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御影石キッチントップはおすすめ 注意すべき点とお手入れ方法 

御影石をキッチントップ(キッチンの天板)はおすすめです。しかしまったくメンテナンスフリーできれいな状態を保てるわけではありません。

御影石のキッチントップは、シミもできなくてメンテナンスも必要ないという間違った認識をされないようにご注意ください。

それでも御影石のキッチントップは、高価であるというデメリットを忘れさせるほど、価値のあるものです。正しい使い方をしていれば、ずっと快適に使うことができるおすすめ品なのです。

御影石をキッチンのトップに使うメリット、デメリットとお手入れ方法を紹介します。

御影石とは

まず最初に御影石とは何なのか、説明しておきます。 御影石とは花崗岩(かこうがん)の別称です。花崗岩は以下のように定義されています。

主成分が石英と長石で、他に10%程度の有色鉱物(黒雲母等)を含み、全体的に白っぽく見えるもの。有色鉱物の含有量が多い(約30%)ものは閃緑岩の範疇に入る。なお、花崗岩と閃緑岩の中間的な性質を持つ岩石は花崗閃緑岩 (granodiorite) と呼ばれる。 出典:ウィキペディア 花崗岩 より

つまり様々な鉱物がまじりあった岩石ということになります。 当然各鉱物の含有率は産地によりすべて異なるため、性質もそれぞれです。

吸水率の高い(水のしみこみやすい)花崗岩(=御影石)もありますし、吸水率の低い御影石もあります。 御影石と聞くと、「水が浸み込まない(醤油などをこぼしても浸み込まない)」「熱に強い」「傷がつかない」などのイメージを持つ人が多いと思いますし、実際にそのような内容を紹介しているサイトも多くあります。

しかし「熱に強い」「傷が付きにくい」等は正しいことですが、「水が浸み込まない」わけではありません。 御影石の表面を見てもらえばわかりますが、小さな穴が開いています。御影石は複数の鉱物同士が密着した岩石ですが、この密着状態が良くないものは、隙間が多いのです。その隙間から水が浸み込むのです。

御影石キッチントップの注意点

水が浸み込まないという認識の人が多く、その誤解は、自分の家の御影石キッチントップに水を垂らしても、まったく浸み込まずに水滴が表面にとどまっていることが多いです。

これを見て、「御影石は水が浸み込まないものだ」と思い込んでいるのです。 ハウスメーカーの営業さんや、キッチンメーカーの営業さんも、御影石キッチントップの本当の特性を知らず、自社の御影石キッチントップは水が浸み込まないので、「御影石は水が浸み込みませんから、手入れが簡単ですよ」と、お客さんに薦めてしまうこともあります。

しかし現実には、御影石は水が浸み込むものなのです。 どうして「御影石キッチントップは水が浸み込まない」という認識が定着しているのでしょうか? 

それは吸水率のとても低い御影石を採用しているか、コーティングされているため、購入初期は水をはじくからと考えます。

いくら吸水率が低い御影石であっても、表面に細かな穴が開いているのに、内部には隙間がまったくないなんてことは絶対にありません。コーティングがなければ、御影石キッチントップは水が浸み込んでしまうのです。これは絶対に認識しておくべきことです。

多くの御影石キッチントップは、水が浸み込むことを防止するコーティング剤は、耐年数の高い物を使用していると思われます。

しかしもし万が一、コーティング剤が切れてしまった場合、すぐにしょうゆや油が浸み込んでしまうことになります。その時に後悔しないよう、水物をこぼしたら、すぐにふき取るようにしたほうがいいのです。

御影石キッチントップは水が浸み込まないと信じ込み、しょうゆやソースをこぼしてもそのまま放置することがないようにしましょう。

御影石キッチントップの手入れ方法

御影石のキッチントップは、まずはコーティング剤が効いているかどうかがポイントです。 水を垂らしてそれがまったく浸み込まない状態であれば、安心して使用できます。しかしわずかでも浸み込む気配が感じられたら、しょうゆや油をこぼしたまま放置すると、シミができてしまう可能性があります。

そのような場合は、コーティングしておくと安心です。 コーティング剤は業務用の物が多く、一つ買っておくとほぼ永久に使えそうなくらいの量です。値段も目が飛び出るほど高いわけではなく、車のワックスを買うくらいの値段ですから、気楽に購入できるのではないでしょうか?

