一条工務店i-smartで建てた我が家のトイレ個室は広めにしてみました。広いトイレの方が開放感があって気持ちいい半面、広くした分だけ建坪面積も上がります。
建坪面積が上がることによる建築費用の増加があっても、広いトイレにすることは価値がありました。
住んでみてあらためてわかった広いトイレにするメリットと、トイレにお勧めのオプションを紹介ます。
トイレの大きさ
トイレの大きさは、一般的に以下の3つに分けられます。
トイレの大きさ
- 0.4坪(78cm×123.5cm)
- 0.5坪(78cm×169cm)
- 0.75坪(123.5cm×169cm)
0.4坪のトイレは、集合住宅などに採用されることが多いものです。
一般的な一戸建てを建てると、0.5坪か0.75坪のトイレを選ぶことになることがほとんどです。
我が家は一条工務店i-smartの家です。
一条工務店では1帖(0.5坪)と1.5帖(0.75坪)のトイレが選べますが、我が家の一階のトイレは手洗いカウンターを付けた1.5帖の広さです。
手洗いカウンターが付くので、床だけの広さは一帖のトイレとほとんど変わりません。
床の広さは1帖ですが、カウンターの上が0.5帖ほどあるだけで、とても広く感じます。
1.5帖のトイレ
トイレの個室の広さを1.5帖にした理由は、手洗いカウンターを付けたかったからです。手洗いカウンターを付けると、トイレ個室の広さが1.5帖になるのです。
タンクレストイレを付けることにしたのですが、その場合、手洗いを付けないと手が洗えません。
しかし壁に付けるトイレ用の手洗いは、水受けが小さくて、使いにくいのではないかと考えました。
二階のトイレならば、補助的な役割のトイレという認識のため、少々の使いにくさは我慢できます。
一階にあるメインで使うトイレの手洗いが小さくて使いにくいものでは、ストレスが溜まりそうでした。それを避けるために、大きめのボウルのついた手洗いカウンターを採用したいと考えたのです。
トイレを広くした感想
ひとことで言えばこの記事のタイトル通り、広いことで開放感を感じられ、とても気持ちがいいです。
我が家では二階が1帖のトイレですが、やはり閉塞感があって、長くそこにいたくないというイメージがあります。
しかし一階のトイレは、そのような気持ちを持つことがまったくありません。
1帖のトイレ個室が用を足すだけの空間であるのに対し、1.5帖のトイレは、用を足したらすぐに出るのではなく、そこにずっといても構わないと思える感じです。スマートホンを持ってトイレに入った時、スマートホンの操作に夢中になってそのままトイレに居座ってしまうことが多く、私も妻もトイレで過ごす時間がとても長くなっています。
手洗いカウンターの上に物が置けます。我が家では置物や観葉植物を置いてあるので、視覚的にも楽しめます。
家の大きさとトイレの広さ
新築の打ち合わせをしている頃のことです。インターネットでトイレの広さについて情報を集めていました。
その中に、気になるものがありました。家が大きいのにトイレが狭いと、お金をケチったと思えてしまうというものです。
確かにそうですね。
我が家は特に大きな家ではないかもしれませんが、LDKは20帖ほどあります。そこから入るトイレが狭いと、みすぼらしく見えしまうのかもしれません。
我が家では最初から一階のトイレは1.5帖でしたから、家族も来客者も違和感を持つことはなかったと思います。しかしもし1帖のトイレだったら、狭いと思う気持ちが湧き出ていたかもしれません。
建築費用が増えてもトイレを広くするべきか?
