになる場合は、自然にシューズクロークを使うことを敬遠していくことになります。

デメリット3 収納物が増えると通りにくくなる

狭いシューズクロークだと、物を少し詰め込んだだけで一杯になってしまい、通路が確保できなくなります。狭くなくてもシューズクロークは便利なのでたくさんの物を詰め込みたくなるものです。その場合、とても通りにくいことになり、ウォークスルーとして使用しなくなる可能性があります。

充分な広さがないと、シューズクロークとしても、玄関収納としても中途半端でどちらも使いにくいものになりかねません。

デメリット4 室内側から中が見えてしまう

玄関からウォークスルーのシューズクロークの中を通って家の中に入ります。家の内側からはシューズクロークの中が見えてしまいます。

カーテンを付けるなどすることもあるようですが、それはスマートでない気がします。
この開口部に扉を付けたら、ウォークスルーシューズクロークを使ってフロアに上がるときは、2回も扉を開けることになり面倒です。面倒でシューズクロークから出入りしなくなることもあり得ます。

デメリット5 ウォークスルーとして使わなくなるととても不便

シューズクロークを使うと遠回りになるとか、中が収納物でごちゃごちゃして通りたくなくなるなどの理由で、ウォークスルーのシューズクロークとして使うのを諦め、ただの玄関収納とした場合、たくさんの問題が出てきます。

靴を取り出すのにわざわざシューズクロークまで行って取り出すことになります。日常的に使う靴だけを限定して、玄関に並べるのはやむを得ないでしょう。しかしそれ以外の靴を取り出すのに、わざわざシューズクロークまで行って持って来なければなりません。これはとても面倒です。

デメリット6 出口に壁がなくなるため、棚を付けるスペースもなくなり収納力が劣る

またウォークスルーになっているため、入口出口の二ケ所に壁がありません。そこに棚を付けられないので、収納力が劣ります。棚を付けられない以外にも、壁に人の出入りできるように開口部を設けるため、その場所には物が置けなくなります。

ウォークスルーシューズクロークは、ウォークスルーではないシューズクロークよりも収納力は絶対に劣ることになるのです。

ウォークスルーシューズクロークに適した間取り

ウォークスルーシューズクロークに適した間取りは、以下の条件です。

  1. 内部が広くて収納したい物をすべて詰め込んでも、人が通るスペースが確保できる。
  2. ウォークスルーシューズクロークを使ってフロアに上がる場合も、遠回りにならない。ショートカットできるとベスト。
  3. 出入り口がお客さんから見えにくくなっている。

ウォークスルーシューズクロークを使うと遠回りにならず、ショートカットができるような間取りの場合、フロア側の開口部はとても目立つ位置になるのです。

シューズクロークには何でも詰め込んでみたくなるため、すぐに物でいっぱいになります。そうなると通りにくくなり、ウォークスルー機能を使わなくなることがほとんどです。収納力十分のシューズクロークを付けるスペースを確保するのはとても大変です。

つまりウォークスルーシューズクロークに適した間取りにすることは、至難の業なのです。

ウォークスルーシューズクロークについて

ウォークスルーのシューズクロークには欠点がたくさんあります。しかしうまく使うことができれば玄関がすっきりすることは間違いありません。大きいゆとりのあるシューズクロークを付けることができたら、ほとんどの問題は解決できると思いますが、小さくなってしまうと不満が多くなると思います。

収納の記事でも書かせていただきましたが、玄関に収納部を付けると選択した場合、何を収納するかがポイントになります。収納したいものは、住んでみると次々に増えていくことが多いようです。それも考えた上で、本当にウォークスルーのシューズクロークにするべきか考えた方がいいでしょう。

私の知り合いで、新築の家に薪ストーブをどうしても入れたいと考えていた人がいました。奥さんは反対しましたが、ごり押しで薪ストーブを入れてしまいました。入居前は「絶対に使い続ける!」と言い切っていました。

しかし1年後には、薪ストーブを使うことはほとんどなくなりました。薪を確保するのが面倒なことと、掃除などの手間がかかること、温度調節が難しいことなどが原因です。私はウォークスルーシューズクロークと聞くと、この薪ストーブの話をいつも思い出します。

憧れていた物を新居に入れたい気持ちはよくわかります。しかしそれを本当にずっと使い続けるのか、しっかり予想しておかなければいけないのです。長年の夢だったマイホームを手に入れられるのです。憧れを優先してしまう気持ちはわかります。しかし無用の長物になる可能性もあることを、頭の片隅にでも入れて検討することは大切なのです。

知り合いでもウォークスルーシューズクロークを付けた人がいます。入居後、シューズクローク内部はあっという間に物で埋まってしまい、ウォークスルーの機能を果たさなくなりました。もちろんその知り合いは「ウォークスルシューズクロークを付けたのは失敗だった」と言っています。

