子育て

赤ちゃんが早く歩くのはうれしいこと? その弊害と早く歩かせないメリット

赤ちゃんを早く歩かせることについて、問題ないという意見と、早く歩かせない方がいいという意見があるのをご存じでしょうか?

知り合いの子供が「10ヶ月で歩いた」と聞くと、「それならばうちの子は9ヶ月で歩かせたい」と思う気持ちが出てくることがあるかもしれません。

多くの家庭でまだ赤ちゃんが立てないうちから、赤ちゃんのわきを両手で支えて立たせ、足に赤ちゃんの体重がかからないようにしたうえで、歩かせようとするようです。そして少しずつ支える力を弱め、自力で歩くための訓練をすることが多いのですね。

でもわが家ではそのようなことは一切せず、自分の意思と自分の力で立ち上がるようになるまで待ちました。このことはわが子にとっては、大変なメリットがあったと確信しています。

早く歩かせる場合のデメリットについて、この記事では本音を書かせていただきます。

早く歩かせるデメリット

赤ちゃんを早く歩かせることは悪いことではないという意見があります。赤ちゃんが歩こうとした時こそ歩くべき時だ、という意見と同じものです。「赤ちゃんを早く歩かせても、足が曲がって0脚などにならない」という意見も同様ですが、赤ちゃんが歩こうとするのは、歩くべき能力が身に付いた証だと考えられることが多いようです。

普通に成長していく過程で、自然と歩くべき能力は身に付いていきます。歩くべき能力が身に付いている場合は、歩かせても問題ないと思います。

しかしその意見の本質を考えず、歩くべき時期が来ていないのに歩かせている親御さんが多いと思います。子供がまだ立てない時から親が脇を抱えて、強制的に立ったり歩いたりする練習をさせられたうえで、歩ける力が付いたことは、自然に歩けるような力が付いたとは別だと考えるべきです。

「歩こうとした時が歩くべき時」という意見を唱えている専門家の方も、親の意思で無理やり立たせられることを繰り返したうえで、歩く力が付いたという場合を想定して言っているわけではないのです。少なくとも自分で立ち上がれない時に親によって立たせられた場合は、まだ立つ能力のない足に、大きな負担がかかっているのです。

わが子が2歳になったばかりの頃に、公園に連れて行った時です。わが子とちょうど同じくらいの月齢の子供が、兄と一緒に公園の遊具をよじ登りながら遊んでいました。普通の2歳児では上れないような遊具も、ガンガン登っていました。その子はわが子よりも、圧倒的に運動能力が高そうでした。

しかし走りだした時にびっくりしました。これ以上ないくらいひどいO脚で、つま先が横に大きく開いていました。そのためスムーズに足を運ぶことができず、ばたばたした動きになっていました。運動能力が高いのは見てわかりましたが、走るスピードはO脚が原因でとても遅いのです。その子が真剣に走っても、わが子の半分くらいのスピードしか出せないようでした。

公園には父親がその子供を連れてきていたのですが、菌肉もりもりの大きな方で、スポーツが得意そうな人でした。

それと同じような親子を、他にも見たことがあります。先の例と同様に、運動能力はとても高い幼児でしたが、ひどいO脚でした。その父親も体格がとても立派でした。

私が見た2例は、どちらもかなりスポーツの好きそうなお父さんの子供だったことがポイントです。その子たちの父親は、少しでも早く運動させたいと思う気持ちが強いため、子供を少しでも早く歩かせようと、まだ生後6ヶ月くらいから、立たせる練習をさせていたのではないかと思ったのです。そしてその結果、早く歩けるようにはなったのですが、子供の足がO脚になってしまったという可能性もあるのではないかと想像しています。

もう少し身近な例ですが、私の友達で「人に負けたくない」と思う気持ちがかなり強い人がいます。その人の子供は、早く歩かせようとして、小さなうちから立たせていました。両親が1mくらいの距離で向き合い、立つこともできない子供を無理やり立たせて、向かいのパートナーのところまで歩かせるような訓練をしていました。

その結果生後10ヶ月で歩き始めたのですが、とてもびっくりしたことがあります。一人で立てるようになった時の動画をSNSに上げていたのですが、その子は立ったまま泣いていました。おそらく動くことも転ぶこともできないのに一人で立たされたので、怖くて泣いたのだと思います。親が無理やり立たせていることは明白でした。立っているのに歩くことも床に戻る(おしりを付いて座ったり、手を突いてしゃがんだりする)こともできないのでは、立つべき時が来ていないのではないかと思います。

その子もひどいO脚です。立たせるべきでない時期から、親の手によって立たされた子供は、ひどいO脚になるのではないかと私が思うのは、このような例があるからです。

0脚は治っていくといわれます。そのようなひどいO脚でも、いつかは治るのかもしれません。しかし1~2歳の遊び盛りの次期に、ひどいO脚だと、歩くにも走るにも、スムーズに足が出せません。走り回る能力が制限されることは、決していいことではないでしょう。

