能力向上

つかまり立ちは急ぐ必要はありません 早く立たせないで健全な成長を

今までハイハイしかしなかった赤ちゃんが、自分の力で立ってくれるようになると、とてもうれしいものですよね。

物につかまって立ち上がる「つかまり立ち」を初めて自分の子供がした時は、成長の階段を大きく上ってくれたように感じ、大喜びすることも多いものです。

親として、なるべく早くつかまり立ちをさせたい人は、とても多いと思います。つかまり立ちの時期や、つかまり立ちをさせる方法について紹介します。

また、ちょっと特殊な子育て方法なのですが、わが子にはできるかぎりつかまり立ちをさせることを阻止し、ハイハイ期を長くするようにしました。

わが子は比較的早い段階で、つかまり立ちをしようとしていましたが、ハイハイの楽しさを知らないうちに掴まり立ちをすると、つかまり立ちに夢中になってしまい、成長過程で行うことが重要だと言われているハイハイしなくなることがあります。

そのような理由で、わが子には、できるかぎりつかまり立ちを阻止して、ハイハイをたくさんするようにしてみました。

そんなちょっと変わった子育て方法も、この記事では併せて紹介しています。

 

つかまり立ちについて

つかまり立ちの時期

厚生労働省の調査では、つかまり立ちは以下の月齢でできるようになるようです。

「つかまり立ち」は、生後10~11か月の乳児の90%以上が可能である。

出典: 厚生労働省 II 調査結果の概要

つかまり立ちを今か今かとまっておられるお父さんお母さんも多いでしょう。まわりの子が次々につかまり立ちを始めると、焦りを感じる方もいるでしょうね。しかし心配はいりません。つかまり立ちは、必ずいつかしてくれます。焦らずに見守りましょう。

私も子育てをして感じるのですが、子供には興味を持つことと持たないことがあります。立つことに興味を持った子はすぐに立とうとしますし、興味のない子はなかなか立ち上がりません。これは能力云々ではなく、早く立つか立たないかは、その子が立つことに興味を持つか持たないかなのです。

つかまり立ちを始めるおおよその目安は9ヶ月くらい。もちろんこれより遅くても問題はありません。

つかまり立ちを促進させる

かなり多くの人が、そろそろつかまり立ちをさせたいと考えた時、自分の手で赤ちゃんの脇を抱えて持ち上げ、立たせる練習をさせるようです。

上図はわが子が生後5か月の時に、実家で机の上の貯金箱に興味を持ったため、触らせるために立たせてしまった画像です。

そのような行為の結果、自分で立ち上がったわけではなく、立たされたわけです。足が立ってもいいだけの筋力や骨の成長がされていない状態で、立っているかもしれません。

早い時期に立ったことを心配する人もいるようです。早く立つと足の骨に負担がかかり、O脚になるという心配もありますが、現在では「立ち上がった時が立たせるべき時」という意見が主流です。

しかし上図のわが子のように、親によって立たされた状態は、自分で立ち上がったわけではないのです。

これでは「自分が立ち上がった時が立たせるべき時」という条件には当てはまっていないのです。つまり上図のわが子には、足に大きな負担がかかっており、このような行為を頻繁に繰り返したら、足がO脚になるなどの問題が起きる可能性はゼロではないと思っています。

わが子が自分で立ち上がることをする前に、親によって立たせたことはこの一度です。これは今でも「やらせるべきではなかった」と反省しています。

まだ自分で立つことができない子供を、親の手によって立たせることは決していいことではないと思います。

立つのは怖い

立ち上がった時に、再び床に座り込むためには、どうすればいいのかわからない子がたくさんいます。立ち上がったままずっといられるわけではないので、いつかは床に戻るわけです。

つかまり立ちを始めたばかりの赤ちゃんは、膝をゆっくりと曲げて床に戻るだけの筋力は絶対に備わっていません。床に戻るためには、お尻からぺたんと座り込むとか、横に倒れることなどをするわけですが、いずれにしろ立った状態から倒れることになります。これは慣れていないとかなりの恐怖を持つことなのです。

立った状態で転倒することは、生まれて初めての経験です。今まで座っていた状態から、立ち上がった時の高さは、普段から立つことになれている大人と違い、とても高く感じるものだそうです。それに転倒の恐怖が加わりますから、赤ちゃんは大変怖い思いをしているわけです。

