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施主検査(竣工検査)で必要なものとチェックポイント

施主検査とは、私たち施主が完成した家に問題がないかチェックすることを言います。一条工務店の営業さんと監督さんがの立会いのもと行われます。

事前に一条工務店側の人たちが徹底的にチェックをしているので、よほどのことがない限り問題はないはずです。施主検査で指摘しなくても、後から気づく問題があれば、その都度対応はしてくれるはずですので、人によってはそれほど真剣にチェックをされないこともあるようです。

とても大切な施主検査ですが、多くの方は初めて設備などの養生が取れた状態を見ることになるため、見学会になってしまうことが多いようです。家の不具合を見つけ出す貴重な場ですから、ポイントを間違えないようにして、的確にチェックをしたいものです。

なぜ施主検査をする必要があるのか

入居後に修正作業が入ると面倒

施工検査をする前に、一条工務店の営業さんと監督さんに話をしました。施工検査で問題を見つけることができず、入居後に問題を見つけた場合です。明らかに最初から問題があると考えられる施工があった場合は、一条工務店として入居後でも修正してくれるそうです。これは当然のことですね。

しかし施工検査で問題を見つけず、入居後に見つけた場合は面倒なことになる場合があります。

大掛かりな修正を要することがあった場合、場合によっては平日に家族の誰かが立ち合いをしなければなりません。共働き夫婦であれば、どちらかが会社を休んで立ち会う必要が出てきます。

また修正作業で修正以外のところに傷をつけるなどの問題が起きることもあります。入居前の施工検査で問題点を見つけ出し、入居までに修正してもらったほうが都合がいいのです。

入居前の状況を記録しておく

引渡し前には、ポイントを決めて写真を撮っておきたいです。その後に問題が起きた時、貴重な証拠となることがあるかもしれないからです。

もし致命的な欠陥があって、最初は何ともなかったものが時間とともに壊れた場合、構造的な問題だと考えることができます。最初から壊れていたのならばその部分だけ取り換えればいいですが、後から少しずつ壊れた場合は家のひずみが原因と考えられるため、大きな改修を要求する必要が出てきます。そんなことはまずありえないと思っていますが、それでも念のためにあらかじめ決めたポイントは、絶対に写真に撮っておくことを決めておきました。

施主検査のために

【重要】施主検査に臨む意識

検査といっても気持ち的には「完成して設備の養生が取れた状態の室内を見たい」という気持ちが大きくて、そのついでに目についたところだけ指摘する人が大多数ではないでしょうか? その場合、施工問題の見逃しが多くなると考えられます。

心理的にはチェックをするよりも見学する気持ちが強くなるのはよくわかります。施主検査当日に養生の取れた設備を初めて見ることになった人にとって、不具合チェックよりもそれを使ってみたいとか説明を受けてみたいなどと考えるのは当然のことです。

しかし施主検査は、見学の要素よりも「検査をするんだ」という気持ちを持って行うべきなのです。検査も傷などを中心に見て回るよりも、構造的な問題や寸法的な問題、そして品番間違いを中心に見て回ったほうがいいでしょう。

施主検査を終えての感想ですが、「悪いところをすべて見つけて、いい家にしてもらうために修正してもらおう」という強い気持ちを持つことはなかなか難しいことだと実感しました。やはりどうしても初めて見る設備などに目を奪われてしまうのです。これでは問題点を探そうとする気持ちを持つのは大変ですね。

しかし強い気持ちで、家の見学会でないことを意識しまょう。傷のチェックだけで終わらないことが重要です。

施主検査に持参するべきもの

私が施主検査を行って、持参すべきだと考えた物を挙げてみます。

デジタルカメラ

一眼レフカメラでなくてもかまいませんが、なるべく高解像度のカメラを用意したほうがいいでしょう。初期の状態を記録しておくことは重要です。問題が起きた時の真相解明に役立つはずです。

参考までに私の持参した機材を挙げておきます。

外周撮影は持っているカメラの中で、最高解像度の一眼レフカメラを使いました。重いので長い間使っていなかったキヤノンの EOS 5DmarkⅡ です。レンズは EF 70-200mm  L IS USM  を使用しました。望遠で二階の窓枠まで撮影したかったから、高倍率のズームレンズを持っていきました。

室内撮影はEOS 8000Dで撮影しました。広角の EFS 10-18mm 4.5-5.6 IS STM を使いました。

一眼レフカメラが必須とまでは言いませんが、少しでも解像度いいカメラを使ってください。入居前に亀裂があった場合、写真に残してあれば証拠になります。解像度が低いと、亀裂などはきれいに写っていない場合があります。

