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一条工務店の気密測定に立ち会いました 我が家のc値は?

一条工務店i-smartの上棟初日から11日目、気密測定が行われました。上棟初日に次ぐ私にとって重大なイベントで、私も立ち会わせていただきました。

我が家の出来栄えを知ることのできる大切な測定です。気密性能が良ければ、精度のいい家を作っていただいているという判断になると考えています。

しかし逆に測定結果が悪ければ、ちょっと悲しい気持ちになってしまうでしょう。

とはいえ上棟時に大工さんや監督さんの行っていた真剣な作業を見ていたので、いい結果が出ると信じてもいいのかなと信じていました。

果たして結果は・・・・?

気密測定とは

一条工務店で家を建てている人で、気密測定と聞いてまったくわからない人は少数かも知れません。理解されている方が多いと思いますが、念のため気密測定について簡単に説明しておきます。

完成した家には、換気扇や差圧感応給気口、ロスガードの給気口などが付けられています。当然そこから内部に外気が入って来ることもあります。換気系の設備の穴をすべてふさいで、気密測定をすることになります。一条工務店の気密測定は、完成した家の性能を示すものではありません。

気密測定は100㎡あたりどれだけの大きさの穴が開いているのかを測定するものです。機械で内部の空気を吸い出して、抵抗値を測定して計算します。隙間が多い家は抵抗値が低く、隙間が少ない家は抵抗値が高くなります。

Ⅽ値が0.7となった場合、単純に70㎠の隙間が開いているわけではありません。Ⅽ値が70㎠なのは、あくまで床面積が100㎡だった場合です。200㎡だった場合は、70㎠×2の140㎠の隙間があることになります。

一条工務店の気密測定は何度も繰り返し行われます。一条工務店の基準では、3回連続して0.7の数値が出たら合格となります。

気密測定に不利な我が家のスペック

我が家はパノラマウィンドウを含めて掃出し窓が全部で5箇所あります。しかも間四角な家ではなく、相当な変形のある家です。一階の壁パネルは11枚にもなります。その上小屋裏収納も付けました。つまり高い気密性を期待するには不利な条件が揃っているのです。果たしていい数値が出るのか、少し心配でもありました。

機密測定開始

インターネットの情報を見ていた私は、気密測定機は窓に取り付けて行われると思っていました。しかし現在では床に設置して行うようです。

セッティングの手間も省け、雨などがあっても問題なく測定できます。一番の理由は、風の吹いてくる方向によって結果に差が出るので、このような方法に変わったようです。

窓に付けた場合、気密測定器の排出口の正面から強風が吹いている場合、空気を排出しにくくなります。排出量が減って実力よりもいい数値が出てしまうことになるのです。吸い出すのを床下にすることで、風の影響をほとんど受けずに測定できるようになりました。

キッチン配管工事用のためにまだ固定されていない床板部分を使います。

測定専用の板を仮固定して測定し、その板に測定器を取り付けます。

測定するのは8:30分からと言われていましたが、私が7:30に到着してしまいました。機械がセットされた直後に私が到着したので、そのまま測定が開始されました。大工さんが8:00にやってくるので、順調ならばそれまでに測定は終了してしまうかもしれません。

そしていよいよ測定開始です。機械のスイッチを入れると空気が排気される音がしますが、特に大きな音ではありません。私がうろうろと内部の様子を見まわっているうちに、アラームが鳴って測定結果が出たようです。

機械のもとへ行くと、監督さんが我が家の床面積の数値を打ち込んでいました。

そして出てきた数値は・・・「0.6!!」

いきなりとてもいい数値が出ました。ちょっとびっくりです。

2回目は監督さんがホースや配線などの外部とつながる穴のコーキングを確認してくれました。測定中に怪しい部分に手を当てると、コーキングが不完全な場合は空気が入り込んできます。問題あるくらいの隙間がある場合、素人の私にもコーキングの不完全な部分はすぐにわかりました。これを測定中に監督さんが再度コーキングしてくれます。

ここから風が入ってくるのがわかりました。確かにコーキングが不完全ですね。このような場所を探して、コーキングをしていきます。

コーキング部の修正が終わると、ちょうど測定が終了しました。結果は「0.5!」さらに気密性が上がっています。

そして3度目の測定でも0.5c㎡/㎡が出ました。これはかなり優秀な結果だと思っています。もっといい数値が出る家もあるようですが、私にはこれで十分の結果です。

小数点以下2ケタの数値は以下の通りです。 1回目79÷142.30=0.555
2回目76÷142.30=0.534
3回目76÷142.30=0.534

小屋裏収納があり、掃き出し窓が5か所ある家なので、何度も書いていますがいい結果ではないでしょうか?

気密測定について

気密測定の結果についてですが、一条工務店では0.7c㎡/㎡以下を合格基準にしています。なかなか0.7c㎡/㎡以下にならない家もあるようですし、最初から0.5c㎡/㎡という優秀な数値が出ることもあるようです。この差は何なのか監督さんに聞いてみても、よくわからないとの答えでした。

我が家の上棟時の壁の設置は、大工さんや監督さんがかなり苦労して設置してくれていました。とてもスムーズであっという間に組上がるという感じではなく、一度下ろしたも壁をもう一度吊り上げて設置し直すことも何度かありました。スムーズに作業ができていなかったのではなく、妥協せずに何度もやり直してくれたのかもしれないと思っています。

気密測定の妥当性確認

ネット内の情報を集めてみると、気密測定がどこまで信用できるものか確認されている方もたくさんいらっしゃいます。そこで私も監督さんにお願いして、キッチンの窓を1cm開けて、測定していただきました。

10mm窓を開けたのに、0.7の数値が出ました!!

窓の高さは45cmです。1cm×45cmですから、45c㎡穴が大きくなったことになります。前回の測定では76c㎡の穴が開いていたことになっていますが、45c㎡を足すと121c㎡になります。測定値は106c㎡なので、少しばかり違います。

しかしこれは窓の開く量がやや1cmよりも広かったことが原因だと思います。窓を大体1cmくらい開けて試しに測定したのですが、実は正確に測って窓を開けたわけではなく、適当に大体1cmくらいだと思って開けただけです。おそらく1cmよりも広く開けたのでしょうね。

もう一度正確に1cm窓を開け直して測定するつもりだったのですが、大工さんが到着してしまいました。大工さんの作業を邪魔できないので、これでテストは終了となりました。

キッチンの窓を(おおよそ)1cm開けたのに、一時用工務店の基準値に納まる結果が出たことはすごいことです。我が家の気密性能はかなり良好です。スペックを気にする性格ですから、本当にうれしい結果です。

気密測定を終えて

上棟時は自分の家がしっかり作られたのか、とても心配でした。監督さんたちにいろいろなことを説明してもらい、不安は払拭されていました。今回の気密測定結果を見て、しっかり家を作ってくれたことをあらためて確認できました。測定後にやって来た大工さんたちに、しっかりお礼を言わせていただきました。

ここからは一条工務店と大工さんを信用して、穏やかに出来ていく我が家を見守っていくつもりです。

ここまでしっかり家を作ってくれた方々に感謝したいです。

上棟16日目に石膏ボードが取り付けられた様子を記事にしました。興味のある方はご覧ください。

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