子育て

ストライダーは本当におすすめなの? 乗れる子と乗れない子の違いと乗ることで得られる効果

ストライダーなどのバランスバイクが、今大流行です。

三輪車よりもストライダーの方がいいと考えている親御さんも、かなり多いようです。インターネットではストライダーを絶賛する情報が数多く見つかります。

しかし本当にストライダーは買った方がいいのでしょうか? 私のように自分の子供にストライダーを乗らせた結果から、「ストライダーはいいよ」と言うのは簡単です。しかしその言葉を信じてストライダーを購入した人がいたとしても、子供によっては乗りこなせないで終わる場合もあるのです。

ストライダーに乗れない子は、ネットの情報に出てこないだけで実は結構いるようです。知り合いに聞いてみると、自分の子供が3歳になっても乗れなかったという人が複数いたのです。

ストライダーに乗らせたことで、自分の子供にメリットがあったという情報はネット上に多くありますが、すべての子供に当てはまるものではありません。自分の子供に効果があるかどうかは、購入前に見極めることも必要だと思います。

ストライダーに乗れる子と乗れない子の違いはどこにあるのか。乗れない場合はどうすればいいのか。乗れたことによる効果はどんなものがあるのか。それらをこの記事では詳しく紹介します。

ストライダーとは

ストライダーとはSTRIDER JAPANが発売しているキックバイクです。

キックバイクはストライダーが先駆けですが、ストライダーがあまりにもヒットしたため、類似製品が数多く存在します。類似品は一部では「ストライダーの偽物」と呼ばれることもあります。

フレームにタイヤが付いているだけの簡単な造りなので、用途によっては安い【ストライダーの偽物】でも問題ないこともあります。

ストライダーは自転車や三輪車と違い、ペダルが付いていません。跨って自分の足で地面を蹴って進みます。

三輪車と違い、バランスを取らないと倒れてしまいます。倒れないように乗ることで、バランス感覚が身に付きます。バランス感覚が身に付くことで、補助輪のない自転車にすぐに乗れるようになるとも言われています。

ストライダーは本当にいいの?

一昔前までは幼児の乗る乗り物と言えば、三輪車でした。今では三輪車よりもストライダーをはじめとしたキックバイクが大流行です。公園に行っても三輪車よりもキックバイクに乗っている子供の方が、圧倒的に多いです。

大人気のストライダーですが、本当にいい乗り物なのでしょうか?

三輪車よりもストライダーを買うべきだという考えは、すべての子供には当てはまらないと思います。

三輪車はタイヤが3本あるので、基本的には倒れることがありません。しかしストライダーはタイヤが2本しかないので、慣れていないうちはすぐに倒れます。三輪車よりもストライダーは、はるかに乗りにくいのです。

三輪車はいつか乗れるようになります。倒れることがないからです。しかしストライダーは、かなり大きくなってからでないと乗れない子がいます。その場合は、ストライダーを買うことは失敗だったということになります。実はこのような例は、かなり多いようです。

乗れるか乗れないか判断する

わが子を見ていて乗れる子と乗れない子の違いも少しわかってきました。

乗れる子はバランス感覚が優れているなどと思う人も多いようです。もちろんバランス感覚はストライダーに乗るためには重要な要素ですが、それだけではありません。

小さなお子さんがストライダーに乗れる条件で、見落としがちですがとても重要なのは、以下のことだと私は思います。

ストライダーに乗ったまま転倒しても平気なこと

ストライダーは乗れてしまうと、おそらくほとんどの子供が「乗れて楽しい」と思うはずです。しかし乗れるまでには転倒することがあります。転倒が苦手な子は、ストライダーに乗って転倒するのは絶対に嫌だと思うため、乗ろうという気持ちにならないのです。

かなり体が大きくなって筋力も付いてくれば、転倒しないと確信できるようになります。そのころにやっとストライダーに乗れるようになるのです。

つまりストライダーに乗れない子は、転倒することを怖がる子です。

このような書き方をすると、「どんな子供でも転倒することは怖がるのではないか?」と思う方もいると思います。もちろん子供だけでなく大人だって、転ぶのは嫌です。

それでもストライダーに乗って転んだ場合、それを気にせずに再度ストライダーに乗ろうとする子と、もう乗りたくないと思ってしまう子がいます。この違いは、歩いていて転んだ時に、手を突いて体を守れる子と、手を突けない子の差であることが多いと思います。

