門柱には表札を付けましたが、その表札も夜になると見えません。門柱に照明を付けることを考えた場合、業者に依頼すれば簡単ですが、自分で取り付けることもできます。
私は自分で門柱に照明を取り付けましたが、電源の確保や取り付け方を考えるなど、少々難易度は高めです。
しかしこの記事を読んでいただければ、私が門柱照明を取り付けた経験から、DIYで門柱に照明を取り付ける方法を得ることができるはずです。
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門柱の照明パターン
門柱を証明で照らす場合、門柱自体に照明を取り付ける場合と、門柱手前の地面に照明を取り付けて、門柱を照らす場合の2通りになります。
1)下から門柱を照らす
地面に設置したライトで、門柱を照らす方法がよく用いられています。
設置はスマートですし、門柱全体を下から照らすことで、とても雰囲気のいい玄関にすることができます。
このためにはライトを、門柱付近の地面に、埋め込む必要があります。
外構工事後にライトを付けたいと思った場合、多くは門柱付近の地面は、外構工事によりコンクリートで覆われているでしょう。そうなるとライトを埋め込むことはできません。
地面にライトを埋め込む場合は、外構工事と同時期に行う必要があります。これは外構業者に外構工事の一部として組み込んでもらうことがいいでしょう。門柱前の地面にライトを埋め込む場合は、外構工事前に企画しておく必要があります。
地面が土でない限り、門柱を地面に埋め込むのを自分で行うのは、ちょっと難しいでしょう。
2)門柱専用のライトを取り付ける
門柱自体に、専用ライトを取り付ける方法があります。
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上画像のようなライトを、門柱の表札部分に取り付けるのです。
この場合も門柱用の電源を、門柱内部まで引き込むことが必要になります。
これも少々難しいことがあるので、外構業者にお願いすることが無難です。
もし自分で門柱専用のライトを購入して取り付けるとしても、外構工事前に、外構業者と打ち合わせをして、門柱内部にライト用の照明を引き入れてもらう必要があります。
外構工事前から考えておくこと
屋外コンセントが必要
門柱に照明を付ける場合、ソーラー式の照明用電池を使う場合以外は、家から電源を取らなければなりません。
このため必ず屋外コンセントを、家の外壁などに付けておく必要があります。
屋外コンセントが付いていない場合で、門柱照明やガーデンライトを付けたい時は、業者に頼んで屋外コンセントを取り付けてもらわなければなりません。
ここからしばらくの間は、門柱照明だけでなく、エクステリア照明などの屋外照明全般についての話をまとめています。
新築で外構工事をする場合、外構工事自体を自分で行うことは、まず無理でしょう。
しかし門柱照明やエクステリアの照明だけなら、自分で設置することができます。
門柱照明やエクステリア照明は、外構工事業者に付けてもらうのが一般的ですが、入居前後のドタバタ時期に、外構の打ち合わせだけでなく門柱照明やエクステリア照明などの屋外照明についても考えなければならないことは、少々負担がきついと私は思えました。
気持ちが乗らないままあまり深く考えずに屋外照明を付けてしまうと、後で後悔することになるかもしれません。
私はそのような気持ちがあったので、入居して一息ついたくらいのタイミングで、屋外照明のことをじっくりと考え、自分で設置することにしました。
もし私のように屋外照明を自分で設置することを考えた場合に、少し気を付けることがあります。
何も考えずに外構工事業者に外構工事をしてもらった場合でも、後から照明を取り付けることはできます。しかし満足いかないところが出てくる可能性があるのです。
自分で後から屋外照明を付けようとするのであれば、外構工事業者との工事前の打ち合わせで、お願いしておくべきことがあります。
屋外照明を自分で取り付ける場合でも、外構工事が終わってからあらためて業者に頼んで取り付けてもらう場合でも、外構工事前にあらかじめ屋外照明を付けたいという意思を伝えて、問題ないように施工してもらわないと、満足いくものにはなりません。
屋外照明を外構工事後に取り付けることを考えた場合、外構業者との打ち合わせで何をお願いすればいいのか、以下にまとめました。
外構業者との打ち合わせ
外構業者と照明については様々な打ち合わせをしました。
しかし私に屋外照明の知識がなく、どれを選んでいいのかわかりませんでした。
業者の方は「あなたがインターネットで照明を購入したら、それを無料で取り付けますよ」と言ってくれました。しかし入居前後は登記申請なども行わなくてはならず、あまりにも忙しいため、照明を選ぶことができませんでした。
