小屋裏収納がいっぱいになってしまいました。しかも箱や荷物を積み上げているため、下の物を出すのが非常に困難です。
シューズクロークも同様の状態になっていましたが、棚を取り付けて整理したところ、ムダがなくなり収納力がアップしただけでなく、物の取り出しが劇的に改善されました。
そのことはシューズクローク(土間収納)に棚取り付けで収納力アップと使い勝手向上という記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
シューズクロークと同様に、小屋裏収納にも棚を取り付けることを計画しました。
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小屋裏収納改善前の問題
奥の物が出せない
小屋裏収納は、「使うことはあるかもしれないが、頻度は決して多くない」という物を入れています。
そのような物がわが家ではとてもたくさんあります。そのためすぐに中は一杯になってしまいました。
小屋裏収納の隅から物を積み上げていくという方法でしたから、奥の一番下に入った荷物などは、出すことが不可能に近いです。
ムダなスペースがある
積み上げても完全に天井まで積み上げられないことがあります。
その場合は、上に空きスペースができます。
このスペースがとてももったいないのです。
限られた空間をしっかり利用するためには、空いているスペースをなくすことが大切です。
小屋裏収納に棚を付けるポイント
棚を付ける時の基本的な考えは以下です。
- 収納量を考える
- 使う頻度が著しく少ない物は奥に
- 空きスペースをしっかり取る
- 棚の板は強度の高い構造用合板を使う
- 壁に棚を付けない
- 布団の収納を効率的にする
- 棚の高さは天井の半分を基本に
- 運び込む板の大きさに注意
以上のことを考えて棚を取り付けました。
収納量を考える
小屋裏収納に入っている物は、頻繁に使う物は入れないようにしています。そのため奥に入れた物が取り出しにくい状態になっても、収納量が多くなればいいという考えを基本としました。
使う頻度が著しく少ない物は奥に
使う頻度が著しく少ない物があります。例えばサーフボードです。子供がもう少し大きくなって波の荒い海に行くことができるまでは、使うことがありません。今後数年は使わないです。屋根裏に収納しようと考えたのですが、大きすぎて入れることができませんでした。
このような物は、一番奥に入りっぱなしでも構いません。
サーフボードに限らず、使うことがまずないものは、取り出しにくくても構わないので、奥に収納することにしました。
空きスペースをしっかり取る
欲しい物があった時、空いている床の上にボックスなどを引き出して置き、そこで探すことも多くなります。そのような時に空いているスペースがないと、物を探し出すこともできません。
空きスペースはたっぷり持たせることは絶対に必要です。
わが家の小屋裏収納には、物を入れ込んでも1m×3m以上の空きスペースを確保してあります。
棚の板は強度の高い物を使う
棚に使う板は、強度の高い構造用合板を使うと安心です。わが家では910mm×1820mmで、厚みが12mmの構造用合板を使いました。この板の場合、重い物を乗せるとしなりが出ます。もう少し強い板を使うべきだったと思っています。
大きな板をそのまま棚にすると、思いのほかしなりが出ることは考えておくといいでしょう。
棚は壁に付けない
物置ですから、大きめの物も重い物も置く場合があります。そのような場合、壁に取り付ける棚では、強度が足りなくなる可能性があります。
棚を取り付けるのではなく、足を付た棚を作ることにしました。
足を付けた状態では、小屋裏収納の入り口から運び込むことはできません。小屋裏収納内部で組み立てることになりました。
布団の収納を効率的にする
布団は高く積み上げられません。高く積み上げたら崩れてしまいます。2段の棚にすると、布団が効率的に収納できます。
棚の高さは天井の半分を基本に
棚の高さですが、小屋裏収納は天井高が1,400mm以下と決められています。ほとんどの小屋裏収納は、1,400mmの高さでできていると思われます。
この場合、棚の高さは基本は天井高(1,400mm)の半分(700mm)でいいと思いますが、状況に応じて変える必要があります。わが家では棚の下に椅子やベビーカーを入れるつもりでしたから、それらが入る高さに棚を設定しています。しかし後からスーツケースを棚の下に入れようとしたら、棚の高さが1cm低すぎて入りませんでした。慎重に高さを決めることをおすすめします。
運び込む板の大きさに注意
わが家は一条工務店i-smartですが、小屋裏収納には910mm×1820mmの板が持ち込めます。入り口をぎりぎりで通ります。板を小屋裏収納に持ち込んで、中で足を付けることができます。
わが家よりも簡単に910mm×1820mmの板が持ち込める小屋裏収納はあるでしょうし、その板が入らない小屋裏収納もあると思います。必ず運び込む前には運び込める板の大きさを確認してください。
わが家の小屋裏収納紹介
壁が4面あるうちの2面のほとんどに、棚を取り付けました。
これにより収納力が大きくアップしました。
座布団も含めた布団の収納力は、棚を付けたことにより2倍になりました。余った椅子やベビーカーを棚の下に入れ込んで、その上にも物が収納できています。
効果的に棚を取り付けると、収納力が大幅にアップします。
棚の作り方
棚は12mmの構造用合板に、50mm×50mmの角材を取り付けただけです。取り付けも38mmの木ねじを2本で止めているだけです。
もちろん強度はあまりありませんが、極端に重い物を乗せない限りは、強度が足りないと感じることはありません。
場合によっては補強を追加することも必要かもしれません。
奥に大きめの棚を付ける
最初は小屋裏収納の一番奥に、大きめの棚を置くことから計画しました。
最初に奥の棚に荷物を整理して収納し、そこに大半の物を収納し、収納しきれない場合は、新たな棚を作るなどして対応することにしました。
棚ですが、大型のものが好ましいです。中途半端な大きさでは、大きな物が乗らないこともあります。先ほども書いたとおり、910mm×1820mmの板で棚を作っています。
段ボールに入れた本は棚に置かない
段ボールに入れた本は、棚の上や下に置かないようにしています。段ボールにぎっしり入った本は重いですから棚に載せる場合は、足をたくさんつけたり、強度の高い板を使用するなどしなければなりません。
また段ボールを積み上げる場合、棚なしの方が無駄な空きスペースがなく、効率的に空間を利用できます。
わが家の小屋裏収納では、910mm×1820mmの板で棚を作ると、500mmほどの空きスペースができました。このスペースに本の入った段ボールを天井まで積み上げています。
収納力アップ
以上の改善で、ごちゃごちゃだった小屋裏収納が、きっちり整頓され、収納力も大きくアップしました。子供部屋のクローゼットがいっぱいになっていましたが、クローゼットの物を小屋裏収納に持ち込むことができたので、空きスペースができました。
書斎にあったスーツケースもすべて小屋裏収納に持ち込めました。
その結果、荷物があふれていた二階の書斎がきれいに片付くことになりました。
まとめ
小屋裏収納に棚を取り付けることは、収納力アップになるので絶対におすすめです。
例えば小屋裏収納に椅子を収納したら、棚がなければその上に物を置くことはかなり難しいです。しかし棚があれば、置いた椅子の上のスペースを、有効活用できるのです。
棚の作成は簡単ですから、ぜひやってみてください。
私は板を購入してから作成して物を整理するまでに、3時間くらいしかかりませんでした。結構手軽にできるものですよ。