防音対策は必須! 新居で快適に過ごすために

新築で家を建てる方は、内部の防音対策を考えていますか? 家の外からの音ではなく、家の中での防音対策です。

「リビングでつけているテレビの音が気になって、二階の寝室で寝られない」とか、「トイレを使うとその音が隣の部屋に聞こえる」などの問題はない方がいいことは間違いないでしょう。

家を建てるための打ち合わせをするときには、それを真剣に考えない人がとても多いです。間取や設備などは真剣に検討するのですが、音に対する問題を考えることはあまりありません。

しかし住むための空間である家の中で、家族が出した音を不快に感じながら生活することは、できるだけ避けたいものです。防音対策を考えて家を建てると、入居後にとても快適に過ごせるのです。決して防音対策は忘れてはいけないものなのです。

家族全員が他人の出した音に対してまったく気にしないのであれば、室内の防音対策は必要ないでしょう。しかしそうでない方は、家を建てる時にはできる限りで防音対策を取っておくことをおすすめします。

私の選んだ一条工務店のi-smartは、室内で出した音が他の部屋にもよく聞こえるそうです。外からの防音性能はいいのですが、内部(各部屋同士)の防音性能はあまりよくないと言われています。

快適に過ごすため、家全体の防音に対する対策をできる限り行いましたので、紹介します。

防音に対する考え

私は音が一時になってしまうと、たとえ小さな音でもそれが取り除かれない限り寝られないこともありました。子供ができたら、幼いころはわずかな物音でも起きてしまうかもしれません。

他の部屋の音を気にしないで生活したかったので、防音についてはできる限りのことをしようと考えました。間取りも防音を考えて作ってあります。

LDKと二階をドアで仕切る

我が家では一階の音が二階に聞こえないようにすることを最も重要視して間取りを考えています。そのためにはLDKと階段は、ドアで仕切りました。冬に寒いLDKにしないという効果もあります。

LDKと玄関を扉で仕切る

我が家では一階の音は二階にほとんど響きません。i-smartは外からの音に対する遮音性は優秀ですが、室内ではよその部屋で出した音がとても気になると言われています。しかし住んでみた限りでは、問題ないというしかありません。30年前に建てた実家に比べたら、はるかに静かです。

リビングでテレビの音を、「この大きさではリビングにいるのが嫌になる」というレベルにまで上げて、二階に行ってみました。しかしほとんど音が聞こえません。電子レンジの音などは、どれほど耳を澄ませても聞こえません。これは予想以上の結果でした。

私たち家族が、音に対して鈍感だからというレベルではありません。普通に生活するレベルの音をリビングで出しても、気になると思う人はまずいないと思います。遮音性は素晴らしいです。

階段とドア

上の画像では、真ん中に見えるスリットスライダーの向こう側がLDKになります。

私もリビングにオープンステアを入れることを考えました。おしゃれなのでLDKの雰囲気がとてもよくなると思ったからです。そんな間取りも考えましたが、防寒防音のために諦めたのです。その我慢が、遮音性につながっていると考えると、してやったりという気持ちですね。「おしゃれな家は作りたい。しかし機能を重視したい」という我が家の基本コンセプトを守り抜いた結果だと思っています。おしゃれではないですが、選んだ間取りが予想以上の効果を上げてくれることはうれしいですね。

LDK天井一面にグラスウール

一階のLDK天井には、一条工務店i-smartのオプションとして、一面すべてにグラスウールを入れてもらいました。防音効果については懐疑的な意見もありますが、絶対にないよりもあった方がいいです。

天井にグラスウール

玄関ホールを除く一階では、トイレや浴室、洗面所の天井だけ防音施工がされていません。二階の子供部屋で音を出すと、LDKと比較してトイレや洗面所には明らかに大きな音が響きます。LDKでは音の質が、こもったような鈍い音で耳障りではないのですが、トイレや洗面所は鋭い高い音が聞こえます。

