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【ゴーヤのプランター栽培】苗を植えから弦の摘芯

昨今の住宅事情では、庭に畑を作って野菜を育てるのはかなり難しくなっています。都心では大きな庭を持つことも難しいですし、隣家との距離が近いと、日当たりも悪くなります。

そのような状況でも、プランターを使えば家庭内菜園ができます。

プランター栽培はベランダに土を入れたプランターを置いて、大きくならない人参などを育てるくらいしかできないと思っている人もいるでしょう。ゴーヤなどの弦の野菜はなかなかプランターでは作れないと思われがちです。

しかし弦を上に伸ばしていく野菜でも、日当たりのよいベランダにプランターを置き、支柱を立ててネットを張ることで、しっかり育てることも可能です。やり方によっては立派なゴーヤを収穫することができるのです。

ゴーヤをプランターで育てるためのプランター選びから、プランターで行うネットの張り方をこの記事では紹介します。

プランターは何がいい?

プランターはどのような物がいいのでしょうか?

丸形のプランターと、四角のプランターがあります。インターネットの情報では、どちらのプランターも、育て方の方法が紹介されています。確かにどちらもゴーヤを育てることはできます。しかし収穫量は少し違いますし、利便性も違います。

四角のプランターと、丸形のプランターは、どちらがいいのか実際に育てて比べてみました。

丸形のプランターのいいところ

軽いので移動が簡単

丸形のプランターは、15Lの土が入るタイプが野菜を育てるには一般的です。このプランターのメリットは、軽いことです。

後で紹介しますが、私は丸形のプランター内部に弦を這わせる園芸支柱を立てました。

ゴーヤは弦が伸びるので、弦を這わせるネットなどを上から垂らすなどしなければなりません。プランター内に園芸支柱を立ててそれにネットを付けると、簡単に弦が上に伸びてくれます。

しかし丸形プランターに園芸支柱を付けて弦が這うと、風の影響を受けます。

土が15L入った丸形プランターは、とても軽いです。弦が這ったらちょっとした風で簡単にひっくり返ってしまいます。

そのため風が強くなったら、風の当たらないところに移動させることを考えました。

台風で強風が吹いたら、15Lの丸形プランターで育てているゴーヤは、ひとたまりもなく飛ばされてしまうでしょう。そんな時には丸形プランターごと、玄関の中に入れることも簡単にできます。

丸形プランターは大きさが直径40cmほどですから、ほんのわずかのスペースがあれば、室内にも持ち込めます。使う土にもよりますが、培養土やたい肥を使うと、全部で15kg程度なので、苦も無く持ち運べるのです。

ただし雨が降ってから家内に持ち込むと、プランターから水が流れ出ることになりますから、土間に置くのが基本です。

少ないスペースで育てられる

ベランダはスペースが限られます。このような場合にも、丸形プランターなら簡単に置けます。

スペースのないベランダやルーフバルコニーでは、手軽に使えるのは丸形プランターです。

丸形プランターの良くないところ

簡単に倒れる

先ほども少し触れましたが、風が吹くと簡単に倒れます。「ここまで簡単に倒れるとは」と思うくらい簡単に倒れます。

風が通る場所に支えなしで置くことは不可能です。

土が少ない

15Lのプランターだと、土がやや少ない印象です。ゴーヤは成長すると根がとても発達します。土が15Lしかないと、根の成長が阻害される気がします。

葉が密集する

これは丸形プランターの中に園芸支柱を立てて、弦を這わせる場合の問題です。弦が這うスペースがとても少ないですから、葉が密集します。葉が重なり合うようになるため、光が効率的に当たりません。土か少ないことも相まって、光が歯に当たりにくいことで、収穫量はかなり落ちます。

丸形プランターでの育て方

プランターの底に石を敷く

普通のプランターの場合、そこに石を敷くことになります。これで水はけが良くなり、根腐りしにくくなります。

プランターの底に石を敷くようにネット上では紹介されていることが多いですが、今のプランターは、この石を使わなくても水はけをよくするため、樹脂製のパーツが付けられている物が多いです。石を敷くよりも、水はけを良くするパーツが付けられているプランターを選ぶ方が簡単です。

