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家の知識

ルーフバルコニーのメリットとデメリット、付ける場合の注意点はあるの?

わが家では7畳の広さのルーフバルコニーがあります。

ルーフバルコニーのある家が魅力的に感じる人も多いと思います。しかし広いルーフバルコニーを付ける人は、ほとんどいないようです。

広いルーフバルコニーを付ける人があまり多くない理由と、実際に付けた場合の使い勝手や、注意すべき点などをまとめてみました。

ルーフバルコニーとは

ルーフバルコニーとは、一階に陸屋根を作り、そこに人が入れるような空間に仕上げたものです。

普通のベランダと違うのは、ベランダは下に部屋がなく、一階からはみ出す形で付けられますが、ルーフバルコニーはそれ自体が下の部屋の屋根の代わりになることです。

上画像がルーフバルコニーで、下に部屋があります。下画像がベランダです。下に部屋はありません。

わが家は一条工務店のi-smartですが、一条工務店ではルーフバルコニーのことをルーフガーデンと呼んでいます。

住宅展示場にはルーフバルコニーがあることも多く、「こんな空間があったらいいな」と思った人も多いのではないでしょうか。

ルーフバルコニーの使い方

ルーフバルコニーがあると、以下のような使い方ができます。

家族で食事

最初に思い浮かべるのが、家族でテーブルを囲んで食事をすることですね。

家の中とは違い、屋根のない空間での食事は、開放感があって気持ちがいいです。

広いルーフバルコニーならバーベキューができますし、満月の夜に月の明かりでワインを飲むなんて、ロマンティックだと思います。

観賞用の木や花を置く

観賞用の木や花を置くことで、緑のあふれた空間を作ることができます。

ルーフバルコニーにこのような木などを置くことは、多くの人がやっていることのようです。

直接日の光も当たりますから、木々も健康的に育ってくれます。

家庭内菜園

ルーフバルコニーで家庭内菜園ができます。プランターを利用すれば、トマトやナスなどの野菜から、つる植物であるスイカやゴーヤも栽培することができます。

庭などで野菜を作るよりも、気軽に見に行くことができるルーフバルコニーの方が、管理がしやすいメリットがあります。家の中で育てている感覚で菜園ができます。

プールで遊ぶ

小さなお子さんがいる場合は、ルーフバルコニーに子供用プールを持ち込んで遊ぶことができます。

ルーフバルコニーは塀などに囲まれているため、外から見られにくいため、庭よりもプライバシーを守られるメリットがあります。

タバコを吸う

私は煙草を吸いませんが、ルーフバルコニーがあると、そこで煙草を吸うことができます。もちろん他の家に迷惑がかからないようにしなければいけませんが、その問題がないのであれば、室内で煙草を吸えない場合、ルーフバルコニーに行くのが手軽です。

なぜ広いルーフバルコニーを付けない?

付けると活用方法はたくさんあるルーフバルコニーですが、付けたいと思ったとしても、現実的にそれを付けることがあまりない理由があります。

1)費用がかかる

ルーフバルコニーを作るには、費用がかかります。もし陸屋根を作る必要が出てきた場合は、ルーフバルコニーにせずに陸屋根のままであれば、費用は掛かりません。

しかしルーフバルコニーにすることで、人が転落しないように壁や手すりを追加する小仁所になりますし、ルーフバルコニーの床もタイルなどを貼って不快なく歩けるようにしなければなりません。

その分の費用がかかります。

2) そのスペースを部屋にしたい

ルーフバルコニーを付けるスペースが二階にできたのであれば、それを部屋にしたいと考える人は多いでしょう。

もちろんルーフバルコニーにするよりも、部屋にした方が費用は多くかかります。天井や窓などを取り付け、さらに屋根も付けなければなりません。部屋数が増えるので費用は余計に掛かります。

しかし建坪面積が限られた土地の場合、せっかく部屋を増やすことができるスペースがあるのに、それを放棄してルーフバルコニーを付けようと考える人はあまりいないと思います。

3)  吹き抜けの方が魅力的

これは人にもよりますが、ルーフバルコニーを付けるのならば、吹き抜けを付けたいと考えている人が結構います。

ルーフバルコニーと吹き抜けのどちらを付けるかという問題については、のちに詳しく紹介します。

なぜ広いルーフバルコニーを付けたのか?

