アクションカメラであるGopro(ゴープロ)には、水面上と水中の両方をくっきり映し出すことができる、ドームポートという器具が発売されています。
子供が川遊びで泳ぐことに興味を持っているため、わが家では子供撮影用にドームを購入して使ってみました。
うまく撮影すれば素晴らしい動画が撮影できますが、実はこの撮影はとても難しいのです。
このドームはどのような物で、どの製品を買えばいいのかをお教えします。またうまく撮影するためのコツも紹介します。
ドームとは
海や川などで撮影した動画の中には、水中と水上の両方がくっきり映っているものがあります。
これを撮影するには、ドームポートという機材が必要です。
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Goproは自動でピントが合う動画撮影機ではなく、すべての距離の物を、ピントが合った状態で撮影できるアクションカメラです。
この特性を持ったGoproを、透明な半球の中に入れて撮影すると、水上も水中も、どちらもくっきりと映っている動画が撮影できるのです。
人の表情を水上で捉えながらも、水中の動きも撮れるというわけです。
使い方によっては「すごい!」と思えるような動画を撮ることができます。
かつてはGoproを発売しているGoPro Japanからも、オプションとして発売している時期があったようです。しかし現在は正規品のドームは発売されておらず、サードパーティー品しかありません。
私もサードパーティー品を購入して使っています。
何を買うべき?
Goproに使うドームですが、何を買うべきなのかとても迷いました。いくつかの物が発売されているのですが、最低でも5,000円くらいします。私にとっては、ダメ元で試しに購入してみようと思える価格帯ではありませんでした。そのため様々なサイトでレビューを見てみたのですが、どの製品も「いい物だった」という意見と、「買うべきではない」という意見が混在していました。
しかし水上と水中の両方を同時に撮影した動画を残すためには、どれかを購入しなければなりません。
散々迷った結果、AFAITH ドームポートを購入しました。結果、この製品を買ったことは間違いありませんでした。
アマゾンのレビュー
心配だったのは、先ほど触れたとおり、使った人のレビューでした。ドームはどの製品も、良くなかったというレビューが必ずありました。
アマゾンのレビューでは、以下のような問題点が書かれていました。
- バーとドームを接続するネジが強く締められず、使っていると垂れてくる。
- 浸水する。
このような批判的なレビューがありましたが、それを気にしていたら何も購入できないため、意を決してAFAITH ドームポートの購入手続きしてしまいました。
使ってみて、否定的なレビューのような現象はまったく起こらなかったため、いい買い物ができたと思っています。
私が購入したGopro8の物はコレ⇓
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Gopro9とGopro10にはコレ⇓
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AFAITH ドームポートのレビュー
それでは、AFAITH ドームポートを実際使った様子を紹介します。
届いた箱は、かなり大きく、説明も付いていました。
ただし複雑な操作はありませんから、説明書は読まなくても問題なかったです。
本体にGoproを入れるには、紐を引っ張ります。
これで蓋が空きます。
Goproはセットするとしっかりホールドされて動きません。
Goproの2つのボタンが押せるようになっています。
基本的には私は上のstart/stopボタンしか使いませんでした。
本体とグリップのセットは、ちょっとだけ嵌めにくいです。
アマゾンのレビューでは、「グリップを持っているうちに、本体が重さで垂れてくる」というものがありました。
しかし私の購入した製品は、嵌め込んでネジをしっかり締めれば、本体が垂れてくることはありませんでした。
使ってみても、本体に浸水はまったくありません。
このドームは手を離すと浮きます。沈んでしまう心配はありませんが、水中撮影のために沈める場合、浮力が高すぎるのでちょっと苦労します。
ドーム本体を保護するためのフエルトのカバーが付いています。
これは持ち運ぶ時、絶対に付けなければいません。ドームのアクリルに傷がついてしまいます。
カバーを付ければアクリルに傷がつくことは避けられます。
なおこのAFAITH ドームポートには、グリップを握ったまま撮影のON/OFFができるトリガーが付属しています。
これがセット状態です。
これを使うと、水中撮影でも細かく撮影のON/OFFができますので、使い方によっては便利です。
レビューまとめ
構造が単純であるが故に、特筆すべきところもありませんが、不満もありません。
用途としては普通に満足できる製品でした。
一つ買っておくと、海や川で活躍すること間違いなしです。
撮影のコツ
このドームは、簡単に素晴らしい動画が撮れると思っている方も多いのではないでしょうか? でも現実は、いい映像を取るためには、ちょっとしたコツを覚える必要があるのです。
何も考えなくても水面が画面の真ん中に来て、上が水上、下が水中になると思っている人もいると思います。
しかしこのように撮影するのは、簡単なことではありません。
理由はGoproドームがどのくらい水面の上に出ているかで、撮られた動画が大きく変わるからです。
もし水面が画面の真ん中に来て、しっかりと1/2ずつに分けられている動画が撮れた場合は、Goproのレンズがちょうど水面の位置に来ていたことになります。
これが簡単ではありません。常に撮影しながら、ドームの水の中の浸かり具合を確認しながら撮影しなければなりません。
ちょうどドームの真ん中が水面になるように調整すればいいと思うでしょうが、気を付けるのはそれだけではありません。撮影していると、Goproの角度も変わっていきます。
下画像のように、水面に対してドームは正しい位置にあります。しかし前側に倒れていると、水面よりも潜っているのと同等になるのです。
つまり撮影するには、潜らせる深さをいつも確認して正しい位置をキープするだけでなく、撮影角度も常に水面に対して平行にしていなければならないのです。これはかなり難しいです。
さらに問題なのは、私の購入したAFAITH ドームポートは、それを完璧に守っていても、おそらく5mmほど余計に潜っていることになっていたようです。常に潜らせる深さには注意していたのですが、水中の方が割合が多くなってしまいました。
撮影の意図では、わが子の表情もしっかり撮りたかったのです。しかしレンズが水面よりやや下から撮影することになってしまったため、顔がほとんど映らないシーンを、多数撮影してしまいました。
おそらくドームで撮影する場合は、期待に胸を膨らませていきなり本番で使おうとしている人もいると思います。
しかし撮った後に見てみると、想像もしない動画が残されているのです。しかもドームにGoproを入れて水中撮影すると、手もドームも濡れています。わざわざ撮影状態を確認するためには、ドームの蓋を開けて、Goproを取り出さなければなりません。その時に中が濡れてしまうことを避けるため、撮影確認はしない人が多いでしょう。
その場合は、家に帰ってから動画を見て、びっくりすることにもなりかねません。
絶対のおすすめは、お風呂などで撮影状態の確認をすることです。大きな期待をかけてリゾート地で意気揚々と撮影したのに、大失敗したのでは悔やみきれないと思います。
ドームを使っての撮影は、絶対に練習してから本番を迎えるべきです。
私の場合は2回の失敗をしましたが、同じ場所に3回行くことができました。そして3回目には満足いく動画が撮れましたので、良しとしています。
それでも1回しか行けない場所で失敗していたら、かなり落胆したでしょうね。
皆さんもご注意ください。
Goproの初期設定では、動画を撮り始めて…秒でビューア画面が消灯します。これを付けっぱなしにして常に撮影状態を確認することも対策になります。
ただしその場合、屋外では周りが明るすぎて液晶画面が見にくいですし、バッテリーの使用時間も短くなります。
その点に注意して、ドームでの撮影をしてみてください。
今回紹介したAFAITH ドームポートは、以下の物です。
Gopro8用⇓
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Gopro9 Gopro10用⇓
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