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玄関ドアはプロノーバを絶対に選ぶべき! 一条工務店i-smart

三協アルミの玄関ドアを選ぶ場合、プロノーバを選ぶことをおすすめします。

私が家を建てたころは、プロノーバは発売されておらず、プロセレーネとファノーバでどちらにするか迷ったうえで、ファノーバを選びました。

理由は以下の二つです。

ファノーバを選んだ理由

  1. ファノーバの方がドアについている窓が大きく、玄関が明るくなる
  2. e-エントリーという電子錠が付けられる

特に私が重要視したのは、e-エントリーという電子錠が付けられることでした。しかし今では断熱性能がいいプロノーバでもe-エントリーを付けられます。

断熱性能が良くて、最新の電子錠を付けられるのですから、今ならば絶対にプロノーバを選びます。

プロノーバを選ぶべき理由

断熱性能が優れている

プロノーバの断熱性能は、ファノーバのよりもかなり優れています。

玄関ドアの断熱性能は熱貫流率というもので示されています。熱貫流率とは、以下の定義があります。

熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)とは、壁体などを介した2流体間で熱移動が生じる際、その熱の伝えやすさを表す数値である。 屋根・天井・外壁・窓・玄関ドア・床・土間などの各部の熱貫流率はU値として表される。 U値の概念は一般的なものであるが、U値は様々な単位系で表される。しかしほとんどの国ではU値は以下のSI単位系で表される。熱貫流率はまた、熱通過率、総括伝熱係数などと呼ばれることもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 熱貫流率』

ちょっとわかりにくい表現ですね。簡単に説明すると、例えば冬に温かい室内から外に逃げる熱が、どのくらいあるかを示したものだと考えてください。

数値が大きいほうが、熱が逃げやすいことになります。数値が小さいほうが優秀なのです。断熱性能とほぼ同義語だと考えていただいても間違いではありません。

それを踏まえて、プロノーバとファノーバの熱貫流率の違いを見てください。

  • プロノーバ 熱貫流率 : 1.20W/(㎡K)~1.75W/(㎡K)
  • ファノーバ 熱貫流率 : 2.33W/(㎡K)~4.07W/(㎡K)

かなり数値が違います。断熱性能が、プロノーバの方が優れていることになります。

なぜこのような違いが出るのかというと、プロノーバの方が窓が小さいことと、ドアが厚いことが主な要因です。

ファノーバはドアの厚みが40mmで、プロノーバはドアの厚みが60mmです。この厚みの違いが断熱性能に大きく違いを与えています。

ドアが厚いと開け閉めが重い?

40mmと60mmは、厚みが1.5倍も違います。これだけ厚みが違うと、開け閉めの時にプロノーバは重くて不便になりそうで心配でした。

ファノーバとプロノーバ(当時はプロセレーネでした)の開け閉めで重みが違うのか、三協アルミショウルームに行って確認したことがあります。三協アルミの40mmと60mmのドアの両方を開け閉めしてみましたが、違いはわかりませんでした。60mmのドアが重すぎるとはまったく感じなかったのです。

もしプロノーバにした場合、ドアの開け閉めが重いのではないかと心配する方もいると思いますが、心配はいりません。どうしても心配な方は、三協アルミショウルームに行って、ご自身で確かめてみてください。

プロノーバの欠点

それではプロノーバの欠点はないのでしょうか?

窓が小さくデザインが悪い

選べるドアの数は、ファノーバとプロノーバでは、どちらも15種類で同じです。

しかし断熱性能をあまり考えず、自由にドアのデザインができるファノーバに対して、プロノーバは熱貫流率をできるだけ下げることをコンセプトにしていますから、あまり大きな窓が付けられません。

そのためデザイン性では窓の大きさが自由にできないプロノーバよりも、ファノーバの方が優れています。

つまりデザインを取るか、熱貫流率の優れたものを取るかで悩むことになります。

これはとても難しいところです。

ちなみにわが家で家を建てた時、プロノーバは発売されていませんでした。同じような高性能のドアには、プロセレーネというドアがありました。

このプロセレーネは、電子錠が旧タイプの物しか付けられず、現在のe-エントリーは付けることができなかったのです。これが原因で、わが家では玄関ドアはファノーバを選んだのです。

