子供が生まれて、母乳を搾る必要がある場合、搾乳機があるととても便利です。
私の子供は生後3カ月まで、哺乳瓶を使わないと母乳を飲んでくれなかったのです。私たちは完全母乳で育てたいと考えていましたから、毎日頻繁に搾乳する必要があります。搾乳には大変な手間がかかるため、搾乳機の購入は必須でした。
我が家で購入した搾乳機の使い勝手について紹介します。
目次 (クリックで飛べます)
搾乳機が必要な背景
わが子は母親のおっぱいから直接母乳を飲むのを嫌がり、哺乳瓶を使わないと母乳を飲んでくれませんでした。このような子供は時々いるようで、わが子だけでなく、私の知り合いの子供も同様でした。
そのため搾った母乳を、哺乳瓶で与えて続けました。
このような状況だと、いつも母乳を搾らなければなりません。しかもわが子は普通の赤ちゃんの数倍の母乳を飲む子でしたから、一日の搾乳量はとても多かったのです。
赤ちゃんの体重が増えない対策 哺乳瓶を使ってみましょうという記事に、わが子に哺乳瓶を使しかなかった理由を書いています。特殊なパターンですが、興味のある方はご覧ください。
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哺乳瓶でないと飲ませられない上に、飲む量がすごいということは、大変な頻度で母乳を搾る必要がありました。
新生児育児の大変さで妻はへとへとに疲れていましたから、少しでも楽になるように、わが家では搾乳機を購入しました。
搾乳機を使い続ける期間は決して長くありません。わが子は生後3ヶ月になると、哺乳瓶ではなく母親から直接母乳を飲むことができるようになりました。そのような場合は、搾乳機を使う期間はわずか3ヶ月です。しかしその間は、なくてはならないものでした。
なくてはならない物ならば、早く買って早く使い始めたほうがいいのです。必要だと感じたら、躊躇わずに少しでも早く購入すべきです。
搾乳機を使うメリット
それでは哺乳瓶で母乳を授乳する場合の、搾乳機を使うメリットを紹介します。
大変な搾乳がとても楽になる
これは当然のことですが、搾乳がとても楽になります。
我が家では搾乳頻度が多かったのですが、そこまででなく、たまに搾乳する程度でも、自分の手で母乳を搾るのは大変です。まだ搾乳機を買っていなかったときは、200mlを搾乳するのに、妻は20分くらいかかっていました。手もすごく疲れたと言っていました。
私の姉も母乳が出過ぎる時は手で搾乳していましたが、やはり大変だったと言います。姉は頻度が少ないので搾乳機を購入しませんでしたが、思い切って購入しておけばよかったと言っていました。
特に出産間もない母親は、体調が戻っていないことが多く、少しでも育児の負担を減らしたいところです。このような場合には、搾乳機を使うべきなのです。
母乳が出ないときに対応できる
特に出産直後は母乳の出る量もまちまちで、子供が欲しがる量が足りない時もあります。
子供は飲みたがっているのに、母乳が出ないときは本当に悲しくなります。
あらかじめ搾乳しておき、冷蔵庫で保管しておけば、子供が母乳を飲みたくなって泣いた時、電子レンジで母乳を温めて飲ませることができます。
我が家ではほとんどこのパターンで、3ヶ月間母乳を与え続けました。
体調が悪い時も搾乳できる
私の妻は出産後すぐに、風邪をひいてダウンしました。このような時に手で搾乳するのはとても大変だったはずです。
残念ながらそのころにはまだ搾乳機がなかったので、妻はフラフラの状態で必死で搾乳していました。しかしさすがにそれを続けるのは無理で、その時だけは私がミルクを作って、夜中にわが子に飲ませていました。
おそらくこの時に搾乳機があれば、妻も搾乳できたはずです。体調が悪い時には、搾乳機があると特に便利に感じるはずです。
出産直後は母親は体調が戻っておらず、季節が冬であれば風邪をひく可能性が高くなります。そのことも考えて、搾乳機の購入を考えておきましょう。
手動と電動
搾乳機には手動の物と電動の物があります。両方の特徴を理解して、自分に会った搾乳機を選びましょう。
手動搾乳機
メリット
- 電動の物と比べると、価格が安い
- 力の入れ方で吸引力を調整できるため、痛みを感じないように搾乳できる
デメリット
- 手で普通に絞ったほうが早い場合がある
- 意外と力がいるので手が痛くなることもある
- 音が意外にうるさい
電動搾乳機
メリット
- 手動の物よりも早く搾乳できる
- 手動とは比べられないくらい楽。当然力はまったくいらない。
デメリット
- 値段が高い
- 力が強すぎて痛みを感じるものもある
- 調整によって音を静かにすることはできるが、それでも少なからず音が出るので、深夜に使うと子供が起きる