多くの親御さんは自分の子供が転んだ時、しっかりと手を突けると思っているようです。ところが転倒した時に本当にしっかり手を突ける子は、あまり多くないのです。

私が公園で遊んでいる子を観察した結果、転んだ時に手を突かず、顔を反らすだけで胸から倒れ込む子がとても多いことを知りました。これでもその子たちは、転倒時に顔を地面にぶつけることがありませんでしたから、しっかりと危険を回避しているように見えます。そのため「わが子は問題ない」と思っている親御さんがかなり多いようです。

しかし転倒時に手を突かずに顔を反らすだけしかできないと、ストライダーに乗って転んだ時、体を守ることがかなり難しくなります。ストライダーと一緒に倒れるため、さらに受け身が取りにくいのです。

ストライダーに跨ったまま転倒する場合ですが、真横に倒れることになります。転んだ時に手を突けない子は、真横に倒れた時の対処ができないことも多いのです。

歩いたり走ったりしたときの転倒は、ほとんど真正面に倒れます。ストライダーに跨ったまま真横に転倒する場合、ストライダーから足を抜かない限り、体をひねる動きも制限されます。つまり今までとはまったく異質な転倒を経験することになります。これが怖くてストライダーに乗れない子が実際にいるのです。

足が完全に着くようになっても、転倒はします。それはハンドルを切りすぎた場合です。ストライダーのハンドルを切りすぎると、タイヤが後ろに転がって前のめりに転倒します。予想もできずに一瞬で起こるので、体を守る動きができない上に、どうして転倒したのか理解すらできないことがあります。その場合は、ストライダーに乗るのが怖くなってしまうこともあります。

わが子は1歳8ヶ月でストライダーに乗ることができましたが、1歳7ヶ月の時にストライダーで転倒した様子です。

このような真横への転倒時にも、とっさに体をひねって手を突いています。わが子はこのような動きができるので、転倒してもあまりひどい痛みを感じることがなく、怖がらないためストライダーに乗るチャレンジができたのです。

もちろん子供によっては転倒時に上手な対応ができない場合でも、ストライダーに乗れることもあると思います。しかし私の知る限りでは、転ぶのを極端に怖がる子はストライダーに乗れないことが多いのです。

男の子に対して親御さんは、「自分の子供はやんちゃな子」だと思っていることが多いようです。しかしどれほどやんちゃな子でも、痛みに対する嫌悪感と恐怖心は、絶対に持っています。転びたくないのはどの子も一緒です。

ストライダーで転ぶことは、歩いていて転ぶのとは以下のような違いがあります。

  • 真横に倒れるので今までの対応では対処できない。
  • ストライダーに跨っているので、体をひねることが難しい。
  • ストライダーの重さも加わるので、衝撃が強くなり痛い。

この恐怖に打ち勝つか、もしくはこのような状況に対応できるようになる必要があります。

おとなしい性格で転倒するのを嫌がる子は、ストライダーには4歳を過ぎないと乗れないかもしれません。

乗るのを怖がる子の対処方法

乗るのを怖がることは、多くの子に見られることです。その場合は転ばないように、親が体を支えて歩かせることから始めます。少しずつストライダーに慣れてくれます。

親は中腰で移動することになるため、体力的にもかなりきついです。それでもストライダーに乗らせることで、能力向上が見込めますし、乗れるようになると子供もとても楽しく乗り回すようになります。それを考えて、頑張って子供のフォローをするしかありません。

特に1~2歳でストライダーに乗らせようとする場合は、親のフォローは必須だと思います。転倒を怖がる子供でも、親のフォローにより2歳で乗れることもあります。

極端に転倒を怖がる子の場合

極端に転倒を怖がる子もいます。

私の知り合いの子供ですが、初めて立った時の動画をSNSにアップしていました。そこには立って喜ぶどころか、怖くて泣きだしている姿が映っていました。立ち上がっても転ぶことが怖いのです。転んだ時に体を守る動作ができないことがわかっているのです。

その子はやはり、ストライダーにはまったく乗ることができずにいます。転ばせることをまったくさせないで育てた子は、ストライダーには乗れない可能性があります。

このような子にはストライダーではなく、三輪車を買ってあげることをおすすめします。ストライダーに乗ることが一番だと思っている人は、三輪車をバカにするかもしれません。しかし三輪車だっていいところはあります。三輪車は転倒することがありません。誰でも乗り物に乗って運転する楽しさを味わえますし、ペダルを回す能力を身に付けることができます。