熱貫流率の優れた最新の電子錠(e-エントリー)の付けられるドアがあれば、絶対にそちらを選んでしました。そして私の理想のドアが、プロノーバという名前で現在発売されているのです。だから私は今家を建てるとしたら、プロノーバを間違いなく選びます。

それでも今ファノーバで冬に寒すぎるとか、夏に暑すぎると感じることはありません。確かにドアの熱貫流率はファノーバはかなりプロノーバよりも劣っていますが、日常生活で不満がないことも事実です。

それでも冬には床暖房の電気代が少しだけ余計にかかっているでしょうから、プロノーバをおすすめしたいです。

熱貫流率が少ないタイプは、玄関が暗くなる

ファノーバの窓は、プロノーバよりも大きいです。その分明かりを取り入れることができていて、明るいのです。

この明るさは我が家にとってかけがえのないものです。実家の入口ドアは、ほぼ全面がガラスでした。断熱性能はとても悪いですが、とても明るい玄関にしてくれました。そんな玄関とずっと付き合ってきた母ですから、明るい玄関が当たり前だと思っています。

前に住んでいた賃貸マンションは、とても古い物件でした。今風のものではありません。玄関は昼間でも照明を付けないと靴が履けません。そんな玄関を母はとても嫌っていました。そんな母が、新居の玄関をベタ褒めしてくれるのです。もちろん私も妻も、思いのほか明るい玄関に大満足です。

明るさの違いがわかりやすいように、実験をしてみました。

プロノーバの窓である場合を想定し、左側の窓と同じ大きさになるよう、右側の窓にアルミシートをドアの窓に貼り付けました。これでプロノーバの窓とおおよそ同条件です。

この状態でカメラの撮影設定を固定し、写真を撮ってみました。明るさは自動補正されませんので、暗いときは暗く写り、明るいときは明るく写ります。

アルミシートを取り外したときと比較したものが以下の画像になります。アルミシートの貼り方が汚くて申し訳ありません。

上が仮想プロノーバ、下がファノーバになります。明るさの違いが分かってもらえるでしょうか。実際の体感でも、画像と同じ明るさの違いを感じています。

この明るさの違いは意外に大きいです。

玄関が明るいことは、日常生活ではかなり重要です。

玄関が明るいと、昼間だけでなく朝方や夕方の少し外が暗い状態でも、照明を点けずに靴を履いて気持ちよく出られるのです。

玄関に玄関ドア以外は明かりの入るところがない場合は、ドアの窓が大きいファノーバも選択肢に入れてもいいでしょう。

電子錠はとても便利

玄関ドアでどうしても紹介しておきたいのは、電子錠です。

わが家ではe-エントリーという電子錠を付けています。これは本当に便利なのです。

ノータッチモードに設定しておくと、家に帰ってきたときには、リモコンキーを持っているだけで自動で開錠してくれるのです。

出かける時は玄関で靴を履いている時に自動で開錠し、ドアを開けて外に出てからドアを閉めると、自動で施錠してくれます。

これは絶対に付けるべきオプションです。

さらにすごいのは、インターホンと連動させると、自宅から出かけても、来客があった時にはスマートホンを通じて対応ができるだけでなく、電子錠を解錠することもできます。

少々導入費用が掛かりますが、私のおすすめは以下のセットです。わが家も付けています。

電子錠:e-エントリー

インターホン:パナソニックドアホンVL‐MWH705

これでとても便利な使い方ができます。

インターホンはこだわるべき パナソニックドアホンVL‐MWH705の魅力という記事で、e-エントリーとパナソニックドアホンの連携について詳しく紹介しています。

是非ご覧ください。

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まとめ

電子錠e-エントリーのノータッチモードでの開錠は本当に便利です。残念なのは、私が家を建てた時は断熱性能のいいプロノーバが発売されていなかったため、ドアの断熱性能がちょっと劣るファノーバになっていることです。

でも玄関が明るくなっていると考前向きに考えます。

もし家を建てる方で、玄関がわずかに暗くなることを気にしないのであれば、絶対にプロノーバを選ぶべきです。

以上、どなたかの参考になれば幸いです。

※付けて満足したオプションのまとめ記事が以下のリンク先にあります。興味のある方はご覧ください。

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