家の知識

間取りを自分で! 3Dマイホームデザイナーは使いやすい

間取り作成はとても難しいです。しかし意欲とツールがあれば、素人が間取りを作成することは可能です。

家を建てる時、間取りは担当の設計士さんが考えてくれることと思います。

しかし設計士さんは所詮他人であり、私たち客の要望をすべて把握しているわけではありません。そのため時には、自分が打ち合わせでお願いした要望とまったく違う間取りを見せられ、驚くだけでなく怒りがわいてくることもあります。

そんなとき、自分で間取りを作ってしまいたいと考える方もいるのではないでしょうか。

しかし間取りの作成はとても難しく、間取り作成にトライしても、すぐに作成をあきらめた人は多いようです。

しかし新築するときの間取りは自分で考えることができます! 私は建築関係の仕事はしたこともない素人ですが、一条工務店i-smartの家を建てた家は、自分で間取りをすべて考えました。そして私たち家族にとって最高の家を建てることができました。

私が間取りを自分て作ることを考えた経緯と、作成方法を紹介します。

間取りソフトを購入することが間取り作成の近道

新築するときに設計士さんから最初に見せてもらった間取り図面を見て「まったく自分の要望が入っていない!!」と思う方も多いようです。最初から100%満足する間取り図面を見せられることは、ほとんどないことでしょう。

希望通りの間取りが出来ないと、自分で間取りを考えたくなりますね。素人が間取りを作っても採用されることはないと考えてしまう人も多いでしょう。しかし基本を押さえれば、素人でも間取り作成は可能です。私は自分で間取りを作成し、それを提案したところ、ほぼすべて受け入れられ、大満足の家づくりができました。みなさんも自分で間取りづくりに挑戦してはいかがでしょうか。

ハウスメーカーと家についての打ち合わせを2回行い、ベースになる間取りが完成しました。しかし根本的なところに不満点もたくさんあり、まったく新しい間取りにしたい気持ちがわいてきました。そこで急遽、自分で間取りを作るために、MEGA SOFTの 3Dマイホームデザイナー 12を購入しました。

提示された間取り図面に対して不満点はあり、それを改良するだけでは自分の満足いく家になるとは思えませんでした。家の形状など根本的なところからの見直し、つまり一から間取りを考え直すことが絶対に必要だと思えたのです。しかし一条工務店のスケジュールでは、打ち合わせの期間は決して長くありません。何度も何度も図面を作り直す時間はありませんでした。

そこで満足するための家にするため、自分で間取りを作ることを考えたのです。間取り作成ソフトの3Dマイホームデザイナーを購入したのは、間取り作成の時間が限られている中で、少しでも早く間取りを正確に作る必要があったからです。3Dマイホームデザイナーは、その期待に応えてくれる素晴らしいソフトでした。これなくしては我が家の間取りは完成しなかったでしょう。

エクセルの問題点と間取り作成ソフトへの期待

間取り作成ソフトの購入を考えたのは、ハウスメーカーとの次の打ち合わせまでの10日で、いろいろなパターンの間取りを作り、その中で一番いいものを選びたかったのです。

例えばリビングには階段を付けたくないと希望は出していましたが、場合によってはリビング階段もありかもしれません。ボックス階段ではなくオープンな階段を希望していましたが、場合によってはボックス階段になってもやむを得ないとも考えました。何かに捉われずに、いろいろな間取りを考えていくつもりでした。作ってみれば意外にいいと思える可能性もあるからです。

それまでも間取りを自分で作ったことはありました。ハウスメーカーとの2回目の打ち合わせには、エクセルで間取りを考えてこちらから提案していましたが、エクセルでは以下のような問題があり、迅速性にも正確性にも欠けるところがありました。

・家具を設置する場合、正確な大きさで設置することが難しい。
・間取り専用のソフトより間取り作成に時間がかかる。
・ドアや窓などは図形を組み合わせて作らなければならず、面倒になる。
・真四角のように見えた図形も、90度角度を変えると真四角にならない。
・一階と二階の連携を取るのが難しい。
・3Dで完成した様子を見られない。