その時期はいつも高速で走りって転んで、たくさんのことを学ぶべきだと私は考えます。

わが子は高速で走るがゆえにいつも転んでいますが、そのために転倒耐性はどんな子にも負けません。転ぶことを恐れないためストライダーには1歳8ヶ月で完璧に乗りこなせるようになりましたし、補助輪なしの自転車に2歳6ヶ月で乗るのに挑戦でき、2歳7ヶ月には完璧に乗りこなせるようになったのです。これは歩き始めからO脚でなく、きれいな走り方で走ることができたことが大きいと思っています。

少しでも早く歩かせたいと思う気持ちを持つことは、親として当然のことかもしれません。しかし立たせるべき時期が来ていないのに親が強制的に立たせてしまうことは、私は絶対にしない方がいいと思います。

わが子は生後7ヶ月で、何も掴まらずに床からスーッと立ち上がったことがあります。それを見たらおそらく多くの人は、すぐに歩かせようと考えるでしょう。その当時の動画をあとから見てみると、ほんの少し壁に手を付くだけで、簡単に立ち上がる姿が見られます。

それでもわが家では、立たせないようにしました。つかまり立ちを阻止したのです。立ち上がりそうになったら、すぐに止めさせることにしました。あまりにも早い時期に立たせると、足に曲がりが出そうだという思いがあったことと、ハイハイをたくさんさせたかったからです。

蛇足ですが、ハイハイをさせることで運動神経が大きく向上したと思っています。

たっちが一つの目安では?

私は歩かせるのは、たっちが一つの目安だと思っています。たっちとは、何も掴まらずに自分の力だけで床から立ち上がることです。

赤ちゃんが何も掴まらずに床から立ち上がるのに必要なのは、筋力だけではありません。倒れないようにバランスを取るバランス感覚と、どの方向に転んでも体を守れる能力です。立てるようになったばかりは、すぐに転倒します。転倒しても手を突くなどして体を守れる自信がないと、立ち上がる気にはならないのです。その自信が付くくらいに成長した時こそ、立たせるべき時であり歩かせるべき時であると私は考えています。

ただしたっちできても、親によって強制的に立たされたことによってできたのであれば、やはりその育て方は間違っていたのではないかとも思います。

親によって立たされたこともない子供が、自分でたっちするようになった時、初めて歩かせる時期が来たと判断するべきだと思います。

自分で立とうと思う前に親が立たせた結果、たっちするようになったのでは、順序が逆なのです。

子供が自分の力でたっちしたときに、初めて足に体重がかかります。たっちしようと思い、たっちできたのですから何の問題もありません。

しかしたっちする前に親によって立たされたことにより、たっちができるようになったとしたら、自然にたっちしたわけではありません。立つべき時期でないのに立たされたのであれば、足に曲がりができてO脚になる可能性はあると思います。

わが子はつかまり立ちを阻止して、なるべく歩かせないようにしました。先ほど紹介したとおり、ハイハイをたくさんさせたいという気持ちからです。壁際に行った時だけ注意を払い、立ち上がろうとする動きが見えたらすぐに飛んで行って立つのを阻止しました。

しかし壁を使わずに立ち上がるようになってしまうと、いつもわが子をすぐ近くで監視し続けることは不可能なので、阻止できる状況ではなくなりました。わが子が平気でたっちを繰り返すようになった時、わが家では立つことを自由にさせることにしたのです。

掴まらずに立ち上がることができるようになったので、わが子は伝い歩きをしないまま、普通に歩き出しました。

わが子がつかまらずに立ち上がったばかりは、すぐに転倒していましたが、とても大切なことでした。それまでもかなり優秀な転倒に対する耐性を持っていましたが、歩くようになってからは、それがさらに磨かれました。どんなひどい転倒をしても、しっかり手を突いて顔や頭を守れるようになったのです。これがその後の能力アップに大きく関わってくることになります。

たっちしたメリット

歩くようになる前に、何にも掴まらずに立ち上がったわが子ですが、そのような過程で育ったことは、その後に大きな恩恵を受けることになりました。

歩き始めても、転倒をまったく恐れませんでした。1日に100回以上転倒してもまったくへこたれずに歩くことを楽しんでいたので、あっという間に歩行が上達しました。

歩き出しは生後11ヶ月で、特別早いわけではありません。しかし1歳1ヶ月にはもう走り出すようになりました。1歳2ヶ月で走り込んでボールを蹴れるようになり、1歳3ヶ月ではすごいスピードで走り回るようになりました。

これはハイハイでしっかり足腰を鍛えたことと、足の曲がりがまったくなかったこと、転倒を恐れずにガンガン歩いたり走ったりできたことなどが要因だと考えています。わが子と同じ月例で、同じくらい走れる子は皆無だと思っています。そのくらいわが子は1歳になったばかりでも、走る能力が高かったのです。

わが子は生後11ヶ月で歩きましたが、わが子より早く歩けた子はたくさんいると思います。おそらくですが、わが子は親が本気で歩かせようとしていれば、生後8ヶ月では歩けたでしょう。しかしそれをしなかったため、わが子の運動能力は、現在2歳10ヶ月ですが、同年代でもトップレベルです。

