庭の雑草退治に頭を悩ませている人はいませんか? 雑草を根絶するには除草剤を撒くことが一番です。
しかし小さな子供がいて土遊びをする場合や、ペットを庭で買っている場合は、除草剤を撒くのがためらわれることも多いでしょう。
この記事では子供やペットに悪影響のないことを大前提とした上で、簡単に雑草退治ができる方法を考えて実践したことを紹介します。
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人畜無害の雑草対策
人畜無害の除草剤
わが家には土の庭があります。ここに雑草が次々に生えてきます。
雑草対策には除草剤を撒くことは有効です。一度撒いておくと、数ヶ月は雑草が生えてきません。
しかし子供に土遊びをさせてあげたいですから、子供に外のありそうな除草剤を撒くことはできません。仕方なく手で雑草を抜き取っていました。
しかしこれも大変なので、子供に外のない除草剤はないか探してみました。
人畜無害の除草剤は発売されています。
これらを撒くことで、雑草を退治できるでしょう。
しかしこれが意外と高くて、1kgで2,500円くらいします。
少々値段が高くても確実に雑草退治をしたい方は、市販の人畜無害な除草剤の使用を考えてみてください。
私は除草剤にお金を掛けたくなかったので、もっと安価で雑草を根絶できないか考えてみました。そして安価で手に入れやすい物を見つけました。塩です。
土に塩を撒くと雑草が水を吸い上げにくくなり、枯れてしまうのです。早速塩を庭にたっぷりと撒いてみました。
これは効果はありました。完全ではないのですが、雑草が枯れたのです。400円分くらいの塩を撒くことで、庭の雑草をある程度は退治することができました。
ところが塩を除草剤代わりに使うこの方法は、効果の持続時間がとても短いのです。
庭から水が流れるほどの雨が一度降ってしまうと、瞬く間に効果がなくなります。1ヶ月後にはまたまた青々と草が生えてきました。
撒く量が足りなかったのだと考え、約2倍の量の塩を撒いてみました。しかしやはり大雨が降ると、すぐに効果がなくなります。人体に無害で安価な塩ですが、除草剤効果は長続きしないようです。
さらに大量に塩を撒くことも考えましたが、安物の塩を買ったとしても、1,000円くらいかかってしまいます。以外にコストがかかるうえに、効果が長続きしない可能性が高いです。
バーナーで焼く
他にもっと安価に雑草を除去できる方法がないか調べてみると、雑草を焼いて処分するバーナーを見つけました。
これなら一気に雑草を撃退できそうです。
しかしこれも使い勝手はいいのでしょうが、ちょっと高すぎる気がしました。
もっと安い物はないか考えてみたところ、キャンプ用に購入した新富士バーナーRZ-730Sがあるのを思い出しました。
早速RZ-730Sを使って雑草にバーナーの火を当ててみました。
雑草を焼く専用のKB-200LBKに比べると火力も弱いでしょうし、しゃがんで行うため作業姿勢も悪いのかもしれません。
しかし庭の小さな雑草を焼くのであれば、逆に火力が強すぎないRS-730Sの方が効率的です。
我が家の庭に生えている雑草の場合、すべての抜くのに1人で5時間ほどかかります。これをバーナーで焼くと、1時間ほどで作業が終了します。
雑草を抜く場合、草の根に土が着いてきて地面には穴が開きます。根の土を取り去り、穴を埋める作業も必要になります。これがとても面倒ですし、手も汚れます。
しかしバーナーで雑草を焼く場合は、地面に穴が開きませんし手も汚れません。草むしりをするより作業がとても早いです。
使うガスは手に入れやすいCB缶です。
1時間の使用で、2/3くらい使いました。1缶100円ほどで手に入れられるため、コストは70円くらいです。
しかし火を使う故に、注意点もあります。
雑草が生い茂ったような場所では、絶対に使わないほうがいいでしょう。火事になる可能性があります。特に風が強い日は、日の周りが早いので注意してください。
作業すればわかることですが、庭に生えるような小さな雑草が閑散としている所をバーナーであぶっても、燃え広がることはなかなかありません。
それでも慎重に作業しましょう。
また近隣住民が屋外でバーナーを使うことについて、「火事が起きそうで怖い」と思うことはあり得ます。あまり派手に行うと、まわりを不安にさせる恐れがあります。人目を感じたら早めに撤退するなどしたほうがいいかもしれません。
わが家では家の基礎コンクリートに、塗装がしてあります。基礎コンクリートのそばでバーナーを使うと、塗料を焼いてしまう可能性があります。雑草を焼くことに注意を取られ、大切な物を焦がしてしまわないようにしてください。
バーナーの金属部分は、大変な熱を持ちます。触らないようにしましょう。使い終わった後も熱を持っています。小さなお子さんが触れないように注意する必要があります。
このような注意点はありますが、ある程度の雑草はバーナーで処理できます。
しかし地面に密着するように成長する草を枯らすのは、かなり難しいことがわかりました。
このような草は、バーナーであぶって表面が焼けても、すぐに復活します。これを何度も何度もバーナーであぶるのは、時間がかかって面倒です。
この草の厄介なところは、地面にしっかりと根が張っていますから、引き抜くと地面に大穴が開くことです。また抜いた草に土ががっちり付いていますから、それを取り去るのにも時間がかかります。
つまり引き抜く場合は大変な手間がかかり、バーナーであぶってもすぐに復活するのです。
そこでこのような草に対しては、別の方法を考えました。
丸棒を打ち込む
金属製の丸棒を用意します。5mm~10mmくらいでいいです。
私は先端を交換できる壊れたドライバーを使いました。
ポイントは先端が平らなことです。ドライバーを付け替えて使うタイプの工具ですから、先端が平らになっています。
これを雑草の中心に当てます。
そしてハンマーを使って20mm~30mmくらい打ち込みます。
地面に張り付くように伸びる雑草は、このように丸棒を打ち込むことで撃退できます。
穴は靴で砂を少しかければすぐに埋まってしまいます。
この方法は草むしりよりもはるかに効率がいいです。ただし背の高い雑草には行いにくいです。あくまで地面に張り付いて成長する雑草にのみ有効です。
まとめ
雑草対策は簡単なのは除草剤を撒くことです。子供やペットが心配ならば、人畜無害の除草剤を使う手があります。
市販の除草剤を使わない場合は、草取りからバーナー使用をすることや、穴を空けて塩を入れて枯らす方法も含めて、状況に合わせて雑草対策をするといいでしょう。
わが家では以下のやり方で雑草対策しています。
背の高い雑草
対処方法:引き抜く
燃えやすい雑草
対処方法:バーナーであぶる
地面に密着するような雑草
対処方法:中心に丸棒を当てて20mm~30mm地面に打ち込む
結局かなりアナログな雑草対策になりました。それでもただ草むしりをするよりも、効率的に雑草を除去できるようになったのではないかと思います。
冒頭でも触れたとおり、小さな子供やペットがいなければ、強力な除草剤を使うと楽ですし効果も長いです。
人畜無害の除草剤を使えば、子供やペットがいる家庭でも、簡単に雑草を根絶できます。
あらゆる方法の中から、ご自分に合った方法を選択してみてくださいね。