i-smartとグランセゾンのどちらにしようか迷っている方は、グランセゾンがおすすめです。
これはi-smartの家を建て、大満足して暮らしている私が、自信をもって言えることです。
迷ったらグランセゾンにした方がいいです。
その理由をしっかり説明させていただきます。
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普通に暮らせば快適さに差はない
一条工務店のi-smartを選ぶべき人は、性能にほれ込んでいることがとても多いです。そのためグランセゾンには目もくれずに、i-smartを選ぶこともあるようです。
グランセゾンとi-smrarを迷うのは、おしゃれさと性能でどちらを取るのか迷うのだと思います。確かにi-smartは快適に過ごすことができますが、グランセゾンよりも快適だと感じられることは、ほとんどないと思っています。
グランセゾンとi-smartでは、i-smartの方が気密性能や断熱性能などが優れていることは間違いありません。
しかし暮らしてみた場合、その差を感じることはほとんどないでしょう。
グランセゾンも全館床暖房で高性能の窓が付いていますから、一年中快適に生活できます。ほんの少し電気代がi-smartよりも余計にかかるくらいでしょうか。
しかしデザインは大きく違います。特に室内をおしゃれな空間にできますので、毎日そのおしゃれさを堪能しながら満足して暮らせるでしょう。
私はi-smartの中でしか暮らしたことはなく、グランセゾンに住んだことはありません。しかし両者は住み比べても、快適さはほとんど変わらないと思っています。
どんな家でもそうなのですが、夏に冷房をたくさん利かせれば、暑くありません。冬には全館床暖房で温めれば、寒くありません。
これは現在の一条工務店i-smartと、30年前に建てた家くらいの断熱性能の違いがあれば、快適さに違いがあることに気づくでしょう。しかしi-smartとグランセゾンの違いは、それほどではありません。そして全館床暖房があるので、冬はグランセゾンでも快適に過ごせるでしょう。
ある一定以上の気密性能と断熱性能があり、全館床暖房の家であれば、快適性は大きく変わらないのです。
これは各ハウスメーカーの満足度を調査したネット内の情報を探すと、よくわかります。
一条工務店のi-smartなどを建てた人は、「冬に温かくて快適」だと言っています。そして一条工務店の家ではない、気密性断熱性が明らかに劣るハウスメーカーの家に住んでいる人も、「冬に温かくて快適」だと言っています。これはどういうことなのでしょうか?
新しい家を建てた人は、賃貸住宅か古い一戸建てに住んでいます。それに比べたら、どんな家でも冬に温かくて快適だと思うものなのです。
他のハウスメーカーの、高性能住宅と比べることなく、その前まで住んでいた家と比較して、「冬に温かくて快適」と言っているわけです。
もちろんその気持ちに嘘はないのでしょう。本当に冬には温かいのだと思います。どんな家でも冬にガンガン暖房を使うことで、温かくなるからです。
つまり一定以上の性能を持った家であれば、冬には暖房をフル稼働させ、夏には冷房をガンガンかければ、とても快適なのです。
一条工務店のi-smartは冬に温かくて快適ですが、グランセゾンも絶対に快適だと思います。わずかの性能の差は、空調機(エアコン)や床暖房の稼働率を高めるだけで埋められるからです。
つまりi-smartにこだわる人でなければ、少々の電気代が高くなる程度で、グランセゾンでもi-smartと同等の快適性を手に入れられるのです。
デザインは人により大切
一条工務店のグランセゾンが発売されるまでは、私は家は二つの中から選ぶべきだと思っていました。(予算を考えない場合です)
①一条工務店i-smart
②住友林業の家
性能だけを考えたら一条工務店i-smart一択です。住んで快適な家が欲しい方は、これ以外にはないと私は思っています。
性能はそれほど重視せず、おしゃれな室内の家に住みたい方もいると思います。そのような方には住友林業の家しかないと思っていました。
間接照明や様々な装飾を施した室内空間を作れるのは、住友林業の家が一番だったからです。
もちろん住友林業の家のデザインよりも、他のハウスメーカーの商品の方がおしゃれだと思う人はいるでしょうが、一般的に考えたら、ハウスメーカーの大量生産方式の家づくりでは、住友林業のおしゃれな室内空間の作りは、あまり真似ができないものでした。
このどちらかを選ぶことで、自分の家に満足して暮らせるのだろうと私は考えていました。
