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家の知識

問題ない位置は? エコキュートの設置場所について考える

多くの方が新築時には エコキュート を採用されると思います。私がエコキュートを採用するにあたり、考えたことや気を付けた方がいいことなどを紹介したいと思います。

エコキュートは深夜の電気料金が安い時間に湯を作ります。深夜の騒音問題も出できますので、場所については、しっかり検討されるべきでしょう。

エコキュート騒音問題

騒音問題はすべて家の持ち主が責任を負うことを自覚する

近年エコキュートの騒音問題が増えているそうです。エコキュートの作動音に低周波が含まれており、連続して聞かされると健康被害を受ける可能性があるようです。

現在はハウスメーカーと契約すると、間取りの設計前に必ずエコキュートの騒音問題について説明を受けることになります。深夜に設備を稼働しますから、設置する場所によっては近隣住民より騒音での健康被害を訴えられる可能性があります。騒音問題の責任は、家の持ち主が負うものだということを、一条工務店から最初に伝えられるのです。

つまり説明を聞いた時点で、消費者(家を建てようとしている私たち)は設置した責任を負わなければなりません。説明を聞いているのに「知らなかった」では済まされません。ハウスメーカーにエコキュートの騒音問題について説明されたら「ふーん」と聞き流さず、設置してもらった以上は自分で責任を負わなければならないことは自覚しておきましょう。

騒音問題は裁判にもなりとても深刻なことがある

インターネットで調べると、騒音問題の記事は多数見られます。裁判沙汰になることもあるようです。騒音問題で揉めてしまうと、その家の人とは関係修復も難しくなります。

エコキュートの低周波被害は、人によって違います。同じ低周波を聞いていても、まったく平気な人と被害を感じて眠れないなどの深刻な症状が出る人がいるのです。自分が大丈夫だと思っても、相手はそうではないかもしれないのです。

しかし四方を家に囲まれているところに土地を買った場合、誰にも迷惑のかからない場所というものがない場合もあるでしょう。これは本当に難しい話です。それでもできる限り、問題が起きないように考えた方がいいでしょう。エコキュートの騒音は、低周波だけではありません。低周波以外の作動音ももちろんあります。特に冬には、外気が冷たいためファンの回転も上昇するので、低周波以外の音も大きくなります。

最近の家は一昔前より性能が上がっていて、高気密高断熱であるということは、遮音性も高いはずです。しかし深夜に寝静まった時は、わずかな音でも気になるものです。騒音が気にならないタイプ人にはわからないかもしれませんが、一度気になってしまうと小さな音でも耐えられなくなって眠れないことはあるのです。私も4回賃貸のアパートやマンションに移り住みましたが、やはり人の出す生活音は最後まで慣れることはありませんでした。

新築ともなると間取りをどうしようとか設備は何を入れるのかなどで頭がいっぱいになります。エコキュートの騒音のことなど頭の片隅に追いやられてしまっている人も多いでしょう。ハウスメーカー側でも自分が担当したお客さんが、過去にトラブルになったことがない場合は、騒音についての意識が低くなっているかもしれません。ほとんど経験することはないと思われる騒音問題でしょうが、軽視することなく一度は真剣に考えてみることをおすすめします。

エコキュート冷風問題

エコキュートは作動時に冷風を排出します。温度は外気温に対してマイナス10度と言われています。冬場に寒い風が隣家に流れていくことで、相手側からクレームが来る可能性があります。騒音問題と同じく、こちらも配慮して設置場所を考えたほうがいいでしょう。

我が家のエコキュート設置位置

最初の計画では西側にエコキュートを設置する予定でした。しかしそこには、かなり年数の経ったアパートが隣接しています。

家の西側にエコキュートを付けた図面

古いアパートですから遮音性は相当低いと考えられます。安い賃貸アパートではどんな人が来るのかわかりません。もし攻撃的な人が入って、「うるさい」と言われるようなことになったら困ります。私は隣のアパートから離した北側に設置することにしました。

設置するのは道路側になるため、道路から見るとエコキュートが目立つ位置に鎮座するのはいいものではありません。しかし騒音で揉めることは絶対に避けたかったのです。

エコキュートは省エネも考えて場所を決めよう

省エネの観点からも、エコキュートを設置する位置はしっかり考える必要があります。それは最も湯を使う頻度の高い水栓の近くに付けるべきだということです。

これは誰でも気づくことだとは思いますが、給湯器が風呂場、洗面所、キッチンに最も近い位置になると、蛇口をひねればすぐに湯が出ることになります。湯が出るまで待つストレスも低減されますし、省エネにもなります。我が家では水回りのすべてを一階も二階も集中させた間取りにしてあります。その一番近くにエコキュートを付けることにしてあります。

家の北側にエコキュートを付けた図面

通りに面した目立つ位置にエコキュートを付けたのは、騒音問題対策以外に、省エネも考えてのことでした。

エコキュートまとめ

・エコキュートの騒音問題を考えて設置場所を決める

・エコキュートは湯を使う浴室や洗面所やキッチンの近くに設置すると効率的

騒音については、とても気にする人がいることを忘れないでください。自分が大丈夫だと思っていても、相手はそう思わないかもしれません。

一度設置してしまったら、位置を変えるのはできないことが多いのです。

賃貸の安いアパートに住んでいた時、私も騒音問題でのトラブルがありました。(私が騒音を受けた側です)

騒音問題の近隣住民とのトラブルはきついものです。私はそのためにそのアパートを出ることになりました。

騒音問題を受けた側とすると、絶対に他人に騒音で迷惑を掛けたくないと強く考えています。

設置場所には充分お気を付けください。

 

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