わが家の子育て

わが子の注意欠陥・多動性障害を疑いました! それを克服した私たちの努力

わが子が生まれたばかりの頃から、とても激しく動き回ったため、注意欠陥・多動性障害になるのではないかと心配しました。

それから必死に考えて育て、注意欠陥・多動性障害(以下多動性障害と呼ばせていただきます)を発症しないように努力しました。その結果、1歳半検診で、多動性障害と判断されることはありませんでした。

この記事はわが子の様子を注意深く観察し、できることを精一杯やってみた記録です。

生まれたばかりわが子は元気すぎた

生まれたばかりの子供は泣いてばかりで、育てていくのがとても大変です。寝ることもできずに夫婦ともにフラフラになっていました。

新生児を育てるのは、誰もが同じように大変だと言われていたのですが、普通の子供とは明らかに違う行動がありました。とにかく元気すぎたのです。

わが子の首が、いつ座ったのかわかりません。出産時に子供を受け取った看護師さんが、「うわっ、この子首が強い!」と驚いたのを覚えています。

生後3日で、首を激しく振ることもありました。

わが子は生後2週間で、縦抱きすると自分で首を持ち上げてきょろきょろ周りを見渡すようなしぐさをしていました。

一般的な首が座るという判断であれば、生まれた時にはすでに首が座っていたというしかありません。そのためわが子の母子手帳には、首が座った時期が記入されていません。

それだけではなく膝の上で抱いていると、足を伸ばしたがるのです。生後2週間で、倒れないように腰を両手で持って支えると、自分の力で立ち上がってしまいました。

私が特に気になったのは、生後1週間たったころからわが子は、ものすごい勢いで手足をバタバタさせたことです。

生まれたばかりから手足をばたつかせる子が時々いるようです。しかしわが子の動きは、すさまじかったのです。手足をばたつかせるスピードですが、我々大人がどれほど頑張っても絶対にできない速いスピードでばたつかせるのです。しかも息を切らせて、15分くらいずっと続けていることが珍しくありませんでした。

その時は目を見開いて、何かを呪っているような強い眼力を見せるので、私はまるで睨まれているかのように感じました。

ゼイセイ言いながら睨みつけて手足を15分以上も続けて激しくばたつかせる。これは普通ではないと思いました。かわいいわが子ですが、その姿を見ると背中がぞっとする気持ちを抑えられませんでした。わが子が怖いと思ってしまうこともしばしばありました。

このような状況から、私は「わが子は多動性障害ではないか?」と疑うようになりました。

いい意味ではとても元気な赤ちゃんですが、度が過ぎていました。

いつも泣いていていつも動いていて、何につけても全力です。母乳を飲むのも全力で吸うので、むせて飲めないのです。

むせがおさまるとまた全力で吸ってむせる。これを繰り返していたので、いつまでたっても授乳が終わりません。

哺乳瓶を傾けて、哺乳瓶の乳首に入り込む量を減らすよう調整することで、思いきり吸い込んでも大量の母乳がのどに流れ込みません。そんな特殊なやり方で、授乳するしかなかったのです。

飲む量も異常でした。

普通の子供は生後7日目には、70mlの母乳を飲むそうですね。わが子は100ml飲みました。少し多いなあと思っていました。

しかし私たちは勘違いしていました。普通の子供は10mlを一日に7回飲んで70mlなのですね。わが子は1回が100mlで、一日に8回です。つまり一日に800ml飲んでいたことになります!

普通よりもすさまじい量の母乳を毎日飲み続けるため、生後1ヶ月で、体重は3600gを越えていました。新生児の一日の体重増加は平均35gですが、ほぼ倍の69gにもなりました。

哺乳瓶で授乳する場合でも、「一気に飲みすぎてむせて飲めないので、穴の小さな乳首を売っていませんか?」と有名量販店に尋ねたのですが、「そのような例はあまり聞いたことがないので、製品が発売されていません」と言われました。

わが子の飲み方は、やっぱり特殊すぎたのでしょうね。

多動性障害の治療は可能?

