わが家の子育て

歩行器はわが家では使わなかった! 歩行器を使うデメリットを理解しましょう

現在、歩行器は使わない方がいいと言う考え方が主流です。歩行器は歩く力を付けるためには役に立たないどころか、いくつかのデメリットがあると多くのサイトで紹介されています。

歩行器はその名前の通り、歩くことを教えてくれる道具だと思っている人がかなりいます。しかし決して歩き始めの時期を早くするものではありませんので誤解しないでください。

使い方によっては成長を阻害し、自分の力で歩く時期を遅らせてしまうため注意が必要なのです。

歩行器の使用に関する問題

歩行器を使うことでデメリットがあるという話を聞くと、使っていいのか悪いのか判断しなければなりません。情報を集めたうえで、自分なりに答えを出す必要があります。

歩行器を使うことに対して、私はわが子に「使わせるべきではない」と判断しました。歩行器を使わせることで、子供の成長に悪影響が出る可能性は捨てきれないからです。

どんなものでも同じですが、メリットがあればデメリットもあります。歩行器はメリットはもちろんありますが、デメリットが強い商品だと思っています。

メリットだけを受けるように使用すればいいのですが、多くの場合は以下の理由で、歩行器を使うことでマイナスになることが多いのです。

歩行器を長い時間使わせてしまう

古いアナログ置時計

歩行器を使うとすぐに歩けるようになると考えてしまう人がいます。

その考えを持つと、たくさん歩行器に乗せた方が歩き方を早く覚えてくれると考え、一日の推奨使用時間を超えて使わせることがあります。

この場合、体に負担がかかって骨格の形成に問題が起きる可能性もあります。

手押し車と違い、歩行器では骨の成長に悪影響があるとしているサイトもあります。

歩行器と比べ足腰の発達を妨げる心配がない

最近はあまり見かけない歩行器ですが、手押し車と比較してみると、どのような弊害があるのでしょうか。手押し車で遊ぶ場合には自然と筋力トレーニングの運動になりますが、歩行器に乗せた場合は体が固定されているため、自分でバランスをとる機会が減ってしまいます。歩くというのは、踵から地面に着地するのが正しい歩き方なのですが、歩行器に乗っていると爪先立ちになってしまい踵から着地することができません。さらに、まだ関節が未熟な赤ちゃんの股関節に悪い影響を与え脱臼しやすくなる可能性があります。

出典:HugKum(はぐくむ)乳幼児~小学生ママ・パパのための育児情報メディア。運営:小学館【手押し車】歩き始めた1歳頃におすすめ!選び方やメリットを解説。

特に注意したいのは、歩行器に乗せると赤ちゃんが一人で機嫌よく遊んでくれるため、子供の面倒を見なくて済むと考える人もいます。このため推奨時間よりも多く使わせてしまうことにな
ってしまうのです。

多くの歩行器には使用時間は一回20分以内という使用制限があります。

食事の準備をする時に歩行器に乗せて一人で遊ばせておこうと考えた場合ですが、食事の準備が20分で終わることはまずありません。そのような場合は、歩行器に20分を超えても乗せたままにしてしまうことになります。歩行器を使わせていた私の知人は、時間制限を守らないことも多かったです。

その場合、子供の成長に悪影響が出てしまう可能性があるので少々心配しています。

使う時期が早すぎる

少しでも早く歩けるようにさせたいと考え、推奨される子供の月齢よりも早く歩行器を使わせてしまう人がいます。

早く歩かせたいというだけでなく、子供を一人で遊ばせたい(子供面倒を見ない時間が欲しい)という理由でも、推奨される月齢よりも早く歩行器を使わせてしまうことがあるようです。

まだお座りもうまくできないのに歩行器を使わせてしまうと、骨格の形成に問題が起きることが指摘されています。

歩行器は使うと問題なのか?

