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i-smartの設備

ヘッダーボックス取り付け場所はどこにする?

一条工務店で家を建てられた方は、ヘッダーボックスというものをご存知かと思います。

一条工務店のi-smartでは床暖房が標準装備されています。温水を床に流す方式の床暖房ですが、その温水はヘッダーボックスという設備を経由して、各部屋に送られています。一条工務店の床暖房システムがある家では、必ず付けなければならないものです。

このヘッダーボックスについて、取り付け位置を決めるのに大変苦労しましたので、経緯などを紹介したいと思います。

ヘッダーボックスの取り付けルール

一条工務店のヘッダーボックス取り付けには、以下のルールがあります。

1.一階の外壁以外に付ける。
2.耐力壁に付けられるが、壁をふかす必要がある。
3.RAYエアコン、ヘッダーボックス、室外機の3つは、お互いの距離が10マス以内の位置に取り付けなければならない。

我が家のヘッダーボックス取り付け位置問題

我が家では当初、ヘッダーボックスは一階洋室の壁に取り付けられる予定でした。しかしその壁に引き戸を付けたいという希望を出したため、ヘッダーボックスが付けられなくなりました。この時点で取り付けられる壁が、もうキッチンの壁しか残っていませんでした。

しかしキッチンの壁は、インターネットで探したレシピをプリントアウトして張り付けるなどに有効活用したかったので、そこにヘッダーボックスを付けたくないと最初は考えました。

しかし他に付ける壁がほとんどないのです。他に付けられそうな壁を探したところ、トイレの中と土間収納の中だけがわずかに壁が余っていました。トイレはゆったりした雰囲気に作ったので、イメージを壊すヘッダーボックスが付けたくありませんでした。

土間収納は遠すぎて、ヘッダーボックスを付けるにはぎりぎりの距離でした。RAYエアコンの室外機から遠く離れすぎているため、暖房効率が下がると考えられます。

以上のことから、キッチンにヘッダーボックスを取り付けるしかありませんでした。

ヘッダーボックス位置図面

ヘッダーボックス位置を決める注意点

ヘッダーボックスは取り付けルールにも書いたとおり、RAYエアコン室外機や室内機との距離が、10マス以内に取り付けなければならないというルールがあります。

しかしルールがなくても、これら3つの設備はなるべく近くに配置したほうがいいのです。遠くなると無駄に配管が長くなり、暖房代が高くなることが懸念されます。

とはいえ我が家の配置は以下の画像の通りです。

ヘッダーボックスとRAYエアコンの位置

どれもかなり距離が離れています。

これはやむを得なかったことですが、もし間取りを検討されている方は、省エネにもつながりますから、RAYエアコンの室外機と室内機、ヘッダーボックスの3つは、なるべく近くに配置できるように考えた方がいいでしょう。

ヘッダーボックスの反省点

実はこのヘッダーボックスの位置を含めた床暖房システムについては反省点があります。RAYエアコン室外機で作った温水を、まずヘッダーボックスに送ります。そこから各部屋に温水が送られるわけです。何はなくともRAYエアコンの室外機とヘッダーボックスは、少しでも近づけた方がロスがなくなるわけです。

今のヘッダーボックスとRAYエアコンの位置関係は先ほどの図の通りです。それを以下の画像の通り変更すべきでした。

エアコン室外機移動案

ほんのわずかでもRAYエアコンの室外機とヘッダーボックスが近づきます。わずかな違いかもしれませんし、気にする程度の事ではないのかもしれません。しかしどんなことも徹底的に考えて、無駄のない効率的な家に住みたかったものですから、このような指示忘れはとても気になっています。

大反省ですね。

ヘッダーボックスまとめ

一条工務店で家を建てる時、打ち合わせは場合によっては大変なスピードで進むことがあります。

間違いなくヘッダーボックスについての機能の説明と取り付け位置については説明があるはずですが、たくさんの検討事項の中に埋もれて、説明を聞いても頭の中に印象が残らず、入居してもヘッダーボックスの存在を知らない方も多いそうです。

ヘッダーボックスについては、せっかく温めた温水が冷めやすくて、暖房代が高くなってしまうような位置に付けられることもあるのです。決して安易に考えるものではありません。

見える壁についているよりも、納戸の中にあれば目立たないのでありがたいと思うでしょう。しかし納戸に入れることで、RAYエアコンの室外機から遠く離れるようになってはいないでしょうか?

たとえ暖房代が少しくらい高くなっても、ヘッダーボックスが目立つところに露出しないほうがいいと納得されているのであれば問題ありません。何も考えずに「目立たない位置に付けたから問題ない」としか考えていないのでしたら、ちょっともったいない気もします。

私の考えですが、打ち合わせはどの設計士さんも営業さんも、早く終わらせたいと考えてしまうことがあるかもしれません。「ヘッダーボックスは、目立たないように納戸に入れました」と説明する設計士さんがいたとします。見栄えの悪いヘッダーボックスが普通では見えない位置に設置されたことに安堵した施主さんは、そのままOKとして記憶にも残らないでしょう。

逆に「ヘッダーボックスを納戸に取り付けようと考えていますが、納戸はRAYエアコンの室外機から6マスも離れています。この場合、床暖房の配管が長くなって省エネにならなくなります。目立ちますが、キッチンの壁に付ければRAYエアコンの室外機から近くなり、省エネにつながります。どちらを選ばれますか?」と設計士さんから説明を受けたらどうでしょう。

施主さんはRAYエアコンや床暖房のシステムを知りたくなって説明を求め、位置はどこにするか悩むでしょう。その分打ち合わせに時間がかかっていきます。それを好んで行う設計士さんがどのくらいいるのでしょうか?

つまり長い打ち合わせを好まないハウスメーカー側の都合で、ヘッダーボックスの位置に対する重要性の説明がされない可能性だってあるのです。

今はインターネットでかなりの情報が手に入れられる時代です。説明のないものは自分で調べるしかありません。付くもの一つひとつ、用途と形状は把握したうえで打ち合わせに臨みたいと考えました。妥協せずにあらゆる設備や器具についてしっかり調べ、自分なりの考えを持ったうえで打ち合わせを行うことをおすすめします。

とても高価な買い物です。妥協しなければしないだけ、快適な家を手に入れることができるはずなのです。

※LDKの間取りについての記事が以下のリンク先にあります。是非ご覧ください。

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