わが家で購入した搾乳機
メリットデメリットを考慮した結果、わが家では電動式の物を購入することにしました。
楽さと搾乳のスピードが早いことが理由です。
購入した搾乳機はピジョンのさく乳器 母乳アシスト 電動 Pro Personalです。
さく乳器 母乳アシスト 電動 Pro Personal
搾乳スピードが早い
母乳の出方にもよりますが、妻は100mlを絞るのに数分で終えていました。
手で搾るのと雲泥の差です。忙しい育児で搾乳の時間短縮できることはありがたかったです。
音が比較的静か
昼間に搾乳した場合、音は周りの騒音に紛れて、まったく気になりません。
真夜中に搾乳すると、家の中に音が響きます。とはいえ真夜中では寝息ですら家の中に響くくらいですから、静かならば音が気になるのは仕方ないことです。
搾乳する音は、特に神経質なお子さんでない限り、すぐ近くで使っても問題ないでしょう。
強さと速さを調節できる
搾乳する強さや速さを細かく調整できます。
急ぐ時に強モードにすると、速く搾乳できますが、少し痛みが出るようです。そのあたりを細かく調整することで、状態に合わせた使い方ができます。
痛みを我慢して使わなくてもいいのはありがたいことです。
スマートホンアプリを利用すると便利で楽しい
スマートホンアプリを利用すると、さらに細かい搾乳条件が設定できます。
また搾乳した量の把握や、履歴を保存できます。自分の子供がどれだけの量を飲んだのか、把握できるのです。
授乳量が足りているのか足りていないのか判断できますし、子供の記録として後で見るのも楽しいようです。
わが家では出産直後の猛烈に忙しいときに購入したため、アプリをスマートホンにインストールして使うという程度のことですら、やる余裕がありませんでした。そのためこの機能はもったいないですが、使っていません。もし使ったとしたら、わが子の驚異的な授乳量がデータとして残るので、後から見て楽しかったのではないでしょうか。ちょっと心残りです。
いずれにしろ便利なアプリがありますから、それを生かせば楽しく使えるでしょう。
バッテリーで駆動
バッテリーで駆動させることもできますが、別売りです。わが家では普通にコンセントから電源を取っていました。家のいたるところにコンセントを付けておいたので、バッテリーがなくても平気でした。
寝ている子供が搾乳機の音で起きてしまう場合で、遠くで搾乳するにはコンセントがない条件であれば、バッテリーは必要です。
外出時に搾乳する必要がある場合も、バッテリーがあるとどこでも搾乳できます。
哺乳瓶
この搾乳機に付属している哺乳瓶は、【美乳実感】の物です。わが家ではもともとピジョンの美乳実感シリーズを使っていたので、それがこの搾乳機にそのままセットできるので、とても便利に使えました。
母乳アシスト 電動 Pro Personalを購入する場合、哺乳瓶はそれがセットして使える美乳実感シリーズを選ぶといいでしょう。
搾乳機は怖い?
機械で搾乳するのは痛そうで怖いと考える人もいます。
しかし最新の搾乳機は痛みを感じないで搾乳できるように工夫がされており、設定も細かくできます。うまく設定すれば、痛みなく搾乳ができます。妻は痛みを感じることなく搾乳していましたので、問題ないはずです。
まとめ
搾乳機を長く頻繁に使うことはあまりないかもしれません。そのためせっかく買っても使用頻度が少ないと思い、購入を躊躇う方もいるかもしれません。また手で搾乳できるのに、わざわざ機械を購入しなくてもいいと考える人もいます。
しかし母乳を哺乳瓶で与えるためには、搾乳が必要で、搾乳は時間がかかるし疲れます。電動の搾乳機を購入すれば、とても楽に搾乳できるのです。
私は育児で大変な妻に、少しでも楽をしてもらいたいため躊躇わずに搾乳機を購入しました。妻も喜んでくれました。使う期間が3ヶ月ほどでしたが、購入したことは間違っていなかったと思っています。搾乳が必要な方は、育児の大変さを少しでも減らすためにも、搾乳機の購入をお勧めします。
欲しいと思ったらすぐに購入する方がいいです。私は子供が生まれて2週間後には搾乳機を購入しました。夫婦共に出産直後は疲れ切っていましたから、搾乳機がなかったらもっと疲れ果てて、大変なことになっていたかもしれません。
今では販売店まで出向いて購入しなくても、インターネットで簡単に購入手続きができます。
私も大変な時期ではありましたが、時間を見つけて何がいいのか調べて検討し、母乳アシスト 電動 Pro Personalに決めました。
少々値段は高いかもしれませんが、快適に使うことを考えると、この機種を選んでおけば間違いありません。
ぜひ搾乳機を購入し、大変な育児を少しでも楽にしてください。