【新築】初めての打ち合わせはとても重要

家を建てることになると、設計士さんや営業さんと打ち合わせを何度も繰り返します。この打ち合わせですが、一回目の打ち合わせはとても重要で、できればしっかりと準備して臨むべきなのです。

私は一条工務店のi-smartを建てました。そのときの経験から、打ち合わせの注意点について書かせていただきます。

ハウスメーカーが決まると、これから建つ家に対して夢や希望がたくさんあって、楽しみでたまらないでしょう。しかし最初の打ち合わせで方向性が狂うと、満足できない家になってしまう可能性があるのです。

一回目の打ち合わせ

契約したハウスメーカーと一回目の打ち合わせ前に、しっかり準備して臨むと家に対する思いがハウスメーカーに伝わり、いい家を建てることができます。

私たち施主側に知識がなくても家は立ちます。ハウスメーカー等の担当者がしっかり考えてアドバイスをくれるからです。しかし打ち合わせが始まる前にしっかり準備して打ち合わせに臨めば、さらにいい家が建つのです。

私はハウスメーカーと初めての新築打ち合わせの前に、しっかりと準備しておこうと考えました。私が初めての打ち合わせ前に、何を準備したのか紹介します。

打ち合わせで設計士さんに家についての思いをしっかりと伝えたい

家について私たち施主側に知識がなくても、ハウスメーカーの設計士さんがしっかりしていれば、いい家が建ちます。我々素人が考えるよりも、プロが考えてくれる間取りですから、いいものができる可能性は高いのです。われわれ客が打ち合わせのために準備する必要はないのかもしれません。

しかし我々施主としては、打ち合わせ前に充分な準備をして臨むことで、さらにいい家を建てることができるのです。

新築するには自分の思いを設計士さんに伝える必要があります。どんな家を希望しているのか、自分の夢をしっかりと伝えたいところです。

私は一条工務店で家を建てましたが、一条工務店の住宅展示場で見たL型のLDKがとてもいいと思ったり、絶対にウッドデッキが欲しいと思ったり、いろいろな思いがあるはずです。これらの希望がしっかり伝えられなければ、いい家が建つはずがありません。

一回目の打ち合わせは、とても大切なものなのです。

一回目打ち合わせ注意点

注意してほしいのは、打ち合わせ時間は、通常2~3時間ほどしかないことです。そこで伝えた私たちの思いを、設計士さんが形にしていくわけですが、この2~3時間で最初の間取り図面が決まってしまうのです。しっかり気持ちを伝えないと、最初から自分の思いとはまったく違う間取りが作られてしまうかもしれません。

私の知り合いにも「2時間かけて自分の思いを伝えたはずだが、理想とは程遠い間取り図面ができてきた」と言っている方がいました。もしかしたら担当された設計士さんに問題があるのかもしれませんが、2時間程度の時間では短すぎて、こちらの思いが十分に伝わらないことが大きな原因だと思います。

また、今では耐震強度偽装問題などで、新築物の設計に対する法律も厳しい制限がされるようになりました。打ち合わせの初めにそれらの説明をする時間をハウスメーカーではたくさん取ります。加えて家に設置するエコキュートや太陽光発電パネルで、近隣住民とのトラブルが起きることも予想されるため、その責任の所在についてもしっかり説明されます。これが大変な時間を取ります。

そのため自分の家に対する思いを伝える時間は、かなり少なくなってしまいます。私の場合は契約したハウスメーカーの一条工務店と3時間の打ち合わせをしましたが、法律などの説明が2時間くらいあり、どのような家を建てたいのかを聞いていただけた時間は1時間ほどでした。

わずか一時間、家についての要望を聞き取っただけで、間取りを作られてしまうのです。それで満足する間取りができると思いますか?

大切な第一回目の打ち合わせです。時間が短すぎて、自分の思いをしっかりと伝えられない可能性があります。自分の満足する家を建てたいと真剣に考えるのなら、打ち合わせ前に準備は必要になるでしょう。

下に挙げた例のようなことは、できる限り避けてください。

  • まだ打ち合わせは続くので、自分たちの思いはこれから少しずつ伝えていけばいいと思ってしまう。
  • 何の準備もせずに打ち合わせを行なう。予算しか決めていないので、要望が伝えられない。

繰り返しますが、最初の打ち合わせほど重要なものはありません。ここで最初の間取り作成が決まってしまうのです。満足な家を建てるためにも、家に対する要望はしっかりと伝えられるようにしておきましょう。

打ち合わせ準備① 要望書を作製する

一般的に、ハウスメーカーと最初の打ち合わせをするとき、設定された時間は足りないことが多いです。時間が少なすぎて要望を伝えきれないことを理解したうえで、対策を立てなければなりません。

私は自分の家に対する要望をしっかり伝えるために、要望書を作成しました。「玄関ポーチ」「玄関ホール」「階段」「リビング」「ダイニング」「キッチン」「和室」「トイレ」「洗面所」「浴室」「主寝室」「子供部屋」「バルコニー」「その他」の14項目に分け、理想を記しました。

下の画像がその一部です。

開いた要望書

こんな家を建てたいなと思った写真をネットなどで探して貼り付け、その画像についての説明を入れています。

私はあらかじめある程度の家の大きさや部屋数などを営業の方に伝えていました。本契約前に営業の方から間取りの図面をいただいており、部屋数や各部屋の広さについてはその図面通りで問題なかったため、あえてそれらは要望書には書きませんでした。
部屋数や部屋の大きさ、総合的な費用の限度がハウスメーカーに伝わっていない場合、要望書にはそれらは絶対に入れた方がいいと思います。

