家の知識

地盤調査は重要  判定基準と安全意識の高い一条工務店

基礎工事前に一条工務店により地盤調査が行われました。

地盤調査はとても重要です。決して軽く見てはいけないのです。

地盤調査結果についての説明を受けて、一条工務店の地盤調査についての考え方について、あらためて感じることができました。

一条工務店の地盤調査で、誤判定による入居後の不具合は絶対にないと確信できました。

しかし一条工務店の地盤調査は、もしかしたら人によってはいいことばかりではない可能性もあるのではないかと考えています。

基礎判定基準

すでに基礎の判定基準について知っている方もいると思いますが、念のため基礎の判定について最初に簡単に説明しておきます。

判定は地盤が良い順に、「布基礎」「ベタ基礎」「地盤改良が必要」と3段階に分けられます。

布基礎判定

布基礎は基礎が家の壁の位置のみを支えるものです。

最も地盤のよい場合に出る判定です。

ベタ基礎判定

ベタ基礎判定は布基礎判定よりもやや地盤が弱い場合にされるものです。

ベタ基礎は家の大きさ全体に基礎が作られます。

一階の面積すべて家の重さを受け止めるため、少々地盤が緩くても支える面積が広いので問題なく家が建ち続けられます。

地盤改良判定

地盤があまりにも脆弱なため、地中に筒状のコンクリートを深く埋め込んでその上に基礎を作るか、岩盤までパイプを打ち込んでそれで基礎を支えることになります。

過去に池や沼だった土地、水田や川だった土地などは多くの場合地盤改良が必要になります。

判定に間違いがあると

本当は地盤改良が必要な土地であるにもかかわらず、普通の布基礎にした場合は必ず後で地盤沈下により基礎に弊害が出てきます。

インターネットで基礎判定について情報を調べてみました。

大手のハウスメーカーであった事例ですが、基礎工事終了直後から基礎の割れがあり、それが入居後も進んで行くというものです。あらためて地盤を調べてみると、地盤改良が必要だという判定が出たそうです。地盤改良が必要な脆弱な土地だったのに、ハウスメーカーが布基礎判定をして、布基礎で家を建てたため、基礎部分が沈み込むことで、家が歪んでしまったのです。

地盤調査の結果はとても重要で、間違っても良好な方(ベタ基礎にすべきところを布基礎判定が出るなど)に判定されてはいけないということです。

一条工務店の地盤調査

一条工務店の地盤調査は、3種類の調査で結論を出します。「地形観察」「周辺観察」「スウェーデン式サウンディング試験」の3つです。

「スウェーデン式サンディング試験」は営業の担当さんが自分で行います。

スウェーデン式サンディング試験とは

スウェーデン式サンディング試験とは規格、基準がJIS A 1221-2008に定められています。

ドリルのようなスクリューポイントと呼ばれるものを地盤に回転しながら差し込んでいき、その時の荷重や音、付着物などを総合的に判断して、地盤の状態を判定するものです。

しかし差し込んだ部分のみの情報であり、土地全体のことはわかりません。

また途中に差し込んだ部分だけ大きな石が埋まっている場合、それ以上ロッドが入らないこともあります。

そのように正確性にはやや欠けることもあり、それだけで判定することはせずに、参考データとして考えられているようです。

本当は布基礎判定でもよかったのではないか?

実は我が家の土地は、ベタ基礎判定でした。

実は私はいかなる結果が出ようとも、ベタ基礎をしてもらうつもりでいました。万が一地盤調査の結果が「間違って良好な側に判定されて」ベタ基礎をするべき土地なのに、布基礎で家を建て、のちに問題が起きたら困るからです。

ここで少し考えるべきことが出てきます。

我が家は地盤が強固なことで有名な場所です。

しかもかなり広い範囲を見渡しても、田はおろか川もなく、地盤はとても良好と考えられます。それでも判定はベタ基礎判定でした。

我が家は8つの分譲地の中にあります。私の家以外には4つの土地に家が建っています。おそらくどの家も布基礎で家を建てているのではないでしょうか。もしかしたら一条工務店以外のハウスメーカーであれば、布基礎判定が出ていたのではないかと考えています。

しかし万が一布基礎にして問題が起きた場合は我々施主は大変な損害を被ります。

ほんのわずかでも脆弱だと考えられる場所は、迷わずベタ基礎判定を出しているのではないかと思っています。

もちろん他のハウスメーカーであれば、布基礎判定が出たのかどうかはわかりません。

しかし一条工務店の家に対する意識からすると、布基礎判定はかなり出しにくいものになっていると思うのです。

我々客は「ベタ基礎判定が出ました」と言われれば、「はいそうですか」としか言いようがありません。地盤改良が必要だと言われれば、「そんなものは必要ない」と言えるはずもありません。「判定通りの基礎をしないと将来家が傾く可能性がある」と言われたら、黙って従うしかありません。

布基礎判定の出にくい一条工務店の地盤調査が、いいことなのか悪いことなのか、判断は難しいところです。

私は安心して住むことができる家が欲しかったので、地盤調査結果を厳しめにしている(と思われる)一条工務店の姿勢に共感します。しかし少しでも安く家を建てたいと思う人にとっては、ベタ基礎の方が布基礎よりも費用が掛かるため、歓迎しないかもしれません。