特に太った赤ちゃんは体が重いので、体が素早く動かせず、床に上手に戻れないことがあります。

親は、赤ちゃんが立つことに対して、喜びだけでなく恐怖も感じていることを、認識しておく必要があります。

立ち上がった後に、自分で座ることができなくて泣き出すこともよくあります。この時にはすぐに駆け寄って座るのを助けてあげましょう。

つかまり立ちをさせるために

私たち夫婦の考え方は、つかまり立ちはできる限り遅くさせて、ハイハイをたくさんさせたいというものです。この考えを徹底していて、何もつかまらずに床から自分で立ち上がるまでは、立たせませんでした。

(上で紹介したように、実家で一回だけ、親によって立たせられたことは除きます)

しかしどうしてもつかまり立ちを早くさせたい方は、ソファーの背もたれなど、傾斜が付いてやわらかい物に、立たせてもたれさせることで立たせることができます。

私の知り合いは、ソファーにいつももたれさせることで足を鍛えて、つかまり立ちをさせることに成功しています。

立つことに必要な筋肉は、立たせることで育ちます。立たせているうちに、自ら立ち上がることができるようになります。

ただし私はこのやり方は、あまりお勧めできないのです。

理由は以下です。

注意ポイント

  • 自ら立ち上がったのではないため、足に負担がかかっていて、O脚になるなどの問題が起きる可能性はゼロではない。
  • ハイハイをたくさんさせられなくなり、ハイハイによって得られるものが少なくなる。

わが家の子育ては特殊で、ハイハイをたくさんさせたいために、つかまり立ちを阻止し続けました。

その理由と効果を、これから紹介していきます。

ハイハイはとても重要

ハイハイをたくさんさせることはとても重要です。 

ポイント

  • 体感が鍛えられる
  • 背骨がしっかり育つ
  • 運動神経が良くなる
  • 脳が活性化して知能が上がる
  • 器用になる

以上のような効果があると言われています。

わが子はつかまり立ちを阻止してハイハイをさせた結果、生後10ヶ月で超高速ハイハイをするようになりました。すごく速いです。ぜひ見てください!  👇

ハイハイをたくさんさせることで、驚異的な運動能力が身についたのです。

ハイハイをさせる効果は絶対にありますよ。

つかまり立ちとハイハイ

私の知り合いの子供で、ゆっくりとしたズリバイしかできない状態でつかまり立ちをさせたため、立つことばかりに夢中になって、ハイハイに興味を持たなくなった赤ちゃんがいます。

その子は8ヶ月前に立つことができたのですが、私としてはもっとハイハイさせて、成長の基本的な動作を習得させた方がいいのではないか思いました。つかまり立ちをさせることは、ハイハイの機会を奪う可能性があるのです。その結果、伸びるはずの能力が、伸びずに終わってしまう可能性もあるのです。

赤ちゃんは自分が興味持ったことがすべてです。今やりたいことをやるだけなのです。ハイハイがしたければハイハイするし、つかまり立ちをしたければつかまり立ちをします。

大人は「つかまり立ちの前にハイハイをしっかりした方が成長にいいと言われているから、ハイハイを十分にしてからつかまり立ちしよう」と、自分で考えられます。しかし赤ちゃんは後々のことを考えて今の行動を決めることがありません。

赤ちゃんがハイハイに対して持つ魅力は、行きたいところに行けることです。つかまり立ちは、高い視線で物を見られることと、大人と同じ姿勢を得られることです。

ハイハイとつかまり立ち、どちらが魅力的であるかは、その時の状況と赤ちゃんの資質によって変わります。移動するよりも立つことが好きな赤ちゃんは、 ハイハイをあまりせずに、立ち上がることばかりするようになります。

すべての赤ちゃんがつかまり立ちをするとハイハイをすることが減るわけではありませんが、多くの場合は つかまり立ちをするとハイハイをする時間が減ってしまうようです。

私はわが子が歩行するまでの期間に、なるべくたくさんのハイハイをさせる方法を考えました。

つかまり立ちを阻止しよう

我が家で行ったことは、つかまり立ちはなるべく阻止することでした。

先ほどハイハイが上手にできるようになっている子は、つかまり立ちしてもハイハイをしてくれると書きました。わが子もまだハイハイがスムーズな動きになる前に、つかまり立ちにトライしようとしていました。