立ち幅跳びでは75cm以上跳びますし、走り幅跳びもします。ケンケンもします。走るスピードは3歳児にはまず負けません。先ほども書いていますが、1歳8ヶ月でストライダーを乗りこなし、2歳7ヶ月で補助輪なしの自転車を乗り回しています。

走り幅跳びやケンケンは、親が見本を見せたり、誰かがやっているのを見たり、テレビで子供がやっているのを見たのではありません。自分で考えてやり始めたのです。新たなことに自分で考えて挑戦する知能も育っています。これはたくさんの運動ができるようになった成功体験で喜びを感じ、その刺激で知能も進んだのではないかと私は思っています。

わが子を見ていると、早く歩かせなかったメリットがとてもたくさん感じられます。

早く歩かせることは、その時だけは親もうれしいし誇らしい気持ちになると思います。しかし後々考えれば、いいことではないことが多い気がします。

少なくとも早く歩かせなかったことが、わが子が3歳になるまでの運動能力の向上に、大きく影響があったと思っています。

早く歩かせなかったことで、ハイハイは超高速になりました。ハイハイをしたことで、わが子の運動能力は大きく向上したと思っています。

このことについては高速ハイハイで赤ちゃんの運動神経が大きく向上! 重要性と効果を紹介という記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

最終的には、自分の子供が3歳や4歳になった時、親がその成長に満足できるのであれば問題ないと思います。

早く歩かせても、「これが最高だった」となれば問題ありません。

私は3歳前のわが子を見て、「これ以上ないくらい完璧にここまで育てられた」と思っています。言葉の発達も知能の発達も、運動能力の発達もすべてにおいて、同年代の子に負けることはほぼないくらいに成長しました。また夫婦で子供にいつも寄り添って育て上げたことで、かんしゃくを起こすことのない、いつも笑っているような精神的に安定した子になってくれました。

私はこのように満足できる子供に成長させることができたきっかけが、早く歩かせずにたくさんハイハイさせたことから始まっていると強く感じています。

誰よりも早く歩かせて自慢したいという気持ちがあったら、わが子は生後7~8ヶ月で歩けるようにしたでしょう。それをしなかったからこそ、普通の2歳児にはできないことが、次々にできるようになったのです。

早く歩くよりも早く走り回れるようになる方が、親はもちろんのこと、お子さん自身も楽しいこともあると思います。

自分の子供を早く歩かせたいと思っている人は、「早く歩かせても問題ない」という情報を探していると聞いたことがあります。

早く歩かせることが悪いことであるのか、それとも悪いことではないのかをネットで調べるのではなく、早く歩かせても問題ないという意見を探し、それを見つけると安心して早く歩かせる行動に出るということです。

そしてその子が早い時期に親の力によって立たされ、歩かされたとしても、それが悪いことだと証明するすべはありません。まったく同じ2人の子供を、1人は早く歩かせて、もう1人は早く歩かせないようにして、さらにその後の育て方も、まったく同じにした場合にこそ、違いがわかるのです。そんなことをすることは不可能なので、早く歩かせた子に害があったとか、早く歩かせなかった子が素晴らしい成長を遂げたなどと言うのは、正しい情報ではないのかもしれません。

そのためとても注意していただきたいのですが、子育ての情報は、どれも比較対象のない一方的な意見か多いということです。

私の子供が早く立たせないことでその後の成長がとても早かったと紹介していますが、これですら私の一方的な意見です。もしかしたらわが子は、早く歩かせたらもっとその後の成長も早かったかもしれません。

そこで最終的な意見を述べさせていただきます。

少なくとも、早く歩かせてプラスになることはあまり考え付かないのですが、マイナスになることはたくさん考えられます。まとめると以下になります。

早く歩かせるメリット

  • 人に自慢できる
  • 自分の子が歩けることで親が安心できる

早く歩かせるデメリット

  • 高速ハイハイさせる楽しさを知らずに育つ
  • 足の骨が曲がってO脚になる可能性がある
  • 転倒を怖がる子供に育つ
  • ハイハイを極めることがなくなり、運動能力が上がらない
  • バランス感覚が育たないまま立たせるので、転倒が怖くなりあまり歩かない時期が長くなり、歩行の成長が遅くなる
  • 走ると移動スピードが上がるために転倒すると怖いと思い、なかなか走り出そうとしない

早く歩かせることで、メリットはあまり多くないですが、デメリットは少なくありません。

ここまでの内容はすべて私の感じたオリジナルの意見です。これが正しいと思うかそれとも間違っていると思うかは、読んだ皆さんがご判断ください。

高速ハイハイをするようになると、子供はハイハイが大好きになります。知らない人がいきなり見たら、仰天するくらい速いハイハイをするわが子を見られただけでも、早く歩かせなくてよかったと私は思っています。

以下にわが子の高速ハイハイの動画リンクがあります。すごく速いですから、ぜひご覧ください。

また1歳の時のストライダーでバランスを取っている動画や、2歳7ヶ月で自転車に乗った動画もあります。

お時間がありましたら、ぜひご覧ください。

 

 

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