エコキュートに使える入浴剤の紹介

使う入浴剤が限られていると言われていますが、どの入浴剤が使えるのか知らないため、すべての入浴剤を使わない人もいるそうです。

しかし各エコキュートメーカーでは、使える入浴剤を明確にしています。それをわかりやすくまとめてみました。

エコキュートのタイプ別、各エコキュートメーカー別に使える入浴剤を紹介しています。

「細かな理由はどうでもいいから、自分の家のエコキュートに使える入浴剤をすぐに知りたい」「特に気に入った入浴剤はないから、何でもいいから使える入浴剤が知りたい」という方は、以下をクリックしてください。何を買えばいいのか簡単にわかる章に飛びます。

3 使える入浴剤まとめ

　　　目次　（クリックで飛べます）

1 エコキュートと入浴剤
2 エコキュートに使える入浴剤
3 使える入浴剤まとめ
4 入浴剤を選ぶ注意点
- 4.1 ダイキンのエコキュートで使える入浴剤
5 入浴剤を使う場合の配管洗浄
6 まとめ
- - - 6.0.0.1 エコキュート配管の洗浄理由とJohnsonジャバの使い方

エコキュートと入浴剤

エコキュートのタイプ

エコキュートはタイプが大きく３つに分かれており、使える入浴剤に制限があるものと、ないものがあります。

フルオートタイプ

自動湯張りや追い炊き、自動保温などができるタイプです。

浴槽のお湯がぬるくなった時、配管を通してエコキュートに戻し、温めた後にまた浴槽に返します。配管に入浴剤の入った浴槽の水が流れるため、入浴剤は配管を傷めないものを使わなければなりません。

セミオートタイプ

追い炊き・自動保温ができず、お湯張りだけ自動でできるタイプです。配管内に浴槽の水が流れることがありません。

配管が汚れないので、どんな入浴剤でも使えます。

給湯専用

給湯専用でお湯張りも自動ではできません。浴槽の水が配管に流れることはなく、どんな入浴剤でも使えます。

※お断り

以上のように、エコキュートはフルオートタイプでなれば、どの入浴剤でも使えることになります。

しかし現在では、ほとんどのエコキュートはフルオートタイプです。このフルオートタイプのエコキュートで使える入浴剤について、ここから紹介していきます。

エコキュートは上記の３種類がありますが、ここからはフルオートタイプのエコキュートのことを、「エコキュート」として紹介させていただきます。

エコキュートで入浴剤を使う注意点

各エコキュートメーカーの推奨品を使用する

エコキュートを使う場合は、推奨品を使用することをおすすめします。

インターネット上では古い情報が更新させずにそのままになっていることがあり、使えないとされている入浴剤を、自己責任で使っているとしている方も多く見られます。

以前は「使えるのだろうが使えるかどうかのテストをしていないから、非推奨にしておく」というメーカーの姿勢もありました。

しかし現在（２０２０年）では、各エコキュートメーカーもほぼすべての有名入浴剤のテストが済んでおり、推奨できる入浴剤がはっきりしています。

このサイトで各エコキュートメーカーの推奨している入浴剤を明記していますので、必ず推奨されているものをご使用ください。

非推奨のものを使って故障が起きた場合、メーカー保証が受けられないこともあります。

自動配管洗浄機能をＯＮにしておく

入浴剤を使うとエコキュートの配管を汚します。自動配管洗浄を必ずＯＮにした状態で使用しましょう。

入浴剤を複数混ぜて使わない

入浴剤を複数混ぜて使うと機器の故障が起きることがあると言われています。

パナソニックのＨＰには「機器故障の原因となるため、複数の入浴剤は同時に使わないでください。」と記載されています。

入浴剤が余った場合は、別の入浴剤と混ぜて使わないようにしましょう。

決められた分量を守る

入浴剤は決められた分量以上で使っても、効果は増すわけではないようです。逆に多く入れる過ぎると、機器の故障につながるとされていますので、必ず決められた分量を守って称しましょう。