私たち夫婦は、つかまり立ちをしようとするわが子を見つけると、すぐにつかまっている物から引き離して、立たせないようにしました。これを繰り返しているうちに、ハイハイが上達していきました。ハイハイが上達すると、ハイハイが楽しくなつて、つかまり立ちができるようになっても、ハイハイをやめることがありません。

つかまり立ちは何度もやらせてしまえば、慣れてすぐにできるようになります。しかしつかまり立ちを始めたばかりのころは、ぎこちなくて立つまでに時間がかかります。立ち上がるそぶりを見せたら、阻止する時間は充分あります。

もちろんやりたいことを阻止されると機嫌が悪くなり泣くこともありますが、泣きそうになるとすぐに「高い高い」をするなどして、気を逸らせていました。

このやり方でつかまり立ちを阻止したためハイハイを十分にすることができ、きれいなハイハイができるようになったため、つかまり立ちをするようになっても、そればかりに夢中になることなく、ハイハイで駆け回ってくれました。

つかまり立ちをしてもハイハイもしてほしい

つかまり立ちをするようになってからでも、ハイハイをさせる方法をもう少し詳しく説明します。ハイハイが魅力的な行動だと赤ちゃんに思わせればいいのです。

スムーズにきれいな形でハイハイすると、効率的に気持ちよく移動することができるので苦痛にはなりません。

逆にきれいなハイハイができない場合は、ハイハイをすることが楽しくないかもしれません。「あそこに行きたいけど、ハイハイしないと行けないから、ハイハイするしかない。でもハイハイは面倒だから、誰かあそこまで抱っこして連れて行ってくれないかな」と考えるようになっていると、積極的にハイハイしないのです。

ハイハイが楽しくないと、他に興味のあることを見つけたら、そればかりしてハイハイをしなくなります。逆にきれいにハイハイできると、ハイハイするのが楽しく感じられ、いつまでもハイハイをすることになります。 ハイハイが楽にできる状態になっていれば、つかまり立ちするようになっても、喜んでハイハイもしてくれるのです。

多くの方に聞いてみたのですが、ズリバイやハイハイがとてもゆっくりで、動きがぎこちない赤ちゃんは、つかまり立ちするとあまりハイハイを好まなくなるようです。

ズリバイからいきなりつかまり立ちをしてそのまま歩いたという話をよく聞きます。これはつかまり立ちをさせるようにフォローした結果、移動することにあまり興味が持てなくなって、立つことばかりしていたことによるものです。

とても大切なことなのですが、どんな赤ちゃんでもつかまり立ちをしていきなり歩いたわけではなく、つかまり立ちから手放し歩行までの期間は当然あります。その期間にハイハイさせた方がいいと思いませんか? ハイハイは様々な効果があるのですから、させるようにしていくべきです。

わが子はハイハイが大好きでした。特に行きたいところがなくても、部屋中をハイハイして回っていたほどです。このようになると、 体幹のしっかりした子供に育っていくと信じています。

冒頭で紹介した8ヶ月でつかまり立ちをした子供ですが、一人歩行できたのは1年2ヶ月でした。6ヶ月間も歩行ができなかったことになります。その間にハイハイもあまりしなかったのです。 自由に楽しく動き回る大切な期間を、つかまり立ちさせたことで奪ってしまったのではないかと思うのです。

このようなパターンは結構多いようで、その人は「ハイハイ期が長かった」と言います。しかしつかまり立ちばかりをしてハイハイをほとんどしなくなっていたので、実質的にハイハイをしていた時間や距離はとても少ないのです。一人歩きまでの期間が長いので、ハイハイ期が長いと言っていますが、ハイハイをたくさんできていたわけではありません。

つかまり立ちが早くても歩行が早くできるとは限らない

つかまり立ちが早くできることが魅力と考える人は多いです。そのことについて、注意点があります。

子育て支援広場などの赤ちゃんを遊ばせることにできる施設に行くと、自分の子供はつかまり立ちができないのに、自分の子供よりも遅く生まれた子がつかまり立ちをしていると、負けたと思ってしまうことがあります。追いつくために掴まり立ちをフォローしたくなる親御さんもいると思われます。

しかし充分なハイハイをせずにつかまり立ちをしても、歩行に至るまではとても時間がかかる場合があります。

ハイハイからお座りする時に、わが子はよく転倒しました。座った状態で伝統することで、転倒に対する耐性が着きます。この経験で、立ち上がった時にも転倒を恐れない子供に育っていくのです。転倒を恐れないためにつかまったものから簡単に手を離すことができるようになりますし、転倒してもへっちゃらで、怖がることなくまたすぐに立って歩き出せるのです。

つかまり立ちが早くても、転倒に対する恐怖が強い子は、すぐに歩行できないこともあるので注意が必要です。

つかまり立ちが早いとO脚になるの?

