家を建てるとき、収納のことを考えるのはとても大切です。
事前にすべての荷物はどこに収納するか、検討するために私が行った方法を紹介します。
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新築では収納の失敗が多い
現在持っている物をどこに収納するのかを考えないと、入居後に置き場が決まらない荷物があふれることになります。
一条工務店i-smartの間取りを考える時、住居部が中心になってしまい、収納部のことをよく考えないで、余ったスペースに収納部を付けることは避けたいと考えていました。間取りのことを考え始めた直後から収納のことを頭に置いておかないと、収納が足りなくなってしまうことが多いのです。
新築の失敗例ではかなりの人が、収納が足りなかったと考えているようです。後悔しないためにも、家づくりには収納にも比重を置いて考えることが不可欠です。
私が一条工務店と間取り打ち合わせをした時、収納が足りなくなることを避けるために考えたことを紹介します。
インターネットで調べてみると、家を建ててからの不満点では、先ほど書いた通り収納部が足りないと考える人がとても多いです。最初は部屋の広さを中心に考え、収納をたっぷり取るよりも収納を削って部屋を広くしたいと考えがちのようです。
知り合いにも部屋を作って空いたスペースに収納を付けるようなやり方で間取りを考えた人がいましたが、当然のことながら収納が足りなくなってしまいました。同様の問題を起こしたくないと考え、間取りを考える時にいくつか気を付けたことがあります。
収納が足りない場合、物置を置くかどうか
これは絶対に最初に考えておくべきことです。土地が狭いなら物置を置くかどうかはさらにしっかり考えておく必要があります。
狭い土地に車を2台置くように考えて建てられたと思われる家が、私の通勤途中にありました。しかしある時一台分の駐車場を犠牲にして、物置を置くようになりました。最初からその計画だったかどうかはわかりませんが、最近子供ができた会社の同僚に話を聞いたところ、特に子供が出来ると物は飛躍的に増えるようです。通勤途中の家の場合は、子供ができたなどの理由で、予想以上に物が増え室内に荷物があふれたため、物置を置くしかなったのだと想像しています。
子供がいなくても生活していれば物が増えていくでしょう。最初は考えていなかった物置をあとから必要になって設置する人もかなり多いようです。
スペースの関係で物置も置けないし家の中に収納部も多く付けられない方もいらっしゃるかもしれませんが、最初に収納についてはしっかり考えておくことは必要です。将来的に物置を置くかどうかは検討された方がいいでしょう。
間取りを考える段階で物置を設置することが必要だとわかっていれば、物置を置く場所を決めてそれに合わせた家の形状を考えられます。間取り図面に物置スペースを組み込むことで、土地に対しての家の位置もしっかり考えることができます。
注意したいことですが、物置の設置を考える場合、何でも物置に入れられるわけではありません。断熱を考えた物置ならば普通の物置よりも夏暑くなることは避けられるでしょうが、当然高価なものになります。普通の物置の室内は真夏は大変な高温になりますから、それに耐えられないものは入れられません。
せっかく物置を設置しても、入れたい物が熱に弱いなど、物置に入れるにはふさわしくないものばかりでは意味がなくなってしまいます。何を入れるのか判断したうえで、物置を設置するかどうかを考えたほうがいいでしょう。
収納品リストの作成
私は一条工務店と間取り打ち合わせが始まってすぐに、収納品リストを作りました。
現在住んでいるマンションのありとあらゆる場所の写真を撮り、そこに写っている物を、どこに収納するのか決めていくのです。
写真を撮るのは何があるのか確実に把握するためです。何があるのか頭の中で考えてリストアップしても必ず忘れる物が出ます。メモを取って回ってもいいと思いますが、書き忘れを絶対になくすため、少々面倒ですが私は写真を撮って回りました。撮った写真を見てそこに写っているものをエクセルに打ち込みました。
私は縦に収納する物を書き込み、横に収納場所を並べたデータを作りました。とても簡単なデータです。リストアップした物をどこに収納するか決めて、丸印を入れれば完成です。
私が実際に使ったデータの一部です。
考える必要のなさそうな色紙までもリストアップされていますが、ご了承ください。今はまだありませんが、今後必要になるであろうベビーカーや三輪車などもリストに入れました。
