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i-smartの設備

一条工務店スリットスライダー  高いビジュアル性を持つ扉 

一条工務店にはスリットスライダーと呼ばれる扉(引き戸)がオプションで付けられます。天井まで届く扉で、高いビジュアル性があり、人気の設備です。この扉を採用する場合のポイントや注意点をまとめました。

スリットスライダーとは

スリットスライダーは名前の通り、一枚の扉に4本のスリットが入ったものです。

他の引き戸は扉の上に320mmほどのスペースがあります。

壁一面が扉となるスリットスライダーは、他の引き戸と違って上部にスペースがありません。2,400mmの天井まで扉が届いています。

扉がとても大きく感じられ、壮観ないでたちになります。

スリットスライダーの種類

一条工務店のスリットスライダーは一枚と両開きの二枚との二つに分かれます。

左が二枚のスリットスライダーで、右が一枚のものになります。

スリッドスライダーは一枚の扉がほぽ900mmあります。引き込み部分も含めて2マス(1,800mm)の壁が必要になります。

二枚のものを採用すると、両開きで大きな開口部ができます。しかし二枚にすると4マス(約3,600mm)もの幅が必要になります。

色は2種類あります。

ここで紹介しているのは【スギ・ナチュラル】という色になります。他に【ピュア・ホワイト】という真っ白の色が選べます。

スリットのガラスは、半透明のカスミガラスと、透明のガラスが選べます。

部屋として使う場所に付ける場合は、カスミガラスを選ぶ方がいいでしょう。

我が家ではリビング横の洋室と、トイレや洗面所に続く扉の二ヶ所をカスミガラスにしました。洋室は中での様子がリビングから見えないほうがいいですし、トイレの出入りがリビングから見えるのも問題だからです。

玄関からリビングに入る扉は、透明ガラスを選びました。この選択も大正解でした。説明が難しいのですが、リビングに入る前に中の様子が見えるのは、何気に気持ちのいいものです。どうなっているのかわからない部屋に入るよりも、少しだけでも中の様子が見える方が、入りやすい感じがするのです。

リビングの入り口にスリットスライダーを付けた場合は、透明ガラスにするのがお勧めです。

スリットスライダーの価格

スリットスライダーは一ヶ所まで無料で付けられます。格好いい引き戸ですから、多くの場合、設計士さんがお勧めの位置に最初から組み込んでくれることでしょう。

もちろんつける位置は自分で決められますし、付ける数も増やすことができます。

LDKに隣接した部屋があれば、二枚のスリットスライダーを付けるのがお勧めです。多くの展示場では、二枚のスリットスライダーが付けられているはずです。とても格好いいのでぜひ自分の目で確認してみてください。

スリットスライダーは一ヶ所までは無料です。しかし二ヶ所目からは49,000円のオプション料金がかかります。ポイントは、一枚ではなく一ヶ所ということです。

左右開きの二枚扉にしても一ヶ所の扱いになります。この場合、オプション料金はかかりません。

一枚でももちろん一ヶ所の扱いです。そう考えると、二枚付けることができる場所があれは、そこに付けたほうが得に感じられますね。

スリットスライダーの外観

スリットスライダーは、天井の高さから吊り下げられています。しかし実際の開口部の大きさは、普通のドアと変わりません。

スリットスライダーが大きく作られていても、開口部は普通のドアと同じだけしか開いていないからです。

開口部の上側には壁があるのです。

取付け面から見ると、壁一面が扉になっていますが、取付け面ではない側から見ると、普通のドアと同じ大きさにしか見えません。

反対側から見ると、少し寂しく感じられますね。

スリットスライダーを付けた場所

我が家では玄関からリビングに入る扉と、リビングから洋室に入る扉、リビングからトイレや洗面所に続くホールに行く扉の、計3ヵ所にスリットスライダーを付けました。

リビングから見た扉は、勝手口を除いて3ヵ所すべてスリットスライダーになっています。

手前の二枚のスリットスライダーが洋室に入るものです。奥の一枚はトイレや洗面所に続くホールに入るものです。

玄関からリビングに入る引き戸もスリットスライダーにしました。

他の二ヶ所にスリットスライダーを付けた理由

リビングから洋室へ入る扉にスリットスライダーを付けたのは、大きな開口部が欲しかったからです。人が集まる時には、2枚のスリットスライダーを開けば、リビングと洋室でとても大きな空間が作れます。

