家の知識

北側道路になる土地は決して悪くない  メリットもあるので購入を検討してみましょう

土地探しをされている方は、南側道路の土地を希望することが多いですよね。確かに南道路の家だと、日当たりも良くなり快適だと一般的には言われています。

では北側に道路のある家は、快適ではないのでしょうか。そんなことはありません。北側道路の土地に家を建てても、充分快適に生活できるだけでなく、南側道路の土地にはないメリットもあるのです。

北側道路の土地のデメリットは何か

北側道路の土地の場合、何がデメリットになるのでしょうか?

デメリットを上げてみます。

ポイント

  1. 隣の家に遮られて部屋が暗くなる。
  2. 隣の家に遮られて日光が入らず、冬に寒い。
  3. 隣の家のかげになり庭に日が当たりにくく、庭でのガーデニングがしにくい。
  4. 庭に日が当たりにくくなり、じめじめした状態になる。

北側道路の土地を買って家を建てると、多くの場合が隣と家がくっついてしまい、特に一階には日差しが入り込まなくなってしまいます。

北側道路の土地を買うデメリットは、日当たりが悪いことばかりです。これらが本当に問題なのか、私なりに考えてみました。すると決してデメリットが多いわけではないことに気付きました。

日当たりについては、「暗い」ことと「寒い」ことが主な問題です。北側道路の土地を買って家を建てても、実際は「暗い」ことや「寒い」ことが問題にならないことを、説明していきます。

1)隣の家に遮られて部屋が暗くなる

まずは家の中が暗くなる問題ですが、これは問題だと考える人もいれば、あまり問題だと思わない人もいるでしょう。

照明をつければいいと簡単に割り切れる人は、暗さは気にならないかもしれませんね。

南側道路の家を建てたときに注意すべきことは、性能の良くない窓を付けた場合は、家の中に紫外線が入りこむことです。

光を取り込むために薄いカーテンを引くと、紫外線カット率が低い窓ガラスの場合、紫外線が中に入り込むため日焼けします。

家の中に入ってくる紫外線については、男性の方は気にならないかもしれませんが、女性にとっては気になるところです。

紫外線カットのカーテンを引くと暗くなってしまうため、せっかく明るい部屋も台無しになり、日当たりの悪い部屋と変わらなくなってしまいます。

窓の性能が悪い家を建てる場合は、日当たりのいい部屋だと「室内にいても日焼けしやすい」というデメリットもあることを理解しておきましょう。

 

また夫婦共働きで夜に帰ってくる生活のため、平日は部屋に照明をつけるのが当たり前になっていた人がいましたが、そんな人は南側の家とくっついていてもあまり気にしないそうです。

私の知り合いの話ですが、家を建てたばかりの頃は家に日が当たりにくいことも気になったようです。しかし1年もすれば慣れてしまい、まったく気にならなくなったと言っていました。

その友人にとっては、日当たりは慣れてしまえば気にならなくなる程度の問題だったようです。しかし決してこれは私の友人だけに限定の話ではなく、多くの人は同様に日当たりが悪くても慣れてしまうものではないでしょうか。

私も賃貸住宅で、南側に家が張り付いて立っているような環境の所に住んだことがありますが、日当たりが悪いことを気にしたことはありません。

部屋があかるくなる日当たりのいい家の方がいいことは間違いないですが、そこに大きくこだわらなくてもいいと、今私は思っています。

 

また北側道路の土地を買って家を建てる時、どうしてもリビングの日当たりをよくしたい場合は、二階にリビングを持ってくることで、くつろぐ空間に光が入り込むように工夫できます。

2)隣の家に遮られて日光が入らず、冬に寒い。

これは家の性能に大きくかかわってくる問題です。結論から先に言うと、最新の住宅は、日当たりが悪いから室内が寒いと思えることは、ほとんどないのです。

窓から冬に日の光を取り込んで暖かくするために、わざわざ南向きの窓を断熱性の低いものに変えるような考えを、ネット上で公開されている人もいます。冬に窓から日の光を取り込んで、ポカポカ陽気の気分を味わうとい考えですね。

しかしこれからは冬に窓から暖かさを取り込むことがなくなっていくのです。窓ガラスの性能が上がることが予想され、暖かさを取り込むことができなくなるからです。新築時に取り付けられる窓は、熱が入って来ない代わりに熱も出ていかないという高性能のものが増えているのです。

冬に暖かい日差しを取り込まないと、物足りないと思う方もいるでしょう。しかし暖かい日差しを家の中に取り込めないガラスの方が、トータルでは家の中を暖かくできます。

冬に窓から暖かい日の光を取り込めるのは、昼間の一部の時間のみのことなのです。それ以外の時間は断熱性の悪い窓から熱が逃げまくるのです。窓の断熱性能が悪いと、冬の夜には寒くてたまらない家になってしまいます。天気が悪くて曇っている状態の時も同様です。

 

高性能住宅を建てて断熱性の高い窓が使われている場合、冬に日光を取り入れて暖かいということがなくなります。この場合は日当たりが悪い家でも、問題はありません。

冬に日差しを取り込んで暖かくするという考えで窓の断熱性能を悪くすると、夏に強い日差しが突き刺すように入り込んで、室内の温度を上昇させ、夏に光熱費が増加するのです。

いずれにしろ窓は高断熱のものがベストです。海外の寒冷地ではどの国も、日本よりもはるかに断熱性の高い窓を建築基準法で求めています。このことからも、窓の断熱性能は高い方がいいと判断できると思います。