物置を考えていなかった人も、収納したいものの収納場所を決めることで、今あるものがしっかり収納できるのかおおよそわかります。もし収納が足りないのであれば物置の設置を検討する機会にもなります。また廃棄する物を早い段階で決めるきっかけにもなります。
- 収納を考えた間取りを考えることができる。
- 物置が必要かどうかを考えることで、間取りや土地の使い方も早い段階で判断できる。
- 何を捨てるのか早い段階で検討できる。
以上の利点がありますから、間取りを決定する前に収納品リストを作成して収納について充分検討することをお勧めします。
一階に掃除機を収納する場所があると便利
一階には掃除機を収納する場所があると便利です。打ち合わせ中に私も一条工務店の設計士さんからそんなアドバイスをいただきました。
LDKやバスやトイレ、洗面所と玄関は一階にあることが多いですが、それで手いっぱいになり一階に掃除機の収納スペースが取れないこともあるかもしれません。それでも掃除機は絶対に一階に収納できるようにすると便利なのです。
実家では母が掃除機を抱えて階段を上り下りして掃除していました。それが当たり前と思っていたのでずっとそれを続けていたようですが、かなり面倒だったのではないでしょうか。できることなら一階に収納できるように考えたいものです。
私は自分のアパートと、実家に一台ずつ新しい掃除機があります。家を建てたら実家の母と一緒に暮らすことになります。実家の掃除機も新築の家に持っていく予定なので、掃除機が二台になります。一階と二階両方に掃除機を置き、掃除機を持って階段を上り下りしなくてもいいように考えています。
最近の掃除は使わないときは立てておくようになっているので、押し入れのようなスペースには入らない機種もあるので注意が必要です。私の場合は、最初土間収納にホールから入れるドアを付け、一部をホールと同じように床張りにして、掃除機を収納するプランを考えました。
しかしこの案は間取り変更で消滅。結局一階の洋室に収納を取り付け、そこに掃除機を収納することになりました。
本当は布団をたくさん収納したいので、洋室は仏壇スペース以外はすべて押入れタイプにしたかったのですが、掃除機の収納を優先しました。押入れタイプにすると掃除機が入らないので、図のように押入れとは別に収納スペースを設けました。(物入と書かれているところです)
どうしても掃除機を収納するスペースが取れない場合、今は倒立で置けるタイプの掃除機が主流になっていますね。
それならLDKや玄関などの邪魔にならないところに置かれていても、別段見苦しく感じられることはないかもしれませんね。どうしても掃除機を収納できる場所が確保できなかったら、思い切って見える場所にインテリアとして置いておくのもアリでしょうか。
大物が収納できるか確認
大きな荷物は、収納場所に困ります。私は土間収納に収納予定のものが入るかどうか心配でしたので、確認することにしました。
確実に確認したい場合は、3Dマイホームデザイナーを使うと便利です。
私はパソコン用間取り作成ソフトの3Ⅾマイホームデザイナーを購入して、間取り作成に役立てました。
3Dマイホームデザイナーでは、部屋に三輪車やベビーカーを入れることができます。三輪車やベビーカーはデフォルトで用意されているので、部屋に放り込むだけで実際に中に入れられるのか確認できます。
上図のように、物を入れたら3Dで様子を確認できます。単純に間取りを作るだけでなく、図面上に設備を配置をすることができますので、とても便利に使えます。もちろん配置する設備や道具は、大きさを自由に変更することが可能です。
今回はまだ購入していない三輪車やベビーカーを、販売されている最大の大きさの物で設定して確認しました。こうしておけば、実際に購入して入らないことはありません。
収納まとめ
それでは間取りを考える時、収納について考えたことをまとめます。
- 物置を外部に設置するかしないか考える。
- 物置を設置する場合、何を入れるか考えておく。
- 収納リストを作成し、収納するものの行き場を事前に考え、家を建ててから収納ができないという事態を避ける。
- 捨てるものはあらかじめ早い時期に決めておく。
- 掃除機は一階に収納できるように考える。
以上、新築を検討されている方の参考になれば幸いです。
収納が足りない方は、屋根裏の収納を考えてみましょう。一条工務店i-smartには小屋裏収納が付けられます。
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