スリッパ

今まで家の確認に行った時には、必ずスリッパを貸してもらっています。そのため今回も貸してもらえると思い、持参しませんでした。しかし引渡し前の我が家にはスリッパは用意されていませんでした。硬い床面を歩き回るにはスリッパがあると足の負担も少なくていいです。持参することをお勧めします。

トイレットペーパー

これは重要です。トイレは使える状態になっており、使うことは問題ないです。しかしトイレットペーパーは付けられていません。私は大丈夫でしたが、妻と母は途中でトイレに行きたくなったようです。しかしトイレットペーパーがないので我慢していました。トイレットペーパーは絶対に持参しましょう。

飲み物

施主検査は2~3時間かかることもあると思います。機能の説明を受けて検査よりも見学に重きを置くようなことになったとしても、時間がかかります。飲み物は持って行ったほうがいいでしょう。

椅子

妊娠中の妻はずっと立っていることが大変です。しかし家にはまだ椅子も布団もありません。私は折り畳みで背もたれ付きの椅子を用意し、外の日陰に置いていつでもくつろげるようにしておきました。妊娠中の妻や高齢の両親などが同行する場合、座ることのできる用意をしておくとはとても大切です。

施主検査に必要ない物

慎重な性格の方は寸法を確認したり、垂直度を確認したりしたいでしょう。私もそのような性格なので、様々なものを用意しました。 しかし上記に挙げた物以外は、あまり必要ではありません。

下は施主検査のために準備したものを集めた画像です。

  1. チェックリスト(自作)
  2. 図面(コピー)
  3. 水平器
  4. 直尺
  5. 一眼レフカメラ(EOS 5DmarkⅡ EF 70-200mm  L IS USM 装着)
  6. 交換レンズ(EFS 10-18mm 4.5-5.6 IS STM)
  7. 一眼レフカメラ(EOS 8000D SIGMA30mm 1.4DC 装着)
  8. 下げ振り
  9. コンベックス
  10. フラッシュ
  11. 懐中電灯
  12. コンパクトデジタルカメラ

自作のチェックシートはほとんど使いませんでした。それ以外にも、持参したほとんどのものを使いませんでした。その理由はいくつかあります。営業さんや監督さんが持参しているため、それを借りることができるためです。コンベックスなどの測定具は必ず用意されていると思いますので、借りられるのであれば施主側が用意しなくてもいいでしょう。

チェックシートとカメラを持っていると、図面まで持ち歩くのは大変です。監督さんが図面をもって同行してくれると思いますから、品番や寸法の確認をしたいときは監督さんに聞けばいいでしょう。私は念のためコピーを持参しましたが、自分のものはまったく使いませんでした。

その他のものも、まったく使う必要性がなかったです。明るさに問題ないから懐中電灯もカメラのフラッシュも必要なかったですし、コンパクトデジタルカメラを使う機会もありませんでした。水平器や振り下げ、直尺なども、それを使うほどの精度不良があるとは思えないため、使いませんでした。役に立たないものばかりを持って行ったことになりますね。

施主検査を確実に行うために

自作チェックシートの作成

施主検査のチェックは妥協せずに行いたかったので、本格的なチェックシートを作りました。インターネットで調べてみると、施主検査のためのチェックシートなども紹介されています。それを参考にしようと考えましたが、ちょっとチェック項目が足りないです。自分で自作することにしました。

チェックリストを作ると言っても、本気で作ったら大変な数のチェックポイントが出てきます。チェック項目は3,455になりました。外周検査で642項目、一階室内で1,421項目、二階室内で1,092項目です。膨大な時間をかけてチェックリストを作りました。

自作チェックシートの使用

私たちは施主検査の約束時間1時間前に現場に到着しました。しかしまだ鍵を渡されていないので中に入ることができません。妻と母を持参した椅子に座らせ、私は自作したチェックシートを使って、一人で家の外周のチェックしてみました。

私が作った外周のチェックポイントは642項目。これを一つ一つ確認する予定でした。玄関ドアから始めました。ドアの外観から始めて、ハンドルの色、各パーツの傷や取り付け状態、ガラスの割れや汚れ、気泡の有無やゴミの混入などです。これらの項目を一つ一つチェックシートに○×でチェックしていきました。

しかし、玄関ドア、玄関ドア面外壁、玄関ポーチタイル、玄関天井、シューズクローク外壁と続けていくと、一項目チェックするたびにチェックシートに○×を記入するのがとても煩わしく思えるようになってきました。

