新築にはやはりおしゃれな照明をつけたいと考える方も多いですね。
ダウンライトをうまく配置したおしゃれな空間には憧れる人は多いでしょう。
一条工務店ではLEDキャンペーンというものをやっており、坪3,000円で家中をLED照明にすることができます。しかし私はLEDキャンペーンを使いませんでした。その経緯などをまとめてみました。
※最初にお断りしておきます。この記事は少々の憶測を含んでいます。その点をご注意ください。
目次 (クリックで飛べます)
どこにどんな照明をつけるのか
照明については、担当の設計士さんに照明プランを考えてもらうと同時に、パナソニックに照明のプランを出してもらうことにしました。
パナソニックのものは、正確には「あかりプラン」と言います。以下から別リンクで入れますので、気になる方はどうぞ。
申し込みをして6日で、パナソニックよりデータが送られてきました。郵送でなくメールでの送付を指定すると、到着も早いので便利です。
この「パナソニックあかりプラン」を設計士さんに見てもらい、設計士さんのプランと比べながら検討しました。
パナソニックあかりプランは、設計士さんの考える照明プランとほとんど同じでした。値段は一条工務店のLEDキャンペーンの方が安かったです。
そこでパナソニックあかりプランではなく、一条工務店のLEDキャンペーンを利用することを考えることになりました。
設計士さんと検討した結果、設計士さんのプランとパナソニックあかりプランの相違部分については、すべて設計士さんのプランを採用することとなりました。
結局パナソニックあかりプランは利用しませんでしたが、やはり比較するものは絶対にあったほうがいいです。私は「パナソニックあかりプラン」を依頼してよかったと思えたのは、
一つのプランだけで考えていたら、もしかしたらもっといいアイディアがあるんじゃないだろうかという気持ちを持つかもしれません。しかし二つのプランを比べることで、安心できたことは間違いないからです。
LEDキャンペーンとは
一条工務店のLEDキャンペーンとは、冒頭でも触れたとおり、坪3,000円で家中の照明をLEDにできるというものです。
計算すると我が家の場合は14万そこそこで済むはずなのですが、小屋裏収納の照明は適応外で別に料金が必要だとか、一部屋にいくつまで照明を付けられるか、などの細かな制約があるようで、最初に提示されたプランでは、その設定金額をオーバーしていました。
LEDキャンペーンはわかりにくい
LEDキャンペーンは、一条工務店オリジナル照明をどんな場所にいくつでも付けられるものではないようです。
数に限りがあることはわかっていますが、ダウンライドだけを家中に付けるとか、シーリングライトだけでダウンライトは付けないなどのことはできないらしいのです。
しかも部屋ではない廊下などに付ける照明の計算方法も説明はありません。
我が家の場合はどの種類の照明がいくつまで付けられるのか? そのような質問にも明確な回答はもらえませんでした。
LEDキャンペーンは、LEDの代金は坪当たり3,000円で計算されますが、それ以外にも「電気工事追加」という項目に、スイッチ料金や配線代金、取り付け費用などが入れられるという情報もあります。
先ほど書きましたが、どの部分にどの照明がいくつ付けられるというルールがあり、それから外れると「電気工事追加」の項目に費用が追加されるようです。
この部屋のダウンライトは二つまでだから、四つ付けると追加費用が掛かる、というくらいの単純なことならいいのですが、もっと複雑です。
この部屋のダウンライトは四つまでキャンペーンで付けられる。しかし二つ付けて他の部屋に余った二つを付ける場合、配線費用や電気工事費用などが余計にかかることもあるようです。
家全体でダウンライトやシーリングライトがいくつ付けられるか決まっていて、それをどう配置してもいいというような簡単なルールではないのです。
LEDキャンペーンを適用したらとても安くできたと考える人もいると思います。
しかし既定の照明数を超えたり、決められていた照明の場所を移動したりした場合、「電気工事追加」の費用が上がっている可能性があるのです。照明を一つ取り付けるには「配線代金」「取り付け代金」「スイッチ代金」「照明器具代金」などがかかります。LEDキャンペーンは、「決められた数の照明を決められた位置に取り付けた場合、坪単価3,000円で済む」というものだと認識しています。
つまり決められた数以上に照明を付けた場合、照明代金のみがあがると考えてしまいがちですが、知らないところで「電気工事追加」という項目に費用が上乗せされているのです。
LDKにはダウンライトが10個と決められているものを5個にして、他の場所に余ったダウンライトを移す場合、ダウンライトはそのまま使うので照明機器代金が余計に掛かることはないでしょうが、配線代金や電気工事代金などはキャンペーンとは別で必要になるということです。
これではLEDキャンペーンがとてもお得なものだとしたいために、明確な基準を知らせないのではないかと考えてしまいます。そうであればフェアではない気がしますね。
ここまでのことをまとめると、以下のように判断できます。
・LEDキャンペーンには、部屋ごとに付けられる照明の数と種類が決まっている。
・決まっている種類や数を増やすと、照明代金意外に「電気工事追加」の項目の中に配線代金等が追加される。
・その部屋に割り振られた照明を他の部屋に移動させる場合も、「電気工事追加」の項目に配線代金等が追加される。
繰り返しますが、最初に提案してもらった照明プランから照明を追加したり種類を変えたり、部屋間で照明を移動した場合は、照明代金とは別のところに追加費用が掛かるのです。
ダウンライトがベストの選択になるのか?