御影石にシミができたら、シミを除去するのはかなり大変です。できて除去するよりも、できないように保護することが大切です。 もし水分が浸み込む様子が感じられたら、絶対にコーティングするべきです。

コーティングが効いている間は、汚れたらふき取る程度で問題ありません。ただし液体をこぼしたときは、なるべく早く拭き取りましょう。

その他にももう一つ注意点があります。硬くて強い御影石ですが、わずかとはいえ酸やアルカリには腐食するという報告もあります。

酸やアルカリ系の洗剤を使ったからといって、直ちにひどい腐食があり、表面の輝きがみるみる失われるほどのひどいことにはなりませんが、念のため台所用中性洗剤を使って、汚れを落とすことをおすすめします。

人造大理石キッチントップ

一昔前はキッチントップはステンレスの物ばかりでした。今では人造大理石が主流です。 御影石のキッチントップと、人造大理石のキッチントップ、どちらがいいのか考えている人もいるでしょう。 まず最初に、人造大理石と人工大理石の違いを簡単に説明します。

人造大理石と人工大理石

人造大理石と人工大理石、字が違うだけで同じものだと思っている方もいるのではないでしょうか。

実はこの二つは、まったく違うものなのです。

人造大理石

天然大理石の粉を、樹脂などで固めたもの

人工大理石

天然大理石の成分が一切入っていない、樹脂などが主成分のもの。

このように二つは製法上はまったく違うものです。 しかし特性はそれほど大きく変わりません。手入れ方法や注意すべき点も同じです。

そのため今後は人造大理石=人工大理石として、すべて人造大理石で統一して記事を書いていきます。

人造大理石のメリットデメリット

人造大理石のメリット

人造大理石はしょうゆや油などをこぼしたままにしておくと、すぐにシミになってしまうと言われることが多いです。

しかし現在は研究が重ねられ、少しくらい放置したままでも、すぐにシミができてしまうことは少ないようです。

人造大理石は、人工的に成型するため複雑な形状にしやすいです。御影石キッチントップは一枚のフラットな板だけのものになりますが、人造大理石は、キッチンシンクと一体型のトップを作ることができます。これが大きなメリットです。

そして真っ白で清潔感あふれる色が選択できます。これも御影石キッチントップではできないことです。(御影石には純白のものがありません)

シンクもキッチントップも真っ白にしたいと希望する人は多いようで、そのために人造大理石はを選ぶ人もたくさんいるようです。

そして一番のメリットは、価格が安いことです。御影石キッチントップが多くの場合オプションになり、場合によっては50万をはるかに超えるオプション料金になることもあります。

しかし普通のキッチンでは、人造大理石は通常に使われていて、オプション料金はかかりません。

人造大理石のデメリット

人造大理石は液体が浸み込むと言われていますが、今は技術の進歩で液体が浸み込みにくい物に改良されており、それほど気にする必要はありませんので、私はそれをデメリットとしては考えていません。

一番のデメリットは、傷が付きやすいことです。 真っ白な人造大理石は、傷がつくととても目立ちます。この傷は、経年とともに増えていきます。最初はきれいで清潔感あふれるキッチンも、傷が付くことで見栄えが悪くなっていきます。

また樹脂の宿命として、なからず白い色は経年劣化で黄ばみが出てきます。これもデメリットの一つです。

そして真っ白な人造大理石は、汚れが目立ちやすいこともデメリットです。(濃色を選べばこの限りではありません)

私は人造大理石のメリットデメリットを十分に理解したうえで、「傷が付きやすく、汚れが目立ち、黄ばみが出る」というところを重要視しました。そして御影石キッチントップのメリットも考慮し、御影石キッチントップを採用することにしました。