ウォークスルシューズクロークを採用しようと考えている方は、もう一度「ウォークスルー機能を使い続けられるのか」考えてみてください。

私はウォークスルーシューズクロークではなくシューズボックスのないシューズクローク(土間収納)にしました。私の家でウォークスルーシューズクロークを付けても、間違いなくウォークスルーで使うことはないと確信していたからです。入居後にもこの判断は間違っていなかったと自信を持って言えます。

我が家のシューズクローク紹介

一条工務店i-smartの玄関ドアのすぐ横にシューズクロークを付けました。玄関ドアの真横にあるシューズクロークは、アクセスも良くとても快適に使用できます。シューズクロークの内部にこだわる方もあまりいないかもしれませんが、私は使い勝手が良くなるように、細かなところまで考えました。

我が家のシューズクローク

私たち家族が、シューズクロークについて考え、工夫したところの使用感を紹介します。

シューズクローク間取り

シューズクロークは、玄関の右手にあります。おおよそ2.5帖の大きさです。我が家のシューズクロークにはシューズボックスは入っていません。もしシューズボックスを中に入れた場合、履物を履いてシューズボックスのところまで土間を歩いて行き、そこで外出用の靴に履き替える必要があります。その手間を避けたかったのです。

またシューズの収納部を付けたら、その場所とその手前も物を置くことができません。収納力が相当落ちてしまうと考えました。

それらの理由があり、シューズ収納部のないシューズクロークとなっています。

シューズクローク 棚の高さ

棚の高さは、少しこだわりました。一条工務店i-smartの標準では、1700mmくらいの高さになりますが、特別に依頼して1530mmの高さにしました。1530mmと聞くと、棚が低すぎると考える方もいると思います。図面上で1530mmと書かれていますが、高さの寸法はすべてフローリングの高さです。つまり土間ではなく家の床の高さを基準に図面は書かれています。そのため実際の棚の高さは、奥側の棚で1750mmほどになります。

棚の高さを下げた理由は、あまり高いと思い物を乗せるのに大変なことと、背の低い母がハンガーレールに物を掛ける時、やりにくいと考えたからです。

身長160cmの妻ですが、これ以上棚が高いと使いにくくなりそうだと思いませんか? やっぱり今の高さがベストだと私は考えています。玄関収納に棚を付けると、指定しない限りこれよりも200mmほど高さが上がるのです。

実際に使ってみても、妻がハンガーレールを使うには問題ない高さですし背の低い母でも使えます。私の身長(173cm)で重い物でもなんとか棚の上に上げられますが、これ以上高いときつくなりそうです。棚の高さを下げてよかったです。

棚の高さはフローリングから

先ほど棚の高さがフローリング(リビングなどの床面)から書かれていると説明しました。土間からの高さを図面に書いてくれればわかりやすいと考えるかもしれませんが、それはできません。理由は、土間には水が入った時に流れ出るために傾斜が付けられており、平らではないため、棚の位置は場所によって高さが変わるからです。 

土間は入口ドアから一番奥の床が最も高くなっており、入口ドアのところが最も低くなっているのです。

知っている方が多いと思いますが、念のため説明させいていただきました。

棚のための壁設置

見てわかるとおり、シューズクロークに入って左側の壁には二か所、壁を途中まで設けてあります。これは棚を追加することを考えてのことです。この壁は全面が壁補強されており、取付けの金具を付けられるようになっています。一条工務店i-smartでは安価に壁の内部に補強が入れられるので、必要な場所には壁補強をすることをお勧めします。壁補強をしておくと、どんな高さにいくつでも好きなだけ棚を追加できます。

今、棚は標準で付けられている一段だけですが、今後は必要に応じて棚の増設を考えています。

シューズクロークに窓の取り付けは必須でした。付けてよかったです。付けたものは一条工務店の品番で、JF 1061になります。

これがなければ、昼間でも内部は暗くて照明を付ける必要があったと思います。昼間でもいちいち照明を付けなければならないことは、意外に面倒なものです。

日中には入り口を開放することで玄関からも採光が取れますから、玄関収納に小さい窓があれば、それだけで十分な明るさになります。昼間に暗くて不便だと感じたことはありません。

換気扇とナノイー

シューズクロークのにおい対策としてナノイーを付けました。レインコートなどの雨具や、キャンプ用品などが入るとにおいがこもると思ったからです。換気扇をつけることも考えましたが、家の気密性や断熱性を落とします。換気扇とナノイーのどちらを選ぶか考えた結果、ナノイーを選んだのです。ナノイーでは湿気は取れません。梅雨時にはもしかしたら湿気だらけになるかもしれませんのでそこだけは心配です。