どんな人間でも得手不得手があります。ストライダーに乗るのは苦手な子の場合は、無理して乗らせようとせずに、三輪車を買うことは決して間違っているとは思いません。

ストライダーを買ってもずっと乗れないのであれば、何もプラスになりません。そのような場合は三輪車を買ってあげることで、乗り物を運転する経験をさせられます。能力を上げるために大切な幼児期を、無駄にしなくて済むのです。

幼児期は多くの経験をさせることが大切です。無理してストライダーに乗らせようとせず、三輪車に乗らせることにシフトするのも一つの手だと思います。

ストライダーに乗ることで得られる効果

ここまではストライダーに乗れない場合もあるということが中心の内容でした。

ここからはストライダーに乗ることで得られる効果を紹介します。

バランス感覚が身に付く

二輪車ですからバランスを取らないと転倒してしまいます。小さなころからバランスを取って二輪車に乗ることで、間違いなくバランス感覚は磨かれます。

わが子はストライダーに乗ったことで、1歳9ヶ月で驚異的なバランス感覚を身に付けることができました。

足を使うので足が強くなる

足で蹴って進むストライダーに乗っていると、足が強くなります。この効果はレースに参加することで磨かれることもあります。

ストライダーに乗って遊んでいるだけでは、本気でダッシュするなど、高速で走る機会はあまりないと思います。レースに参加することで、ストライダーで全力疾走する機会を得られます。早くなるためにダッシュの練習をすることで、自分の足で走るのも速くなるそうです。

わが子はストライダーに乗って、全力で走ることはあまりしません。全力で走って足を鍛えてもらいたいので、勝敗は気にせずレースに参加することを考えています。

知能が向上する

二輪車を乗り回すためには、常にバランスを取っていなければなりません。バランスを崩しそうなときは、対応しなければなりません。この時に頭を使うので、知能が向上します。

スピードが出るようになると、ほんのわずかのことで大転倒することもあります。「危ない!」と思ってそれに対応する時には、瞬間的な判断が必要になります。この判断をする時に、真剣に頭を使うのです。このような経験を多くすることで、知能も育つと考えます。

外で遊ぶきっかけになる

あまり外で遊ばない子でも、ストライダーに乗れるようになると、家の外で走りたくなることがあるようです。わが子も自転車に乗るまでは、毎日ストライダーで走りたいと言って外に出たがりました。

ストライダーに乗れることが、外で遊ぶきっかけになります。

疲れてよく寝てくれる

ストライダーがスムーズに乗れるようになると、とても楽しいようです。わが子は1時間以上もストライダーに乗り続けていることがよくありました。

わが子はストライダーに乗ることで疲れてくれるので、よく寝てくれました。

空間認識能力が向上する

これは室内でストライダーに乗らせていたわが子特有のことかもしれませんが、空間認識能力が大きく向上しました。

家の中でストライダーに乗ると、家具などにハンドルをぶつけやすいです。そんな環境でわが子はストライダーに乗っていましたが、知らないうちにストライダーの車体の大きさが頭に入って、感覚的に障害物を回避することができるようになりました。

高速で狭いところをすり抜ける時も、絶対にハンドルを家具などにぶつけません。空間認識能力が大きく向上したようです。

これは予想しなかった効果です。

自転車に乗れるようになる

わが子は、2歳7ヶ月で自転車に乗れるようになりました。

2歳7ヶ月で自転車に乗れたのは、ストライダーに乗っていたことが大きかったでしょう。二輪車で地面に足を着けずにバランスを取って進めるようになると、自転車にも乗れるようになるのです。

わが子だけでなくストライダーに乗っていた子は、すぐに自転車に乗れるようになることが多いようです。

効果まとめ

わが子はストライダーで運動能力を大きく向上させました。わが子にとってストライダーは、なくてはならない物だったのです。

ストライダーは転倒を怖がらない子供ならば、2歳前に乗ることができるかもしれません。その場合は、常識では考えられない能力を身に付けることも可能かもしれません。

わが子が2歳0ヶ月の時にストライダーに乗って走っている動画をアップします。

カスタムしないフルノーマルのストライダーですが、本気で走った時のスピードは、2歳児なら相手ならあまり負けないと思っています。

コロナウイルスの蔓延でストライダーカップの開催が非常に少なくなりました。世界大会も開催されそうもないので、2歳のわが子を世界大会で優勝させるという夢はなくなりました。それでもストライダーは子供の能力を上げてくれましたし、たくさんの夢を見せてくれました。