多動性障害の治療は可能だという情報があります。「発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと」という本も出版されています。

しかしこれは、多動性障害が発症している4歳から8歳までの子供が対象の本です。わが子のように、発達障害だと診断されたわけでもない、0歳児に対してのものではありません。

診断されてから治療するのではなく、そこまでの間にできることをなければなりませんので、この本は役に立たないものでした。

多動性障害と判断されるのは、3歳くらいになった時だそうです。赤ちゃんや幼児は常に落ち着きなく動き回るものなので、3歳以下では正しく判断するのが難しいからです。

私は多動性障害を疑っていながら、何もせずに3歳を迎え、「あなたの子供は多動性障害です」と言われないようにしたかったのです。

多動性障害の治療方法があるようですが、それは4歳くらいからのものです。根拠がわからずお金目的と感じるものから、薬を使った医学的なものまであります。

そんな治療が必要ない、普通の子供に育てていきたかったのです。

多動性障害は体を思いきり動かすと発症しない?

インターネットで情報を集めると、多動性障害は赤ちゃんの時にハイハイをたくさんさせると発症しないという情報がありました。

根拠は見つからない情報でしたが、私はその情報にすがり、絶対にハイハイをたくさんさせて、多動性障害を発症させないようにしようと決めました。

ジョイントマットの上で高速ハイハイする赤ちゃん

腕を使う運動をさせると、脳が活性化するとも言われています。

それを考えると、ハイハイして手足を同調して動かす運動は、多動性障害の発症抑制に効果があると言われれば納得できます。

ハイハイをさせる

ズリバイやハイハイ。これをわが子は、生後7ヶ月までまったくしてくれませんでした。必死で練習させたのに、移動する意思がないようでした。

発達障害の可能性を気にしながら、早くハイハイさせたいと焦る気持ちが加わり、毎日心配でたまりませんでした。

それでもおもちゃを取らせる形で移動を促しているうちに、変形ズリバイをするようになってくれました。手足を同時に動かすバタフライのようなズリバイです。

このズリバイはとても体力を使うのですが、わが子は汗だくになって息を切らせながら、いつも楽しそうに移動していました。

一説にはバタフライ式のズリバイをすることが、発達障害の兆候であるような意見もあります。念願のズリバイができるようになったのに、発達障害をまたもや意識するようになりました。

実際はバタフライ式ズリバイは、多動性障害とは関係ありません。

バタフライ式ズリバイ(尺取虫ズリバイ)をハイハイに変えようという記事で、そのことを紹介していますので、是非ご覧ください)

ズリバイしている赤ちゃん
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ズリバイを始めてからすぐに座れるようになりましたが、ひとつのおもちゃで長く遊ぶことができません。次々に手に持つものを代えて遊ぶのです。わずか1~2秒で手に取ったおもちゃを捨てて他のものを掴むのです。

集中力もあまりないように感じました。

ズリバイをしてくれて一安心しましたが、普通のハイハイをたくさんしてくれることが一番です。

ハイハイは手足を同調させて交互に動かす、赤ちゃんにとってはとても高度な動きです。この動きをすることで、脳に健全な刺激が与えられ、発達障害が発症しなくなるかもしれないと期待しました。

私はわが子にハイハイをさせるため、頑張って訓練しました。その結果、わが子ハイハイができるようになりました。

高速ハイハイで赤ちゃんの能力が大きく向上! ハイハイをたくさんさせようという記事でハイハイの効果も書いています。興味のある方は是非ご覧ください。

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わが子が7ケ月になったばかりの頃、座って遊んでいたのに、いきなり床からスーッと立ち上がりました。

つかまり立ちもしたことのないわが子が、何もつかまらずに立ち上がったのです。わが子と夫婦の3人で遊んでいましたから、すぐに私がわが子を捕まえて座らせました。

「なぜいきなり立ち上がることを考えたのか?」「何もつかまらずに立つことが怖くないのか?」「いつの間に立てる筋力が付いたのか?」いろいろ考えることはありましたが、いきなり立った時は背中がぞっとしました。

またまた「この子はやっぱり普通ではない」と思いました。

つかまり立ちを促しているうちに、立てるようになって7ヶ月くらいで歩く子供もいるそうです。しかしそれは、親が積極的に立たせる努力をした結果によるものです。私たち夫婦は、わが子を立たせようとしたこともありません。