わが家のキッチントップ紹介

わが家ではキッチントップを御影石にしました。一条工務店でi-smartの家を建てたため、キッチンは一条工務店オリジナルのスマートキッチンと呼ばれるものになります。

一条工務店のスマートキッチンは、通常だと天板(トップ)が白系の人造大理石になっています。しかしトップを御影石にするオプションが用意されており、価格は150,000円となります。

御影石は神戸市の御影から産出された花崗岩の石材名です。花崗岩のことを御影石と呼ぶようになっています。御影石(花崗岩)は産出される場所により様々な種類があります。硬くて傷が付かず熱にも強いことから、キッチントップに適していると言われますが、産地によって成分も物性も違い、キッチントップに使えない物も存在します。

一条工務店オプションの御影石は、どのような物を採用しているのかはわかりません。ただ吸水率が少ないことから、キッチントップに適した御影石を使用しているか、コーティング剤を使っているのかどちらかです。 いずれにしろわが家のキッチントップは吸水率がとても少ないので、シミが付くことを気にせずに気楽に使えるので満足しています。

一条工務店御影石キッチントップの色

一条工務店では、色が以下の三種類が選べます。 汚れが浸み込まないと信じる方も多く、アイボリーやグレーが人気のようです。

しかし万が一汚れが浸み込んでも目立たない、ブラックにしておくと気楽に使うことができるでしょう。

わが家ではコーティングすることで汚れのしみこみを防止することを考えたため、一番好みの色のグレーにしました。 一条工務店の「アイボリー」「グレー」などのやや明るめの色を選ぶ場合は、コーティングをしっかりしておくことは必須だと考えています。

御影石キッチントップにすることのメリット

汚れが目立たない

色にもよりますが、汚れも目立たないです。我が家ではグレーを選びました。

色だけの好みであれはブラックがいいのですが、汚れが目立ちそうでした。グレーは予想以上に汚れが目立たないため、あまり視力の良くない母が、よく油などをこぼしてそのままにしています。そのくらい汚れが目立ちにくいです。

傷が付かない

モース硬度が6~7の御影石です。

モース硬度とは、以下の説明をご確認ください。

主に鉱物に対する硬さの尺度の1つ。硬さの尺度として、1から10までの整数値を考え、それぞれに対応する標準鉱物を設定する。

ここで言う硬さの基準は「あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ」であり、「たたいて壊れるかどうか」の堅牢さではない。モース硬度が最高のダイヤモンドであっても衝撃には弱く、ハンマーなどである一定の方向からたたくことよって容易に砕ける。出典:ウィキペディア(Wikipedia)モース硬度 より

御影石はナイフの刃よりも固いことになります。キッチン上で、普通の扱いをしていれば、傷が付くことはほとんどありません。

ちょっと驚いたのが永久歯のエナメル質が、モース硬度で6だということ! 御影石は固いのですが、それと同じ硬度を永久歯の表面は持っているのですね。

熱い鍋をそのまま置ける

熱い鍋をそのまま置けると言われていますね。まったく気にすることなく料理後すぐに鍋をキッチントップに置けることは毎日の料理を楽にしてくれるでしょう。しかし本当に熱い鍋をそのまま置けるのでしょうか?

御影石は耐熱温度が600℃と言われています。実際に調理器で600℃まで温度を上げることはなかなかないことらしいので、御影石自体が熱で変質するなどの心配はなさそうです。

しかし御影石は600℃まで熱さに耐えたとしても、その下のキッチンの木材などに影響は出ないのでしょうか?