照明

シューズクロークの照明ですが、最初はダウンライトが設定されていましたが、引っかけシーリングコンセントにしてもらいました。

シューズクローク天井に付けられた照明

手前がナノイー、奥が引掛けシーリングコンセントです。

このコンセントを付けておき、2,000円ほどで購入できる安価なシーリングライトを取り付けることにしました。シューズクロークは照明のデザインにこだわる必要がありません。実用性だけを考えて、安価な照明で構わないと思っています。シューズクロークに限らず明るさだけを求める場所には、引掛けシーリングコンセントを付けてもらい、インターネットで照明を購入するのが最も安上がりです。

防犯警報装置

防犯警報装置の親機を、シューズクローク入り口付近に付けました。この位置がベストですね。出かけるときに簡単にセキュリティシステムを作動させることができるし、帰って来た時に切ることも簡単です。

照明スイッチ

シューズクロークに物を持ち込むときは、両手がふさがっていることが多いかもしれません。一条工務店との打ち合わせでは、人を感知して自動で照明が点灯するセンサーライトの取り付けを勧められました。

しかし普通のスイッチにしてセンサースイッチは付けませんでしたが、この判断は大正解でした。

センサースイッチは設定時間が過ぎると勝手に消えてしまうことが難点です。中で物を探したり作業をしたりしている最中に、照明が消えてしまうことは不便です。そして「いつ消えるのか」といつも思いながら中で作業するストレスは感じたくありません。センサースイッチの転倒時間を長くすれば対応できますが、たまに長居する程度で、毎回毎回10分間も点灯しっぱなしだと気分が悪いです。

使ってみて思うのですが、昼間は窓からの光があり明るいので照明は必要ありません。夜は玄関の明かりが入って来るので、奥のものを探すような場合以外は玄関収納の照明を付ける必要がないのです。我が家では玄関ホールの照明がちょうどシューズクロークの扉の正面についています。シューズクロークの扉を開放すると、玄関ホールの照明でシューズクローク内部がとても明るく照らされるのです。

 

これから家を建てる方は、このようなところにも気を配ると快適になりますよ。

シューズクロークの扉

一条工務店i-smartのシューズクロークはドアは、引き戸が最適です。しかし引き戸は内部に二マス(1820mm)のスペースがないと付けられません。我が家では間取り変更により玄関ホールが大きくなったので、二マスのスペースを確保することができ、引き戸を付けられるようになりました。

このドアは、下が大きく開いています。隙間は20cmほどもあります。

湿気のあるものを収納した場合、締め切ると湿気が逃げないためその対策のためもありますし、家によって基礎コンクリートの「基礎立ち上がり」高さが違うので、隙間を開けてどんな基礎立ち上がりの高さでも取り付けられるようにしているためでもあります。

下が大きく開いていますが、玄関という狭い空間では、遠くからドアを見ることはありません。そのためドアの下は常に上から見下ろすことになり、シューズクローク内部のものが見えてしまうことはありません。

ひとつ気になるのは、この扉は他の扉と違って開け閉めの際に、自動で停止しません。扉を閉める場合ですが、強く締めても軽くしめても、他の扉であれば閉まりきる直前にブレーキがかかり、ゆっくりと完全に閉まる位置まで動いてくれます(ソフトクロージング機構と言います)。しかしシューズクロークの扉はソフトクロージング機構がないため、強く閉めたら跳ね返ってきます。

同様に閉まっている扉を思い切り開けると跳ね返ってきます。あまりにも強く締めすぎると、跳ね返って開けた人に扉がぶつかってきます。子供には注意が必要かもしれません。

シューズクロークまとめ

シューズクロークはもちろんのこと、どんな間取りでも自分が納得いく仕様にしていくことが大切です。我が家では大満足のシューズクローク仕様ですが、人によっては納得できないところがあるかもしれません。

一条工務店i-smartでシューズクロークを付けることを検討されている方のために、私が考えた検討すべきポイントを挙げてみます。

  1. 何を収納するか考える
  2. 棚の高さを考える
  3. 追加の棚を付けるか考える追加の棚を付ける場合は、壁補強の位置を考える
  4. 窓を付けるか考える
  5. 照明の種類を考える
  6. 照明スイッチの種類を考える
  7. 玄関ホールの照明がシューズクロークまで差し込む位置になるよう考える
  8. 防犯警報装置を取り付けることを考える

また、シューズクローク全体の注意点を以下に挙げておきます。

  1. シューズクロークのドアは引き戸にする。
  2. シューズクロークは人が入ることを考えて大きさや入口の位置を決める。
  3. シューズクロークには入り口付近にコンセントを付ける。
  4. 靴を置かないスマートな玄関を目指すならシューズクロークにシューズボックスを設置する。
  5. 建て床面積を減らしたいと考えるなら、室外に物置を置くことも考えてみる。
  6. ウォークスルーシューズクロークはデメリットを理解したうえで採用する。

いろいろ選択肢があり難しいですが、間取りを検討している方は、費用や使い勝手を考えながら、ぜひベストな選択をして後悔のない家づくりをしてくださいね。

玄関ドアと玄関ポーチについての記事が、以下のリンク先にあります。是非ご覧ください。

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