つかまり立ちが早い子供は、O脚にならないか心配な人も多いですよね。

インターネット上のほとんどの記事では、「立ち上がった時が立たせるべき時。早く立ち上がっても問題ない」「早く立ち上がるとO脚になるという科学的根拠はない」というものです。

確かにその意見は正しいのかもしれません。

しかし私は、まだ立ち上がるべき骨格や筋肉が備わっていない状態で立つと、少なからずとも問題があると思っています。

早い時期に立ち上がると問題があるという科学的根拠はないとされていますが、早い時期に立ち上がったことは問題ないという科学的根拠もありません。問題があるかないか、厳密にいえば証明はされていないのです。

赤ちゃんは一人一人違います。とても早い時期に立ち上がったことが、O脚になるなどの問題につながる赤ちゃんがいるかもしれないのです。

私はほんのわずかでも早く立ち上がることで悪影響が出る可能性があるのならば、早く立たせることは反対でした。

子育てはすべて自己責任です。いつか「早く立たせることが問題だ」という証明がされるかもしれません。その時に後悔しても遅いのです。

私は早く立たせることは特に大きなメリットはないと考えていますし、早く立たせることよりもハイハイが大切だと思ったので、わが子はなるべく立たせるのを遅らせるようにしました。

これが正しいのかどうかはわかりませんが、夫婦でさんざん考えたうえでの判断です。精一杯考えた結果なので、後悔はありません。

日本人の赤ちゃんは生まれつきO脚(または内反膝といいます)が強いことがあります。歩きはじめの1歳から2歳くらいまでが特に変形が強くなります。その後、自然に変形が治っていくことを生理的O脚といいます。ほとんどのO脚は、生理的O脚で心配ないです。

出典:神奈川県立こども医療センター 整形外科|O脚・ブローント病

神奈県立こども医療センター整形外科では、1~2歳の歩き始めには、一時的にO脚になるとことは異常ではないとしています。確かに1~2歳くらいの子供でO脚気味の子は、私の周りを見ても多いです。

しかし1歳半のわが子の足はまっすぐで、O脚にはまったくなっていません。これも立たせるのを遅らせた効果ではないかと思っています。

そしてとてもわが子は健脚です。歩き始めたらすぐに走り始め、1歳半でわが子よりも速く走る子を見たことがありません。足がストレートなので、スムーズに足を動かしやすいと考えることもできます。

これらがすべてつかまり立ちを遅らせたことが理由だとは思っていませんが、それでも少しはつかまり立ちを遅らせた効果があったのではないでしょうか?

まとめ

しっかりした形のハイハイをさせずにつかまり立ちさせると、ハイハイの魅力を感じないためつかまり立ちばかりしようとして、ハイハイをしなくなることがあるのです。

ハイハイをしないから体が作れず、歩きだすことも遅れます。 すべてがこのパターンではないのですが、つかまり立ちをさせたことで、成長過程に重要なハイハイという行動を減らすことにつながることもあります。 

ポイント

  • あまり早くつかまり立ちさせないほうが、のちの成長にはプラスになる
  • ハイハイを完成させてから、つかまり立ちをさせると、歩行できるまでは喜んでハイハイしてくれる可能性が高い
  • つかまり立ちは阻止できる
  • ハイハイさせると転倒に対する耐性が付き、手放し歩行が早くなる

みなさんもなるべくたくさんのハイハイをさせて、ハイハイを楽しむ赤ちゃんに育ててみませんか? 高速ハイハイさせると、運動神経が向上すると私は考えています。

以下のリンク先に高速ハイハイで赤ちゃんの能力が大きく向上! ハイハイをたくさんさせようという記事があります。是非ご覧ください。

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皆さんが素晴らしいお子さんを育てられることを祈っています。

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