最初は利用しようと考えたLEDキャンペーンですが、ひとまず保留にしておき、照明機器の種類について考えてみました。
提示された照明プランでは、至る所にダウンライトが付けられていました。一条工務店のオリジナルダウンライトがベストの選択になるのでしょうか? 私はそうは思いませんでした。
一条工務店のダウンライトは、調光機能も調色機能もありません。
調光調色機能が大変重要だと考えているわけではありませんが、それでもパナソニックなどからは調光調色機能がある高性能なものが発売されています。せっかくの新築ですから、いいものを入れたい気持ちはあります。
また、明るさは人それぞれ好みがあります。ダウンライトは光の広がりが少ないので、明るさがまったく読めないのです。
せっかくつけてもほとんど使わない場所が出てくるとか、逆に全部付けても暗すぎることだってあり得ると考えました。
ダウンライトのメリットは、おしゃれに見えることでしょうか。天井がフラットなってすっきりします。
そしてダウンライトで壁を照らすことで、とても雰囲気のいい空間を作れます。しかしダウンライトでないほうがいい場所も出てくるのです。
おそらくLEDキャンペーンはダウンライトが主流になっていると思われます。そのためキャンペーンを適用するとなると、ダウンライトが付けたくないと思っているあちらこちらに付けられるようになります。それを別のものに変更すると、追加費用が掛かるのです。
ダウンライトでないほうがいい場所
おしゃれな空間を作りたいと考える必要のない場所が、たくさんあるのです。明るければいいという場所です。
土間収納にはダウンライトではなく、シーリングライトでかまいません。
書斎などはスポット的に照らすダウンライトよりも、シーリングライトの方が適しています。机の位置を移動しても暗くなりません。
一階に1帖だけの廊下がありますが、これもシーリングライトのほうがいいのです。夜は照度を落として点灯させたいためです。一条工務店のオリジナルダウンライトは調光ができません。
ウォークインクローゼットもシーリングライトの方が適しています。3畳の広さにひとつのダウンライトでは、光が広がりにくく、クローゼットの隅の方は光が届かなくて見にくい可能性があります。広がりのあるシーリングライトがベストです。
洗面所も、トイレもシーリングライトでかまいません。洗面所はダウンライト2灯よりもシーリングライト1灯の方が電気代も節約できます。
そして一番ダウンライトでないと私が考えたのは、主寝室や子供部屋です。
寝ているときに上からダウンライトが当たるときっと眩しいと思います。
LDKを含めた一階はあまり調光の必要はないかもしれませんが、主寝室や子供部屋は手元にリモコンを置いて照明をつけたり消したりしたいですし、調光機能も絶対に欲しいです。
そのため我が家は主寝室や子供部屋は、シーリングライトを選びました。
以上のように我が家は考え、検討するたびにダウンライトが少なくなり、シーリングライトが増えていきました。
その他、一条工務店オリジナルのダウンライトが嫌いな理由
私がダウンライトが嫌いな理由はまだあります。
ダウンライトはLEDに寿命が来た時には、本体ごとすべて取り換える必要があります。この場合は電気工事士の免許を持っていないと工事ができないのです。免許のない私が、簡単に取り換えをすることができず、業者を頼むと交換費用が必要になります。これが煩わしいと思っていました。
しかもLEDに寿命が来る前に、本体が先に壊れる可能性もあるらしいのです。
普通に計算すると10年くらいはLEDは持つようですが、それより先に本体が壊れてしまったら、交換しなければなりません。
そのためダウンライトは極力使わないようにしたかったのです。
LEDキャンペーンを適用するのか、それともしないのか
ダウンライトの数を減らしてシーリングライトを増やすように依頼したところ、LEDキャンペーンを適用した場合、逆に費用が高くなってしまうと説明がありました。予想通りです。照明種類の変更や場所の移動は、追加費用が掛かってしまうことが確認できました。
そこで私は自分で採用しない場合の費用を計算してみました。
LEDキャンペーンを採用せずに半分を一条工務店のオリジナル照明にし、残りを自分で購入した場合、306,900円になります。
これはスイッチ代金や配線代金、取り付け代金に照明機器代金をすべて含めて計算したものです。
普通にLEDキャンペーンを適用しても、スイッチを増やしたらその分の代金が上乗せされますし、「勝手にスイッチ」を付けたらそれだけで差額分が上乗せされています。
坪3,000円だけでなく、知らないところで費用が上乗せされると考えた場合、本当の照明にかかった金額はわかりません。
(自分のオリジナル計算方法では、LEDキャンペーンを適用した場合、301,900円になります。しかしもっと大幅にLEDキャンペーンを適用した場合は金額が上がっているような雰囲気があったため、実は照明の追加や移動には相当の金額がかかるんじゃないでしょうか?)