調べてみると、御影石の熱伝導率は、2.91W/m ・Kです。陶器が1.08~1.73W/m ・Kですから、陶器に比べて2倍弱から3倍くらいは熱を伝えやすいことになります。

しかし熱い湯を湯呑に注いだ場合を考えてみますと、薄い湯のみでもかなり熱を遮断してくれています。湯飲みは薄くて3mmくらいの厚みだと考え、20mmもある御影石のトップと比較すると、熱伝導率が3倍になっても、厚みがまったく違いますから、湯飲みよりは熱を遮断してくれそうです。

様々なことを考慮すると、かなり熱した鍋を置いたとしても、問題は起きないと思われます。

キッチンサイドが本体色と同じ色になる

キッチントップを御影石にすると、キッチンのサイドが本体色と同じ色になります。これは知らない人も多いようですが、うれしいメリットです。

ステップカウンターサイドパネル

キッチンの統一感に一役買っています。キッチンサイドは本体色がいいですね。

御影石キッチントップのデメリット

シンクがステンレスになる

デメリットの一つとして、シンクがステンレスになります。

ステンレスシンク

御影石トップにすると、人造大理石のシンクは選べないのです。シンクがステンレスでない方がいいと思う方も多いようで、さらにトップと一体型のシンクなので、掃除もしやすいと言われています。

しかし使った見た限りでは、御影石とステンレスの継ぎ目があるからといって、掃除がしにくいという感じはありません。

ステンレスシンクと御影石の継ぎ目

もちろん継ぎ目がない方が掃除は楽でしょうが、継ぎ目があっても気にするほど面倒ではないのです。しょうゆをこぼしたり、傷が付くのを気にするのに比べたら、砂漠に落ちた米粒ほども気になりません。この感覚は人それぞれでしょうから、私個人の意見だと考えてください。

私はステンレスのほうが好きです。人造大理石のシンクは、インターネットの情報によると、気を使わないとすぐに汚れるというものもありますし、まったく気にしなくても汚れないというものもあります。どちらが正しいのか、使っていない私にはわかりません。

しかし人造大理石の特性からしても、気を使わないと汚れやすいのではないかと思っています。汚れないという情報よりも、汚れるという情報の方が圧倒的に多いですし。ただしシンクに染み込んだ汚れも、やり方によってはすぐに落とせるという情報も多いです。

人造大理石のシンクを選ばれる方の多くは、すべて真っ白なキッチンにしたいという思いがあるようですね。我が家では天板が御影石で、側面の色はブラウンです。濃色系のキッチンなので、逆にシンクが白だと浮いてしまいます。最初からシンクを人造大理石にしようと考えていなかったので当然ですね。

以上のように、御影石トップすると人造大理石のシンクが選べず、ステンレスになることについては、我が家ではまったく気にすることはありませんでした。

食器やコップが割れやすい

食器やコップが割れやすいと言われていますが、使用した限りでは、それを気にする必要はないと思います。

確かに硬いので食器が割れやすいのでしょう。しかし人造大理石とそれほど変わるとは思えません。

我が家ではトイレにオプションの手洗いカウンターを付けています。手洗いカウンターのトップは人造大理石です。それに食器を当ててみても、同じような音がして、同じように食器が割れやすいと感じます。

私は2年間御影石キッチントップとともに生活してきましたが、わが家ではただの一つも食器やコップが割れたことはありません。もちろん特別気を使っているわけでもありません。

あくまで私の感覚ですが、御影石トップだと食器が割れやすいというのは、御影石=硬い ということから、割れやすいイメージができてしまったような気がします。

まとめ

一条工務店では150,000円でキッチントップを御影石にできますが、他のメーカーだと数十万の価格になります。とてもリーズナブルです。

採用を迷われている方で、インターネットで情報を集めている方も多いと思われます。ネット情報では、御影石キッチントップは絶対におすすめだという方もいますし、人造大理石のほうがいいという方もいます。

好みの違いは人それぞれです。真っ白なキッチンを目指す方は人造大理石トップを、シックで手入れの手間がかからないキッチンを目指す方は御影石トップを選ばれるといいでしょう。御影石トップはオプションなのでオプション料金もかかりますから、そこも重要な判断材料ですね。

みなさんが後々後悔されない判断をされることを祈っています。

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