パノラマウィンドウの使用感と合わせた二階の窓

一条工務店のi-smartのパノラマウィンドウは、i-smartの代名詞のように存在感を放っています。

我が家ではリビングの窓は、4マスのパノラマウィンドウにしました。

このパノラマウィンドウのある家に住んだ感想と、パノラマウィンドウに合わせた二階の窓について紹介します。

4マスパノラマウィンドウ

パノラマウィンドウとは、一条工務店i-smartのオプション窓です。

掃出し窓は、本来は窓ガラスが2枚、4枚と偶数枚数になるものです。しかしパノラマウィンドウは、窓ガラスが3枚の構成になります。そのため中央一枚のガラスが巨大になり、存在感が上がるのです。

リビングと広い窓

パノラマウィンドウのメリット

メリットは、やはり存在感ですね。中央のガラスは大きくて、一枚で幅が865mmの大きさがあります。この大きさのガラスがある家は、なかなか目にすることができません。この窓があるだけで、正面から見た時の家のイメージが良くなります。

一条工務店i-smart

一条工務店でi-smartの家を建てる方は、パノラマウィンドウを付けるのが当たり前と考えることも多いようで、その凄さがあまりわからないかもしれません。

865mm幅の一枚窓は、他社で同じサイズの物を入れようとしたら、大変な金額になってしまいます。

これがほぼ無料で付けられるのですから、採用しない手はありません。

忘れてはいけない窓ガラスのひずみ

窓ガラスには大なり小なり歪(ひずみ)ができます。パノラマウィンドウのように大きな窓になると、ひずみが多くなってもおかしくありません。

街を歩くとき、窓の歪に注意してみてください。安い窓は表面が平らではなく、かなりのひずみができているものがあります。

しかしパノラマウィンドウは、大きなひずみはありません。窓ガラスが大きければいいと思って採用したのですが、光の反射した状態で表面の歪が目立つようではがっかりです。しかしパノラマウィンドウのひずみはとても少ないのです。

これは何気にすごいことなのです。

透明度

歪と同じく、透明度も大切なことです。一条工務店の窓ガラスは、標準でトリプルガラスです。3枚もガラスが組み合わさっていれば、透明度が落ちてしまうことも考えられます。

この点についてですが、確かに一枚ガラスよりも、少し外を見る時暗くなっている気がします。しかし気になるほどではありません。パノラマウィンドウに限らず、一条工務店の標準窓は、透明度も優秀です。

パノラマウィンドウのデメリット

実はパノラマウィンドウはデメリットもあります。

開口部が広くない

一見パノラマウィンドウは、開けると大きなスペースができると思うかもしれません。しかし実際は実測で772mmしか開かないのです。

窓ガラスが4枚の構成であれば、窓全体の半分が開くことになります。しかしガラスが3枚の窓は、1/3ほどしか窓を開けられないのです。

この幅は、大きなものを出し入れするには思いのほか狭いです。そのため我が家では、大型の仏壇を搬入する時、窓を外す必要が出ました。

もし採用を考えている方は、窓を開けた時の最大寸法をよく理解しておいてください。

広い開口を求める方は、4枚の窓があります。しかしビジュアル的にパノラマウィンドウが好まれるため、ほとんどの方かパノラマウィンドウを採用するそうです。

窓が重い

窓は重いです。窓を外す場合、力のある男性2名でもかなりきついです。断熱性能を上げるためにサッシも複雑になっているせいか、外すのにも一苦労している様子でした。

開け閉めもやや重くて、小さな子供やお年寄りはきついかもしれません。

実際に窓を開けた感想ですが、重くて開けたくないと感じるほどではありません。確かに重くは感じますが、小さな子供やお年寄りでなければ、問題ない重さです。

そして、たとえ開け閉めがしたくないほど重かったとしても、あまり問題はない気がします。

頻繁に開け閉めすることは、我が家ではあまりないのです。

一条工務店はとても快適な家です。空気の入れ替えをする必要もないので、パノラマウィンドウを開けることは、どのシーズンもほとんどありません。開けなければ窓は重くても気になりません。