LEDキャンペーンを使わない場合は照明にかかる金額は30万ちょっとということは間違いありません。スイッチを付けまくってセンサースイッチもたくさんつけて、それらも含めて30万ですから、これはこれで安いのではないかと考えていました。
繰り返しますが、正式な金額は提示されていません。私が独自に計算したものですので参考程度にとどめてください。
いずれにしろ30万円でスイッチも含めた照明一式が付けられるのですから、LEDキャンペーンを適用することはやめました。自分の考えている照明プランにした場合と、LDEキャンペーンを適用した照明プランを比べても、自分のプランの方がはるかに我が家には合っているのです。LEDキャンペーンを適用して少し金額が抑えられたとしても、(あくまで我が家にとって)使い勝手の悪いダウンライトが多用されるプランは考えませんでした。
このような経緯で、我が家の照明プランが決定しました。
LDKキャンペーンについて
実は最後まで一条工務店のLEDキャンペーンについては理解することができませんでした。
またLEDキャンペーンを適用しない場合にかかる照明費用については、LDEキャンペーンを適用した時と使わない時の値段差、その他インターネット上の情報を集めると何となく全貌が見えつつあります。
それを考えた上でキャンペーンを使わずに自分の決めた照明プランにしたわけですが、満足できています。
またパナソニックやコイズミなどの照明機器を徹底的に詳しく調べたわけではありません。
そのため照明については家づくりで唯一、「しっかり理解しないままプランを決めた」ものなのです。
しかしシーリングライトのコンセントだけをそこらじゅうに付けてもらったので、インターネットで好きなシーリングライトを探して購入し、自分で簡単に付けられました。
自分で好きなものをじっくり探して付けることができたのです。あわただしい打ち合わせの中では、照明の一つひとつを調光や光の届く範囲までしっかり検討して選ぶことなんて、なかなかできることではありません。しかしシーリングライトを自分で買って、入居後に付けることにすると、その部屋にあった照明をじっくり選んで付けることができるのです。
照明はとても大切で、せっかくの新居ですからおしゃれにしたいですよね。我が家では入居後に部屋を見た後でその部屋にあった照明を付けたかったのです。明るくて取り換えが簡単で安価な照明を付けましたが、文句はありません。
我が家で購入した照明
一条工務店のi-smartを建てられた方は、新築時の照明について、どのような検討をされましたか? 我が家では人に見せる場所以外の照明は、極力購入金額を抑えられるよう考えました。
入居時には9の部屋で照明が付けられていないという状態になりました。これが照明機器代金を大幅に安くできる方法なのです。
我が家の照明機器代金の節約について考えたことをまとめました。
一条工務店の照明プラン
ハウスメーカーに照明プランを考えてもらうと、全体の価格は高くなります。
ウォークインクローゼットとか、土間収納などはおしゃれな照明など必要ありません。私が建てた一条工務店のi-smartでは、このような場所にも基本的にはダウンライトを付けることが一般的のようでした。
しかし一条工務店のオリジナルダウンライトは電球が交換できないタイプであり、電球の寿命が来たら本体ごと交換する必要のあるものになっています。しかも交換するには電気工事岸の免許が必要で、持っていない人は自分でダウンライトの取り換えができないのです。
一条工務店で照明を付けてもらうと、工事代金や配線代金、スイッチ代金などが複雑に計上されます。ダウンライトをやめて引っかけシーリングコンセントにしてもらった場合、いくら安くなるのかわかりにくかったです。一条工務店のプランのままにダウンライトを多くの場所に付けるよりも、引っかけシーリングコンセントを付けてもらい、そこに自分で購入した照明を付けた方が安くなることは間違いないと思っています。
照明取り付け用シーリングコンセント
我が家では15か所に引っかけシーリングコンセントが付けられています。
一条工務店のi-smartで家を建てた方には、このような照明プランを考えた人はあまりいないようです。ダウンライトやペンダントライトなど、おしゃれな照明を付けたいと考える方が多く、シーリングコンセントを付けておき、自分で好きなものを選んで取り付けることはあまり考えないようです。シーリングコンセントに取り付ける照明は、おしゃれじゃないと考える方もいるかもしれません。
しかし先ほども書いたように、ウォークインクローゼットとか土間収納の照明は、その場所を明るくできればいいのであり、見栄えはどうでもいいと思っています。そう考える人にとっては、そこに付けられる照明は、ダウンライトである必要はないのです。