トイレの個室を1帖から1.5帖にする場合、0.5畳分、床面積が広くなります。
例えば坪60万の家の場合、0.5帖増えると15万、費用が上がってしまいます。総二階の場合などは二階の床面積も広がるため、トータルで30万の費用が掛かってしまいます。
この価値があるかどうかは、人それぞれなのでしっかり考える必要があります。
しかし空間のゆとりは、何にも代えられない大切なものだと実感しています。
落ち着いていられる空間を作ることは、家づくりで何よりも大切ではないでしょうか。
入居して生活してはっきり言い切れることは、1.5帖のトイレにしたのは正解だったということです。
建築費用が増えても、価値のあるものだったと実感しています。
我が家のトイレ紹介
我が家のトイレを少しだけ紹介しておきます。
手洗いカウンター
手洗いカウンターの上には物が置けます。先ほど書いたとおり、ちょっと大きめの観葉植物(本物ではありません)を置いてあります。
植物があると心が和みますね。
手洗いカウンターの水栓は、センサー式です。水栓に手を近づけると、自動で水が出るものです。一条工務店のオプション一覧には載っていませんが、お願いすれば付けてもらうことが可能です。
トイレ便器
トイレの便器はタンクレストイレのアラウーノタイプ1です。
パナソニックトイレでは最上級の物を選びました。汚れが付きにくく快適です。
床
床材はクッションフロアです。
豪華にしたいのであれば、床材をフローリングにすることがお勧めです。しかし我が家では手入れの簡単なクッションフロアにしました。
個人的な感想ですが、これが大正解でした。
我が家では今、子育てでてんやわんやの常態です。この状態でトイレの掃除に手間が掛かったらたまりません。手入れの簡単なクッションフロアは最高です。
拭き掃除をすることはほとんどなく、水が飛び散っても拭き取る必要もなくそのままです。
ちなみに我が家では男もトイレでは、座って用を足しています。
壁紙
白系の高耐久の物を選びました。白系の物にするとトイレを明るくしてくれるのでお勧めです。
照明の影響で黄色く見えますが、実際は真っ白の壁紙です。
トイレの広さについて
トイレは手洗いカウンターを付けたことも、自動水栓にしたことも、貼った壁紙もすべて満足しており、とてもお気に入りの空間です。
ただ用を足すだけでなく、滞在したいと思える空間にすると、とても快適で気持ちがいいですよ。
おすすめのオプション
先ほども少し紹介しましたが、一条工務店のトイレに付けられるオプションに、手洗いカウンターというものがあります。1.5帖のトイレ個室にできる方は、ぜひ採用してほしいオプションなのです。
また、この手洗いカウンターにはタッチレス水栓が付けられます。とても便利なこのオプションも紹介していきます。
トイレの手洗いカウンター
一条工務店の家で1.5帖のトイレにした場合、手洗いカウンターを付けないことはあまりないことだと思います。手洗いカウンターを付けたいから、トイレを1.5帖にすることが多いと聞きます。
手洗いカウンターはリクシルなどの物に比べて格段に安いです。しかしこの安さに惹かれて手洗いカウンターが欲しくなり、トイレを1.5帖にしてしまうと、建坪面積が増えて建築費用がかなり上がってしまいます。
一条工務店の坪単価は65万と考えると、0.5帖はその1/4の16.25万円になります。2階建で2階の床面積まで増えてしまうと、32.5万になってしまいます。安価な手洗いカウンターを付けるために0.5帖トイレの個室を大きくすると、費用が大きくアップすることも考えなければなりません。
しかし広いトイレは過ごしやすく気持ちがいいものですし、手洗いカウンターも使いやすいいい物です。トイレを1.5帖にすることが間取り上無理がなく、さらに予算にも問題がない場合は、入居後の快適な生活のためにも、ぜひトイレの個室を1.5帖にして、手洗いカウンターを付けていただきたいです。
オプションの手洗いカウンターは水が飛び散る?
