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EOSR6を購入して快適に使っています  レビューと購入を決めた理由

ミラーレス一眼カメラのEOSR6を購入しました。

購入するにあたっては、多くのことを検討しました。私の主な用途は動画撮影だと考えていましたので、それが快適に行えるミラーレス一眼カメラを選ぶことになりました。

キヤノンでEOSR6と同時期に発売されたEOSR5と、どちらを購入するのか迷いましたし、Sonyのα7SⅢは動画撮影には最高だと言われていますから、その購入も考えました。

多くの検討ポイントを慎重に比較してEOSR6を購入したのですが、それは正解だったと思っています。

EOSR6を動画撮影目的で購入する人は多くはないと思いますが、どのような動画が撮れるのか知りたい方のためにできるだけわかりやすく、動画撮影について感じたことをまとめてみました。

ミラーレス一眼カメラで動画撮影

ミラーレス一眼カメラを動画撮影を主な目的として購入する人は、あまり多くないようです。

わが家の場合は子供の成長を少しでもきれいな動画にして残したいという気持ちから、家庭用ビデオカメラよりもミラーレス一眼カメラで動画撮影をすることを考えました。

家庭用ビデオカメラよりもミラーレス一眼カメラの方が、圧倒的にきれいな画質の動画を撮れるのです。

このことについては、動画撮影にはミラーレス一眼カメラで素晴らしい動画が撮れますという記事を書いていますので、ぜひご覧ください。

EOSR6に30mmレンズを付けた
最高の動画撮影をするにはミラーレス一眼カメラを使いましょう

わが家では子供のビデオ撮影のために、ビデオカメラではなくミラーレス一眼カメラのEOSR6を購入しました。 わが子が3歳になり、来年度から幼稚園に入園します。幼稚園に入ればお遊戯会や運動会などのイベント ...

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少しでもきれいな画質で動画を撮影するためには、ミラーレス一眼カメラで撮影することになります。

わが家では今回EOSR6を購入しましたが、「映画のような画質は必要ないから、もっと安い物を買う」と考える人もいるでしょうし、「この程度の画質では満足できないから、もっとお金を出して最高の動画が撮れる機種を買う」と考える人もいるでしょう。

私はパソコンのモニターで見て、きれいだと思える動画撮影がしたいと考えました。業務用に使うとか、Raw動画で細かいところまで調整をしたいと考える方は、それができるEOSR5の方が間違いなくいいでしょう。あくまで私個人の使用方法としてはEOSR6が最適だったということを、お断りしておきます。

 

わが家での使用目的を考えると、機種選びは簡単ではありませんでした。

暗所での撮影が驚異的に優れている機種もありますし、ミラーレス一眼カメラの本質である、写真撮影の画質が素晴らしい機種もあります。

ミラーレス一眼カメラの本質は、写真撮影です。動画ではありません。そのため写真撮影について、カメラの比較検討した情報は見つかるのですが、動画撮影の能力をわかりやすくまとめた情報は、2022年では決して多くありませんでした。

またミラーレス一眼カメラの性能は、少々調べた程度ではわからないほど多くの要素があり、動画撮影に適したミラーレス一眼カメラ選びは、とても難しいのです。

そのような状況で私がEOSR6を、自信をもって購入した理由を、これから説明します。

EOSR5との比較

最初にEOEOSR6と、どちらを買うのか検討しました。

EOSR6よりもEOSR5の方が勝っている部分はたくさんあります。その中でも私が特に気になったのは、以下の部分です。

  • EOSR6では動画撮影の最高画質は4K60fpsが最高だが、EOEOSR5での撮影が可能で、4Kだと120fpsでの撮影が可能。
  • 動画撮影時に、シャッタースピードか絞りのどちらかを固定して、その他をオートにする機能がない。

4Kは解像度が3840x2160ピクセルで、8Kは7680×4320ピクセルになります。

撮影された画面の大きさを比較してみました。

上画像の通り、8Kは4Kの4倍のピクセルで撮影できます。圧倒的な高画質です。

fpsとはフレーム、パー、セコンドのことで、1秒間に撮れるコマ数を表しています。60fpsは1秒間に60コマ撮影し、120fpsは1秒間に120コマも撮影できます。