それまでエクセルで作っていてかなりのストレスがありましたから、間取り作成ソフトを導入したら、より簡単にできるのではないかと期待してしまいました。たくさんの間取りパターンを作るのならば、ひとつの間取りはなるべく短い時間に作ってしまいたいものです。またマイホームデザイナーには3Dで家を表示させて家の中を歩く機能があります。これができれば、作成した家での生活イメージも掴みやすいと思いました。

ただし注意しなければいけないと思ったことは、ソフトの操作を覚えるまでに時間がかかる可能性があったことです。仕事でも毎日使っていて慣れきっているエクセルで間取りを作った方が、効率的に間取りを作ることができるのかもしれません。

マイホームデザイナーに慣れるまでに時間がかかった上に途中で諦めたら、10日しかない貴重な時間が無駄に使われることになります。

間取り作成ソフト 3Dマイホームデザイナー購入

3Dマイホームデザイナーの操作が簡単かどうか確認するため、アマゾンで製品についてのレビューを見てみました。中には使い方がわからないと言っている人もいましたが、ほとんどが操作は簡単だとの意見でした。レビュー数が少ないとあまり参考にならないことも多いのですが、このソフトには50を超えるレビューが寄せられ、平均でも星4つの評価が与えられていました。私はそれを信じて購入しようと決めました。

 

間取り作成

エクセルで図形描写ができるレベルであれば、すべて直感的に使っていくことができると思います。難しい操作はいりません。土地を入力し、その上に部屋を作っていくだけです。初心者でもすぐに使えました。

まずは手始めに練習として、今検討中の間取りをマイホームデザイナーに入力してみました。土地を設定して完成までに3時間ほどでした。そして3Dにして部屋の中を確認してみました。

3Dで家の中を見たからわかる間取りの問題点

完成した一条工務店i-smartの玄関から入って、階段の横を進もうとしました。すると!!

階段の奥に扉

「LDKに行くまでにこんな狭くて圧迫感のある廊下を通らなければならないのか!!」とびっくりしました。これは私の希望で通常のオープン階段よりも幅広で段数の多い階段を設置したことと、3畳もある土間収納を付けた結果です。

実はほんのひとかけらですが、今検討中の間取りもそのまま使えるかもしれないとは思っていたのです。しかしこのビジュアルを見て、この間取りの家に住みたいとは思いません。毎日玄関から入ってLDKに向かうのに、この狭い廊下を進むのです。

この時、「やはり3Dマイホームデザイナーを買って実際に家の中を3Dで見ることは大切だな」と思いました。購入してよかったと心から思いました。

いろいろな間取りを作ってみる

検討中の図面を入力したことで、使い方にはすぐに慣れることができました。すぐにいろいろなオリジナル間取り作りに挑戦です。まずはリビング階段のパターン。中央に階段を設置するのが間取りの基本らしいですが、二階との兼ね合いもあってなかなか難しかったです。

リビング横のボックス階段もやってみましたが、あまり二階の配置がうまくいきません。完成した間取りもあまり納得のいかないものになりました。

以前設計士さんに作っていただいたボツになった間取りが2つあり、それらを3Dマイホームデザイナー上で再現させそれを自分なりにアレンジもしました。

気に入った間取り完成

そして、ここまでハウスメーカーと検討していた間取りの配置を、すべて大幅にローテンションしました。するとなかなかいい間取りになった気がします。もちろん何一つ問題がないわけではありませんが、自分にとって大切なことはほとんどが盛り込まれています。そこまで作った間取りのどれよりも、満足できるものです。妻に見せたところ、妻も気に入った様子でした。

これが私の作った完全オリジナルの間取りです。(初期案)

間取り図面

朝3時に起きてパソコンにソフトをダウンロードしてインストール。明るくなってきたころにソフトを使い始め、その日の24時まで食事と風呂に入る以外はすべてパソコンに向かっていました。妻は1日17時間も作業していたことに呆れていましたけど(笑)。