わが家ではなぜ広いルーフバルコニーを付けたのか、その理由を説明します。

部屋数を一つ減らした

二階の部屋は書斎を除くと3部屋あります。主寝室と子供部屋2部屋です。これで部屋は充分だと考えました。

家を建てようと考えた時、まだ子供がいませんでした。それでも2人以上子供を作るとは思っていなかったため、二階の部屋は3部屋で充分だったのです。

しかし一階と二階の間取り上、一部屋分のスペースが余りました。これをルーフバルコニーとすることにしました。

吹き抜けはいらなかった

これは多くの人にはあまり賛同が得られないと思いますが、吹き抜けよりもルーフバルコニーを私は選びました。

吹き抜けは、一階よりも二階の部屋(居住スペース)を少なくすることで作ることができます。これはルーフバルコニーも同じです。

つまり一階よりも二階の居住スペースを少なくすると、どちらかを付けることができるのです。

一条工務店i-smartは、吹き抜けを付けるのには最適の家です。

吹き抜けは冬に寒いとか、暖房代がたくさんかかると言われます。しかし高気密高断熱の一条工務店のi-smartでは、冬の寒さもかなり抑えられ、暖房代も吹き抜けを付けてもほとんど変わりません。

一条工務店i-smartは、吹き抜けを付けるには最適の家なのです。

一条工務店のことを書いているブロガーさんには、リビング吹き抜けの間取りにした方がとても多いです。そして満足されているのです。

それでも私は、吹き抜けを付けようとは思いませんでした。

デメリットがたくさんあったからです。

この理由は、私の書いた過去記事にまとめてありますので、転記します。

一階の音が二階に響く

一階の音が二階に響きます。最近の家は、24時間換気システムが付けられている家が多いですが、このようなシステムがあると、各ドアには空気の通る隙間を開けなければなりません。ドアの上下に隙間があり、防音性能は期待できません。そのためリビングの音が二階の寝室に届くので、うるさいと感じることが出てしまうようです。

料理の臭いが二階に届く

一階と二階の仕切りがありませんから、キッチンで調理した煙が二階まで届いてしまいます。

吹き抜けにたくさんの窓を付けると、夏に暑い

開放感と明るさを求めて、吹き抜けの壁には二階にも窓を付けることがほとんどです。しかしこの窓から、太陽の熱が室内に入り込んで来ます。窓を開ければ開放的ですが、太陽の光が直接リビングに入り込む状態が続くと、夏にはとても厚く感じます。いくら一条工務店の窓が高性能でも、やはり夏の日差しをすべてカットすることはできません。

吹き抜け二階の窓は高いので、かなり部屋の奥まで太陽の光が直接入って来ることがあるため、しっかりカーテンを閉める必要が出てきます。外が明るい日中にカーテンを開けて解放感を味わうことが、家の配置によっては出来にくくなることも忘れてはいけません。

出典:ゆとらいむ 家づくりと暮らしweb 吹き抜けのある家にするには一条工務店のi-smartが最適

この記事に吹き抜けについて詳しく書いてありますので、ぜひご覧ください。

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ルーフバルコニーを付けた理由を簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 二階の部屋を一つ減らした
  • 吹き抜けを選択しなかった

以上の理由で、わが家にはルーフバルコニーができたのです。

ルーフバルコニーは必要か?

どうしても欲しいという気持ちはなかったルーフバルコニーですが、入居後にはどのような感想を持っているのか、紹介しておきます。

私たち夫婦には、入居後2ヶ月で子供が生まれました。この子供が元気すぎて手間が信じられないほどかかり、夫婦ともに子育てに精いっぱいで、ルーフバルコニーに行く余裕すらありませんでした。

入居後2年近く、ルーフバルコニーは何も活用されずにいました。

しかし入居後2年近く経った時、妻の提案でルーフバルコニーでゴーヤ栽培をすることになりました。

子供もしっかり歩けるようになると、ルーフバルコニーに行ってゴーヤの成長を見られるようになりました。

その年の夏には、ルーフバルコニーに子供用プールを置いて、わが子は水遊びを楽しむことができました。

入居後3年目の春から、わが子も毎日ルーフバルコニーに出て遊んでいます。

わが家では一階に、ウッドデッキを付ける計画もありました。そのような間取りにもなっています。しかし広いルーフバルコニーがあれば、ウッドデッキの代わりになります。そのためウッドデッキを付ける計画は、実施されることはなさそうです。

家の外に素足で出歩くことができる広い空間があることは、とても快適です。

3年目の今になってみると、ルーフバルコニーがあってよかったと思います。

ルーフバルコニーは決して必須のものではありませんが、あれば普通の家庭であれば、活用することは多々あります。

ただしルーフバルコニーを付ける代わりに、二階の部屋を増やしたり、吹き抜けのある家にしたりすることができます。

わが家にとっては部屋を増やすことや、吹き抜けを付けることよりも、ルーフバルコニーを付けたことは正しかったと言い切れます。しかしこれは人それぞれで価値観も違いますので、その中でどれを選ぶのか、しっかり考えてみてください。

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