この要望書は、打ち合わせの時間が足りなくて、しっかりと自分の希望が伝えられなかった場合に役に立つのです。その要望書を渡して帰ることで、打ち合わせでは伝えられなかった思いを、わかってもらえるという利点があります。

このような写真入りの要望書を作らなくても、簡単な覚書のようなものでも、自分の思いが伝えられるのならそれでいいと思います。

打ち合わせでは、自分の伝えたいことを忘れていたり、覚えていてもうまく説明できなかったりするものです。

大切なことはあらかじめ要望書としてまとめておくことが、打ち合わせでは大切なのです。

打ち合わせ準備② 補足説明書類を作る

上記の要望書を補足する資料をつくりました。

例えば「ランドリールームや洗面所と独立した脱衣所はあった方がありがたいが、間取り上入れるのが難しければなくてもよい」など、画像では説明できないことをまとめます。

希望はあくまで希望です。家を建てるのにほとんどの方が費用の上限を決めていると思いますし、土地の関係で床面積が決まってしまうこともあるでしょう。理想だけでは設計士の方も何を優先的に決めていいのかわかりません。

ランドリールームと脱衣所と洗面所が欲しいと希望を出した場合、小さな浴室と小さな脱衣所や洗面所やランドリールームをすべて入れた間取り図面を考えてくれるかもしれません。しかしこちらの希望では浴室と洗面所が小さくなるくらいなら、ランドリールームと脱衣所はなくてもかまわないと考えていたとします。そうなった場合、出来上がった図面を見てがっかりすることでしょう。

このようなことを防ぐためにも、なるべく要望した項目に優先順位を付ける意味も含めて、補足の資料を作りました。

打ち合わせ準備③ いただいていた図面に対する変更希望点をまとめる

先ほども書きましたが、私は土地が決まった時点で、まだ本契約前でしたがすでに一条工務店の営業の方から間取り図面をいただいていました。

この間取りを元に家を建てるかどうかはまだ決まっていませんでしたが、とりあえずその間取り図面に対して変えていただきたいところをまとめておきました。

最初の打ち合わせ前に間取り図面などを頂くことがある場合は、その図面に対して具体的に変更してもらいたい要望をまとめておくと、わかりやすいでしょう。

依頼事項をまとめた書類

私は上画像のデータを作りました。間取り図面の示す番号と、リビング玄関など具体的な位置と、依頼確認内容が書いてあります。

具体的な図面に対して変更希望を伝えることは、我々客が何を考えているのかハウスメーカーの担当者さんにもよく理解してもらえます。

採用するかどうかわからない図面に対してそこまでするのも手間がかかって無駄だと考えてしまうかもしれませんが、何千万円もの買い物ですから、できる限りやれることはやっておきたいとの気持ちでデータを作成しました。

作成しておけば伝え忘れはありません。時間が足りなければ、書類をそのまま渡してくればいいのです。

注意点

要望書などの書類を作成することについて、少し注意点があります。

私たち客は、家づくりの素人です。欲しい設備やしてほしい間取りにした場合、どれほどの建築費用になるのか見当が付きません。そのため要望してもそれが反映されずに家が建てられることがあることは最初に理解しておく必要があります。

また家づくりのことがわからないため、打ち合わせを重ねて家についての知識が付いていくことで、要望が変わることがあります。

例を挙げると、ウッドデッキを付けたいと要望書を出したのですが、その後のメンテナンスが掛かることと、思ったよりも費用が掛かることが分かったうえに、メンテナンスもかからず費用も抑えられるタイルデッキの存在を知った場合、ウッドデッキをやめてタイルデッキにしたい気持ちが出てくるかもしれません。

初期に要望したことでも、その後に要望が変わったら、できるだけ早いうちにハウスメーカーに伝えなければなりません。伝えるのが遅くなると、打ち合わせ期間が長引き、当初の予定通りに打ち合わせが終わらなくなる可能性があります。図面の書き替えはとても時間がかかることがあるからです。

図面は単純に間取りを変更するだけではありません。強度計算も必要ですし、費用の計算も必要です。そして図面を変更するたびに、ハウスメーカーの図面を承認する部署に申請し、許可をもらわなければなりません。それに大変な時間を要する場合があるのです。

いずれにしろ初期の打ち合わせまでに、しっかりと家についての夢や希望を作り上げておくことが、いい家を建てるポイントになります。予算と希望の坪数を伝えるだけでは、最高の間取りが出来上がってくるわけではないのです。

打ち合わせまとめ

以上の準備をして、私は一条工務店との最初の打ち合わせに臨みました。

打ち合わせの後に、「しまった、あのことを言い忘れた」と言うことはありがちですが、打ち合わせ後そのような気持ちにならなかったのですから、うまくいったのでしょう。

一生に一度のとても高い買い物ですから、しっかり検討して準備し、最初の打ち合わせに臨んでください。設計士さんにとっては最初の打ち合わせが、大まかな間取り図面を作成する大切な情報源となります。ここでしっかり要望が伝えられなければ、家づくりのベクトルがまったく違う方向に向かっていく可能性もあるのです。

本格的でなくてもいいので、要望をまとめておくと伝え忘れがありません。打ち合わせに慣れていないと、意外に言いたいことを忘れてしまうことが多いものです。

真剣に考えれば考えるだけ、住んでみて満足できる家を建てることができます。面倒ではありますが、最初の打ち合わせだけではなく、他の打ち合わせ時にも伝えたいことはまとめておくと、しっかりした打ち合わせができますよ。