大手の子供用品メーカーが歩行器を発売しています。害があるものであれば発売しないのでしょうが、今でもたくさん売られています。

売られている理由は、上記に挙げた問題のような使い方をしなければ、歩行器は一般的には害ではないからです。

購入した歩行器には必ず使い始めの時期を決められたとおりにすることと、一日に使用する時間制限が決められているのでそれを守ることです。そうすれば大きな問題はなく、メリットも受けられると考えます。

歩行器を使うデメリット

歩行器の使用制限を守れば、子供の成長に問題なく使えることは間違いないと思っています。それでも私は歩行器をわが子に使わせることはありませんでした。

使用制限を守らないことで骨格や筋肉の成長に悪影響を及ぼすことが一般的なデメリットですが、それ以外にもデメリットはあると考えたのです。

私が考えた歩行器を使うことのデメリットを紹介しておきます。

ハイハイしなくなる

高速ハイハイする赤ちゃん

赤ちゃんの本能として、移動手段を得たいという願望があります。寝たり座ったりしているだけでなく、自分の力で行きたいところに行くことを望みます。

歩行器を使って移動すると、簡単に移動できるため、歩行器に夢中になってしまうことが考えられます。

ハイハイは慣れないと手足を同時に動かす感覚掴めず、スムーズに行うことができません。成長が未熟である赤ちゃんにとって、ハイハイは手と足を連動させて動かすとても高度な運動なのです。

多くの赤ちゃんは、ハイハイを極めることがありません。スムーズできれいなハイハイができる子供は少ないのです。そのようなハイハイでは、気持ちよく動き回ることができません。

しかし歩行器は、体重を支えることなく簡単に気持ちよく動き回れます。

ハイハイ初期や、ハイハイをする前に歩行器を使うと、簡単に移動できる歩行器の方がいいと考えて、難しくて面倒なハイハイをする意欲を失うことがあります。

また歩行器での歩行は、当然のことながら立った目線の高さになります。赤ちゃんにとっては立ち上がって視線が上がり、遠くまで見渡せることはとても魅力的なことなのです。ハイハイよりも歩行器を好む理由はここにもあります。

以上のことから、歩行器を使うとハイハイする意欲を失う可能性があるのです。

私はハイハイをすることは、成長過程でとても重要なものだと考えています。その大切なハイハイをしないことは絶対に反対です。

高速ハイハイで赤ちゃんの運動神経が大きく向上! 重要性と効果を紹介という記事を書いていますので、是非ご覧ください。

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ハイハイをたくさんさせるためにも、歩行器は使わないほうがいいと考えます。

転倒を怖がるようになり自足歩行が遅れる

赤ちゃんハイハイ期に転倒に対する防御を学びます。

ハイハイの最中に転んだり、ハイハイからお座りする時に転倒したりします。この時に転倒に対する対処方法を学びます。

ハイハイやお座りで転ぶ場合、ひどい転倒になることはありません。ここでしっかり対応を学ぶべきなのです。

しかしハイハイしないと立った状態からの転倒をいきなり体験することになります。最初にひどい転倒をすると、怖がってつかまった物から手を離せなくなることもあり、結果的に歩行するのに多くの時間を必要とすることにもなります。

ハイハイをたくさんして立つ前にたくさん転がることで、転倒に対する対処方法を覚えることがベストです。歩行器を使うとこの経験ができなくなる可能性があるのです。

つま先で歩く感覚を覚えてしまう

歩行器を使うとつま先で歩くようになってしまうと言われます。

なるほどそれはあり得る話です。歩行器は体が倒れないように支えてくれます。体重も歩行器に支えられており、足に体重がほとんどかかりません。そのため足で体重を支えるだけの筋力がなくても、直立で歩行することができてしまいます。

つかまり立ちは自分の足で体重を支えなければなりません。踵をしっかりつけて立つのが当たり前になります。

しかし歩行器は体を吊り上げることで足にかかるはずの体重を大幅に減らします。前に進むためには足を動かすのと同時につま先で地面を蹴ります。地面を蹴ることが主流になるため、つま先立ちで立つ癖が付いてしまうのでしょう。

爪先立ちで立つ癖が付くと、つかまり立ちする時はいいのですが、歩くことが困難になります。つま先で立っていては、つかまった物から手を放しても、立っていられないからです。