中にはプランターの底に水をためて、そこから土に水を供給できるタイプの物があります。

このような貯水機能付きプランターを購入すると、土をうっかり乾燥させてしまう可能性が減りますから、おすすめですよ。

堆肥を敷く

堆肥を購入して、底に5~10cmほど敷きます。これをすると水はけも良くなりましすし、堆肥にはゴーヤにとっての栄養分豊富ですから、収穫量が増える可能性があります。

腐葉土を入れる

普通の腐葉土を入れます。あとで肥料をまくのであれば、どんな物でも問題ないでしょう。

肥料をまく

土を入れたら肥料を撒きます。使う肥料は有機肥料888です。これを15Lのプランターの場合、一掴み撒きます。

苗を植え付ける

植え方ですが、鉢で苗を育てていた場合は、鉢の大きさに穴を開けて、その穴に苗を土ごと植え込みます。

鉢ではなく畑や大きめのプランターで苗を育てていた場合は、両手で最大限土をつかめるくらいの大きさに穴を開けておきます。

そしてプランターなどで育てた苗を、できる限りたくさんの土とともにプランターに植え込みます。

支柱を立てる

ゴーヤの弦を上に伸ばすためにネットを張りますが、その支柱を先に立てます。

支柱は直径1.6cmで、2.1mの物を使います。

支柱の建て方はプランターごとにコツがありますので、一般的なやり方を紹介します。

最初に支柱に市販のリングを通します。

これをプランターの土に突き立てます。

支柱に紐をかけます。この時に使う紐は、PVロープを使います。

お互いの位置関係が崩れないように、3本の支柱を繋ぎ留めます。

この時支柱を一本一本、プランターの縁に開けられている穴を利用して、固定します。

ちょっとコツがいりますが、うまく支柱が倒れないように引っ張るようにしてください。

これで支柱が倒れることがなくなりました。

ネットを張る

この支柱にネットを張ります。特に考えることもなく、普通に支柱やリングに紐で止めていくだけです。

この時に園芸支柱とリングも、同時にしっかりと固定します。

水やりをする

完成したらすぐに、プランターにたっぷりと水を与えましょう。


以上で丸形プランターでの苗植えとネット張りは終了です。

あとは毎日朝晩、水をしっかり与えましょう。

角型プランターでの育て方

石を入れる

丸形プランターと同様に、普通のプランターであれば、水はけをよくするためにプランターの底に石を敷きます。

これも石を敷かなくても水はけがよくなるように工夫されているプランターがありますから、それを利用するのがいいでしょう。

堆肥を敷く

新たにゴーヤを育てる場合は、丸形のプランターと同様に、5cm~10cmくらい堆肥を敷くことをおすすめします。

腐葉土を入れる

丸形プランターと同様に、腐葉土をプランターに入れます。腐葉土はたくさんの種類が売られていますが、堆肥を底に敷き、後で肥料を撒くのであれば、どんな腐葉土でも構いません。

肥料を撒く

角型プランターの場合、2本のゴーヤを育てることになります。1本のゴーヤに対して1掴みずつ肥料を撒きます。使う肥料は丸形プランターと同じ有機肥料888です。

ネットを張る

角型プランターでも丸形プランターの時と同様に、プランター自体に支柱を立てて、ネットを張ることは可能です。

しかし角型プランターは基本的に移動させないですから、私はルーフバルコニーの設備を利用してネットを張りました。

このやり方は状況に合わせてご自身でお考え下さい。

わが家の場合は、ポールを立ててそれにネットを張る方法を取りました。

苗を植える

ネットが張れたら、苗を植えます。植え方は丸形プランターと同じです。

角型プランターに支柱を立ててネットを張る

角型プランターに支柱を立てない方法を紹介しましたが、丸形プランターと同様に、プランターに支柱を立ててネットを張ることはできます。その方法を紹介します。

土をプランターに入れるまでは、今までと同じです。

プランターに支柱を立てる

使う支柱は丸形プランターと同じく、直径1.6cmで2.1mの物を使います。

プランターの4隅に支柱を立てます。まっすぐに上に延ばさず、上で合わせるようにします。

これを下画像のように組んでネットを張ります。

これで角型プランターにもネットを張ることができました。

ゴーヤの成長のさせ方

ここからは丸形プランターと角型プランター共通の栽培方法になります。

弦を案内する

ゴーヤは上に伸ばさなければなりませんが、最初は地面を這ってしまうことも多いと思います。

このような場合は、ゴーヤの弦を支柱やネットに括り付けて、上に這わせるようにします。

また弦は放っておくと、好き勝手な方向に伸びていきます。ネットの一箇所に集中してしまうこともあります。このようになると葉が密集して葉に当たる光が減り、光合成がうまくできなくなってゴーヤの成長が悪くなります。

この対策として、大まかに伸びていく方向を決める必要があります。

弦が伸びていく方向が理想と違う場合も、麻の紐でゴーヤの弦をネットや支柱に括り付け、行く方向を決めます。

弦の摘芯

ゴーヤは苗がある程度成長したら、弦を摘芯することがいいとされています。

摘芯とは親弦をバッサリと切り落とすことです。

理由は、親弦には雄花ばかりができて、雌花ができにくいからです。

ゴーヤに咲く花には、雄花と雌花があります。雌花に雄花の花粉が付くことで、ゴーヤの実になります。雌花がないと絶対にゴーヤの実はできないのです。

摘芯することにより、新たな弦が親鶴から伸びてきて、その弦には雌花が付きます。

つまり親弦を成長させても、雌花のない弦を伸ばすことになるのです。

弦を切ると、その脇から新しい弦が伸びていきます。ゴーヤの弦は、3~5本くらいが適切です。あまり多いと根からの養分が行き渡らないので、そのくらいに抑えた方がいいのです。

貴重な数本の弦の中に、絶対に雄花しか咲かない弦があると、収穫量に影響します。もちろん雄花は必要ですが、どんな弦でも雄花は咲きます。雌花がたくさん咲くことが大切です。

以上の理由で、親弦をバッサリと切り落とす必要があるのです。

この切り落とす時期ですが、葉が何枚になったら切ればいいのか、わかりにくいです。インターネットの情報でも、切り落とすタイミングは微妙に違います。

私は葉が8枚になったところで切り落としました。前年は5枚で切り落としましたが、どうやら私の育てているゴーヤは、5枚の方が調子がいいようです。

以下、画像で説明します。

以下の図のように、この年は葉が8枚になったら摘芯しています。

せっかく育ったメインの弦を切り落とすのは最初は気が引けますが、覚悟を決めてバッサリと切り落としましょう。

摘芯すると、すぐに残った親弦のあちこちから、新しい弦が出てきます。あとは新しい弦を育てていくだけです。


以上、ゴーヤのプランター栽培で、弦の摘芯までを紹介しました。

弦の育て方や収穫方法は、この記事の続きの【ゴーヤの受粉と収穫】自宅での栽培方法という記事を書いていますので、是非ご覧ください。

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