定期的に配管洗浄を行う

入浴剤を使用場合は、定期的に配管洗浄を行うようにしましょう。エコキュートの取扱説明書や、入浴剤の説明欄に記載があります。

自動配管洗浄機能をＯＮにしておくと、かなり配管の汚れは取れるようです。しかし完全ではありません。

とくに入浴剤を使用する頻度が高い家庭では、１ヶ月に１度程度は配管洗浄を行う必要があります。

配管洗浄に使える洗浄剤は、エコキュートで使えるものが取扱説明書に記載されていますので、必ず説明書に書かれた洗浄剤を使用してください

なぜエコキュートに使えない入浴剤があるのか？

それではなぜエコキュートに使えない入力剤があるのでしょうか？

エコキュートではすべてのメーカーで、以下の条件に当てはまる入浴剤の使用を制限しています。

硫黄が入っているもの
酸、アルカリの入っているもの（中性のもの以外）
固形物の含まれるもの
濁りタイプ
発泡タイプ

硫黄が入っているとなぜダメなのか

硫黄から作られる硫化水素が、配管に使われている銅を腐食させるとされているからです。

硫黄の臭いは、硫化水素の臭いです。硫黄があるところには、硫化水素が存在します。

ただし硫黄が主成分の武藤鉦製薬が発売していたムトーハップのような製品ならともかく、現在発売されている入浴剤では、ごく少量の硫黄しか入っていません。

わずかに硫黄が入っている程度では、よほどのことがない限り配管がエコキュートの耐年数以内に腐食してしまうことはないと思われます。

しかし（ほんの少しでも）腐食することは事実なので、硫黄入りの入浴剤は使わないようにしましょう。

銅配管の錆（さび）は有害？

蛇足ですが、銅の錆びは緑青（ろくしょう）と言います。緑青は有害だと言われた時代がありました。

今では多くの水回りの配管に銅を含んだ金属が使われており、錆びたら有害物質の緑青が水に混じるのを心配してしまうかもしれませんね。

しかし現在では緑青が毒性を持たないことは、検証されています。かつて緑青が毒だと言われていたのは、鋳造温度を下げたり、硬度を高くしたりするため、銅の中にヒ素や鉛を入れていたことがあり、これが溶け出して人に害を与えただけで、緑青が有毒ではなかったのです。

つまり銅製の配管が錆びても、機能上の問題はあるかもしれませんが、有害物質が溶け出すことはないのです。

酸、アルカリ（中性以外）のものはなぜダメなのか

酸、アルカリ系の入浴剤は、金属を腐食させることがあります。エコキュートの配管に使われている金属を腐食させる恐れがあるため、中性以外の入浴剤の使用はできないとされています。

固形物の含まれるものはなぜダメなのか

固形物の混じった入浴剤は、エコキュートの配管にあるフィルターの目詰まりをさせる恐れがあります。そのためエコキュートでは使えないとされています。ポンプを故障させる原因にもなるそうです。

濁りタイプの入浴剤はなぜダメなのか

濁りタイプの入浴剤は、細かな固形物が入っています。固形物の含まれている入浴剤と同様に、エコキュート配管にあるフィルターの目詰まりを起こしたり、ポンプを故障させたりすることがあります。

発泡タイプはなぜダメなのか

発泡タイプの入浴剤だけは、他の条件とは少し違うものになります。

発泡タイプの入浴剤の泡は、炭酸ガスです。炭酸ガスは金属を腐食させる恐れがあります。エコキュートの配管にも金属が使われています。その金属を腐食させる恐れがあるので、発泡タイプの入浴剤は使えないとされています。

ただしその腐食の程度はわずかなもので、一般的な仕様ではほとんど問題になることがありません。ただし炭酸ガスがわずかでも金属を腐食させる恐れがあることは事実であるため、エコキュートメーカーや入浴剤メーカーは、エコキュートで試験を行い、炭酸ガスの発生がある入浴剤をエコキュートで使っても問題ないかどうか、テストしているのです。