高性能な窓ガラスを使った家を建てられる方は、日当たりによる寒さについて考える必要はありません。

断熱性能の優れた窓を採用した家を建てれば、北側道路の土地に家を建てても、室内温度についてのデメリットはまったくないことになります。

3)庭でのガーデニングがしにくい

ガーデニングをしたい方は、庭に光が当たりにくいことは致命的ですね。

野菜を作っても日当たりは出来栄えに大きく影響します。

この対策として、わが家ではベランダやルーフバルコニーで家庭内菜園を行いました。ものすごく立派なゴーヤもできました。ベランダでの家庭内菜園はおすすめですよ。

4)日当たりが悪いので庭がじめじめする

日当たりが悪いと庭がじめじめすることは、実体験ではなく、何となく感じるイメージだと思います。日当たりが少々悪い程度では、じめじめすることはありません。わが家の北側はあまり日が当たりませんが、まったくじめじめしていません。

土の庭だとじめじめする可能性はほんの少しあるかもしれません。しかし日当たりが悪くても、じめじめしないようにすることはできます。

水はけを良くすることで、じめじめした庭を改善できるのです。

地中に穴を掘って大きめの石を詰め、降った雨が地中に染み込むようにするなどの工事をすることで、早く庭が乾くように工夫できます。

これは外構業者に相談すれば土地に合ったプランを出してくれます。

日当たりの悪い場所でも、水はけを良くするように考えれば、じめじめすることはありません。

 

以上、ここまでのことをまとめます。

北側道路は日当たりが悪くなり、「暗くなること」「寒くなること」の二つが大きなデメリットとなる。

  • 「暗くなること」は、日当たりのいい部屋でもカーテンを引けば暗くなるので、日当たりの悪い部屋と変わらない。
  • 日当たりが悪い家でも慣れてしまえば気にならない人も多い。二階にリビングを持ってくることで対応できる。
  • 「寒くなること」は高性能な窓ガラスの住宅には当てはまらない。
  • 「寒くなること」は窓ガラスの断熱性能が悪い場合のみ、冬の一部の時間だけは、北側道路の家の方が影響は大きい。しかしそれ以外は関係ない上に、夏は北側道路の家の方が涼しい。
  • 家庭内菜園やガーデニングには、日当たりがいい方がいいが、ベランダですることで対応できる。

このように考えると、デメリットもあまり感じられなくなりますね。

建てる住宅の性能をしっかり考えれば、北道路の土地を購入するべきか答えは出ると思います。

北側道路の土地のメリット

北道路の土地にもメリットはあります。しかも結構たくさんあるのです。北側道路の土地に住んでいる私が、感じているメリットを上げてみます。

  1. 玄関が北側だと南側に玄関がないので、南側にたくさん部屋を持てる。
  2. 南側にリビングを付けると道路の反対になるので、通行人から見えない。
  3. 紫外線が入りにくいので家具が長持ちする。(紫外線の入らない窓ガラスなら関係なし)
  4. 南道路の家は洗濯物を干すと道路から見えておしゃれな家でも格好悪いが、北道路の家は洗濯物を干しても通行人には見えない。
  5. 自家の駐車場で洗車する時、自分家の陰になって日が当たらずに快適。
  6. 土地が南道路よりも安い!!

メリット中では、土地が安いことが最も魅力的ですね。

落ち着いて考えると意外にデメリットの少ない北側道路の土地ですから、安い物件があったら検討するといいかもしれません。

家の作りと考え方

私の実家は田舎にありますが、その前はさらに田舎で、山の中に住んでいました。

その田舎の家は、南玄関でした。

しかし今でいうリビングは、最も北側の位置に配置されていました。

南玄関にもかかわらず、食事部屋は北側に、客間が真ん中に、縁側が最も南に配置されています。

そしてこれはその土地では当たり前の配置だったのです。

かつてはどの家も縁側がありました。縁側があるため、どんな家でも食事部屋は南に配置されることがなかったのです。

昔は窓ガラスがありませんでした。家の中を明るくするには、木の戸を開けっ放しにしなければなりません。

すると直射日光が入ってきます。

夏に直射日光に当たりながらくつろぐことは不快なので、日光の当たらない北側に食事部屋が配置されていると考えられます。

 

「夏は暑いから食事部屋は北側に」という考えは、現代でも通用する考えではないでしょうか?

冬に暖かくしたいから南側にリビングを持ってくるという考え方を持っている人もまだいます。しかしそれでは(窓の断熱性能が高くない場合)夏には暑いのです。

 

今では家の断熱性能を上げるため、窓のも小さくなってきました。そのため昼間でもリビングの照明を点けて生活することが多くなっています。

このような現状では、リビングはどこにあっても構わない気がしているのです。つまり北側道路に家を建て、南側にある隣の家のために、リビングに日光が当たらないことになっても、寒さ暑さは変わりませんし、どうせいつも照明を点けて生活しているのですから、まったく問題ありません。

 

変な話ですが新築するにあたり、実は私は駐車場が北側にあればいいなと考えていました。それは昼間に洗車する時、自分の家で駐車場が影になり、日焼けしないから好都合だからです。

暑い時に日に当たりながら洗車するのが嫌ですから。

 

私は北側道路の土地は、今ではデメリットがほとんどないと考えています。

南側道路の土地よりも安い北側道路の土地は、私は今では逆に魅力的に感じています。実際わが家は北東道路の土地ですが、家庭内菜園には日当たりが悪いから不向きだと思う以外は、他にデメリットを感じていません。

皆さんも北側道路の家を敬遠せず、まわりの環境がよければ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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