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i-smart検討ポイント

オープンステアが玄関ホールにある家はとてもおしゃれ

我が家では玄関ホールに一条工務店ではオープンステアと呼ばれるオープン階段を付けました。

オープンステアを玄関ホールに付けた理由は、いくつかのメリットがあるためです。これから間取りを考える方のために、我が家の階段についての考えを紹介します。

オープンステアを採用する

横から見たオープンステア

一条工務店で二階建ての家を建てる場合、階段はボックス階段するか、それともオープンステアと呼ばれるオープン階段にするか、考えなければなりません。

一条工務店のオープンステアは、形状がストレートのものしかありません。途中で曲がったり折り返したりする形状のものは付けられないのです。ボックス階段は途中で階段を曲げることも可能です。

曲がりのあるボックス階段で話を進め、間取りが完成に近づいた状態で、ストレートのオープンステアに変更するには、二階の部屋の配置や大きさをすべて見直さなければならないことにもなりかねず、その場合は図面の修正に大きな時間がかかります。間取り打ち合わせの期間は限られていますから、「今から階段を変更することはできない」と言われてしまうこともあるでしょう。オープンステアを入れたいのであれば、最初からその希望を設計士さんに伝えておくと、スムーズな間取り打ち合わせができます。

私が一条工務店のi-smartで家を建てるときこだわったことのひとつが、 オープンステアというオープン階段を、玄関ホールに付けたいという希望です。

オープンステアについて

オープンステアの違い

一条工務店のオープンステアは、二つの種類に分けられます。

オープンステアは踏み板が14段のものと、15段のものの二種類です。15段の方が傾斜が緩やかであり、幅も広くなります。

15段と14段の違い

15段は踏み板が大きくなり、段数も14段より一段増えるため、角度が緩やかになります。

オープンステア2種類の差

15段というのは階段の踏み板の数プラス1段になります。下から上る場合、踏板が14枚あり最後に二階の廊下に登ります。その廊下分ををプラスするので15段ということになります。当然段数が多いほど距離が長くなり、傾斜は緩やかになります。

角度の違いを見るため、間取りソフトマイホームデザイナーで14段のオープンステアと15段のオープンステアを3D画像で比較すると、以下のようになります。

3Dで比較したオープンステアの角度

左が15段、右が14段のものになります。

角度の違いが分かっていただけるでしょうか。実際に上り下りした体験では横から比較した以上に差があります。

まだ私には子供がいませんが、今後は子供もできるでしょう。急な勾配だと子供が小さなうちは上り下りをする時に怖がるかもしれません。

また家が完成したら実家の母も一緒に暮らすことになります。実家の階段は計算すると14段のオープンステアと同レベルの広さと角度で、使うのがかなりきつそうでした。母も年々年老いて来るので、おそらく今のまま実家に住み続けるとさらに上り下りがきつくなってくるでしょう。母のためにも緩やかな階段を用意してあげたいものです。

角度だけではなく踏み板の奥行きも違います。踏み板に奥行きがあると、特に降りる時に安心感を得られます。14段のものと15段のものの両方を昇り降りする体験をしたら、その差はかなりあると思えるはずです。

一条オープンステアの幅も、14段と15段では違ってきます。14段は750mmで15段は969mmになります。幅にゆとりがあった方が、閉塞感がなく昇り降りが快適に感じられます。

私の住んでいる近くの一条工務店さんの展示場は、15段幅広のオープンステアが付けられています。ストレート階段は、足を踏み外したら下まで落ちてしまうので危険だと言われています。しかしオープンステア15段の勾配ならば、ストレート階段でも危険はそれほど感じないレベルです。

気になる方は展示場で確認してみるといいでしょう。

オープンステアに必要なスペース

階段の幅も14段が750mmなのに対し、969mmとなり、広くなります。

オープンステアはおしゃれなので、採用したい。そして15段の幅広タイプのオープンステアがいい!! これは多くの方が考えることだとは思います。しかし15段幅広のオープンステアは3マス半(3m18cm)もスペースを取ります。さらに階段の下には、上り口のスペースも最低半マス必要ですから、実質的には4マスの長さのスペースが必要になります。

この4マスのスペースを確保することは、間取り上採用がとても難しいものなのです。そのためほとんどの方が15段のオープンステアをあきらめ、14段のオープンステアを採用するようです。

14段のオープンステアは、3マスのスペースが必要です。このスペースなら、一般的な家でも確保できることが多くなります。

オープンステアは急すぎて危険だという意見

インターネットで情報を集めると、オープンステアは急すぎて危険だからボックス階段にしたという意見が見つかります。しかしこれは14段のオープンステア限定の話です。オープンステアは14段のものを採用することが多いので、15段のものを採用する選択肢を持たない方が多いので、注意が必要です。

15段のオープンステアは、幅も広く緩やかです。我が家の15段のオープンステアは、降りる時に危険だと感じることはありません。勾配も緩やかで安心して使うことができています。

