わが子のために鉄棒を購入しました。何かに捕まる運動は、腕を使うの成長を促進させ、筋力を付けることもできます。
鉄棒はたくさんの種類があります。小学生になった子でも使えるしっかりしたものもありますし、幼児用の鉄棒もあります。この記事では1歳~3歳くらいで使う幼児用の鉄棒について、紹介しています。
わが家で買った鉄棒は、わが子が1歳になったばかりに購入しました。選んだ機種と1歳の子供が使いやすい工夫についてまとめました。
鉄棒の購入理由
まだ1歳くらいの子供に鉄棒を買い与える親はそれほど多くありません。しかし私は、1歳だからこそ鉄棒を購入すべきだと思っています。
1歳で鉄棒を購入すべきだと考えた理由は、小さなころから物につかまってぶら下がることをさせていると、運動能力の向上が見込めると言われているからです。
つかまることで筋力が鍛えられることはもちろんですが、幼児期に手を使うことは、知能の向上につながると考えられています。
腕を鍛えることは、あらゆる能力の向上につながるとも言われています。
しかし実際手を鍛えている幼児は、思いのほか少ないのです。赤ちゃん支援センターに行っても、2歳までの子供は、腕がとても細いことが多いです。
赤ちゃん本舗のハイハイレースに参加したことがありますが、ハイハイ大好きのわが子と、他の子の体格の違いにびっくりしました。太い胴に細い腕の子たちの中で、脂肪がまったくないスリムな腹に太い腕のわが子は、明らかに異彩を放っていました。
腕を鍛えていたわが子は、知能の発達も早かったです。生後10ヶ月には親をからかう行為をするようになったほどです。指先も今日になり、生後8ヶ月には床に落ちている髪をつまみ上げることもできました。
腕をハイハイで鍛えることで、知能や器用さが向上したことが実感できたため、ハイハイ期が終わってからも積極的に腕を鍛えたいという思いがありました。
少しでも早いうちにできることを増やすことが、運動神経の向上につながると私は信じているのです。
鉄棒の選び方
鉄棒を選ぶには、以下のことを検討する必要があります。
ポイント
- 安全規格
- パイプの太さ
- 最低高さ
- 耐荷重
- 錆びない
- 折りたためる
これらについて、以下で詳しく説明します。
安全性
対人賠償責任保険付き(SGマーク付き)の物を購入すれば、安心して使えます。
幼児用の鉄棒は、連続前回りなどの負荷のかかる使い方をしないと考えて、SGマークのない物が多いです。
SGマークがあれば安心ですが、その分割高にもなります。SGマークがあったほうがいいのは間違いないですが、負荷のかかる使い方をしない前提であれば、付いていなくても使えます。
私はSGマークの付いていることにはこだわらずに鉄棒を買いました。あくまで幼児期に使うものだと割り切ったためです。
パイプの太さ
子供は手が小さいです。太いパイプは握りにくいです。そのため子供用と考えて、細いパイプの鉄棒がいいと考える人もいるのではないでしょうか?
