タッチレス水栓(自動水栓)はキッチンに必要か?


一条工務店で家を建てる方で、キッチンの水栓 は、オプションのタッチレス水栓(自動水栓)にするかしないか考える人もいますよね。タッチレス水栓はセンサー水栓とも呼ばれています。調べてみると「付けてよかった」という人が圧倒的に多いようです。

一条工務店で選ぶことができるタッチレスの水栓はリクシルのものです。いろいろな種類があり、値段も様々です。はたして本当にタッチレス水栓は付けるべきなのでしょうか?

タッチレス水栓について

タッチレス水栓については、便利だと考えて採用される方がとても多いようです。石鹸の付いた手で蛇口を触ると蛇口が汚れますし、水を出すたびに毎回蛇口を触るのは面倒に感じます。

その点タッチレスでは蛇口の一番便利な位置にセンサーが付いており、そこに手を近づけるだけで水を出すことができます。実際に使うと、付けた方のほとんどが便利さを絶賛しています。

タッチレス水栓のデメリット

タッチレス水栓は確かに便利です。一回一回蛇口に触らなくとも水が出ます。しかしいろいろなデメリットもあります。

水量の調整が自動でできない。

タッチレス水栓は水を出すことと止めることしかしかできません。細かな水量の調節はできないのです。ほんの少し水を出したいときなどは、根元のハンドルで水量を調節する必要が出てきます。水量を調節して水を出す場合、もしくは水を出しておいて水量を調節した場合、どちらもアクションが2つになります。タッチレスでない水栓は、水を出しながら水量も調節するので、頻繁に水量を調節したい人には、タッチレス水栓はとても面倒で煩わしいものになってしまいます。

温度の自動調節ができない

冬の寒いときに温かいお湯を使って家事をする以外には、キッチン水栓でお湯を使うシーンはあまりないのかもしれません。その場合は頻繁に温度調節をすることはないため、温度の調節はなくてもいいと思われます。しかし一応デメリットとして、お湯の温度をタッチレスで変更できないことを上げておきます。

浄水器付きのタッチレス水栓について

浄水器をキッチンに取り付けられる方が増えていますね。そうなると浄水器付きの水栓にすることも検討されると思います。
浄水器付き水栓とは、普通に水道管から出す水と、飲料用の浄水器を介した水を、一つの水栓で切り替えながら使うことができるものです。
浄水器付きの水栓ではない場合、普通の水栓と浄水器専用水栓の二つが取り付けられることになります。これがまとめられるのですから、浄水器付き水栓を考えたくなりますね。
しかし浄水器付き水栓には以下の欠点があります。

価格が高くなる。

同タイプの浄水器なしの混合水栓に比べて、最上位機種のSF-NA411Sで23,000円高くなります。

エコセンサーが付かない

浄水器付き水栓には、エコセンサーが付きません。エコセンサーとは水とお湯をタッチレスで選べる機能です。水が欲しいときは水を出す方のセンサーに手をかざせば水が出て、お湯が欲しいときにはお湯のセンサーに手をかざします。この機能がないのです。一般的な浄水器はお湯を通すことを禁じているので、その対策と思われます。

浄水器付き水栓は水栓が一つになってキッチンがすっきりしますが、価格が高くなることとエコセンサーの有無を考えて、採用するかしないか判断しましょう。
私はエコセンサーに魅力を感じていたので、浄水器付き水栓ではなく、浄水機能なしの混合水栓を採用しました。

タッチレスの反応

センサーの反応ですが、これは検討されている方は少し気になるところでしょう。ネットでの情報では、「反応が悪い」と書かれていることもあるからです。
しかし心配はいりません。最新のタッチレス水栓は、即時に水が出ます。これはリクシルショールームで複数のタッチレス水栓を実際に操作して確かめた上での判断です。手を近づけた瞬間に水が出ます。
しかしショールームで確認したところ、機種によっては止める時に若干のタイムラグを感じる物もありました。0.5秒くらい遅れる感じでしょうか。止まらなかったと思って慌ててもう一度手を近づけた時に止まるような感じでした。
しかしこれはすぐに慣れるでしょう。またルミナスサイン付きの物を選べば、水を停止するスイッチが入ったことは音で知ることができます。
タッチレスの反応については心配する必要はないでしょう。

吐水口先端のセンサー付きタッチレス水栓

一条工務店の「仕様確認ノート」の載っているタッチレス水栓は、上部センサーに手をかざすと水が出るというタイプです。
リクシルのラインナップには、それに加えて水の吐水口のそばに物を近づけると、自動的に水が出る物もあるのです。

食器を洗う場合、石鹸の付いた食器を蛇口に近づけただけで水が出てくれるのです。便利ですが、その機能が付くために価格が上がります。

吐水口先端センサー付きのSF-NA491Sは、付いていないSF-NA471SUに比べて定価で21,000円高くなります。

吐水口先端のセンサーの憂慮点について

この機能の心配は、蛇口の下に手が行ってしまったら、出したくないのに水が出てしまうことでしょう。
石鹸を付けてシンクを磨いているときについうっかりして蛇口の下に手が入ると、石鹸付きのスポンジに水がかかって石鹸が流れてしまう・・・とか。