頻繁に開け閉めすると思われる方は、i-smartの展示場に行き、実際に窓を開け示して確かめることをお勧めします。

窓が大きいと断熱性能が落ちる

小さな窓よりも大きな窓の方が、断熱性能が落ちるのは当然ですね。壁の方が窓よりも断熱性能があるのは当然だからです。

しかし一条工務店には、ハニカムシェードがあります。これを下ろすことにより、世界最高の性能を持つリクシルの・・に匹敵する断熱性能を発揮します。この性能は、一昔前の一般的なハウスメーカーで建てられた家の壁とほぼ同等の数値になります。

また、我が家ではダブルハニカムシェードが付けてあり、普通の断熱ハニカムシェードよりも、さらに断熱性能が上がっています。この効果はすごく、真冬に窓際に行っても、寒さをほとんど感じないのです。

断熱性能を気にする方は、予算が許せばハニカムシェードをダブルにすることをお勧めします。

パノラマウィンドウに合う二階の窓

一条工務店i-smartの一階のリビングに、3マスのパノラマウィンドウを付けました。その上が寝室になっており、それに合せた窓を付けることになります。

パノラマウィンドウに合わせた窓は、幅や窓枠のデザインがまったく同じものが用意されており、ほとんどの方がその窓を選ぶようです。

しかしその窓を選ばないほうが、快適性が上がるのです。

パノラマウィンドウに合わせた二階寝室の窓ついて、私たち家族が考えたことをまとめてみました。

3マスパノラマウィンドウに合う窓は、J8630T(S)+1238になります。窓枠のデザインが同じで、幅も同じです。外部から見た場合、とてもスマートに見えます。

下画像では、左の3枚窓がそれに当たります。一階が3マスパノラマウィンドウJ8671T(S)で、二階がJ8630T(S)になります。

一条工務店i-smart

出典:https://www.ichijo.co.jp/lineup/i-smart/img/img_gallery_01_01.jpg

しかしこの窓は、窓下端の高さが1238mmもあります。(J8636T(S)の後の+1238は、フロアから窓下端までの高さになります)

高さは、子供部屋の窓の高さと同じです。

子供部屋の窓ですが、身長160cmの妻では窓の下端は肩の高さです。

人の方の高さの窓

子供部屋は、子供が小さいうちには転落するかもしれないとアドバイスされ、高い位置に窓を設定しました。しかしこの窓、高すぎると思いませんか? 窓から外が見えにくく、開放感はありません。

主寝室に同じ高さのJ8630T(S)+1238を採用すると、子供部屋同様、窓が高くなり開放感がなくなってしまいます。

他の窓を選択できないか?

もっと背の高い窓で、パノラマウィンドウに合った物はないか確認すると、JM8645+782という窓がありました。幅はパノラマウィンドウと同じ寸法ですが、下端が782mmで、J8630T(S)+1238よりも456mm低いのです。

この窓ならば、窓が高すぎて外が見えにくいことはなさそうです。

しかし問題があります。この窓は段違い窓ではなくて開き窓になります。そのためデザインが少し違います。つまりパノラマウィンドウと少し違うデザインとなり、家を外から眺めた時、違和感が出る可能性がありました。

部屋の解放感か、それとも外観か

窓の下端が低いので外が見えやすくて開放感があり、気密性も高まる開き窓になりますから、機能的にはJM8645+782の方が生活するには好ましいと考えました。ただし外から見た家の外観は、上下の窓のデザインが違うものとなり、ちょっと劣ることになります。機能を取るか外観を取るか、判断することになりました。

我が家のコンセプト

我が家のコンセプトは、快適性のためならば外観は妥協するというものです。もちろん程度の差があるので一概には決められないですが、外から眺める時間は短いが、家の中に住む時間はとても長いのですから、室内での快適性を重視したいのです。

外から見て格好いい家でなくてもあまり気にしません。他の人に見栄を張るために家を建てたのではなく、中で生活するために家を建てたのです。

そのように考えると、答えは簡単に出ました。

JM8645+782を選択した

パノラマウインドウとは違うデザインの、JM8645+782を選択しました。

人の腰の高さの窓

JM8645+782を選択して感じたところは、「やっぱりこれでよかった」という思いです。妻でも気持ちよく外が見渡せます。もし寝室に入った時、窓の高さが高くて窓が小さかったら、きっと開放感のない部屋だという印象になっていたでしょう。

窓を大きくすると家の断熱性能は落ちます。しかし開放感には変えられませんでした。ちなみにJ8630T(S)+1238だと引違窓になりますが、JM8645+782は開き窓です。気密性は開き窓の方がいいので、気密性は上がっていることになります。