つかまり立ちから歩行に進む過程で、つま先立ちする癖が付くと、歩行するまでには、まず最初につま先立ちする癖を直さなければいけません。

このことに時間がかかる分だけ、歩行するまでの時間も延びてしまいます。

歩行器ごと落下する

歩行器では簡単に移動することができるため、思いのほか遠くまで赤ちゃんが移動してしまうことがあります。

そのためいつの間にか玄関まで移動して、上り口から土間に落下して怪我をするとか、階段から落下するなどの事故が多発しているようです。

赤ちゃんをしっかり監視できないと、思わぬところまで移動して転落することもあるため、注意が必要です。

間取りによって使えないこともある

歩行器は意外に大きいです。リビングやダイニングにテーブルがあり、椅子やソファーがある場合、そのまわりを歩行器を使って子供が歩くのは困難な場合が多いものです。

袋小路に入り込んで助けを頻繁に呼ばれることもあります。そうなると歩行器を使わせている間に家事ができない場合があります。

インターネットで歩行器を調べて購入すると、思いのほか大きくて使わせにくいとびっくりする人もいます。

家の間取りと歩行器の大きさをイメージしてから歩行器を購入することが必要です。

歩行器のメリット

歩行器を使わせることは少々問題があると思っていますが、もちろんメリットもありますので、紹介しておきます。

子供が一人で遊んでくれる

歩行器を使う人がメリットだと感じた中で最も多いものは、「歩行器に乗せておけば、子供が一人で遊んでくれるので面倒を見なくてもいい」というものです。

歩行器を使えば簡単に歩けるようになるのですから、赤ちゃんにとっては楽しくてたまらないでしょう。赤ちゃんは歩くのが大好きなのです。

楽しすぎていつもニコニコして一人で遊んでくれれば、親は面倒を見なくてもいいので楽ですし、家事もできます。

歩く意識を持たせることができる

赤ちゃんが歩くのに最も大切なことは、歩く意識を持たせることです。多くの場合、親や兄弟が歩いているのを見て、自分も歩きたいと思うようになります。

しかしその気持ちを持つのが遅いと、いつまでたっても歩くことはできません。歩く意識を持たせることが、意外に困難な赤ちゃんもいるのです。

このような赤ちゃんには、歩行器を使って歩かせることで、「歩くことはこんなに楽しいんだ!」とわからせることは大切です。

本来なら歩き出す時期を過ぎても、なかなか歩くことをしてくれない赤ちゃんに対しては、歩き出しのきっかけを作るという意味では、歩行器を使うことも悪くはないでしょう。

立って足を前に出すことを知らなければ、いくら歩くだけの筋力があっても歩き出しません。歩行器に乗せて足を前に出すことを教えることは、歩行する意欲を促進させることは間違いありません。

しっかりハイハイしてつかまり立ちもして、足に筋肉もついていつでも歩き出せる体になっているのならば、歩行器を使うことは問題ありません。

しかしそこまで体ができている場合は、歩行器を使うよりも手押し車を使うことをおすすめします。

歩行器よりも手押し車がいい

歩行器を歩き出すきっかけに使うことは悪いことではありません。しかし歩行器を使うのであれば、手押し車を使う方が安心できるのです。

手押し車は歩行器と違い、体重までも支えてくれるものではありません。構造も簡単ですから、手押し車は歩行器よりも価格も安くて、安心して使うことができます。そのうえ小さいので、収納場所も少なくて済みます。

立てなくても歩くことができるのが歩行器ですが、手押し車はつかまり立ちができなければ使うことができません。

立てない状態で歩くことをさせてしまうマイナスはとても多いですから、立てるようになったらどちらを使ってもいいとも言えます。

しかし費用の面でも手押し車の方が安いですし、つま先歩きになってしまう恐れがある歩行器よりも、手押し車を使うことがベストです。

手押し車を使っての歩行の促進についての記事が以下のリンク先にあります。興味のある方はご覧ください。

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歩行器についてのまとめ

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歩行器を発売しているメーカーは、歩行器を長時間使わないように警告しています。Combeでは歩行器の使用時間を、1回20分程度以内で1日の合計時間が1~2時間以内とされています。発売メーカーが一日の使用時間の制限をつけている時点で、歩行器がまったく無害安全とは言い難いように感じてしまいます。

私の知り合いで歩行器を使った人は、推奨時間を無視して、ずっと歩行器に乗せたままにしていました。その子は現在3歳になりましたが、特に問題はないようです。

しかし簡単に認識できない部分で、運動能力が劣ったり少しだけ骨格の形成が正しくされなかったりしている可能性はゼロではありません。今後の成長過程で、何か問題が起きる可能性もないとは言えないのです。そう考えると、特に月齢の低い場合は使用時間を推奨よりも短くするなどの配慮をしておくと安心です。

歩行器を使用することすべてが悪いわけではありませんが、デメリットも考慮した上で使っていくことが大切です。

もし使う場合は、メーカーの使用条件をしっかり守りましょう。

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