どのチェック物も項目の基本は同じです。品番を確認し、外観の状態を確認し、機能の状態を確認し、取り付けの状態を確認します。外壁でも窓でも電気製品でも設備でも、基本は同じ流れになります。慣れてくるとチェックシートを見て項目を確認しなくても、自然に漏れなくチェックができるようになっていきます。チェックシートに目をやって項目を探すことと、一項目ずつ判定を記入することの手間はとても面倒に思えます。

外周のチェックを終わって少したったところで、営業さんと監督さんが到着しました。そのままドアの鍵を開けてもらい、内部のチェックを始めました。

玄関とシューズクローク内部のチェックをしたときに、もうチェックシートを見なくてもチェックできる自信がありました。苦労して作ったチェックシートですが、使うには無駄な時間がかかりすぎます。ここで私はチェックシートを見ながらチェックすることをやめることにしました。

以上のような経緯で、力作の自作チェックシートはほとんど使いませんでした。しかし作ったことは無駄ではありません。チェックシート作成のため、各設備のどこを見るか調べました。それを覚えているために的確にスムーズなチェックができたのです。

チェックシートはあまり気合の入ったものを作っても、使わないことがあります。検査の基本をあらかじめ調べておくことができたら、チェックシートなしで検査するほうがいいと思います。基本は先ほど書いたように「品番」「外観」「機能」「取り付け」です。これらを確認すれば、ほとんどの場合、漏れなくチェックできると思います。

施主検査のポイント

とても大切な施主検査ですが、多くの方は初めて設備などの養生が取れた状態を見ることになるため、見学会になってしまうことが多いようです。家の不具合を見つけ出す貴重な場ですから、ポイントを間違えないようにして、的確にチェックをしたいものです。

しかし何を見ていいのかわからない方もいるかもしれません。そこで私が施主検査を行った時の、重要と思われるポイントをまとめてみました。素人の私が考えたことですから、紹介したこと以外にもっと大切なこともあるかもしれません。それでももしかしたら参考になるかもしれませんので、ぜひ読み進めていただけたら嬉しいです。

外部の窓枠の写真を撮る

無理な力が壁にかかり続けた場合、負担が現れる部分は窓枠です。壁をくり抜いて窓を付けているわけですから、窓の部分だけ強度は落ちます。壁に両側から力がかかった場合、窓枠が歪みます。問題なく壁を組み立てれば壁に力がかかることはないですが、それでも組み立て方がよくなければ、特定の壁に両側から圧縮するような力がかかることは考えられます。その場合、時間が経ってから窓枠が割れるなどの問題が起きると考えています。

そのような問題がある場合、先に窓枠が割れたのか、それともあとから窓枠が割れたのかは、大きなポイントとなります。先に割れていれば施工検査で指摘し、すぐに交換してもらうことになります。しかし多くの場合、施工検査では二階の窓枠のひび割れなどは誰も見つけ出せない思います。目立つほど割れていなければ、気づかないまま生活することになるでしょう。入居後時間が経ってから窓枠の割れに気づいたとき、先から割れていたのか後から割れたのかわからないと、正しい対応をしてもらえないかもしれません。強い力で壁が少しずつ歪んでいるのに、簡単に窓枠だけを交換して終わってしまうかもしれません。壁が歪んで窓枠が割れたのなら、構造の問題ですから壁の組み立ての不具合です。それなりの大掛かりな対応をしてもらう必要があるはずです。

以上のことから、私はすべての窓枠に対し、高解像度の写真を撮っておきました。

二階の窓は四隅を、一眼レフ+望遠レンズで高解像度の写真を撮っておきました。

図面通りのものが取り付けられているか

タイルからドア、電化製品に設備まで、図面通りのものが取り付けられているか確認したいところです。間違っている場合、施工検査で気づかなくても後で気づけば交換は当然してくれます。しかし入居してから交換工事が入るのは煩わしいですよね。それを避けるためにも、図面通りのものが取り付けられているか確認したいところです。しかしこれを行うと、大変な時間と労力がかかります。図面を持って品番確認をするわけです。一条工務店専用品番で一条工務店の方たちに確認しないと品番が合っているかどうかわからないことも多いです。品番確認は、施工検査では最低限のところを確認するだけにしたほうがいいでしょう。

私はオプションで取り付けたインターホンや水栓などを確認しました。間違いはないと思いますが、せっかく高いお金を払ってわざわざ付けたオプションなのに、万が一指定したものと違っていたらたまりません。すべての品番確認は大変ですから、こだわったオプションだけを確認するくらいに留めるほうがいいと思っています。

取り付け状態に問題はないか

設備だけでなくリモコンやコンセントに至るまで、すべての取り付け物の取り付け状態を確認しましょう。取り付け強度だけではなく、曲がって取り付けられていないかも確認しましょう。壁に取り付けたものが浮いていないかも確認しましょう。これらの確認は簡単にできると思います。

