我が家では上棟3日目に雨が降りました。4月だというのに強風に加えて台風並みの強さで雨が降りました。
2×6(2×4)工法では、屋根が付くまでは雨が大敵のはずです。しかしその状態で雨に降られても、一条工務店ではしっかり対策は立てられていることがわかりました。
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2×6工法(2×4工法も同様)では屋根が付くまでは雨が大敵
一般的な2×6工法のi-smartは、屋根やルーフバルコニーの防水施工が完了するまでに雨が降ると、室内に水が入ってしまう可能性があります。
果たして雨に対する養生はしっかりしてくれているのでしょうか?
とても大切な自分の家です。いてもたってもいられなくなり、すでに大工さんが帰った後の家に、土砂降りの中、高速道路を使って飛んで行ってしまいました。
雨で水浸しのルーフガーデン
ルーフガーデン内の防水処理を見て、唖然としてしまいました。
まだ完全に防水処理がされていないと思われる床の継ぎ目部分には、画像ではわかりにくいと思いますが完全に水没しています。
テープで簡易的な防水処理をしているだけであれば、継ぎ目から水が中に入り込んでいるかもしれません。
ここは室内ではなくルーフガーデンなので家の外になります。壁は木材がむき出しのままになっていて、養生されていません。
養生されていないところには、水が入り込んで溜まっています。
二階のルーフガーデンですから、下に部屋があります。一階の洋室には雨が入り込んでいるかもしれません。
このようにあらゆるところが水浸しの状態で、品質的に問題ないのでしょうか?
一条工務店の監督さんや営業さんの回答
一助工務店の監督さんや営業さんに話を聞きました。
ルーフガーデン床の防水について
一緒に確認に駆けつけてくれた営業さんと監督さんの説明では、すでに継ぎ目にはコーキングがされていて、その上にテープを貼っているとのことでした。つまり防水処理はすでに終わっているようです。テープで防水処理をしているのではなく、防水処理したうえにテープを貼っているようです。つまり防水処理についてはまったく問題がないようです。
壁の養生について
壁の養生はされていませんが、これは多くの現場で同じようになっているようです。
養生しても風でビニールシートが飛んで行った場合、近隣住民に被害を与える可能性があります。よほどしっかり固定しないと危険なため、安易にビニールシートでの養生はしない方針のようです。
もちろん濡れないほうがいいのですが、濡れた場合もよほどのことがない限り問題はないとのことです。
SPFという木材を使っているのですが、この材料は一度乾かすと、濡らしても内部まで水が染み込みにくいものなのです。そのため濡れても表面が乾けば、まったく問題がないとの説明でした。
実際このように木材が濡れてしまうことは、2×6工法のi-smartでは当たり前のように起こることだそうです。濡れた場合はしっかり表面が乾いてから作業することで、問題はないということです。今までの実績からも、気にしなくてもいいと説明されました。営業さんは私との間取り打ち合わせ初日に、一条工務店で建てた自分の家に入居したそうです。そして自分の家の時も雨が降ったのですが、木材に対する知識があるので気にしなかったとのことです。
家の内部にまで水が入った場合、木材は問題ないことはいいのですが、石膏ボードだけは、ひどく濡れた場合ボロボロになって耐久性が落ちるそうです。そのためあまりひどく濡れた場合は、石膏ボードは取り換えるそうです。
やはり営業さんは話がうまいですね。濡れていいはずがないと思っている私に、納得できる説明をしてくれたのでありがたかったです。
最初は濡れたらダメだと考えていましたが、今では我が家の状況でもまったく問題ないと判断し、安心しています。うまくまるめ込まれた? そんなことはありませんよ(笑)。
ついでに見つけたネジの締め忘れ?
実はこの日、接続金具を取り付けるためのネジが完全に締まっていないところを発見してしまいました。
これは完全な施工不良です!! 即座に指摘しました。
一ケ所このようなことがあったのですから、すでに断熱材などで隠れてしまった他の場所も同様にネジの締め忘れがあるかもしれません。雨で木材が濡れた不安は解消しましたが、またまた新たな悩みの種が転がり出てきました。
ネジの締め忘れについての説明
その後に説明があり、それは完全に納得できるものでした。
我が家では三人の大工さんが作業してくれていますが、屋根の防水加工中に雨が降りそうになったので、他の作業をやめて屋根防水処理を全員で行ったそうです。そのためルーフガーデンの仕事は途中で中断したようです。
ネジを締める工具は、仮締めのものと本締めのものと2つあるようです。まず仮締めして後から本締めするつもりだったのですが、雨が降ってきたので本締めは後回しにしたそうです。この柱には釘を打つところがたくさんありましたが、その釘も一つも打たれていませんでした。つまりその部分はすべて作業途中だったようです。決してネジの締め忘れではなかったのです。
これらを聞いて安心したと同時に、一生懸命家を作ってくれている大工さんたちをむやみに疑ってはいけないと反省しました。
まとめ
完全に防水がされていない状態で雨が降り、内部が濡れてしまったら誰でも不安になると思います。心配性の私は濡れた木材を見てうろたえてしまいました。
我が家では幸いにもほんの少しだけ一階に浸水しただけでしたが、大量な水が室内に入り込んで壁や床が濡れてしまったら、不安になることは仕方がないことです。
私の場合は「不安だけど信用するしかない」という負の感情を持っているわけではなく、完全に納得していますが、なかなかそう思えない人がいることも理解できます。
土台設置から屋根の防水処理まで、i-smartの場合は一週間ほどかかることになります。日本の気候では一週間の間に一度も雨が降らない確率は、あまり高くありません。i-smartの家を建てているかなりの方が、自分の家が雨で濡れてしまうということを経験していると思います。
いくら「濡れた部分を取り換えろ!」と言っても、そんな対応はしてくれません。それならば一条工務店を信用して、安心していた方が精神的にも楽になれます。
一条工務店は屋根が付くまでに雨が降って内部が濡れることを想定していないはずはありません。当然対策はしっかり立てているはずなのです。
上棟中、もしくは上棟前の方へ
上棟中に雨が降って心配になった方に伝えたいのは、ここまで何度も書いていますが「心配することはない」ということです。私の言葉では安心できない方は、監督さんや営業さんに話を聞いてみてください。きっと納得できる説明をしてもらえて、心が晴れると思います。
みなさんが気持ちよく家の進捗状況を見守ることができることを祈っています。
上棟初日から数えて9日目の工事確認をした記事を書きました。興味のある方はご覧ください。
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