これだけを比較すると、EOSR5はEOSR6よりも、ワンランク上の動画撮影性能があることになります。

しかしR6で実際に動画撮影するようになり、上に挙げた2点の欠点は、まったく気にならなくなりました。

それどころか、やはりEOSR6を購入してよかったと感じました。

それではEOSR5に大切な部分で劣っているEOSR6を選んだのに、どうして満足できているのか説明していきます。

撮影解像度が低くても問題なし

EOSR5では、8K60fpsや4K120fpsで動画を撮影できるのですが、EOSR6ではこれらはできません。

少しでもきれいな動画を残したかったので、これはかなり気になることでした。

しかしEOSR6には、それを補って余りある強みがあります。8K60fpsや4K120fpsで撮影できない代わりに、暗所での撮影性能はEOSR6の方が上なのです。

Youtuberの方が挙げている動画を見ると、ISO感度で1~2段分くらいEOSR6の方が、暗所に強いのではないかと思えます。

この違いがあったので、EOSR6の購入を決めました。

そして実際に使用してみて、EOSR6の暗所での動画撮影性能に驚かされました。

F1.4のレンズを使うと、暗すぎて肉眼では見えない物が、判別できるまでに写せるのです。

うっすらと見えるくらいの暗闇なら、大きなノイズなしで撮影できます。

試しにF2.8で撮影すると、ノイズの乗りは激しくなります。自分が撮りたい最も暗い条件では、F1.4のレンズを使えば、EOSR6ならば自分なりに満足できる画質で撮影できます。しかしそれは許容できるギリギリであり、そこからISO感度を少し上げたら画質は許容できない状態になります。つまりEOSR6よりも高感度性能が悪い場合は、私が求める暗所での撮影ができないことになるのです。

確かにEOSR5の、8K60fpsや4K120fpsで撮影できることは魅力です。しかし暗所での撮影性能が高いことが、暗い中で遊ぶのが大好きな子供の撮影をしたいという、私の撮影スタイルではとても重要です。

実際にEOSR6で暗所での撮影は、思い通りの快適さがありました。

私は暗所での撮影能力をかなり重視していますが、動かない物を静止画として撮影するのなら、暗所での撮影能力はあまり重視しなくてもいいでしょう。シャッタースピードを長くすれば、きれいな写真が撮れるからです。

しかし動画は、基本的には動く物を撮影します。シャッタースピードが長くなれば、被写体が止まらず形が判別できない状態になります。

これを被写体ブレと言います。

暗所での撮影能力が高ければ、シャッタースピードを短くできるので、被写体ブレが起きにくくなるのです。

天気の良い屋外での撮影などで、明るくて撮影条件がいい場合は、8K動画を撮れることは魅力です。しかしそうでない条件では、暗所でもきれいに撮れる能力を持ったカメラの方がいいのです。

私は暗所に強いカメラ(暗いところでも映像がざらざらになりにくいカメラ)を選ぶことが、とても重要だと思っています。

幼稚園のイベントでも、天気が悪い曇りの日は、暗所に弱いカメラではきれいに撮ることが難しくなることがあります。室内では照明が付いていても、暗所に弱いカメラではきれいに撮れないのです。

暗所で動画撮影をするには、以下の方法があります。

  1. 暗所に強いカメラを使う
  2. 明るいレンズを使う

暗い場所でもノイズのない撮影ができるのは、動画撮影だけではなく、写真撮影も同様です。

そしてとても大切なことがあります。明るい所での撮影も、暗所での撮影能力が高いと有利なのです。

F値の大きいレンズ(暗いレンズ)で撮影することができるのです。

例えば望遠レンズなどF値の大きいレンズを使う場合、暗所での撮影能力が高いカメラだと、ISO感度を上げてもノイズが出にくいです。そのためきれいに写せますし、ISO感度を上げて、シャッタースピードを上げたり、F値(解放値)をさらに上げることもできます。

シャッタースピードを上げれば、動きの速い被写体でも、被写体ブレを起こさずにぴたりと止まった写真が撮れます。

レンズは多くの場合、F値の開放から1~2段絞る方が解像度が増すことが多いです。例えばEF40mm F2.8 STMのレンズの解放値はF2.8ですが、これをF4まで絞ると、解像度が増してきれいな写真になります。F値を上げた分、暗くなりますが、暗所での撮影能力が高いカメラの場合は、ISO感度を上げて対応することができます。

つまり暗所での撮影能力が高いカメラは、ISO感度を上げられるので、シャッタースピードをと解放値を上げやすく、その結果きれいな写真や動画の撮影ができることになります。

また望遠レンズでF値の低い高価なレンズはとても高価です。安価なレンズは暗い(F値が高い)です。しかし暗所での撮影能力が高いカメラの場合、安い望遠レンズに2倍のテレコンをかませると、400mmが800mmにもなります。大変な望遠撮影ができるようになりますが、この場合はF値が12になり、普通ならば暗すぎて撮影どころではありません。

ところが暗所での撮影能力が高いカメラの場合、ISO感度を上げることで、高いF値でも撮影できることがあるのです。

つまり暗所での撮影能力が低いカメラの場合、600mmの望遠で写真を撮る場合、キヤノンの場合はRF600mm F4 l IS USMという160万円もするレンズが必要です。しかし暗所での撮影能力が高いカメラの場合、RF100ー400mm F5.6ー8 IS USMという8万円少々のレンズに2倍のテレコンを付ければ、800mmで撮影できてしまうのです。