一条工務店i-smartパノラマウィンドウ

上の画像が我が家の外観です。いかがでしょうか? 違和感があるように思えますか? 私は一階のパノラマウィンドウにとの差は気になりません。ただしこの判断は人それぞれです。

我が家ではすべての窓に網戸を付けました。パノラマウィンドウは引き戸になるので網戸が常に見える状態です。しかし二階のJM8645+782は、開き戸になるので網戸を使わないときは外壁の中に網戸が隠れてしまうのです。一階は網戸が外から見えており、二階は網戸が見えていません。そのため二つの窓に違和感を持たれる方がいるかもしれません。

私たちは先ほども書いたように、2つの窓の違いはまったく気にしていないので問題ないのですが、この違いを気にされる方は、私たちのような選択はしないほうがいいでしょう。

我が家族の判断

私たち家族の選択については、人によって判断が分かれることと思います。これでいいと思う方もいるでしょうし、絶対に間違っていると思われる方もいるでしょう。

この窓を選択するにあたり、打ち合わせ中に今まで3マスパノラマウィンドウを採用した方たちの施行令を写真で見せていただきました。20例ほど見せていただきましたが、私たちと同じJM8645+782を選択された方が一人だけいました。その方以外はすべてJ8630T(S)+1238を選択されていました。それだけで考えると、私たちの判断は圧倒的に少数意見ということになります。外観はとても重要という考えがあることも当然ですね。特に窓の統一感のなさは、外観上絶対に許せないと考える人もいると思います。

しかし、J8630T(S)+1238を選ばれた方の中には、JM8645+782という窓が選択できることを知らなかった可能性もあります。我が家でもパノラマウィンドウをリビングに付けると決めた時、二階主寝室の窓は、最初はJ8630T(S)+1238が設定されていました。高さを確認しなければ、そのまま変えなかったはずです。私の見た施行例の20件ほどの家を建てた人の中にも、JM8645+782という窓の存在を知っていたら、そちらを選択する方がいたかもしれません。

もし3マスパノラマウィンドウを一階に付けられた方は、二階の窓は当たり前のようにJ8630T(S)+1238を選ぶのではなく、JM8645+782という選択肢もあると一度考えてみたらいかがでしょうか。

窓下端高さが782mmのJM8645+782は、主寝室として室内から考えた場合、最高の選択だと思うのですが。

一条工務店の窓設定

なぜパノラマウィンドウに合わせた二階の窓が、1238mmの高さなのでしょうか? これはおそらく一条工務店が、1238mmの高さの窓を強く推奨しているからだと思います。

窓際にベッドを置いた場合、窓が低いと転落の危険があります。子供は特に危険ですが、大人でもお酒に酔っているときなどは、誤って転落するかもしれません。この対策で窓を高く上げているようです。開き戸のほうが転落の可能性が少ないため、腰高の低い窓の設定があるのだと思っています。

我が家は窓際にベッドは置く予定です。しかし家族全員お酒は一切飲みませんから、酔って転落する可能性はありません。

そもそも一条工務店の家に対する考え方は、窓を開けないで生活することだったのではないでしょうか。だから網戸もオプションになっているのです。そう考えると、子供部屋ならともかく大人の生活する部屋では、窓を開けることもあまりない気がするのですが。

一条工務店でもそんな考えをしてもらえたら、J8630T(S)+1238がJ8630T(S)+782となり、パノラマウィンドウに合わせた大きな窓を選べるようになるかもしれません。

ちなみに我が家は3マスのパノラマウィンドウを採用しましたが、もっと広い4マスのパノラマウィンドウの幅に合わせて二階の窓を設定する場合、窓の下端が1238mmのJ11930T+1238という窓しかありません。

パノラマウィンドウまとめ

パノラマウィンドウは、存在感抜群の掃出し窓です。この窓が付けられたことも、一条工務店のi-smartを選んでよかったと思う理由の一つです。

展示場で現物をぜひ確認してください。

パノラマウィンドウに合わせた二階の窓は、パノラマウィンドウとは違うデザインの物を選んでいます。あくまで我が家は「家は外から見るよりも中で生活するもの」という意識によって選択しています。

外観にこだわりのある方は、わが家のような選択をしないほうが賢明だと思います。