自転車で後方を照らすテールライト(フラッシュライト)、パナソニックのSKL090を購入して取り付けました。
後方から迫ってくる車に、自分の存在を認識してもらうためです。
気のせいかもしれませんが、取り付けたところ追い抜いていく車が、それまでよりも少し間隔を開けてくれている気がします。
安全のためにも自転車には、テールライトを取り付けることをお勧めします。
テールライトの取り付け
テールライトは、結婚前にロードバイクに乗っている時取り付けていました。
現在はロードバイクでは夜間に走ることがほとんどなくなったため、取り外したままになっていました。
毎日ミニベロ(タイヤサイズが20インチの小型の自転車)で会社には通っていますが、ちょっと危険なことがありました。
夕暮れでかなり暗くなった時、軽自動車が私の横をすり抜けていきました。私はこれ以上できないくらい左ぎりぎり道路の端を走っていましたが、その私との感覚はわずか20cmほどでした。そしてさらにその車は、私を追い抜いてわずか数メートルで、さらに路側帯をえぐるように左に切れ込んできたのです。
世の中には自転車を邪魔だと考える自動車のドライバーは多く存在しています。私は、なるべく自動車の邪魔にならないように注意しながら、できる限り道路の端を走っていますが、若干の嫌がらせをされることも時々あります。
その時の軽自動車はあまりにも追い抜き時に、私の自転車に近すぎました。私に対する嫌がらせ行為だと思えましたし、やっていることがひどすぎました。
すぐ先の一時停止のある交差点で、優先道路の車が流れているので停止していたその車に追い付き、「今のは危なすぎるよ」と言ってみました。
乗っていたのは中年の女性でした。「ごめんなさい、見えませんでした」とのことでした。驚いたことに、態度からは悪意を持って私の走行を妨害したわけでもなさそうだったのです。
本当に見ていなかったのでしょう!
これはとても怖いことだと思いました。その車はまるで私の前に切れ込むように走ったのですが、もし私の自転車が5m先を走っていたら、追突されていたことになります。私の自転車は法律で定められている通り、後ろからはっきり見える位置に反射鏡が付けてあります。その時に来ていた服も、真っ白でした。これで見落とされたのですから、対策が必要だと強く感じました。
そこで付けるのを保留にしていたテールライトを装着することにしたのです。
わが家では子供も生まれ、自分が通勤中にケガをすることは現在は許されない状況です。テールライトが通勤時の安全に少しでも寄与してくれればとてもありがたいのです。
テールライトの種類
今回自転車に安全のためにテールライトを付けることについて、かつて使っていたテールライトを使うか、それとも新しいものを購入するか、検討しました。
テールライトは明るくて後方から認識しやすいものが好ましいです。私が所有していたパナソニックのSKL090は、発売がもう10年位前のモデルで、その後に新しいモデルが多くのメーカーから出ています。もっといい物があるのではないかと感じました。
テールライトで大切なのは、以下のことだと思っています。
- 明るくて後方から確認しやすい
- 点滅のパターンが複雑である必要はない
- 点灯し忘れがないような機能があること
- 消し忘れがないこと
- 電池が長く持つこと
- 乾電池が使えること
近年のモデルは、明るいですし点滅パターンが複数選べるようになっている物もあります。
パナソニックのSKL090は、最近のモデルよりは若干明るさに欠けますし、点滅パターンは1つしかありません。
それでも明るさが足りないということは、まったく感じられません。自分を認識してもらうという用途であれば、このライトは十分な明るさがあると思いました。
点滅パターンが選べるモデルも魅力ではありますが、実際に点滅しているところを自分で見えるわけではありませんし、安全性を考えても、複雑な点滅パターンが必要だとは私は考えません。照度と点滅については、私はパナソニックのSKL090でもまったく問題ないと判断しました。
重要なのは、点け忘れ、消し忘れがないことです。
私は最初、ダイソーのフラッシュライトを取り付けていたことがありました。大きくて不格好でしたが、自動車の運転手にはしっかりアピールできる物であったため、最初はこれで十分だと思っていました。
しかし点け忘れ、消し忘れのオンパレードでした。点け忘れがあると、まったく意味がないのは当然です。
そして消し忘れですが、これをしてしまうとすぐに電池がなくなり、肝心な時に電池切れで役に立ちません。点け忘れ、消し忘れがないことはとても重要なことだと思っています。
このパナソニックのSKL090は、暗いところで振動を感知して電源ONになります。振動を感知しなくなったり、明るい場所になると自動消灯します。スイッチを常に入れておけば、必要な時に点滅し、不要な時には一切点滅しない作りになっているのです。これは便利すぎます。
自転車用フラッシュライトにはUSB充電タイプが増えています。しかしバッテリーが空になった場合、家に持ち込んで充電しなければなりません。その間に使用することができないのです。
しかし乾電池を使っている製品は、電池が切れたら電池を交換することですぐに使えます。これはとても便利です。
走行中に電力不足で点灯しなくなった時も、充電タイプは点灯しないまま走るしかありません。