間取り打ち合わせ当初は、手洗いは何を付けるのかちょっと悩みました。手を洗う時に水が飛び散ることは避けたかったのです。オプションで壁に付ける手洗いは、かなり小さくてTOTOやリクシルのショールームで確認しても、普通に手を洗っても水が飛び散ってしまいそうでした。
一条工務店オプションの手洗いカウンターについては、多少は水が飛び散るという情報もありました。リクシルやTOTOのショールームに行って手洗いカウンターを見て回りましたが、値段がとても高い。そして一条工務店オプションの手洗いカウンターと比べて、値段の違いほどにクオリティーが変わるとも思えませんでした。
そんな経緯で、結局は一条工務店オプションの手洗いカウンターを採用したのですが、これは大正解でした。
一条工務店オプションの手洗いカウンターの手洗いは、大型のボウルが付いています。寸法は横約410mm、縦約330mm、深さは約110mmです。
使ってみても、よほどのことがない限り水が飛び散ることはありません。いや、まったく飛び散ることがないのです。
最も心配していた水の飛び散りがないことで、手洗いカウンターを採用したことは大正解だったと思っています。
ただし使い方によっては手洗い時に水が飛び散ります。飛び散らない方法については、水栓のところで説明します。
手洗いのボウル横にオートディスペンサーが置いてあります。手をかざしただけで液体洗剤が出る便利な物です。
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一条工務店の手洗いカウンターにぴったりです。オートディスペンサーをトイレ手洗いにという記事を書いています。ぜひご覧ください。
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手洗いカウンターにはたくさんの収納部があり、とても便利です。
それではこの手洗いカウンターの収容力を紹介します。
奥側の収納部
奥側の扉を開けると収納部があります。
寸法は上段は縦273mm、横450mm、奥行き280mmで、下段は縦280mm、横450mm、奥行280mmです。
上段も下段も、大型のトイレットペーパーが12巻入ります。普通のトイレットペーパーだと16巻入ります。ワンパック買ってきても余裕で収納できます。
手洗いの下
手洗いの下は、配管がありますが、かなりの空きスペースができています。ここに掃除用具を入れることがベストと考えます。
寸法は縦575mm、横450mm、奥行き280mmですが、配管があるので大きなものは入れられません。
手洗いカウンター中央の収納部
センターのパネルを押すと、収納部が飛び出してきます。ここにも物が入れられます。
寸法は縦130mm、横450mm、奥行き225mmです。引き出しの高さは225mmですが、270mmまでの高さの物なら、立てて収納できます。
引き出し式のため、物が入れやすく使い勝手はいいです。
手洗いカウンター奥側の空きスペース
手洗いカウンターは、奥側に空きスペースがあります。
普通の方はこの空きスペースを見ると、どうしてこの部分を開けないで、カウンターの収納部を伸ばさないのか不思議に思うでしょう。しかしこの空きスペースは必要なもののようです。
このスペースは、「パイプスペース」のためにあると考えます。パイプスペースとは、水の通る配管のためのスペースです。二階に洗面台やトイレがあった場合、そこで使った水は一階に流さなければなりません。必ずパイプスペースが必要になります。
一階と二階のトイレ位置はほとんど同じ場所になるように設計されることが多く、パイプスペースもトイレに付けることが多いのです。そのため手洗いカウンターの収納部を短くして、パイプスペースが来ても対応できるように開けてあるのです。パイプスペースがトイレに付けられない家では、手洗いカウンターの奥側には空きスペースができるのです。
ここに掃除道具を置く方が多いようです。我が家では何も置いていません。余裕ができたら活用方法を考えたいと思っています。
手洗いカウンターの上
カウンターは人造大理石です。硬いですが、まったく傷が付かないわけではありません。あまり硬いものを乗せて引きずると、傷が付くので注意が必要です。
今のところ適当に置物が乗せてありますが、もう少し何を置くのか考えたいと思っています。
手洗いカウンターまとめ
手洗いカウンターは、機能的にも外観的にも、充分なものだと感じています。値段的には87,000円と他メーカーの物と比べて安価なので、リクシルなどの数倍する物に比べたらややチープに感じるかもしれませんが、気にするレベルではなく充分なものです。
採用して後悔することはないでしょう。
タッチレス水栓
トイレの水栓を、センサー水栓にしたところ、とても快適です。
センサー水栓とは、蛇口をひねらなくても水栓の吐水口に手を近づけると、センサーが感知して自動で水が出る水栓のことです。自動水栓とかタッチレス水栓と呼ばれることもあるようです。
センサー水栓と聞くと、キッチンに付ける物を想像する方がほとんどだと思いますが、トイレの水栓もセンサー式にすることができます。