照明をインターネットで購入
我が家では、洗面所、ウォークインクローゼット二ヶ所、書斎、土間収納の5ヶ所に、インターネットで購入した安価な照明を取り付けました。
我が家では3,000円程で、明るさや色までも変更できるものを購入しました。見た目も悪いわけではありません。安価な照明はインターネットで購入しました。
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上で紹介した照明を購入し、取り付けた様子を以下で紹介します。
洗面所ですが、違和感はありません。
土間収納も問題ありません。
ウォークインクローゼットも問題ありません。
いかがでしょうか? 取り付けても決して耐えられないほど見栄えが悪いわけではありません。ダウンライトにするよりも間違いなく安価で取り付けられます。これを見て問題ないと思える方は、シーリングコンセントだけを付けてもらい、自分で照明を購入することをお奨めします。しかも照明器具の寿命が来たら、スイッチを切った状態にして取り外し、新しいものをシーリングコンセントにはめ込むだけなのです。工事の必要はありません。
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最安の照明取り付け案
さらに取り付ける照明を安くする方法があります!!
小屋裏収納や土間収納、ウォークインクローゼットなどの場所で、明るければ外観はまったく気にしないと考える方は、これから紹介するやり方がお勧めです。
1,シーリングコンセントを取り付けてもらう
2,電球のシーリングソケットを購入して取り付ける
3,安価に電球を購入してソケットにセットする
これがおそらく際安になります。電球のシーリングソケットはインターネットで購入して600円程度。安いLED電球は、買い方によってはひとつ400円くらいで購入可能です。1,000円程でシーリングコンセントに照明の取り付けが可能です。
ただし、外観は先ほど載せたとおり、おしゃれとは程遠いものになります。
一昔前の裸電球が付けてあるように見えますね。「安いけどこれは勘弁」という方もいると思います。そう思わない方は、この組み合わせを考えることで、とても安く明かりを手に入れることができるのです。
使った電球ソケットは以下の物です。
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シーリングライトもおしゃれなものが多い
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我が家ではリビングとダイニング、そして二つのトイレは自分で見つけたシーリングライトをつけています。
リビングとダイニングの照明については、以前にも記事にしていますが、もう一度画像を載せます。
リビング
私はファンライトをネットで購入し、自分で取り付けました。とてもおしゃれで気に入っています。
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ネットならではの安さで、大満足の製品です。
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一階トイレ
これもネットで購入しました。
大きめの照明ですが、大きすぎると感じることはなく、とてもおしゃれでわが家のトイレにぴったりでした。
ホームセンターでも同じものが売られていました。しかし値段は2倍以上しましたから、ネット購入がおすすめです。
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二階トイレ
これもネットで購入しました。
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私の契約した一条工務店だけではなく、どのハウスメーカーとの打ち合わせをしても、照明についてじっくりと検討する時間もあまり取れないことも多いと思います。あわただしい中であまり照明の種類を検討せずに急いで決めてしまった方も多いのではないでしょうか?
しかし入居してからどんな照明がいいのかゆっくり検討したほうが、満足できることもあります。
一条工務店のおすすめプランを採用するとか、パナソニックやコイズミの照明プランを使うなどのやり方も、金額は上がりますが、おしゃれで言い照明を付けられることは間違いないでしょう。
しかしひとつの考えとして、私が行ったような、シーリングライトを多用するやり方もあると認識していただけたら幸いです。