一条工務店の1.5坪のトイレは広々としています。オプションで付けた手洗いカウンターについている手洗いも、普通に使えば水が飛び散ることもなく、使いやすいです。
しかし不満点があります。カウンターに付けられているトイレットペーパーが遠すぎるのです。
私の身長は173cmで、男性としては標準的ですが、ペーパーホルダーが遠く感じられます。ペーパーホルダーは二連のものが付いていますが、特に奥側のものは遠すぎてとても使いにくいです。
この問題を、DIYで対策してみました。
目次 (クリックで飛べます)
ペーパーホルダーの位置変更
トイレとペーパーホルダーの距離
普通に座った状態だと、ペーパーホルダーの中心の位置は普通に座った時の肩の中心から前に約55cm、横に約50cmの所にあり、結構遠いように思えます。体が大きくて手の長い人でないと、楽に手が届くという感じではありません。
母とも同居していますが、母は身長が148cmしかありません。相当小柄ですから、おそらくトイレットペーパーを取るのに、少し苦労していると思われます。小柄な人では少々使いにくいでしょう。
私の身長は173cmですが、それでも遠く感じます。ペーパーホルダーは二連になっていて、手前のものでも遠く感じるのですから、奥側はもっと使いにくいです。母は148cmしか身長がないので、ペーパーホルダーが使いにくいためか、一階のトイレを使いません。リビングにいてもわざわざ二階のトイレまで行っています。
ペーパーホルダー移動
手洗いカウンターにはペーパーホルダーを付けるスペースがあります。
このスペースの中心に、ペーパーホルダーは付けられています。取り付け位置を変えて手前に持ってくることで、少しでも使いやすくできないか考えました。
ペーパーホルダーは4箇所のネジで止められているだけのようです。移動は簡単にできそうです。
ネジを4箇所外します。このネジはかなりきついです。ネジの有効長40mmもあるので、きついのは当然ですね。短いドライバーではドライバーが傾いてしまい、ネジにしっかりドライバーの頭がはまりません。この状態でネジを緩めようとすると、ネジの頭を壊してしまう可能性が高いです。ドライバーはシャフトが長いものを使うと安心です。
ネジを4本外すと、ペーパーホルダーが外せます。
ペーパーホルダーの取付け
取り付け位置は、前回ついていた穴が隠れる位置まで左に移動させることにしました。
これで5cm、便器にペーパーホルダーが近づくことになります。
締めつけはかなり力がいります。私は夏に行ったので汗だくになりました。締め付けもネジの頭を破損させないように注意しなければなりません。
私はこのDIYの後、電動ドリルを買いました。
ドリルはマキタ製を買っておくと、他のマキタ製工具を買った時、バッテリーを使いまわしできます。小型で使いやすい物は、バッテリーが使いまわしできないこともあります。
おすすめは多くの工具で使われているマキタリチウムイオンバッテリBL1860Bが使える機種です。
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以下の物なら多くの用途に使えておすすめです。
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最初からこれを買ってあれば、様々なDIYがとても楽にできたと思っています。DIYに興味のある方は、早めに買っておくといいですよ。
取り付け状態
手洗いカウンターの取り付け位置がセンターではなくなりました。そのままでは違和感があります。空いた位置に置物でも置けば、違和感はなくなると思っています。ためしにインドで買ったクリシュナ様を置いてみました。
あまりスマートではないですが、まあ置く物によっては充分許容範囲になるでしょう。
便器中央からペーパーまでの位置ですが、5cm近づきました。たった5cmと思われるかもしれませんが、感覚的には大きく違います。子供が小さなうちは、以前の距離では手が届かなかったでしょう。
ペーパーホルダーにトイレットペーパーをセットするにもやりにくさはありませんから、この改善は成功です。
このペーパーホルダーの位置変更ですが、ペーパーホルダーにはもう一つ使いにくいと感じるところがありましたので、改良してから取り付けました。
どこを改良したのかは、以下をお読みください。
ペーパーホルダーの改良
手洗いカウンターのペーパーホルダーの位置が遠すぎるだけでなく、もう一つ一条工務店のペーパーホルダーには問題があります。入居した直後には、ペーパーホルダーがとても使いにくいと感じました。
ペーパーが引っかかってしまい、普通の感覚でトイレットペーパーを引きだすと、ペーパーが切れてしまうのです。
ペーパーホルダーには装着したトイレットペーパーを押さえるペーパー押さえが付けられています。その押さえ部がとても重いのです。前面にはペーパーを切るためのギザギザのカッターが付けられているため、さらにペーパーが引っかかりやすくなります。
ほとんどの家庭では、少し使いにくくてもそれに合わせて使うことで対応されているのではないでしょうか?
最近のペーパーホルダーはこのように押さえ部が重いのが普通なのかもしれませんが、わが家には合わないようです。
使い方を変えるのではなく、普通に使っても使いやすいようにしたいので、ペーパーホルダーを改良することにしました。
ペーパーホルダーの位置移動の時に、取り外したついでに以下の作業をしています。
ペーパーホルダーの分解
ペーパーホルダーの押さえ部が重いのは、錘が入っているからです。
ペーパーホルダーを裏返しにして、押さえ部を裏側からマイナスの精密ドライバーで押さえをこじると、簡単に蓋が外れます。
中に鉄製の錘が入っていました。
この錘を取り出して組み立て直すだけです。
カッターについて
ペーパー押さえ部の前面にはカッターが付いています。これも分解した時に取り外すことができます。取り外すべきか、少し考えました。
今のトイレットペーパーはほとんどの物に切れ目が入っており、ペーパー押さえ部を押さえて引っ張ると、切れ目の部分から切れてくれます。
我が家の買うトイレットペーパも、すべてに切れ目が入っていて、このカッターでペーパーを切ることはありません。
それを考えると、このギザギザのカッターは必要ないものです。取り外してしまおうと考えました。
しかし錘を取り去ったので軽くなり、引っかかりにくくなりました。普通に引きだせはペーパーがちぎれることはなくなったので、カッターは付けたままにしました。
改良について
おそらく多くの方が、入居直後にはペーパーホルダーが使いにくいと感じたのではないでしょうか。しかし使い方を考えることで、ペーパーがちぎれてしまうことなく使うことができるようになります。わが家でも使い方を考えて対応していました。
しかしお客さんがトイレを使う場合はどうでしょうか? 慣れていないお客さんは、「なんて使いにくいペーパーホルダーなんだ!」と思うのではないでしょうか。
誰もが「最初から考えずとも使えるようなものにした方がいい」と私は思います。
そして、私の考えですが、考えたらすぐに行動すべきだと思っています。早めに行えば、早くから快適な生活が手に入ります。この改良は入居後すぐに行ったものです。(忙しくてなかなか記事にできませんでした)
みなさんも気になったところは暇を見つけてガンガン改良してしまいましょう。とても楽しいですよ。