判定基準についての考えは、あくまで私の想像ですが、絶対に問題の起きない判定をすることは、決して間違っていると思いません。

測定方法の基準

地盤調査は国土交通省告示1113号で、その方法や判定について、細かく定められています。

その調査方法や判定基準は、パッと見ただけではとても難しく感じますし、厳格に調査が求められているように思えます。

しかしその土地の地盤調査をする時、土地の中の測定位置が決められているわけではありません。土地のど真ん中を一箇所確認するだけでも構わないのです。

地盤調査は、その結果でべた基礎なのか布基礎なのか、はたまた地盤改良が必要なのかが決まりますから、とても大切な調査です。

その調査が第三者機関に任せられ、しかも明確な測定位置の基準がないことは少し怖い気がします。

こればっかりは調査する機関を信じるしかありませんが、それでも地盤調査で調べるための回数は、ど真ん中一回だったとしたら、心もとない気がします。

 

一条工務店の地盤調査は、基本的には平日に行われるようです。

有難いのは事前に日時を知らされ、立ち合いをすすめられることです。

私は仕事の都合がどうしてもつかなかったので立ち会えませんでしたが、自分たちの行う調査に自信があるから施主を呼ぶこともできるのです。立ち合いに誘ってもらっただけで、私はすべてを信用したいと思いました。

 

地盤調査は家の建つ位置の四隅を調査してもらっています。

第三者による調査だと、家の建つ位置などは把握していないこともあると思います。これは施主の家を知り尽くしている営業探査さんだからできることだと思っています。

広い土地の中で任意の位置で地盤調査を行っても、家の建たないところを調査されたらあまり意味がないものになる可能性があります。

確実に家の建つ四隅を調査してくれることはとてもいいことだと思っています。

 

我が家では家の建つ4隅を調査してもらったはずですが、なぜか8箇所、28回もの調査がされていました。

これはどういうことなのか確認したところ、いくらやってもすぐにスクリューポイントが中に入っていかず、測定不能になってしまうので、測定できる位置があるかどうか試すために位置を変えて何度か調査を行ったということでした。

たまたま調査位置には石が埋まっていて、そのためにドリルの刃が入っていかないこともあり得ます。その可能性を捨てるため、調査結果が良くても何度か場所を変えて調査を行うそうです。

28箇所もの測定をしてあるので、かなり信用できる判定になりますね。

地形観察と周辺観察

地盤調査はスウェーデン式サンディング試験の調査結果だけで判断せず、地形観察と周辺観察も併せて結果を出します。

先ほど書いたようにスウェーデン式サンディング試験では、たまたま測定位置だけに石が埋まっていていい結果が記録されることだってあります。

一条工務店では、今まで近くで同様に新築した家のデータを照合し、さらにその土地のそれまでの使用状況などのデータも加えて、総合的に地盤調査結果を出すのだそうです。これらも法律で定められているようです。

私の家を建てる土地は一条工務店の家がとても多いです。その地区の土地のバックデータもしっかりしており、間違った判断はかなり出にくいはずです。

バックデータがしっかりしているところに加えて、何度も土地の状態を確認する高い意識がありますから、一条工務店の地盤調査結果は信用できると私は考えています。

 

今は基礎をべた基礎にすることが、とても多くなっているようです。

よほど脆弱な地盤でない限り、べた基礎にすれば少々の地震でも建物の倒壊の可能性はないのかもしれません。

ただ最初からべた基礎にするからこと前提のため、地盤の調査は軽んじてもいいと考えている工務店やハウスメーカーがあることも事実のようです。地盤はまわりの様子でおおよそ状態がわかるらしいので、本気で調査するまでもないのかもしれません。

それでもしっかり自社で地盤調査するハウスメーカーと、他の機関に依頼しているハウスメーカー。このような意識の違いを、ハウスメーカー選びには考慮することも大切だと思います。

地盤改良について

地盤が脆弱でも、今では地盤改良をすることで耐年数や耐地震にも問題なのないようにすることが可能です。

しかしその場合、地中に鉄パイプやコンクリートを埋め込むことになります。

この場合もし将来土地を売る場合は、これらの地中にあるものすべてを撤去しなければいけないという法律があるのです。

そのため土地を掘り起こしてコンクリートやパイプを取り出す大工事が必要になります。当然費用が掛かります。

池や沼をつぶして住宅地としたような、脆弱な土地もあります。土地の状態は二の次にして、地理的なことや日当たりのよさを重要視することも多いようです。

私も以前土地を探していた時は、土地の脆弱さの可能性などは、まったく度外視していました。

しかし地盤調査の結果、土地改良で思いがけない費用が掛かるだけでなく、将来売る時にも費用が掛かることも考えておいた方がいいと思います。

まとめ

現在は地盤調査がいい加減にされて、本来なら地盤改良が必要な土地が、布基礎になることはまずありません。

もしそのようなことになった場合、訴訟になるとハウスメーカー側は大変なことになるからです。

そのため一条工務店でなくても、地盤調査には慎重な姿勢で臨んでいるはずです。

しかしまだまだ、地盤調査が正しく行われてなかったことにより、立てた家に不具合が出ることはしばしば起きているようです。

地盤調査は簡単に考えないようにしましょう。もし自分の家を建てる時、布基礎判定が出た場合、本当にそれでいいのか施工側としっかり話し合ってみることも必要でしょう。

 

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