3Dマイホームデザイナーの評価

今まで使用してきた3Dマイホームデザイナーの使って便利だと感じたところを上げてみます。

・慣れるまでに2時間ほどです。エクセルで図形描写ができればほとんど直感的に使えます。

・3Dで家の内部を眺めることができます。やはり3Dにしないとわからない感覚はありますから、とても役に立ちました。

・エクセルで間取りを作るよりも、慣れれば絶対に早く作れます。

・ソファーの大きさなどを設定して、置いて確認することができます。実際に家具が入るかどうか確認できるのですごく便利です。

間取りの作り方

・一階の間取りを考えた後で二階の間取りを作る時、一階の壁位置が薄い線で表示されているのでとても便利です。

間取りソフトの便利さ

3Dマイホームデザイナーについてのまとめ

間取り作成の専用ソフトです。当たり前ですが、エクセルで作るよりもはるかに簡単です。そしてすぐに3D表示でき、家の中を見ることもできます。設定したコースを自動で歩くこともできます。動画にして季節ごとに日の当たり方を確認することもできます。かなり便利なツールです。

自分で間取りを考えたいと思っている方は、ぜひ3Dマイホームデザイナーで間取りを作製してみてください。

実際に間取り作成をするときの注意点

間取り作成ソフトを購入して間取りを考えても、実際は間取りづくりはとても大変で、せっかく作ってもそれがハウスメーカーの設計士さんに採用してもらえることはなかなかありません。

そこで間取り作成の基本を知ってもらうため、私が作成したときに気を付けたポイントをまとめてみました。ここに気を付ければ間取り作成ができますよ。何といっても建築関係の仕事など何もしたことのない私が、間取りを作成して採用してもらえたのですから。

間取りを作成するデメリット

まず最初に、自分で間取り作成するデメリットを説明しておきます。

間取りを作成するデメリットは、その間取りが採用されなかった時、いいことが何もないということです。

間取りを作成するのであれば、自分の作った間取りがすべてそのまま採用されなければなりません。

中途半端な間取りを作成しても、担当してくれる設計士さんは困ってしまうだけです。

例えば一階と二階の間取りを別々に考えて、提案した場合です。これは初心者が間取りを考える時によくあるパターンです。

階段の位置が一階と二階で違っていたら、それを修正して合わせなければなりません。修正する過程で大きな配置の変更が必要になります。一ヶ所壁位置を変えるだけで、すべてを作り直す必要が出てくるのです。

壁位置が変わると問題が起きる理由

苦労して一階と二階の整合性を取り、気に入った間取りが出来上がったとします。しかしその間取りが採用されないことはとても多いのです。

理由は、強度不足です。

間取り図面を書く経験のない人は、部屋の大きさと階段位置を一階と二階でしっかり調整すればいいと考えます。しかし間取りによっては強度不足が起きる懸念があります。

例えば2×4工法の家は、壁で家を支える構造です。下画像のように、一階と二階の壁位置が同じであれば、二階の荷重はそのまま一階の壁にかかるので問題ありません。

家の壁の荷重

しかし一階と二階の壁位置が異なる場合、二階の荷重が一階の天井の一ヶ所に集中的にかかることになります。下画像では、一回の壁と二階の壁のクロスした部分一点に、二階の荷重がすべてかかることになります。

家の壁にかかる荷重

この場合、耐震強度計算で施工会社側の基準数値を満たさなくなってしまいます。このような構造の家は、作ってもらうことはできません。

在来工法でも、柱の少なくなる間取りになってしまうと、施工会社側の基準を満たさなくなります。

間取りを考える時には、一階と二階の壁や柱の位置を、できる限り揃えるように間取りを考えなければならないのです。

中途半端な間取りは設計士さんを混乱させる

中途半端な間取りを作って設計士さんに渡すとメリットはあまりなく、デメリットが多くなることが多いです。

間取り図面を作ってみるとわかるのですが、先ほど書いた通り一部だけに一回と二階の整合性が取れないところがあるだけで、大幅に間取りの変更をするだけに収まらず、すべてを作り直すことになることもあるのです。