ところが一条工務店に、住友林業のようなおしゃれな室内空間を作れる商品ができたのです。それがグランセゾンです。
正直私は、一条工務店がこのような商品を出してくることは予想していました。一条工務店で他のハウスメーカーに負けている部分を補うためには、私ならばグランセゾンのような新商品をラインナップに加えるべきだといつも思っていたからです。
グランセゾンをラインナップに加えたことで、(私としては)一条工務店の弱点がなくなったことになると思っています。もちろんそれは見栄えだけだと思う人もいると思います。本物の高級木材を使った住友林業の家と、デザインだけをおしゃれにしたグランセゾンという意見を持っている人も多くいることでしょう。
それでも今では室内のおしゃれさを求める人が、一条工務店のグランセゾンを選ぶことが増えているようです。おしゃれさに加えて気密性能や断熱性能は、在来工法では断トツです。多くの人が満足できる家なのです。かなりの人気だとのことですが、それも納得できる出来ですね。
室内がおしゃれだと、住んでいて絶対に気持ちいいと思います。
i-smartにほれ込んでいる私でも、グランセゾンの室内のおしゃれさはすごいと思っています。
i-smartとグランセゾンで迷った方へ
この記事のタイトル通り、i-smartとグランセゾンで迷っている方は、グランセゾンを選ぶべきでしょう。室内のおしゃれさを犠牲にしてまでして、少々の性能の高さを取ることはありません。グランセゾンの気密性と断熱性は、個人用住宅としては十分すぎるほどです。
もし私の家がi-smartではなくグランセゾンだった場合のことを考えてみると、唯一i-smartの良さがわかる場合がありました。
わが家は真夏は、LDKと横の洋室、洗面所まで開放した状態で冷房を付けています。トイレも開けっぱなしではありませんが、中に入っても涼しいので冷やされているのでしょう。つまりLDKだけでなく、洋室に洗面所や浴室、トイレまで入れた30畳以上の広さを、20畳用のエアコン一つで賄うことができているのです。
4マスのパノラマウインドウ、洋室の掃き出し窓、勝手口までついていますから、窓(開口部)の面積はかなり大きくなっているはずです。それでも昨年は外の気温が40度くらいになっても、エアコンが轟音を立ててフル稼働することはありませんでした。
これはi-smartの素晴らしい気密性能と断熱性能があるからだと思っています。比較することはできないのであくまで想像ですが、もしグランセゾンならもう少しエアコンも激しく稼働していたのではないかと思えます。
暖房はどちらの家も全館床暖房なので、あまり両者に違いはないでしょう。しかし真夏のエアコンの利き具合は、大きな空間を一つのエアコンでカバーする場合のみ、家の気密性能や断熱性能が高い方が快適になると思います。
でもこの場合は、真夏の外気が40度近い温度であるにもかかわらず、20畳用のエアコンで33畳の空間を冷やせるi-smartが異常なだけですから、それができないのは当たり前だと考えるべきでしょう。
私が家を建てたのは2018年7月です。一条工務店にはまだグランセゾンがありませんでした。グランセゾンが発売される前にi-smartを建てた人の中には、グランセゾンの方がよかったと思っている人もいるでしょう。
私ですが、今家を建てたとしても、やっぱりi-smartの家にしますね。私は性能重視であり、おしゃれさは二の次だと考える人間だからです。私の場合はグランセゾンのいい部分を知っても、まったく気にならないのです。
でもこれは私が100%性能重視の考えだからです。家は少しでもおしゃれなほうがいいと思う人は多いでしょう。おしゃれさは間違いなくグランセゾンの方が上です。100%性能重視の人でなければ、グランセゾンの方が絶対に満足できるでしょう。
私は一条工務店以外で建てた知り合いの家を見て、わが家よりもおしゃれだと思ったことがあります。しかし生活する上での快適性は絶対に負けていないので、うらやましいと思うことは微塵もありません。妻も同様の気持ちを持っています。
このような気持ちでいられる夫婦は、きっととても少ないと思います。家を建てた後で他人の家とおしゃれさを比べてしまうことは、人として当然のことのようです。おしゃれさを気にされる方は、(価格は別として)ほんのわずかに電気代が余計にかかることだけがマイナスポイントですから、グランセゾンを選ぶことをおすすめします。
でもどちらもとてもいい家ですから、建てた後で後悔する人はとても少ないと思います。
一条工務店の家、とってもいいですよ。