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家の知識

防犯を考えた家づくりをしてみましょう

先日知り合いの家に空き巣が入ったという話を聞きました。現金も置いていなかったため盗難被害は多くなかったようですが、ガラスを割られて侵入されたため、その修理代が高くついたようです。

自分の家は大丈夫だと考えていたのですが、知り合いが被害に遭ったことで、身近なところでも犯罪は起きるものだと思い知らされました。

わが家では防犯対策もできる限り行っています。自分でできる防犯対策方法を紹介します。

家の侵入されやすい場所を把握する

まずは進入されやすい所を把握する必要があります。

わが家では近所からも死角になる場所があります。

この場所から侵入する場合の経路は二つです。

トイレの窓

トイレの窓は基本的に開けません。それどころか3年間開けたことがありません。

ということで、ここが開けられたらけたたましい警報音が鳴るように設定することにしました。

一条工務店には防犯システムが標準で付けられます。この窓だけセキュリティをONにすることにしました。

わが家ではトイレの窓は便器の裏側にありますし、位置も高いのでとても開けにくいです。

トイレの窓にハニカムシェードが付けられている

このようなトイレの個室になっている場合、窓を開けることがほとんどない可能性があります。家を建てる時に開けることのできない嵌め殺し窓(FIX窓)にしたほうがいい場合もあります。

2階のルーフバルコニー

2階のルーフバルコニーですが、ルーフバルコニーやベランダは、プロの空き巣にとって格好の侵入経路となります。

二階までよじ登ることができれば、ベランダやバルコニーは壁や手すりに遮られ、外から見られにくくなるからです。

特にわが家のルーフバルコニーは壁が高く奥行きが広いため、バルコニーに入ってしまえば外から見られることはありません。

上空から見たルーフガーデン

この対策として、わが家では開閉センサーKX-HJS100-Wを取り付けています。

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これはパナソニックのインターホンと連動しているセキュリティーで、何者かが窓から侵入した場合、すぐにスマートホンに通知が入るように設定できます。

ルーフバルコニーから空き巣が侵入しても、必ず通知が入るので安心です。

またルーフバルコニーに接した窓の部屋には、防犯カメラが設置してあります。

これも人体感知センサーで人がいるのを感知すると自動的に録画をしながら、スマートホンに通知してくれます。

ルーフバルコニーに接した部屋に人がいない場合は、カメラの侵入感知の設定をONにしておくことで、侵入者がある場合はすぐに察知することができます。

このようにしておくと、家を留守にしてたとえ海外に行っている場合でも、空き巣の侵入を察知できます。察知できたらすぐに警察に連絡できるので、被害を最小限にすることができるでしょう。

カーポートからの侵入を考える

カーポートの屋根は、空き巣の侵入経路になることがあります。カーポートの屋根から二階の窓やベランダなどに入れる場合は注意しておきましょう。

わが家ではカーポートの横に電柱があります。この電柱を使えばカーボートの屋根には簡単に登れます。

  • 電柱などでカーポートの屋根に上りやすい
  • カーポートから屋根やベランダなどに登りやすい

このような状況の場合、家への侵入経路となる窓には、しっかりとした防犯対策をしておくと安心です。

進入されにくい家にする

空き巣に狙われにくい家にすることは大切です。

ガラスを防犯ガラスにする

空き巣が入るのは基本的にドアと窓です。特に窓ガラスを割って侵入する場合、防犯対策を考えた合わせガラスだと、割る時間がかかって侵入を諦めることが多いようです。

私が建てた一条工務店i-smartは、すべての窓が防犯ガラスとなっています。これだけで狙われにくい家になると思います。

玄関ドアと勝手口にカメラを付ける

わが家は玄関ドアと勝手口にカメラを付けてあります。

これもインターホンと連動していて、Wihi経由でスマートホンに人が来たことを知らせてくれます。録画もされます。

勝手口や玄関はわが家ではまわりから最も見やすい位置にありますので、空き巣は進入にしくいと思います。それでもカメラで人が来たことを確実に通知してくれるので、一層安心していられます。

家に人がいるように見せる

留守だと家の中に照明が点きません。長い日数留守にする場合、毎日家の中に照明が点かないことになります。人がいないと思った空き巣に狙われてしまうかもしれません。

この対策として、タイマーで照明を決まった時間に付けることができます。

照明スイッチのプッシュを開くと中タイマー設定のボタンなどがあります。

わが家ではリビングと主寝室にこのタイマー付きスイッチを採用しています。

防犯意識について

ここまでは物理的な防犯対策を紹介してきました。ここからは防犯意識について紹介します。

SNSで旅行に行くことは載せない

近年は細かなスケジュールをSNSに載せることが当たり前になっています。

家族で海外旅行に行っている様子を投稿したら、家が留守だとわかってしまいます。

わが家では家が特定されないようなSNSの使い方をしていますが、多くの人は気楽に個人情報を載せているので、危険は多いと思います。

SNSに家が留守になっている情報は載せないほうがいいでしょう。

防犯についての情報を公開しない

家が特定できる状態で、防犯についての情報を公開することは危険です。これはこの記事も同様ですね。

ただしこの記事を読んで「この家は空き巣に入りやすい家だ」と考える人はあまりいないと思いますし、私の家がどこにあるのかはこのブログを読んだだけではわからないと思いますから、この記事を公開しています。

私がかなり気になったブログがあります。

もう今は見られないのですが、家を残したまま外国に移住するという人のブログで、防犯について細かいところまで載せていました。

「ダミーの防犯カメラを取り付けておきます。これで空き巣も躊躇するでしょう」などと、写真付きで詳しく説明されていました。住んでいる町も公開し、実名も周知されています。地元の人ならその人の家もわかっているでしょう。それでダミーのカメラを取り付けたということをブログに載せたら、セキュリティーがまったく効いていないことが丸わかりです。

このような情報は、絶対にネットに載せないほうがいいです。

防犯対策まとめ

自分の家の防犯対策を公開するのは、空き巣が情報を得ることになりますから危険です。あまりブログにも公開しないほうがいいです。

この記事ではわが家の防犯対策を、いくつか紹介しています。

ただし実はもっと多くの対策を施しています。

私は車にドライブレコーダーを4つ取り付け、計7カメラで撮影しているような人間ですから、念には念を入れる性格です。どこから侵入しても、感知できますし録画できるようにしてあります。

このような体制になっているため、家の防犯対策の一部を今回は公開しています。

プロの空き巣は捕まらないように下調べをしっかりすると言われています。防犯対策のない家は狙われやすいです。防犯対策がしっかりされていることがわかれば、空き巣は狙うこともしません。

ガラスが割れにくい家で、空き巣が割って入ろうとした場合、割れなくて進入を諦めたとします。その場合はガラスにダメージがあり、修理費がかかってしまいます。

割れにくい防犯ガラスが使われている家であれば、それをアピールすることが狙われないポイントです。ガラスに必ず防犯ガラスであることをアピールするステッカー等を貼りましょう。

家を建てる時に空き巣に狙われにくい家にしようと真剣に考える人は少ないかもしれません。しかしほんの少しでも防犯意識を持って家を建てれば、入居後に安心できます。

防犯ガラスの採用やカメラの設置を、家づくりでは考えることをお勧めします。

 

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