しかし心配はいりません。蛇口のセンサーは切ることができるのです。

吐水口センサー付きの水栓を検討される方は、価格が上がることと、本当にそれが必要かを考えましょう。我が家では「吐水口センサーは必要ないと思ったらスイッチを切ればいい」と考えました。少々値段は上がりますが、後で後悔しないように吐水口センサー付きのタッチレス水栓を採用しています。

エコセンサーとは

エコセンサーとは、センサーが二つあり、一つが水を出すセンサーで、もう一つがお湯を出すセンサーになっているのです。
キッチンでは冬にも暖かい地域以外は、冬にはお湯を出して食器を洗うことになるでしょう。しかし水だけでも問題ないシーンもあるはずです。
一度温度設定をしてしまうと、エコセンサーがないと常のその温度の水が出てきます。
毎回水を出すために温度調整をするのは面倒なので、ほとんどの人が適温にしたお湯だけを使うことになります。水だけで事足りる時もお湯を使うため、湯の無駄遣いとなりエコではありません。
そんな無駄をなくして、水が欲しいときは水専用のセンサーで水を出し、お湯が欲しいときはお湯専用のセンサーでお湯を出すことができる機能がエコセンサーです。
私はこの機能に魅力を感じましたので、早くからエコセンサー付きのタッチレス水栓を選ぶことを決めていました。

タッチレス水栓のAタイプとBタイプの違い

リクシルのタッチレス水栓にはAタイプとBタイプがあります。この違いは、「検知音出力」と「ルミナスサイン」の二つの機能があるかないかです。
Aタイプは二つの機能が備わっていて、Bタイプにはありません。それではこの二つの機能はどのようなものなのでしょうか。

ルミナスサイン

温度を蛇口に付けられた色で知らせてくれる機能です。湯のレバーを調節して湯を出そうとしても、すぐには湯は出て来ません。このルミナスサインがあると、現在の湯の温度を色で教えてくれるのです。
センサー横に取り付けられたLEDが、30度以下では水色に光ります。そして温度が上がるとともに黄色やオレンジ色に変化していき、45度以上では赤に光ります。
凝ったことをしている割には、あまり必要のない機能かもしれません。お湯を使う時は出ているお湯を直接触れていることがほとんどだと思われますので、温度は光で知らせてくれなくてもいい気がします。あってもあまり必要性を感じないし、なくてもいい機能だと感じます。

検知音出力

リクシルの水栓には、検知音出力という機能があります。これはセンサーが反応した時に音が出るというものです。
いらないと考えられがちですが、あると便利な場合もあります。センサーに手を近づけた時、どの距離まで近づけたら反応するのかわかりません。もしセンサーが感知してから水が出す時や停める時にタイムラグが出た場合、「あれ、今ので反応しなかったのかな?」と考えてしまうことでしょう。実はこれは結構なストレスなのです。
音が出てくれれば、「センサーが感知してから水が出る(止まる)までに時間がかかっているんだな」と瞬時に判断できますから、もう一度慌てて手をセンサーに近づけることもなくなります。音がないと「本当に止まってくれるのか?」と心配になるものです。特に使い始めはそんなシーンが多いでしょう。
家族は毎日使うのですぐに慣れますが、遊びに来た友達などが慣れていないセンサー式水栓を使う場合は、止まるまでのほんのわずかのタイムラグでも気になるものです。そう考えると検知音出力もあった方が便利だと考えるのです。もちろん音が毎回鳴ることが気になる方もいるでしょう。その場合は音を消すことはできますから心配いりません。

AタイプBタイプの違いは以上です。それで価格はA7タイプとB7タイプでは16,000円の違いが出ます。ルミナスサインと検知音出力に16,000円の価値があるか、じっくり考えたいところです。

タッチレス水栓の価格

タッチレス水栓が便利なのはわかってもらえたと思います。しかし価値はどうでしょうか。一条工務店で選べるオプションのタッチレス水栓について、オプション価格をまとめてみました。

タッチレス水栓オプション料金

13,400円から58,000円までのオプション料金がかかります。これを安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれですね。

タッチレス水栓まとめ

水栓選びはハウスメーカー選びにも似ています。どこが魅力でどこが気に入らないのかは、人それぞれです。みんなが同じことを考えていたら、一つのハウスメーカーだけがあればいいことになってしまいます。
水栓も蛇口を触らなくても水が出ることを最も魅力と考え、水を出すたびに水量の調整ができないことは気にしない人もいるでしょう。
センサーじゃなくてもいいから、毎回水量調節しながら水を出したい人もいるでしょう。価値観は人それぞれです。
考えがまとまらない時は、キッチンで炊事をする人が決めた方がいいでしょう。できればリクシルのショールームに行って、実際に確かめてから決めることをお勧めします。

我が家はSF-NA491Sを採用しました。オプション価格は58,000円になりました。使い勝手は家に住み始めてからしっかりレビューする予定です。記事を書いたらぜひご覧ください。