私は多くのお子さんにはストライダーにぜひ乗っていただきたいと思っています。

1歳半から乗らせることに挑戦させると、とても面白いですよ。2歳前にストライダーに乗っていると、どこに行っても注目を浴びます。それ以上に3歳前に自転車に乗れるようになると、ほとんどすべての人が足を止めて見てくれます。

自分のお子さんがストライダーに乗れると確信を持っている方は、1歳半からストライダーに乗らせてみてください。

ヘルメットを被らせない場合もある

最後にストライダーに乗る時のヘルメットについて書きます。批判覚悟で本音を書きますね。

子供がストライダーに乗る時は、ヘルメットを被らせるべきです。しかしわが子には、ヘルメットを被らないで乗らせることが多かったです。これはわが子がストライダーに乗る年齢が、低すぎたことが原因です。

多くの場合は2歳くらいからストライダーに乗るようになります。2歳半にもなれば、「ヘルメットを被らないと危ないから、ちゃんとかぶってね」と言えば、ある程度は納得してくれます。

事実わが子は2歳7ヶ月で自転車に乗れるようになりましたが、毎回必ずヘルメットを被らせています。真夏で熱いときでも「ヘルメットを被らないと危ないから、かぶらないとダメだね」と毎回言います。暑くて被りたくないのでしょうが、親が「被らないと危ないから絶対に被ってね」と言っているので、それを素直に聞いてくれるようになりました

しかし1歳台ではそうはいきません。

わが子がストライダーを乗り回すようになったのは1歳8ヶ月でしたが、この年齢では、ヘルメットの重要性をわかってもらうことはできませんでした。もともとヘルメットが嫌いなわが子でしたから、ヘルメットを被らせようとすると、ストライダーに乗らなくなってしまうのです。

ストライダーに乗ってくれないのでは意味がないため、ストライダーに乗るときに、ヘルメットを被らせないこともありました。

これに対して批判的な意見を持つ人も多いでしょう。子供を危険にさらしていると思われるのは当然ですから、当たり前のことですね。

少しだけ言い訳をさせてもらうと、わが子は今までストライダーでも自転車でも、普通の幼児がしないような大転倒を、かなり頻繁にしています。どのような転倒をしても、わが子が顔や頭を地面にぶつけたことがありません。わが子は絶対に手を突いて、顔や頭を守るのです。その能力があるので、絶対にヘルメットが必要だと考えていなかったこともあります。

わが子がストライダーにたくさん乗ってくれた理由の一つが、ヘルメットを被らせることにこだわらなかったこともあると思っています。

育て方としては間違っているかもしれませんが、ストライダーにたくさん乗らせたことは、前述のとおりすごいスピードで走れるようになり、バランス感覚も磨かれたので、わが子の成長にも大きな意味がありました。

とりあえずわが子は、ストライダーに乗って転倒することはしょっちゅうでしたが、怪我をしたことはありません。

皆さんのお子さんにも、怪我をしないよう考えてストライダーには乗らせてくださいね。

まとめ

ストライダーは子供のバランス感覚などを上げてくれるいいおもちゃです。しかしなかなか乗れない子もたくさんいます。

そのような場合は、三輪車に乗らせるようにするといいと思います。

いつまでもストライダーに乗れないままで、三輪車にも乗らせないのでは、幼児期に自分の力で乗り物を操るという楽しみを知らないまま育ってしまいます。

乗り物を操ることは、ストライダーでも三輪車でもとても楽しいものです。この楽しいという気持ちを子供に味わわせることで、精神が安定することもあるでしょう。ストライダーだけに固執することはないと思います。

ストライダーに乗っているだけでは絶対に習得できないのは、ペダルを回すことです。それが三輪車に乗っている子は、自然に習得できるのです。自転車に乗らせようとした時、ペダルが回せることはプラスになります。

ただしあまりストライダーの適性がなさそうな子でも、親が熱意を持って乗らせるように努力した結果、乗れるようになったという例もあります。ストライダーについての情報をネットで探してみると、そんな記事も見つかります。

親が頑張ることで、不可能も可能になることもあるのです。子育てはそんなところも面白いですね。

 

 

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