ネジが見えている場所は、しっかり締められているか確認しましょう。締め付けが足りないことや斜め締めされていることがあるかもしれません。

排水管などの取り付け場所にも注意しましょう。キッチンや洗面所の排水管や、水栓の配管、ヘッダーボックス内部の配管などもチェックしましょう。大変だと思うかもしれませんが、目視と主観で確認するだけで充分です。すべて確認しても、思ったよりも時間はかからないです。

作動状態に問題はないか

すべての電化製品のすべてのパターンの作動を確認するのは大変です。おそらくそれをしたら家全体では1時間くらいかかるでしょう。そこまでするのも大変なので、気になる設備だけでも確認しておきましょう。

ドアの作動状態も確認しましょう。ドアが重いことがあります。私の家ではパノラマウインドウがとても重かったです。調べてもらうと窓がレールから外れていました。すべてのドア、窓は開け閉めして確認しておいたほうがいいでしょう。

歪み、曲がりなどはないか

ドアの歪み、曲がりを確認します。ドアがしっかり閉まるかも確認しましょう。我が家ではドアを閉めた時に隙間が開く問題はいくつかありましたが、監督さんがあっという間に直してくれました。簡単な調整で直らないものは、家か窓(ドア)の精度的な問題もあることが予想されて少し不安です。そのような場合は扉の歪や枠の歪みがあるかもしれないからです。そんなことがあるかもしれないと思い、私は確認するための道具をいくつか持参しました。しかし家の歪みがあると思える場所がなかったため、使いませんでした。使わないかもしれませんが、念のため家の精度を確認する水平器などは用意したほうがいいと思います。

ドアが歪んでいることは時々あるようですが、家自体が歪んでいることはまずないと思います。しかし人の作るものですから、ミスをする可能性はゼロになりません。絶対大丈夫と言い切れないので、疑ってかかるくらいがいいと思っています。

家の精度は窓やドアの状態を見て判断するしかないと思っています。ドアや窓に違和感を覚えたら、説明を求めたほうがいいでしょう。

その他施主検査で気を付けたいこと

天井の確認

天井の確認は忘れやすいです。照明の位置、ナノイーの位置、ロスガード給気口の位置などは、さらっと目を通すだけでもいいので確認しましょう。取り付け状態も一緒に確認したほうがいいでしょう。浮いて取り付けられているかもしれません。

床鳴りの確認

設備やドアの開閉ばかり気を取られていると、床鳴りをチェックし忘れることがあります。すべての部屋で隅々まで歩いてみましょう。途中床鳴りの確認をしていないことに気づいたら、今までチェックした部屋をすべてチェックしに戻ったほうがいいです。床鳴りの確認は忘れないようにしたいものです。

窓の中のゴミ混入やガラスの中の気泡

窓のガラスはチェックしなくてもいいと思っていませんか。複合ガラスであれば、内部に空洞があります。そこにゴミが混入することだってあり得ます。また、ガラスの生産工程では気泡の混入する可能性はあります。できる限りガラスの状態は確認したほうがいいですが、不具合のある可能性はかなり低いです。急ぐ場合は省いてもいいのかもしれません。

暑い季節や寒い季節の施主検査

水も電気も使えます。そのためエアコンは付けてもらえますから、施主検査中に暑さや寒さを気にする必要はありません。ロスガードも稼働しています。快適状態で検査を行うことできます。

エアコンを稼働されたとき、今までの家よりもすぐに温度が適温になることを実感できるいい機会だと思います。まだ電力契約していないので、使った電気は一条工務店さんが支払ってくれるようです。水道料金も同様です。

施主検査まとめ

施工検査はかなり真剣に取り組まないと、チェック漏れが出るものです。集中力も2時間続かないこともあるかもしれません。適度に休憩を取りながら頑張ってチェックを続けましょう。傷だけを探し続けるのでは、大切な機能や強度の問題を見落としてしまうことになります。施工検査は決して見学会ではないと考えながら、行動することをお勧めします。

この記事では至る所に「歪み」という言葉が出てきます。一条工務店i-smartの家を建てると決めた時に、最も気になったのが「我が家が歪んだ家にならないか」ということでした。しかし幸運にもいい大工さんに家を作ってもらい、精度の心配は現在ではほぼなくなったと言えます。ドアも窓も何も問題なく作動しますし、窓枠の割れも浮きも歪もありません。大工さんや各種の業者さんたちが、一生懸命に家を作ってくれたおかげです。また監督さんもしっかり管理してくれたことと思っています。皆さんに感謝です!!

※引き渡し日の様子について記事を書いています。興味のある方は是非ご覧ください。

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