完成度の低い間取りを作成して、それを設計士さんに渡すことは、設計士さんを混乱させてしまいます。

その混乱が間取り作成時間を余計に取らせることになり、設計士さんの焦りにつながります。

図面作成は決められた日数で終わらせる必要がある

設計士さんが混乱すると、図面作成が遅れることがあります。図面作成が遅れると、家が完成して入居する予定日が、後ろにずれ込むことになります。

家を建てるためにハウスメーカーや工務店と契約すると、あらかじめ上棟(基礎や土台が完成して、家を建て始める時)の予定日が決められます。ハウスメーカーなどと契約している大工さんは、「来週からこの家を建ててほしい」といきなり言われても、すぐには対応はできません。最初から上棟日を決めておき、それに合わせて大工さんたちを割り振っておかないと、上棟予定日に大工さんの予定に空きがなくて来られない事態になってしまいます。

ハウスメーカーや工務店と契約した時点で、上棟予定日を決めることから始めます。ハウスメーカーや工務店は、契約している大工さんの予約を取っておかなければならないからです。

もし間取り図面の完成が、予定日より遅れた場合、設備の打ち合わせ時間の短縮や、上棟予定日を後ろにずらすことになります。

上棟日の日程を変えることは、簡単ではありません。上棟の予約(大工さんの空き日程)が半年間埋まっていることもあり、その場合はそのあとに改めて予約を取ることになります。すると上棟日がいきなり半年後になってしまうのです。

それを避けるために設備の打ち合わせが短くする場合、十分な検討ができずに設備を決めることになります。施主(客)としてもマイナス要因になります。

以上のように、自分で間取りを作成するのは難しいですし、デメリットもあります。

自分で間取りを作成するメリット

自分で考えた間取りの家に住むことができることは、最高です。素人が考えるからこそ自由な発想が生まれます。入居後半年以上経っても、自分の考えた間取りの家の満足感が衰えることなく、最高だと思い続けています。

自分で納得して書いた図面ですから、満足度が違いますし、来客者にも自慢できますね。

おそらく設計士さんに書いてもらった間取り図面は、満足度が70%あれば高い方ではないでしょうか? 自分で間取りを作成した場合、それを100%にすることだってできるのです。

設計士さんは、何件もの案件を抱えていることがほとんどで、自分のためだけに働く時間のすべてを使っているわけではありませんし、複数の家を同時に設計しているので時間が足りなくなります。大きく間取りを変えることで多大な時間を使うことができない場合が多いはずです。

そのような理由で、何度も間取りを変えてもらうことが難しいのです。

以下の例をもとに、設計士さんの心情を考えてみてください。

A:施主(客)が90%満足する可能性のある間取りを思い浮かべたとします。しかし奇抜な発想を取り入れた間取りで、気に入らなければその間取りを絶対に認めてもらえないだろうと想像できました。

B:施主が70%満足すると思われる間取りを考えました。これは無難な間取りで、あまり施主は気に入らないかもしれないと思いましたが、無難な間取りなので、その間取りをベースにこれからの打ち合わせをしていくことを認めてもらえそうです。

この場合、設計士さんはどちらの間取りを作成して施主側に提示するでしょうか?

間取り図面完成までの時間が限られているため、無難なBの間取りを選ぶことになるはずです。満足度の高い可能性のあるアイデアは、お蔵入りとなってしまうのです。

設計士さんは数々の間取りパターンの中で、施主が満足できることを完全に把握はできません。把握できるのは施主だけなのです。

その施主である我々にしか、自分にとって最高の間取りを作ることはできないのです。

これが自分で間取りを考える、最大のメリットなのです。

間取り作成について

間取り作成は、素人には難しいものかもしれません。そして中途半端に間取りを作って施工会社の設計士さんに見せても、困惑されたり迷惑をかけたりする可能性もあります。

しかし一生に一度の家なのです。自分でできる限りのことをすべきです。

その手助けをするツールとして、3Ⅾマイホームデザイナーの購入をおすすめします。

 

 

 

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