そのテストに合格した入浴剤は、エコキュートメーカーの推奨品となるのです。

このテスト時間は数年かかることもあり、短期間では「推奨品」という金バッジを入浴剤に与えることができないのです。

そのためあまり有名ではない入浴剤はエコキュートメーカーでもテストすることがなく、いつまでたっても「推奨品」入りを果たすことができません。

有名メーカーの入浴剤でも、エコキュートメーカーによっては「推奨品」としていないものもあります。

発泡タイプの入浴剤を使っても、おそらく現在のエコキュートの配管を腐食させて故障を誘発することはないでしょう。しかし腐食テストがされないものは、エコキュートメーカーとしても「推奨品」にできないのです。

エコキュートに使える入浴剤

それでは各エコキュートメーカーが、公式で発表している入浴剤情報を抜き出してみました。ご自宅のメーカーをご確認いただき、メーカーごとの推奨品をご認識の上ご使用ください。

表記がとても分かりにくいものもありますので、すべてのメーカーの入浴剤について公式見解を紹介したあと、見やすい一覧表を載せてあります。

三菱

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解は以下の通りです。

Ｑ　入浴剤は使用できますか？
Ａ　回答
（1）花王のバブシリーズは使用できます。
但し、お湯に溶かすと乳白色系となる「にごり湯タイプ」
●バブミルキー
●バブチーノ
●バブうるおいプラス
●バブ for SKIN素肌うるおいタイプ　などはご使用になれません。

また、「シリカパウダー含有タイプ」
●バブ for SKIN素肌さらすべタイプ　などはご使用になれません。

◇対象機種（エコキュート、ヒーター式の電気温水器）
●エコキュートは、2010年発売以降の機種から対象。
●ヒーター式の電気温水器は、2007年発売以降の機種から対象。

（2）アース製薬バスロマンシリーズは使用できます。
但し、お湯に溶かすと乳白色系となる「にごり湯タイプ」
●バスロマンスキンケア　などはご使用になれません。

◇対象機種（エコキュート）
●エコキュートは、2018年発売以降の機種から対象。
※SRT-C20Dではご使用になれません。

（3）バスクリンバスクリンシリーズは使用できます。
但し、お湯に溶かすと乳白色系となる「にごり湯タイプ」
●バスクリンピュアスキン　などはご使用になれません。

◇対象機種（エコキュート）
●エコキュートは、2018年発売以降の機種から対象。
※SRT-C20Dではご使用になれません。

【上記の入浴剤以外をご使用になる場合】
以下に該当するものは、性能低下や故障（ふろ循環ポンプの不具合など）、
本体や配管の金属材料などの腐食・劣化の原因となりますので、ご使用を
避けてください。

●炭酸ガスを含むもの（発泡させるもの）
●炭酸カルシウムを含むもの（にごり湯状にさせるもの）
●硫黄成分を含むもの
●塩化ナトリウムを含むもの
●薬草やゆずなどの固形成分が含まれるもの
●シリカ成分（無水ケイ素）を含むもの

※ご使用される入浴剤の成分がご不明な場合には、ご使用を控えて頂くこと
をおすすめいたします。

出典：三菱電機　トップページ　個人のお客様よくあるご質問　FAQ住まいの設備　電気温水器入浴剤は使用できますか？

ポイント

バブは２０１０年製造品から、バスクリン、バスロマンは２０１８年製造品から使用可能とされています。

※使える入浴剤、使えない入浴剤が細かく記されていますので、上記を熟読の上でご使用ください。

長府製作所

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解は以下の通りです。

入浴剤が使用可能

ご使用いただける入浴剤の一例（推奨品）

〈入浴剤を使用する場合の注意〉

※故障の原因になりますので、次の入浴剤は使用しないでください。推奨品以外の発泡するタイプやイオウ、酸、アルカリ、塩分を含んだもの、お湯が濁るタイプ、バスバブル、パウダー配合のタイプ、ミルク成分配合や、とろみ系、生薬（葉、茎など固形のもの）など固形物が解けないで残るタイプ（入浴剤の使用説明書もよくご確認ください。また、複数の入浴剤は同時に使わないでください。）