やはり防音施工でグラスウールが天井に入れてあると、音が響きにくくなっていると体感できています。

一階のトイレに面する壁にも防音施工

一階のトイレは、洋室の隣にあります。トイレに面する壁の半分を収納部にしたうえで、壁は防音施工がしてあります。

一階防音施工指示

トイレに面する部屋にいても、音はとても聞こえにくくなっています。

二階の防音対策

二階のトイレは子供部屋の隣にありますので、しっかりした防音対策が必要です。

トイレの音が子供部屋に聞こえないように、クローゼットを間に設置してあります。さらに壁には防音材を入れてあります。

主寝室と子供部屋の間には、クローゼットを設けました。ここも壁には防音材を入れました。

二階防音施工指示

防音対策にもなった壁補強

我が家ではいたるところに壁補強がしてあります。壁補強は、12mmの板を壁に入れることになります。石膏ボードだけの壁に比べて、防音性は上がるはずです。これも地味に防音性を上げる結果につながっていると考えています。

壁下地補強

防音についてまとめ

部屋と部屋の間にクローゼットを付けて防音対策とする方法は一般的ですね。うまくクローゼットを部屋と部屋の間に組み込めば、隣の部屋の音を少しは気にしないで過ごせるようになると思うのでお勧めです。

壁の防音施工は後からはなかなかできません。「防音施工すればよかった」と入居後に考えてもどうしようもないことがあります。

間取りや設備だけを考えず、防音についてもしっかり考えて打ち合わせに臨むと快適な家になるかもしれません。

打ち合わせ時の注意点

防音処理の位置を指示

防音処理をする位置を間違えないように依頼するために、資料を作成しました。

一条工務店i-smart防音施工位置

依頼忘れなどをなくすために、図示化したデータを渡すことは有効だと思っています。部屋単位で打ち合わせが行われる場合、どこに防音施工を依頼したのか忘れてしまうこともありそうです。

防音施工の場所を一括で依頼できるので、依頼忘れもありませんし、ハウスメーカー側としても聞き忘れもなく安心できるはずです。

防音対策のデメリット

防音性が思ったよりいいと喜んでいますが、困ったことも出てきます。それは、来客があった時にインターホンの音が二階の部屋にいると聞こえないという問題です。

訪問者としては洗濯物が干してあることを確認できた場合など、家の雰囲気からしても絶対に家に人がいるとわかることがあります。夜には照明が点いていたりすると、絶対に人がいるのはわかります。その状態で来客者はインターホンを押して玄関で待つわけですが、誰も出て来ないと気分は良くありませんよね。遮音性が高いと、このような事態になる可能性があるのです。

しかしその対策も考えておきました。もう一台インターホンに連動して呼び出しが鳴る機械を二階に置いておけば、来客時に二階にいても安心です。

我が家では二階にインターホン専用のスマートホンを購入してアプリを入れ、来客が会った時にはスマートホンからチャイムが鳴るようにしました。これでいつでも確実に来客があったことを知ることができます。

一条工務店i-smartの室内で音が響く問題について

他人の出した音については、気にする人と気にしない人がいるため、音が気にならないという我が家の判断については、誰にも当てはまるものではないと思います。しかしできる限りの対策をすることで、音が響くといわれる一条工務店i-smartでも、静かな寝室を作ることができたと実感しています。

一条工務店i-smartで一階の音が二階に響いて気になるという方は、ほとんどが直接二階の部屋に一階の音がぶつかるような、吹き抜けのある間取りと想像します。壁をはさんだりドアをはさんだりした場合は、遮音性が他の家と比べて劣ることはないと思われます。

リビングに吹き抜けを付けることを考えている方は、間取りによっては我慢できないほど一階の音が二階に響くことになると考えた方がいいのかもしれません。

我が家では先ほども書きましたが、「おしゃれさを取るか、機能を取るか」で、機能を選んだのです。リビング吹き抜けやリビングにあるオープンステアには憧れました。何度もリビングのオープンステアの図面を自分で書いて検討しました。それでも遮音性と防寒性にこだわって、諦めたのです。

これから家を建てられる方は、間取りを考えるにあたり、その二つのどちらを取るかしっかり考えて答えを出されることをお奨めします。

リビング吹き抜きの家を建てて、入居してから一階の音が二階に響くことに悩むとしても、そんな事態があると認識した上で間取りを決めたのなら諦めもつくと思います。

二階の寝室が静かなことは望ましいですが、リビング吹き抜けというおしゃれな家も作りたいと思う気持ちも捨てがたいですよね。家づくりは難しいです。