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一条工務店のトイレには、手洗いカウンターが付けられます。この手洗いカウンターに付けられている水栓は、オプションでセンサー水栓に変えられるのです。
センサー水栓の利点
キッチンにセンサー水栓を付けました。しかしこれは慣れないうちは、少し手が近づくと水が出てしまうとか、止め忘れると水が出っ放しになるなど、便利ではありますが、煩わしい部分がまったくないわけではありません。
しかしトイレの水栓は手を洗う用途に限定されます。水を出したい理由も一つですから、水の量もいつも同じでも問題ありません。手を出したときに水が出てくれればいいのです。これが確実に行われるセンサー水栓はとても快適です。毎回蛇口をひねらなくてもいいですし、手を触れないので衛生的にも安心できます。
入居して一ヶ月経ちますが、トイレの水栓こそ、センサー式にするべきだと実感しています。
手洗いカウンターが一条工務店i-smartのオプションで79,800円。センサー水栓が付くと95,100円になります。プラス15,300円で快適性が手に入るのですから、一条工務店i-smartで手洗いカウンターを付けた方にはぜひ採用を検討していただきたいオプションなのです。
センサー水栓の形状
センサー水栓は、標準の水栓よりも太いです。
私には標準のものよりもがっちりしていて格好いいと思えます。どうですか、とてもおしゃれに見えませんか? 一条工務店i-smartの手洗いカウンターのボウルとベストマッチです。吐水口も内側に入っていて、とても使いやすいです。
商品名ですが、【 カクダイ 能 センサー水栓 トール 713-321 】というものです。
色が5種類あります。私はセンサー水栓にして欲しいとだけ伝えたので、クローム(シルバー)のものが取り付けられました。色によって値段の違いもありますが、もしかしたら一条工務店のオプションとして、クローム以外の色を選べるかもしれません。もしクローム以外の色が気に入った方は、打ち合わせ時に希望色を伝えてみたらいかがでしょうか。
センサー水栓の水量調整
我が家の水栓は初期設定では水が激しく出ました。激しく出すぎて、手洗いの時に手に当たった水が飛び散ってしまいます。このセンサー水栓は水栓では水量調整ができないのです。
しかし心配はいりません。カウンターの水栓下に、水量調整ダイヤルがあります。これで水量を調整します。
このダイヤルを右に回すと水量を減らすことができるのです。
水量を減らしたところ、水の飛び散りを防ぐことができました。手洗いのみの用途ですから、水の量は一度変更すればもう変える必要はありません。
清掃時の対応
手洗いボウルを清掃する時、洗剤を付けて洗っている時に水が出てしまうと、洗剤が流れてしまいます。掃除をする時にはかなりの確率でこの事態になることが予想されます。
手洗いカウンターに自動水栓を付けることを考えた時、掃除の時に水が出ないようにする方法があるかを確認しています。先ほどの水量調整のダイヤルを右に回して水を止めてしまえばいいのです。掃除前に行っておけば水が勝手に出て困ることはありません。
センサー水栓の電源
リクシルのセンサー水栓の電源は、シンク下のコンセントから取っています。しかしカクダイのセンサー水栓は、コンセントから取っていないようです。
どこから電源を取っているのか調べてみると、AC電源ではなく電池で動いているようです。
水栓裏側に止めネジがあり、ネジをインバイス(六角レンチ)で外すと中に単三電池が4本ありました。電池が少なくなったら、センサー部のランプが点滅して警告してくれるようです。
水栓ですから内部に水が入ってはいけません。しっかりパッキンが入って防水性が保たれますので安心です。
トイレ センサー水栓まとめ
センサー水栓にすることで、水栓に触れることなく手が洗えるようになりました。使い勝手はとてもいいので、予算に余裕があれば採用してみてはいかがでしょうか。デザインもいいですよ。
一条工務店i-smartを建てた方は、オプションで選ばなくても、後からトイレの水栓をセンサー式にすることができます。乾電池での駆動ですからAC電源の取り出しについて考える必要もなく、取り換えられるのです。少しの知識と一般的な道具があれば、それほど難しいものではないと思います。
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自分で交換する場合、保障の問題もありますし、もともと付いている水栓位置によってはセンサー水栓が付けられない可能性もありますので、一条工務店の担当さんに相談してください。
我が家では「キッチンのセンサー水栓よりも、トイレのセンサー水栓のほうが便利だね」と言っています。
皆さんもトイレにセンサー水栓を付けてみたらいかがでしょうか? i-smartのトイレが一層おしゃれに、便利になりますよ。
手洗いカウンターにタッチレスで液体石鹸がでるオートディスペンサーを購入して設置しました。とても便利ですよ。以下のリンク先に記事があります。興味のある方はご覧ください。
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