※配管クリーン（自動）を必ず〔する〕にしてご使用ください。

出典：総合カタログ12ページ　入浴剤が使用可能

ポイント

推奨品は「バブ」「バスクリン」「バスロマン」とされています。

※〈入浴剤を使用する場合の注意〉で使用できないものが記載されていますので、それを守って使用してください。

パナソニック

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解は以下の通りです。

Ｑ　おふろで入浴剤を使いたいのですが、なにか制約はありますか？

A 　セミオート、給湯専用タイプは入浴剤の使用が可能です。フルオートタイプは下記の通りご使用ください。

■ご使用いただける入浴剤の例（推奨品）
●「バブ」・・・にごりタイプ・パウダー配合タイプは除く　（「バブ」は花王（株）の登録商標です）
詳しくはバブWebサイトをご覧ください。

●「バスクリン」「きき湯」・・・にごりタイプは除く　（「バスクリン」と「きき湯」は（株）バスクリンの登録商標です）
詳しくはバスクリンWebサイトをご覧ください。

●「バスロマン」・・・にごりタイプは除く　（「バスロマン」はアース製薬（株）の登録商標です）
詳しくはバスロマンWebサイトをご覧ください。

・入浴剤の使用説明書をよく読んでお使いください。
・機器故障の原因となるため、複数の入浴剤は同時に使わないでください。
・入浴剤をご使用のときは、自動配管洗浄を必ず「入」にしてください。（お買い上げ時の設定は「入」）

○ ご使用いただけます。

■次の入浴剤は使わないでください。（機器故障の原因となります。）
・推奨品以外の発泡系、バスバブル、石鹸（浴そう内）など
・生薬（葉、茎など固形のもの）
・ミルク成分配合やとろみ系のもの
・硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの

ご使用にならないでください。

出典：パナソニック　住まいの設備と建材 > 給湯・暖房 > エコキュート > よくあるご質問 >

ポイント

「バブ」「バスクリン」「バスロマン」が使用を推奨されています。

※使える入浴剤、使えない入浴剤が細かく記されていますので、上記を熟読の上でご使用ください。

日立

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解はインターネット上のｐｄｆファイルで確認できます。

とても細かく機種ごとに使える入力剤が表でわかりやすく作られています。その表を画像で載せた場合、字が小さすぎて読めませんので、以下のリンク先のファイルをご覧ください。

日立エコキュート使える入浴剤リスト

ポイント

花王株式会社、株式会社バスクリン、アース製薬株式会社の製品が機種ごとに細かく使用できるかできないかを決められています。

入浴剤が機種ごとにわかりやすく記されているため、お使いのエコキュートごとに入浴剤をご確認いただきご使用ください。

コロナ

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解は以下の通りです。

コロナエコキュートは以下の入浴剤をご使用いただけます。

バブパッケージ

バスクリンパッケージ

バスロマンパッケージ

※1にごりタイプは除く。また上記以外の入浴剤で「炭酸ガスにより発砲させるもの」や「硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの」は使用しないでください。
※「バブ」は花王（株）の登録商標です。「バスクリン」は（株）バスクリンの登録商標です。「バスロマン」はアース製薬（株）の登録商標です。

出典：コロナ　エコキュートお客様サポートよくあるご質問おふろ

ポイント

「バブ」「バスクリン」「バスロマン」が使用を推奨されています。

※「濁りタイプ」「発泡タイプ」「硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの」は使用禁止です。

デンソー

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解は以下の通りです。

Ｑ　入浴剤は使用できますか？
Ａ　当社が指定する入浴剤であれば、使用できます。

乳白色タイプ

透明タイプ

●入浴剤の使用説明書をよく読んでお使いください。●機器故障の原因となるため、複数の入浴剤は同時に使わないでください。●自動配管洗浄を必ず「入」にしてください。●機器故障の原因となるため、固形物を含む生薬、とろみ系など一部の入浴剤は使用いただけません。●バブ、エモリカシリーズ、ビオレuうるおいバスミルク、キュレル入浴剤は花王株式会社の登録商標です。●バスクリン、きき湯シリーズは株式会社バスクリンの登録商標です。●入浴剤のパッケージや対応入浴剤は予告なく変更になる場合があります。