そんなわが子が突然、何にもつかまらずに、立ち上がってしまったのです。初めての立ち上がりが、つかまり立ちではなかったのです。

このまま立つことを覚えてしまったら、ハイハイをしなくなってしまいます。立たせずに少しでもたくさんハイハイさせる方法を考えました。

ハイハイが自由にできる広い空間を作り、膝を痛めないようにフローリングには20mmのジョイントマットを敷き詰めました。そして積極的にハイハイするよう頑張りました。

子供のハイハイのために、ダイニングテーブルは取り去りました。私たち夫婦は生活がしにくくなりましたが、わが子のためにすべてを犠牲にしてもかまわないという気持ちでした。

9ヶ月ごろからまたもや立つことに強い興味を持つようになりましたが、つかまり立ちを阻止して、歩く時期を遅らせ、たくさんハイハイさせました。

つかまり立ちは急ぐ必要はありません 早く立たせないで健全な成長をという記事で、そのことを詳しく紹介しています。興味のある方は是非ご覧ください。

その結果、わが子は超高速ハイハイができるようになりました。

このころは一つのおもちゃで1分くらい続けて遊べるようになっていました。

どの子供も成長することで集中力が付き、ひとつのおもちゃで長く遊べるようになるのかもしれません。しかし私にとっては、わが子が同じおもちゃで1分くらい遊んでくれることは大変な喜びでした。

ただ少し心配だったのは、ハイハイするようになって1ヶ月くらいで、ハイハイを止めずに60mを連続でハイハイし続けたことです。

このスピードでこれほど続けてハイハイする子供がいるでしょうか? いくらなんでも動きすぎです。またもや多動性障害ではないかと感じたのです。

しかしわが子はハイハイが大好きなようで、毎日すさまじい量のハイハイをしていましたから、このままハイハイを続けさせれば、効果は必ずあると信じました。多い時には一日トータルで400m以上はハイハイしたのではないでしょうか?

つかまり立ちを阻止し続けていましたが、何にもつかまらずに簡単に立ち上がるようになってしまったため、立つことを阻止できなくなったのが生後10ヶ月。

立ち上がるようになったのに、ハイハイはやめませんでした。超高速ハイハイができるようになり、ハイハイが楽しくてたまらなくなったため、歩くことに興味が移らなかったようです。

つかまり立ちをしても歩く意識をまったく持たないわが子でしたから、生後11カ月まではしっかりハイハイをさせることができました。

生まれた瞬間からなんでも全力で行う性格の子供でしたから、もちろんハイハイも全力でやってくれました。超高速ハイハイができることで、そんな性格を感じていただけたら幸いです。👇

1歳に2ヶ月になった時には、動く時はこれでもかというぐらい家中を走り回っているのですが、座って大人しくしていることも増えてきて、ひとつのおもちゃでさらに長く遊び続けることも増えてきました。

ハイハイの効果なのか検証はできませんが、そのころに初めて、もう多動性障害の可能性はかなり減ったと安心できました。

それでもおそらく普通の子供の10倍以上の距離をハイハイさせたことは、多動性障害発症を抑える効果があったと信じています。

ハイハイだけが良かったのか?

わが子にはかなりの量のハイハイをさせました。しかしそれだけでわが子が多動性障害を回避できたとは思っていません。

わが子のために余計な刺激やストレスを、徹底的に排除する育て方もしていました。

不満によるストレスをなくす

私たち夫婦は、わが子が望むことをできる限りでしてあげました。

このことで不満を持つこともなくストレスを感じないため、精神が安定して脳の発達も順調に進んだのではないでしょうか。

抱き癖が付くと言われることがあります。そして今では、「抱き癖は付けた方がいい。望まれたら抱いてあげた方がいい」という考えが正しいとされています。

しかし本物の抱き癖がわからない人の意見だと思います。本物の抱き癖が付くと、子供が起きている時間の半分くらいは抱いてくれとせがまれます。私も妻も、毎日筋肉痛が止みませんでした。

そのくらいわが子の要求に応え続けた結果、わが子は不満をあまり感じずに精神が安定した状態で成長し、落ち着きのある状態を手に入れたのだと考えます。

テレビを見せない

そしてもう一つだけ気を付けたことがありました。それは子供にテレビ番組を見せないことです。テレビの映像ばかり見せていると、多動性障害を誘発するという情報を得たからです。

そのため我が家では、英語学習の動画を見せる以外は、まったくテレビを付けません。

唯一テレビ画面を見せる英語学習も、一日に見せる時間を決めて、3m以上離れたところから見せています。

わが子が1歳になる前から2歳までの間、英語学習教材の動画以外は、2020年の東京マラソンしか子供にテレビを見せていません。子供はおろか大人も、それだけしかテレビを見ていないのです。やると決めたら徹底的にやっています。