最初はスリットスライダーはこの場所だけにする予定でした。

しかし我が家の一階には他にも二ヶ所のスリットスライダーが付けられています。計三ヶ所のスリットスライダーを付けた理由は、リビングから見える扉をすべてスリットスライダーに統一したかったわけではありません。「強度計算上スリットスライダーしなければならなかった」からです。

スリットスライダーの利点の一つに、「扉が引き込まれる壁を耐力壁にできる」というものがあります。

普通の扉だと、扉の厚みは引き込み部の壁を減らしています。

 

60mmほど壁が薄くなるため、耐力壁にできないのです。

スリットスライダーが取り付けられた所の壁厚みは、130mmあります。

しかし普通の扉の壁の厚みは70mmほどしかありません。

壁が薄くなるため、壁の強度を上げた耐力壁にすることができません。

耐力壁は強度上、どうしても必要な場所があります。一条工務店で強度計算をして、耐力壁が必要だとされたところは絶対に耐力壁にしなければなりません。

我が家では扉の引き込み部分に耐力壁が必要になったため、合計3か所の扉をスリットスライダーにするしか方法がなかったのです。

結果的にLDKの扉はすべてスリットスライダーとなったことで統一感も出て、とても満足できるものになりました。

スリットスライダーの利点

スリットスライダーの利点は、今まで書いたとおり「引き込みの壁を耐力壁にできる」「天井まである大きな扉になるため、壮観な外観になる」というものがあります。

それ以外にも利点があるのです。

一条工務店の引き戸は、閉まる時はソフトクロージング機構があるため、乱暴に閉めても勢いが途中で緩やかになり、ゆっくりと閉まってくれます。軽く閉め過ぎて本来ならば閉まり切らない場合でも、ある程度の位置まで閉まれば、そこから勝手に最後まで閉まり切ってくれます。

ところが普通の引き戸は、閉まる時はソフトクロージング機構が働きますが、開ける時は働きません。

つまり強くドアを開けると、跳ね返って戻ってきてしまいます。

しかしスリットスライダーは、開ける時も閉める時もソフトクロージング機構が働くのです。これがなかなか便利で、乱暴に扉を開けてもしっかり止まってくれるのです。

スリットスライダーの欠点

壁よりも扉分だけ出っ張る

普通の扉は壁の中に収められるため、扉を付けても壁よりも厚みが増すことはありません。しかしスリットスライダーは壁の外に取り付けられるため、スリットスライダーの厚みだけ、出っ張ることになります。

隙間が大きく遮音性に乏しい

隙間は上下横と、大変大きいです。

 

我が家ではリビングの音が、隣に付けた洋室に、かなりダイレクトに伝わって来るイメージを持っています。スリットスライダーの遮音性が乏しいことは、採用する場合にはしっかりと理解しておく必要があります。

子供が足を挟む危険がある

スリットスライダーは吊り下げ扉のため、床面とスリットスライダーの間に数ミリの隙間があります。大人であれば足の指が入ることはまずないと思われますが、子供の足の指が間に挟まってしまうという情報が、インターネット内で見られます。

スリットスライダー指はさみ対策

我が家ではちょうど子供が生まれたばかりのため、今後のことも考えて、スリットスライダーで足の指を挟まないような改造を行う予定です。

まだ子供が歩き始めるまでに時間がありますから、それまでに準備をして対策を行いたいと思っています。うまく対策できたらこのブログで紹介させていただきます。

まとめ

我が家では耐力壁が必要な場所が多く、扉をスリットスライダーにしなければ大きく間取り変更をしなければならないことになっていました。結局2ヶ所にスリットスライダーを追加したので100,000円ほどのオプション料金がかかっています。

間取り変更を回避するためにやむを得ず付けたスリットスライダーですが、やっぱりリビングから見える扉がすべてスリットスライダーであることは、一体感もできてすばらしいです。

いろいろな利点がありますから、標準で付く一ヶ所だけにこだわらず、他の扉も積極的にスリットスライダーにすることを検討してみてはいかがでしょうか?

※LDKの間取りについての記事が以下のリンク先にあります。興味のある方は是非ご覧ください。

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