その場合、当然F値は12になりますが、暗所に強いEOSR6なら、ISO感度を上げることで、撮影できてしまいます。

テレコンを使うことで、少々画質は落ちてしまいますし、昼間の明るい時間限定となりますが、それでも10万円そこそこの金額で、800mmという超望遠の撮影できるのです。

EOSR5とEOSR6を比べると、常用最大ISO感ISOは102400で、EOSR5は51200であることから、EOSR6の方が暗所に強いカメラだと考えられます。

双方を撮り比べたYouTube動画もアップされていましたから、それらを見てもEOSREOSR6よりも暗所での撮影能力は優れていることは間違いありません。

1秒間に撮影できるコマ数も、私にとってはとても大切でした。

私はスロー再生の動画を、作ってみたいと思っていました。

撮影した動画のスピードを落とすことでスロー再生動画が作れるのですが、あまり落としすぎるとカクカクした動画になってしまいます。

再生スピードですが、テレビの映像が30fpsで、映画は24fpsです。30fpsまで落として使えば、一般的には動きはカクカクせずにまったく問題ありません。

その場合、120fps動画は、1/4のスピードまで落とせます。しかし60fpsは、1/2のスピードまでしか落とせません。動画再生スピードを同じにした場合、120fpsの方が滑らかになります。

2K画質とはいえ1秒間に120コマ物撮影をするのですから、1枚当たりのシャッタースピードはとても短くなります。

シャッタースピードが短くなったら暗くなってしまうので、ISO感度を上げる必要が出てきます。この時にもEOSR6の暗所での撮影性能が生きるのです。EOSR5では4K120fpsの動画撮影ができますが、暗所ではEOSR6よりもISO感度を上げにくく、そのため120fpsの動画を撮ることが困難な場合も出てきます。常用最高ISO感度102400のEOSR6の方が、120fpsの動画を撮影できるシーンが増えることになるのです。

EOSR6は4Kでは120fpsで撮影できず、2Kで120fpsの撮影となります。もちろん4K120fpsで撮影できればいいのですが、120fps撮れるのが4Kと2Kになるとしても、暗所できれいに撮れるほうが私にとっては重要でした。

実際に撮影してみて、わが家では2Kで撮った動画でも、充分に満足できる画質だと思えたことも、大切な要素でした。

2)動画の撮影設定がオートとマニュアルしかない

EOSR6の動画撮影で最も気になっていたことは、画撮影時に、シャッタースピードか絞りのどちらかを固定して、その他をオートにする機能がないことでした。

この機能はEOSR5にはありますが、EOSR6にはありません。暗所での撮影性能が高いことでEOSR6を購入したのですが、撮影設定がオートとマニュアルしかないのです。

しかし私の用途では、それはまったく問題ありませんでした。EOSR6はマニュアルにしても、ISO感度だけはオートにできるので、その設定をすれば快適な撮影ができたのです。

シャッタースピードは、私は固定にしたいのです。私は被写体ブレをどの程度許容するのか決めて動画撮影するので、シャッタースピードは状況(明るさ)に合わせて変動させません。そのためオートにする必要がないのです。実際にその設定で使用を続けても、シャッタースピードをオートにする必要性を、私は感じたことがありません。

そして絞り(解放値)ですが、これは暗闇で撮る場合は基本的には開放で撮るので、これも変動はさせません。暗くないところでは、任意で設定した値で撮るだけです。自動的に変化させる必要はありません。

以上のように、暗所では私のようにシャッタースピードと解放値を固定する撮影スタイルの場合は、ISO感度だけがオートにできれば問題ありません。

晴れた日の屋外のように明るすぎる場所では、自動で変更されるのがISO感度のみだと、ISO感度がこれ以上下げられない数値になった場合、画面が真っ白になってしまうかもしれません。

しかし少し慣れてしまえば、状況に応じてシャッタースピードと絞り値を適切に設定することで、ISO感度のオートだけで明るさの変更には対応できます。

このような使い方をする場合、設定できるISO感度が高いと、暗くなってISO感度が自動的に高くなっても、ノイズが乗りにくいので安心して撮影ができるのです。

スマートホンやビデオカメラでは、暗所での撮影はシャッタースピードが1/20以下に落とすことが多いです。EOSR6にF1.4のレンズを付けた場合、シャッタースピードを1/20にすると、かなりの暗所でノイズのない動画を撮ることができます。