しかし幼児用鉄棒のパイプの太さは、ほとんどの物が24mmです。選択する余地がありません。
パイプの太さは考えず、その他の要素で鉄棒を選びましょう。
最低高さ
2~3歳の子供が使うには、鉄棒までの高さが低くないと手が届きません。多くの鉄棒は3段階くらいの高さ調整ができます。最も低く調整した時の高さが低い方が、小さなお子さんには使いやすいです。
子供用鉄棒は、一番低くしたときの鉄棒高さが、70cmの物もあります。ただし最低高さが低いものは、一番高くしても他の物よりも高くなりにくいですから、年齢が上がると使いにくくなります。その点は注意が必要です。
70cmの鉄棒であれば、1歳になったばかりの子でも手が届きます。そのため1歳児に使わせる鉄棒だと、70cmの物がいいと思われがちですが、そうではありません。
そのような機種でもパイプの太さが他の物と変わらない直径24cmのため、1歳児では太すぎて掴みにくいのです。
70cmと低いのは、1歳児がつかまりやすくしてあるのではなく、4歳くらいの子が逆上がりや前回りをしやすいように考えてあるのです。
耐荷重
少しでも耐荷重が高いと便利です。親が子供に見本を見せられるからです。
とはいえ幼児用の鉄棒は、40kgまでの人しか使えない物が多いのです。
もし大人が見本を見せる場合は、耐荷重が70kgくらいあるものを購入した方がいいでしょう。
ただし鉄棒自体が大きくなりますし、重くなります。広い置き場所が必要で、移動するために持ち上げるのも大変になります。
大人が使わないと割り切れるのなら、40kgまで使える鉄棒なら不安はありません。
錆びない
室内に鉄棒を置くスペースがないことも多いようです。錆びなければ庭に置いておくこともできます。
注意しなければならないのは、「室内と室外で使える」と書かれている物もありますが、室外に置きっぱなしにできるわけではない物もあることです。人が握って逆上がりする部分のパイプ材質はステンレスですが、それ以外の所は塗装された鉄であることが多いです。このような物はパイプの内側まで塗装されていないことがあり、室外で使うとパイプの内側が錆びます。
1万円以下の安価な鉄棒は、室外で保管することが難しいものが多いので、注意してください。
折りたためる
家の中に鉄棒が置けない場合、外で遊ぶことになります。しかし室外に放置すると錆びてしまう場合は、使う時だけ外に出して、使わない時は室内に保管するしかありません。折りたためる機種でないと室内に保管できません。
使う時にだけ広げて、それ以外の時はコンパクトに折りたたんで室内に保管する用途で使うことも考えて、機種選びをしましょう。
選んだ鉄棒
幼児向けの鉄棒では、人気があるのは【鉄棒ブランコポップンロール】です。我が家でもこの鉄棒を購入しました。
安価で、吊り輪が付いているからです。
吊り輪は鉄棒のパイプ部分から吊り下げます。まだ背が低い1歳児でも、吊り輪には手が届きます。台を用意しなくても、1歳児でも遊べるのです。
しかもぶら下がるとゆらゆらと揺れますから、幼児にはそれがとても楽しいようです。楽しいことでぶら下がる楽しさを感じてくれれば、積極的にぶら下がりをしてくれるかもしれないと考えました。
対象年齢が2歳からとなっていますが、親が付きっきりで見守っていれば、1歳児でも遊ばせることができます。
注意すべきは、1歳半前だと吊り輪に捕まってのけぞった状態で手を放すと、後頭部から床に落ちることです。1歳7ヶ月くらいになると、のけぞって手を放すことがなくなるので問題ないですが、1歳前半の子を吊り輪に掴まらせる時は注意してください。
鉄棒の高さは、950mm、1050mm、1150mm~、1250mmの4段階に調整できます。
1歳になったばかりの子供では、950mmの高さでは鉄棒に手が届きません。しかし吊り輪を付けて垂らせば、80cmの身長でも楽々手が届きますので問題ありません。
鉄棒を使う年齢は、普通は3歳以上だと思いますので、そのくらいの子供なら手が届くように作られているのでしょう。
わが家子にはもっと小さいころから使わせましたが、どんな幼児用の鉄棒でも、1歳児の手が届く物はありません。だからこそ吊り輪があることが我が家では重要でした。
この鉄棒はコンパクトに折りたためます。折り畳みは誰でも考えることなくすぐにできるほど簡単です。
折りたたんだ幅は、実測33cmです。
使う時だけ広げて、それ以外の時には部屋の隅などに置いておけます。
吊り輪以外の付属品として、ブランコとバスケットゴールが付いています。
ブランコは、ちょっと使いにくいです。手でしっかり鎖を持っていないと、お尻が落ちてひっくり返ってしまいます。特にバランスを取る能力が育っていない1歳児には、ブランコは使わせないほうがいいでしょう。
その他プラスチックのバスケットゴールが付きます。ゴールの大きさは内径22cmです。室内サッカー用に購入した「ワンワンとうーたん ソフトサッカーボール」がちょうどいい大きさで使えます。
この鉄棒はバスケットゴールが黄色で、吊り輪が黄色で支柱も赤や黄色、緑などに塗装されていて派手です。1歳児は派手な色を好みますから、鉄棒を好きになって遊んでくれやすくなることもあります。