出典：デンソー　自然冷媒給湯機　エコキュート　よくあるご質問

ポイント

「バブ」「バスクリン」「バスロマン」だけでなく、花王では「キュレル入浴剤」「ビオレｕうるおいバスミルク」「エモリカシリーズ」が公式で使用を推奨されています。

※使える入浴剤、使えない入浴剤が細かく記されていますので、上記を熟読の上でご使用ください。

ダイキン

エコキュートに使える入浴剤の公式な見解は以下の通りです。

Ｑ　おふろに入浴剤を使用してもよいですか？

Ａ　オートタイプ、給湯専用タイプは、入浴剤の制限はありません。フルオート機については、下記の該当するタイプの詳細をご確認ください。
2013年（ N型）以降のフルオート機
・株式会社バスクリンの入浴剤
バスソルトシリーズの「アーユルタイム」以外、すべてお使いいただけます。
・株式会社バスクリン製以外の入浴剤は、入浴剤の使用注意事項をご確認のうえ、
「中性」で、下記「ご使用できない入浴剤」に該当しない製品であればお使いいただけます。
・入浴剤のご使用後は、ふろ配管内の水を流し出すために、「ふろ配管洗浄」を行なってください。
2012年（ MB型）以前のフルオート機
・入浴剤の使用注意事項をご確認のうえ、「中性」で、
下記「ご使用できない入浴剤」に該当しない製品であればお使いいただけます。
※ 株式会社バスクリンの入浴剤について、2012年（ MB型）以前のエコキュートは試験確認ができていません。
・入浴剤のご使用後は、ふろ配管内の水を流し出すために、「ふろ配管洗浄」を行なってください。
ご使用できない入浴剤

入浴剤の使用注意事項をよくお読みください。
硫黄、酸成分、アルカリ、塩分を含んだもの
生薬などの葉・茎などの固形物を含んだもの
炭酸ガスなどの発泡系のもの
にごりタイプ、とろみ成分、ミルク成分のもの
複数の入浴剤を混ぜたもの

※ 入浴剤のご使用後は、ふろ配管内の水を流し出すために、「ふろ配管洗浄」を行なってください。

出典：ダイキン　よくあるご質問 > エコキュート（全般） > おふろに入浴剤を使用してもよいですか？

ポイント

「バスクリン」の使用が推奨されています。ダイキンのエコキュートは、バスクリンの入浴剤であれば、発泡タイプも濁りタイプも、「アーユルタイム」以外はすべて使えることになっています。

※使える入浴剤、使えない入浴剤が細かく記されていますので、上記を熟読の上でご使用ください。

使える入浴剤まとめ

使える入浴剤一覧表

使える入浴剤を、エコキュートメーカーごとにまとめてみました。

※ダイキンは公式にバブとバスロマンを推奨品に指定していません。ダイキン製のエコキュートには、炭酸ガスが放出される発泡タイプの「バブ」や「バスロマン」は使えないことになります。

上の表は以下の条件のものを除きます。

硫黄が入っているもの
酸、アルカリの入っているもの（中性のもの以外）
固形物の含まれるもの
濁りタイプ（ダイキンエコキュートを除く）

年代によって使える入浴剤が違う

三菱では２０１８年度以降の製品でないと、「バスクリン」「バスロマン」の使用は推奨されていません。

このようにメーカーによって、エコキュートの発売時期により、使える入浴剤が限られてしまうことがあります。

入浴剤のテストできなかったため、本当ならば問題なく使えるはずの入浴剤を、使えないとしていることはあり得ます。

しかし入浴剤とエコキュート配管部品の相性が悪く、配管の腐食やつまりが起きる可能性があって、それを改善するまでは使えなかったという理由も考えられます。

三菱の場合は２０１８年より前のエコキュートは、「バスクリン」「バスロマン」が使えないとされていますが、「テストがされてなかったから非推奨になっているだけで、使っても問題ない」と単純に考えるのは危険かもしれません。もし故障が起きた時は、調査の結果が「非推奨の入浴剤を使ったため」とされて、保証の対象外となる可能性もあります。

特別に思い入れがある入浴剤があったとしても、その入浴剤がお使いのエコキュートで非推奨になっていた場合は、使わないことをおすすめします。