暗所での撮影能力が高いことから、私はEOSR5ではなく、EOSR6を購入してよかったと思っています。

暗所での撮影能力を考えないのなら、断然EOSR5がお勧めです。

写真の画素数も4500万であり、EOSR6の2010万画素を大きく凌いでいます。値段が高いだけあって、暗所での撮影能力以外ではほぼすべての機能でEOSR5が勝っています。

なぜα7SⅢを買わなかったのか

次にEOSR6とα7SⅢのどちらを買うかの検討です。

暗所撮影は、α7SⅢがEOSR6を圧倒しているという認識を持った人も結構多いようですね。

私は様々なサイトを真剣に見回って検討したのですが、α7SⅢとEOSR6は、暗所での性能はそれほどの差がないと判断しました。

私が重要視する、暗所での動画撮影時についてですが、動画の切り出し画像を載せて比較しているサイトは、多くの場合がα7SⅢの方が優れているとされているようです。しかし動画切り出しではなく、動画での比較を見てみると、両機の差はないと紹介されていることが多いのです。

私は2機種を同条件で撮影し、それを動画として公開している情報のみを信用することにしました。

あるサイトに両機を同じIOS感度で、同じ被写体を動画撮影した時の比較画像が載っていました。それによると暗所ではα7SⅢの方が、EOSR6よりも優れているとされていました。しかしその比較画像が本物であるとは、私には信じることができなかったのです。具体的にどのようなことだったのか明言は避けますが、α7SⅢがEOSR6よりも暗所での撮影性能が上だと言い切るサイトの情報は、必ずしも正しい物ばかりではないと感じました。

これはあくまで私の判断ですので、間違っていることもあるかもしれません。α7SⅢがEOSR6を、暗所での撮影性能で圧倒しているのかもしれません。

それでもはっきり言えることは、私はEOSR6には自分が希望している性能を有していたということです。実際に使ってみて、不満はまったくありません。

α7SⅢで少し気になったのが、写真の解像度です。

ミラーレス一眼カメラを動画撮影のために購入するとしても、動画ではない静止画の撮影をする場合もあるでしょう。

α7SⅢですが、写真の解像度は1210万画素で、近年のミラーレス一眼カメラではほぼ最低の解像度です。ちなみにEOSR6は、2010万画素です。この差はかなり大きいです。

私は動画を撮るだけでなく写真撮影もすることがあるでしょうから、その時はα7SⅢの解像度に、かなり不満を持つことになりそうでした。

そして室内で動画撮影をするには、広角で撮影できるレンズが欲しいです。狭い室内で動き回る姿を動画撮影するには、広い画角が必要だからです。しかしフルサイズ一眼カメラ用のレンズで、安価で広角なのは2022年現在ではキヤノンの16mmf2.8しかありません。

このレンズをマウントアダプターを介してキヤノン以外のミラーレス一眼カメラで使うことは可能です。しかしカメラ内でレンズの収差を修正しないと、画像の中心から外側に行くにつれて、画像が広がってしまいます。

下の画像は、EOS8000DにキヤノンEFS 10-18mmのレンズで撮影したものです。

まっすぐ建てられているはずの遺跡が、収差で曲がってしまいます。

元々このように写ることがわかっているので、これをカメラ内で自動的に補正してくれるのです。つまりこのレンズを確実に的確に修正できるのは、キヤノンカメラだけなのです。

子供の室内撮りに最適な唯一無二の16mmf2.8を使うためにも、キヤノンミラーレスカメラが必要でした。このことがEOSR6の購入に大きく傾きました。

まとめると以下の点で、私の場合はEOSR6を選ぶことになったのです。

  •  値段がEOSR6は30万円、α7SⅢは40万円で10万円の開きがある。
  • 暗所での撮影能力に大きな違いはない。少なくとも自分の欲しい性能が、EOSR6には備わっている。
  • 写真撮影をする場合、1210万画素と2010万画素で、EOSR6の方がかなり高い画素数となる。
  • 16mmf2.8の小型レンズがEOSR6では快適に使える

EOSR6で撮影した動画

購入直後に、「イルミネーションを見る子供」というテーマで動画撮影しました。

とても暗い環境で、EOSR6にマウントアダプターEF-RFを介してシグマ30mmF1.4を付けて撮影したものです。F値は開放で1.4、シャッタースピードは1/125、ISO感度はオートです。いかがでしょうか?

暗所でもかなりきれいに撮影できたと私は思っています。

これだけの動画が作れるのですから、私としてはEOSR6を購入したことを大満足しています。

その他にも多くの検討ポイントがありましたが、特に重要視したことをここまで紹介させていただきました。

そして実際に使用して、やはり私の判断は間違っていなかったと実感しています。

人によって判断基準は違います。私の使用用途では、EOSR6かベストだと感じているのであり、すべての人が同じ感覚ではないことを最後にお断りしておきます。

 

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