一条工務店i-smartの展示場に付けられているのは、基本的にすべて15段のオープンステアです。14段のものを上り下りして体験したい方は、営業さんに相談して、「入居宅訪問」で完成した家を見学するイベントに参加してみたらいかがでしょうか。

オープンステアの費用

一条工務店ではボックス階段が標準で、オープンステアはオプション扱いとなります。オプション料金は2万円です。非常に安価で提供してくれますね。

何年か前にはオープンステアはオプションではなく標準仕様でした。しかし幼児の転落の危険があることから、ベビーゲートが付属することになりました(一条工務店ではキディガードと呼ぶようです)。ベビーゲートが付属したこととオープンステアがオプションになったのは同時期です。ベビーゲートがない時代はオプションでなかったことを考えると、オープンステア階段がオプションになったというよりも、2万円でベビーゲートを買うというイメージで間違いないと思います。

それでは一条工務店でオープンステアの15段タイプと14段タイプでは費用は違うのでしょうか。検討した方は当然のように知っていると思いますが、価格は変わりません。それならば当然幅の広に緩やかな階段の方がいいと思うでしょう。しかし注意点があります。15段のオープンステアを採用する場合、そのためだけに施行面積が増えることが多いのです。私の場合、14段のオープンステアにした場合、玄関ホールの大きさは4.5坪になります。

しかし15段にした場合、3マスだった階段の距離が3.5マスになり、玄関ホールは5.05坪になってしまいます。

2階も同じだけ床面積が増えます。ただし階段部分は吹き抜けのため坪単価が半分になるので、計算はちょっと複雑になります。一階二階トータルで坪数は1坪弱坪数が上がります。坪単価65万で計算すると、私の場合は60万ほども総額が上がることになってしまいました。

その他のメリット

玄関ユニットが広がることで、メリットもあります。私の家の場合は以下の二つのメリットがありました。

・土間収納が1.5畳から1.8畳に広がる。

・シューズボックスが1700mmのタイプから2125mmのタイプに変更できる。

玄関ホールが伸びるわけですから、当然面積は大きくなります。私は大きな土間収納が欲しいと常々考えていましたから、これはうれしいメリットです。もちろんシューズボックスが大きくなることもありがたいことです。

安全でゆとりのある階段が採用できて、土間収納やシューズボックスも大きくなります。もちろん金銭的には負担が大きくなりますが、何とか頑張ってこのプランで我が家は進めていきました。

リビング階段ではなく玄関ホールにオープンステアを付けた理由

私が最初に家を建てようとしたのはまだi-smartが発売されていない7年前で、その時にセゾンのカタログに、玄関から入って正面に階段がある写真が採用されていました。これはとても印象的で、そんな家に住みたいとずっと思っていたことも理由の一つです。

そして最も大きな理由は、騒音対策、防寒対策です。一階の音が二階に響く問題は、高気密の一条工務店の家では顕著なようです。人によって苦痛にも感じるくらい音が響くと言いわれています。

こればかりは住んでみないとわからないのですが、問題があると思われるのなら、できる限り回避する間取りにしたかったのです。

またリビング階段やリビング吹き抜けでも冬はまったく問題ないとブログに書かれている方が大多数ですね。おそらく本当にそうなのでしょう。

私の知り合いでAホームで家を建てた人は、オープン階段ではないですがリビングと階段がつながっていて、冬は二階に暖かさが逃げてしまうと悩んでいました。一条工務店の高気密高断熱の家では、悩むほどの問題ではないことは素晴らしいことです。

しかし、リビング階段やリビング吹き抜けがない間取りの家に比べたら、間違いなく冬は暖かい空気が二階に逃げてしまい、暖房の効率はわずかですが悪くなると思います。このわずかの違いをどう捉えるかです。

また、リビング階段は確かにおしゃれで、それだけで満足感を得られる人も多いと思います。リビング吹き抜けも同様です。ほんの少しの音の響きや空調効率の低下は、その魅力に方がはるかに勝ると感じる人も多いでしょう。

結局人それぞれの好みですね。一生に一度の買い物です。私は防音防寒性を重視することが納得できる間取りであると考えました。その結果あまり例のないオープンステアを玄関ホールに取り付ける間取りとなったのです。

オープンステア下をどう利用するか

せっかく付けたオープンステア階段です。どうせなら階段下もおしゃれに演出したいものです。私はロードバイクをオープンステア下に置こうと思っています。そこそこの性能のロードバイクがありますから、ちょっとしたインテリアになるんじゃないでしょうか。

ロードバイクの置き場には頭を悩ませていたので、階段下に置くことでそれも解決したこともありがたいです。ただロードバイクをいつもきれいに磨いておかないといけません。機能重視で整備はしていますが、汚れることは今でもほとんど気にしていないません。でも新居ではもっと気を使わなければいけないですね。

家の間取りについての記事が以下のリンク先にあります。是非ご覧ください。

3dマイホームデザイナーで作られた3d家画像
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