ちなみに英語学習の教材ですが、ワールドファミリーのディズニーワールドイングリッシュを使っています。

同じようなタイプの英語学習教材に、ベネッセのワールドワイドキッズがあります。しかしワールドワイドキッズは演出が少々派手で、子供にとっては刺激が強すぎると感じました。

せっかく英語学習をさせたのに、その教材の映像が派手すぎて、子供に悪影響が出たら大変です。そのため演出のおとなしいディズニーワールドイングリッシュにしたのです。

テレビに対する0歳児の問題について、考えてみました。

私が子育てでとても大切だと感じたことを書いていますので、是非ご覧ください。⇒わが子にテレビ番組を見せないで育てた理由と感じたメリット 1歳の幼児にはテレビはなるべく見せない

多動性障害とは何だろう?

多動性障害にも生まれつき強烈な状態なものと、軽いものとがあると考えます。生まれつき強烈なものに対しては、何をしてもダメなのかもしれません。

しかし軽い多動性障害は、親の努力によって発症せずに済むのではないでしょうか?

そう考えたからこそ、わが子には今まで紹介した3つのことを徹底的に行ってきました。

  • 手を動かすことで脳が活性化すると信じ、ハイハイをたくさんさせた
  • 心が安定するように、子供の要求に応えるよう努力した
  • 強い視覚的な刺激を与えないよう、テレビ番組を見せないようにした

今わが子はまだ2歳になっていませんが、5歳までは積極的に文字や数字は教えないつもりです。

万が一文字や数字の世界にのめりこんだら、それ一辺倒になってほかのことが成長しない可能性があるからです。それこそが発達障害そのものなのです。それは絶対に回避しなければなりません。

これほどまでに私が多動性障害を気にする理由は、多動性障害が遺伝すると言われているからです。

父親である私は、検査こそしたことはありませんが、軽度の多動性障害ではないかと思っています。子供のころから、明らかにほかの子と違うことは自分なりにもよくわかっていました。

現在社会人ですが、困って仕方がないほどの問題はありません。会社では誰にもできないことができるので、重宝されていことも多いのです。しかし「算数」は苦手で、せっかちなことから怪我も絶えません。

優れた部分はありますが、数字が苦手などの劣った部分もあり、普通の人間であったらもっと人生が楽だっただろうと思っているのです。このような理由で、私はわが子の多動性障害を人一倍気にしているのです。

もしわが子の親が私たちでなくて、頑張って多動性障害を克服させようとしなかったとしても、わが子は多動性障害にならなかったかもしれません。

そもそも最初からわが子は多動性障害の要因がない子だったのかもしれません。

しかし私たち夫婦が必死で考えて育てなければ、わが子は3歳で多動性障害児だと判断されるような子になっていたかもしれないのです。

子育てはとても難しいです。自分の考えたことを信じて、精一杯頑張って育てていくことが何より大切だと思っています。

多動性障害の可能性を生まれた直後から察知し、考えられることすべてを行えたことを、私は満足しています。

わが子が本当は多動性障害の資質がまったくなかったとしても、資質があったのに努力によって発症させなかったとしても、どちらでも構いません。わが子が注意欠陥多動性障害でなく、普通に成長してくれている現在がすべてです。

知り合いに話を聞いてみても、「うちの子は普通の子だから大丈夫」と考える人がとても多く、私のように少しの違和感でも「障害があるのではないか」と考えてしまう人はそれほど多くありません。

また障害の可能性を感じることがあっても、それをどのようにしたら克服できるのか考え、実践する人はとても少ないようです。

私の行ってきたことは、医学的に根拠のあることでもないですし、意味のないことばかりの可能性はあります。

しかしわが子はたった一人であり、どんな人間とも違います。

わが子に問題がありそうだと感じた場合、私の直感で何をすればいいのかを考え、できる限りのことをしてあげるしかないのです。

発達障害の可能性がある状態で生まれても、そうでない状態で生まれても、知能がとても高い資質を持って生まれても、運動神経の才能がある状態で生まれても、何も才能がない子供だったとしても、その子が最高の成長を遂げるように、親が精いっぱい考えて育てていくことが大切だと考えています。

 

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