そのような状況だったので、後から照明を付けられる状態にしてもらい、じっくりと屋外照明のプランを自分で考え、納得いくものを取り付けることを選択したのです。
このような行為については、メリットもデメリットもあります。
メリット
- 自分の納得する物をじっくり選んで選択できる
- 取り付け位置も自分で細かく調整ができる
- 業者に取り付けてもらうよりも安価で照明が購入できる
- 取り付け費用がかからない
これだけ挙げると、かなりのメリットがあるように感じられると思います。
しかしそれほど簡単なものではないのです。大きなデメリットもあります。
デメリット
- 夜になると自動点灯するタイマーや使用する配線などを、自分で調べて購入しなければならない。最初は何が必要なのかすらわからないので苦労する。
- 所詮は施主(私)は素人であり、プロの外構業者は経験が豊富で、素晴らしい外構照明プランを考えてくれるかもしれない。
- 取り付けの手間もかかる。
特に言えることは、プロに任せると「高いが満足できるものになる」可能性があるということです。その上プロに任せれば、自分で行う手間がかかりません。
それでも自分で外構の照明を付けるメリットが魅力と考え、私は自分で屋外照明を設置しました。
自分で屋外照明システムを取り付けたいと考えている方は、あらかじめ外構業者との打ち合わせで、屋外照明を簡単に後付けできるようにするため、お願いしておくべきことがたくさんあります。
それではこれから、どのようなことを依頼するのか説明します。
業者への依頼
照明の取り付け位置はコンクリート施工しない
照明を付けたいところにコンクリートを施工されてしまったら、照明をコンクリートの上に直置きするだけになります。しっかり固定できませんし、見栄えも悪いです。
屋外照明は、土に打ち込むことができます。
取り付け場所だけは、コンクリートに覆わないようにお願いすることが大切です。
私は門柱に自作照明を、門柱横の玄関アプローチ横にポール型の照明を付けることにしました。この部分は土や砕石ですから、照明を地面に差し込むことができています。
スマートで安全な配線
屋外コンセントから電源を取りますが、配線を門柱まで引くには、地中に通すことがベストです。
地中に通す理由は以下です。
- 配線が地表を這っていると、人や乗り物が踏んで配線が破損する可能性があり、ショートするなどの危険がある。
- 太陽の光にさらされると、配線の劣化が激しい。
- 見栄えが悪い。
見栄えも悪いですし、安全性の問題もありますので、門柱までは電気配線を地中に通すことが無難なのです。
もし門柱照明を取り付けることを考えたのが、新築で外構工事がされていない状態ならば、外構業者にお願いして、門柱まで・・・を埋め込んでもらい、その中に配線を通してもらうことが望ましいです。
もし外構工事で門柱付近の地面がコンクリートで覆われている場合は、地表に配線を這わせることになります。もちろんコンクリートを割って地中に配線を通し、もう一度コンクリートを打つこともできます。しかしコンクリートの境目ができて見栄えも悪いですし、費用もかかります。無難に配線を門柱まで引くのでしたら、コンクリートの上を這わせる方が簡単です。
ただしその場合は、太陽の光で配線被膜が劣化しにくい、オゾン耐性がある配線を使用しなければなりません。
もし耐候性のない100Vの電気配線を屋外に使用すると、あっという間に被膜が劣化して、ショートが起きて火災につながる可能性もありますので、注意してください。
コードの通り道を作る
電源コードを地中に通すことにしないと、コンクリートで覆われた上を、コードが這うことになります。
もし自分で外構の照明を取り付けることを考える方は、取り付けたい場所は、コンクリートの下の地中に架橋ポリエチレン管という配線コードを通すパイプのようなものを埋め込んでもらい、それで照明の電源を供給できるようにしなければなりません。
またコンクリートを打たず、土の上に砕石を撒いておくくらいにしておけば照明の根元を埋められますし、コードも地中(砕石の中)を通すことができます。これならばプロでも素人でも取り付けの仕上げはまったく変わらないのです。
わが家ではあえて門柱まわりをコンクリートで覆わないようにしました。
電源コードまで引いてもらう
地中に架橋ポリエチレン管を入れてもらっても、架橋ポリエチレン管が地面の中の見えない部分で曲がりくねっていると、コードを通すのは大変です。
外構業者に取り付け位置まで電源コードを引っ張ってもらうようにお願いしてください。この程度のことならば、最初に打ち合わせしておけば、サービスでやってくれるかもしれません。
自分で外構照明を取り付ける意味
先ほどのデメリットの所には書きませんでしたが、実は業者に照明を付けてもらう場合、ちょっと気になることがあるのです。