しかし乾電池を使うタイプのライトは、予備の電池を持っていれば、その場で電池を交換すれば、すぐに再点灯させることができます。
また充電タイプのフラッシュライトは、内蔵のバッテリーが消耗すると、交換ができないのでフラッシュライトの寿命が来たことになってしまいます。バッテリーに安いセルが使われていて、すぐに充電できない状態になることも考えられます。
そのため私は、単4乾電池で作動するフラッシュライトがいいと思っています。パナソニックのSKL090は単四電池2本で作動します。
以上のような理由で私は、新しいフラッシュライトを購入せず、依然購入したパナソニックのSKL090を使用することにしました
タイプや形式で考えると、私の使っているSKL090の後継機は、NSKR603になると思います。
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パナソニックSKL090レビュー
私が購入した数年前は気にならなかったのですが、最近のテールライトに比べるとSKL090は大きいです。形もおしゃれだとは言い難いと感じる人もいるでしょう。
しかし私の用途はミニベロへの取り付けなので、おしゃれさはあまり気にしません。
もっと小さいタイプのものがありますし、軽いものもあります。しかしそのような物は、USB充電であったり、ボタン電池を使用するモデルであったりします。
先ほども少し触れていますが、内臓充電バッテリーは、使っているセルによってはあっという間に劣化してしまう場合があります。
それが怖いので安価な充電モデルは私は避けています。
SKL090は単四電池2本で作動します。
エネループなどの充電式乾電池もばっちり使えます。
点滅はワンパターンですが、不満はありません。しっかり点滅してくれますから、遠くからでも確認は可能です。
ちなみに後継機のNSKR603は、自動点滅→自動点灯→常時点滅の3モードがあります。
取り外しですが、レバーを下げると簡単に取り外せます。
画像では右に突き出しているレバーを下に下げることで、ロックが外れて本体をブラケットから取り外すことができます。とても簡単です。
簡単に盗まれそうなところは気になりますが、取り外しが簡単にできることはメリットだと思います。
このライトは照度センサーが内蔵されていて、明るいと点灯しません。また振動センサーも付いているので振動を与えないと点灯しません。
つまり暗くて振動がある場合だけ転倒します。そのため電源スイッチはいつもONにしています。
こうしておけば、必要な時だけライトが点滅してくれるのです。とても便利ですよ。
この機能が不要だと思う人はいると思います。点けたい時は自分でONにして、目的地に着いたらOFFにすればいいと思う人もいるでしょう。
しかし自転車に乗る人の精神状態は、いつも安定しているわけではありません。
目的地に急いでいる場合、やっと目的地に到着したと一安心すると、フラッシュライトの電源をOFFにする気持ちが抜けてしまうかもしれません。
会社から帰宅する時、仕事で疲れていたら電源をONするのを忘れてしまうかもしれません。
このような時に、何も考えなくても暗い時に自転車に乗れば自動でライトが点滅してくれることは、とてもありがたいと思うのです。
おしゃれさを追求する場合や、少しでも小さなものを取り付けたいと思う場合を除けば、このSKL090は安全のために自分をしっかりアピールしてくれますし、電源の入れ忘れや霧忘れがない素晴らしい製品だと思います。
その他でお勧めの製品
私が重視しているのは以下の項目です。
- 乾電池で作動する
- 暗くなると作動する
- 振動で作動する
このような製品は、先ほども触れたSKL090の後継機種、パナソニックNSKR603と、キャットアイ(CAT EYE)から発売されているOMNI3 AUTOがあります。
パナソニックNSKR603
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キャットアイ(CAT EYE) OMNI3 AUTO
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新しいモデルだけに、SKL090よりも少々洗練されている印象を受けます。少々値段は高いですが、おしゃれさを重視する方は、こちらを購入するのもいいと思います。
ちなみにOMNI3 AUTOの発売メーカーキャットアイ(CAT EYE)は、自転車やカー用品ではとても有名な一流メーカーですから安心して購入できますよ。
リフレクター
見てわかるとおり、私は上にテールライトを、下にリフレクターを取り付けています。これが格好良くないのです。
しかしリフレクターは外してはいけません。
道路交通法では自転車は、リヤに点灯するテールライトかリフレクターが取り付けてあることは必須の条件です。点滅するテールライトは、点灯するテールライトの代わりにはならず、リフレクターがなければならないのです。
ロードバイク乗りの中には、点滅するテールライトを取り付けてリフレクターを外してしまう人が見られます。しかしそれは道路交通法違反になりますからご注意ください。
まとめ
夜間は思わぬ貰い事故にあう可能性がありますので、安全を考えてフラッシュライトの取り付けをお勧めします。
自転車も自動車も、マナーを守った運転をしましょう。
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