ポールタイプの照明を付けるときなど、外構業者に取り付けてもらう場合、コンクリートで固められてしまうことがあると思います。
照明機器を取り付けるのは、絶対に昼間です。夜になって点灯させてみて、始めてその位置が正しかったのか間違っていたのかがわかるのです。その時に位置を変えたいと思っても、もう変えることはできないのです。
その点、自分で仕様名を取り付ける場合、じっくりと位置を検討して決めることができます。仮設置して夜間に点灯させることもできます。業者は所詮は他人です。場合によっては本気で位置を検討してくれないかもしれません。
外構業者とコンタクトを取って信頼できる業者だと判断しても安心できません。それはほとんどの場合電気関係は外構業者が別の電気業者に依頼して、工事をしてもらっているからです。
外構業者は信用できても、電気業者がおかしな業者であったら、照明プランも金儲けのために適当に工事してしまうかもしれません。
以上のような理由で、自分で照明を取り付けた方が満足できると私は判断しました。
あくまで取り付け位置付近がコンクリートで覆われていないことが前提ですが、照明の位置を調整できることは、自分で取り付けるメリットだと思います。
自分で門柱に照明を取り付ける
それではここからは、表札を照らすための門柱照明に絞った内容を、簡単に書かせていただきます。
門柱までの配線
門柱に付けた照明には、電源が必要です。インターホンの電源も12Vですが、インターホンの電源は常時供給されています。
インターホンの電源を使って、暗さを感知して電源を入れるユニットを取り付けることも考えましたが、わが家のインターホンへの電線は、とても細かったです。あくまでインターホンで使うだけの電力を供給するケーブルなのでしょう。
そのケーブルにライトまで付けると、ケーブルに流れる電流量がオーバーしてしまうかもしれませんので、別に電源を引くことにしました。
インターホンの電源が供給される地中の架橋ポリエチレン管に、照明の電源を通します。
こうすることで地面に配線が這うことは避けられますし、太陽光線のオゾンで配線が劣化することも避けられます。光が当たらない限り、オゾン劣化に耐性のない、室内電源用のコードが使えます。
門柱にインターホンが取り付けられている場合は、必ずインターホンの子機までの電気配線が、地中を通っているはずです。その中に門柱照明用の配線を通すことができるでしょう。
もしそのようなことになっていない場合は、あきらめて地面の上に配線を這わせるしかありません。
先ほども書きましたが、地中を通さない場合は、必ず室外用の配線を使うようにしてください。
私は屋外コンセントから、タカショーのローボルトコントローラーという機会を使って、DC100VをAC12Vに変換してから、門柱に引き込んでいます。
このやりかたは、ガーデンライト(エクステリア照明)を自分で簡単に取り付ける方法という記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
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照明取り付け
照明はネット通販で購入した防水のテープLEDです。これをレンジフード自作時に切り取って余っていたアクリル板に貼り付け、門柱に取り付けます。
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表札上の反射しているアクリルにLEDテープが付けてあります。
あまり出来は良くないですが、夜でも表札の文字が読めるようになりました。
作製費用
- テープLED 300円
- アクリル板 余り(自作キッチンオイルガード)を使ってタダ
- 配線 家に合った物を使ってタダ
- 取り付け金具 余りを使ってタダ
以上、とても簡単な門柱への照明取り付けでした。照明の取り付けよりも、門柱まで配線を引き込むことができるかどうかがポイントですね。
備考
今回の照明の電源は、もともとガーデンライト用にタカショーのローボルトシステムを付けてあったので、そこから12Vの電源を取れたので簡単でした。もしそのようなシステムがない場合は、3,000円ほどで ローボルト専用コントローラー 36W LGL-T01を購入することが必要です。
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タカショー ローボルト専用コントローラー 36W LGL-T01
それを含めても門柱に照明が取り付けられることは、見栄えがいいものです。
12Vならば電気工事をしても資格は必要ありませんし、感電や漏電による火災の可能性も著しく低いので安心して施工できます。
皆さんもぜひトライしてみてください。